家をリフォーム・解体するときや引越しのタイミングで浴槽が不用品になることがある。浴槽はどうやって捨てるのか、捨てるとしたらどれくらいお金がかかるのかと考えてしまいがちだが、そこは少し立ち止まってほしい。
浴槽は買取可能の住宅設備であり、状態によっては高値がつくこともある。今回は中古浴槽の買取相場や査定情報について紹介する。粗大ごみだと思っていたものがお金に代わるかもしれないので、ぜひチェックしてほしい。
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どんな浴槽が買取可能か
ここでは買取してもらえる中古浴槽の特徴について紹介していく。
製造から5年以内の浴槽
住宅設備の買取は基本的に製造から5年以内の製品が対象といわれている。買取業者に依頼するならまずは製造年月日を確認してみよう。業者によっては浴槽の状態を考慮して製造から5年以上経過した浴槽も買い取ってくれるところもあるため、状態の良い浴槽なら買取業者に相談してみるのも良いだろう。
普通の浴槽からジェットバス内蔵タイプまで買取可能
買い取ってもらえる浴槽の種類は幅広い。樹脂浴槽であるポリバスやホーロー、ステンレスだけでなくヒノキなどの木で作られた浴槽も買取可能だ。ほかにも、風呂釜と一体型の浴槽やジェットバスが内蔵されている浴槽も買取を依頼できる。
付属品がなくても買取はできる
例えば、買ったときに浴槽に付いていた付属品や保証書、取扱説明書を紛失している場合もあるだろう。そうした付属品をなくしていると買取依頼を躊躇するかもしれない。査定金額は下がる可能性があるが買取自体は可能なので、一度買取業者に聞いてみることをおすすめする。
傷やへこみがあっても買取はできる
多少の破損であれば買取は可能だ。ただし買取金額はどうしても下がってしまうため、そこは肝に銘じておいたほうが良い。大きな傷があって買い取ってもらえるか不安なら、事前にそのことを業者に伝えてみよう。
問題の箇所を写真に撮り、それをメールで送信して買取可能かどうかを確認してもらう方法ある。傷があるから無理だろうと最初から諦めるよりも、写真一枚で判断してもらえるのでまずは聞いてみることをおすすめする。
中古浴槽の買取相場
浴槽の相場は幅が広く、5,000円のものもあれば60,000円するものなどさまざまだ。たとえば、フリマアプリやヤフオクを見てみると、浴槽のみのユニットバスが5,500円、エプロン付き浴槽だと29,300円などがある。なかには未使用のユニットバスで39,800円という値段がついているものもある。
買取業者に見積もりを依頼するのもアリ
もし買取業者に浴槽の買取を依頼したいと思っているならまずは見積もりを出してもらうことが大切だ。買取業者の場合、相場だけでなく浴槽の状態や需要と供給も考慮して買取価格を判断するため、予想していたよりも高値がつくこともある。人気のあるメーカーの浴槽やデザイン性に富んだタイプなら高額の買取も期待できる。
査定のポイントも重要
さまざまなサイトで買取相場を調べ大体の金額が分かったとしても、必ずしもその金額で買い取ってもらえるとは限らない。というのも、浴槽の状態やメーカーによっても鑑定の金額が変わってくるからだ。同じメーカー・型番・製造年月日の浴槽でも、状態の良いものとそうでないものとでは、同じ値段で買い取ってもらうのは難しい。
中古浴槽の査定のポイント
この項目では、浴槽を査定してもらうときに金額が上がりやすいポイントを紹介する。これを知っていれば、鑑定を依頼するときに役に立つはずだ。
浴槽の製造年月日や型番が分かる
買取業者が査定をするときは基本的な情報としてメーカー名や製造年、型番を確認する。これらを元に買取価格を管理しているため、浴槽の基本情報が分かると正確な査定ができるのだ。その結果、高額買取に繋がることも少なくない。
付属品がそろっている
浴槽に付いていた付属品や取り扱い説明書が保証書あると買取金額も高くなりやすい。元箱も取っているなら1セットにして査定に出すと高値がつきやすい。付属品はどこかにとってあったはず…という人は、面倒だと思わず探してみることをおすすめする。
きれいに掃除がしてある
全く手入れがされていない汚れた状態の浴槽よりも、きれいに掃除がしてある浴槽のほうが査定金額も上がる。業者によってはパッと見の印象で買取金額が変動すると言っているくらい重要なポイントだ。汚れている浴槽は売りに出すためにきれいに掃除するという手間がかかるため、その分の手間賃が買取金額から差し引かれると考えると分かりやすいだろう。
人気のあるメーカー品である
メーカー品であるだけでも買取価格に変動がでてくる。たとえば、TOTOやLIXIL、タカラスタンダードといった、誰もが一度は聞いたことがあるメーカー品は人気があり、需要が高くなるので買取価格にも影響してくる。
状態が良い
中古の浴槽でも状態が良ければそれだけ買取金額も上がる。一方、傷やへこみが目立つ浴槽は修復・修繕の手間がかかるため、その分買取金額が低くなる。日ごろから丁寧に浴槽を使っておくことが重要ともいえそうだ。
未使用である
何かの抽選で浴槽が当選したり、未使用の浴槽を貰ったけれど使い道がないという人もいるだろう。未開封のまま買取業者へ鑑定に出すと高値で買い取ってもらえることが多い。逆に使っていなくても開封してしまうと値が下がってしまうので、使わないものはそのままの状態にしておこう。
ほかの不用品と合わせて買い取ってもらう
家の中には意外と使っていないものが残っているものだ。買取業者の場合は浴槽だけに限らずオーディオ関連機器や家電、パソコン、ベビー用品などさまざまなものの買取をおこなっている。
浴槽と一緒にいらなくなった不用品を一緒に買い取ってもらうと買取金額を高めにしてくれることもあるので、この機会に家の中の物を整理しよう。部屋がすっきりとしてお金も入ってくるなら一石二鳥だ。
買取は業者とフリマアプリの比較
最近ではフリマアプリであるメルカリやヤフオク、ネットオークションなどでの個人売買が定着しており、上記で紹介した通り高額な値段がついている浴槽もある。そのため、メルカリやヤフオクといった個人売買のほうに高い落札価格が付いているなら利用する価値はあるだろう。発送作業は自分でおこなわなくてはいけないため、時間に余裕がある人なら対応できる可能性は十分にある。
買取業者に頼むメリットとしては、早い段階で現金化できることにあるだろう。浴槽の発送に関しても料金負担0円で、梱包も不要という買取業者がある。電話一本で出張買取をしているところもあり、面倒な作業をすべておこなってくれるのは嬉しいポイントだといえるのではないだろうか。
また、個人売買で起こりがちなクレーム対応をせずに済むのも買取業者のメリットだといえる。業者に売ってしまえばそこで終わりなので、その後の対応は何一つ発生しない。トラブルに巻き込まれたくないと考えているなら業者に頼むのも一つの手だろう。
買取業者でもフリマアプリやネットオークションでも、それぞれメリットが存在する。自分の今の状況を考え、どちらを利用するかを選ぶと良いだろう。
時間の余裕があり、自分の考えている値段で売りたいと思っているならメルカリやヤフオク、オークションを利用しよう。忙しい人やすぐに現金が必要な人、手間を省きたい人は買取業者を利用するのがおすすめだ。
買取業者を選ぶポイント
買取業者を利用するメリットは理解していただけたと思うがどのように選べば良いのかわからないという方もいるのではないだろうか。そこでここからは買取業者を選ぶ際に確認してほしいポイントを紹介する。
無料見積もりをしているか
売り手にとって一番気になるのは買取の値段だろう。高値を期待して買取を依頼したのに、思ったような値が付かなかったとなったら気分が落ち込んでしまうかもしれない。
買取業者に依頼するなら、無料で見積もりをしてくれるところに頼もう。浴槽の製造年月日や型番、状態などをメールなどで送るだけですぐに見積金額を出してくれる。
引き取り料金を確認
見積もり金額に納得できたら、次に必ず確認してほしいのが引き取り時の料金だ。配送料や手数料などが別途いくらかかるかをしっかり確認しよう。業者によっては指定した日時に宅配業者が家に来て、浴槽の梱包から引き取りまで一括で引き受けてくれるところもある。宅配送料も業者が負担するところを選べば、金銭的にも労力的にも負担はない。
買取希望品目で引き取り方法を使い分ける
もし浴槽以外に買い取ってほしいものがたくさんあるなら、出張買取をしている業者を選ぶと良いだろう。買取の流れは、担当者が家にやってきて査定をおこない、その場で金額を提示する。
その場で現金で清算する業者もあれば、後日振り込みで清算する業者もいるようだ。その際は振込手数料も負担してくれる買取業者を選ぼう。なかには現金払いと振込と両方に対応してくれる業者もいるので、自分の都合の良いほうを選べばいい。
一つ注意しておきたいのは、業者によっては買取の際にその場に立ち会った人の身分証明書の提示を求めるところがある。事前に確認しておき、身分証明書をお願いされたらすぐに出せるように用意しておこう。
まとめ
買取業者のなかには店舗を構えているところが多く、持ち込み可能な業者も少なくない。持ち込みと回収・出張での買取では金額は変わるのかといえば、そんな心配はまったく不要だ。
ただし店舗に直接持ち込んでも買取金額の折り合いがつかず、結果的に時間の無駄になることもあるだろう。そういった状況を避けるため、まずはメールなどで買取が可能か、その場合は金額がいくらになるかを確認しよう。
人によっては無料でも良いから引き取ってほしいということもある。しかし、物によってはたとえ買取金額が発生しないとしても引き取れない商品がある。そのためまずは事前に連絡をし、引き取り可能な商品なのかを確認してスムーズに取引ができるようにしてほしい。