中古車を売る場合、頭にまず入れておきたいのが、車の査定は車種と年式でほとんどの買取金額が決まり、基本的に年式が新しいものは高く、古いものは値段が下がって取引されることである。
今回は中古車の年式がどのように買取価格に影響するかについて、みていきたいとお思う。年式についての知識を持つことで、高価買取につなげてみてほしい。
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基本的に年式がどのように影響するのか
意外と忘れがちだが、まず車の年式とは、初年度登録日(年)のことであり、製造年ではない。車を買取に出す際、重要なポイントとなるので混合しないようにしよう。これは車検証を見ることで確認ができる。車検証には日にちが書いてあるので一目瞭然で正確に確認ができるだろう。
また、ここも謝って覚えている人が多い点なのだが、車買取において、年式が古くなり買取価格に影響が出てしまうという日にちは1月1日である。例えば、平成26年9月の登録日であっても、平成27年1月1日以降は1年年式が古くなってしまう。つまり、毎年月1日に1年づつ価値が下がっていくのだ。このことは必ず把握した上で査定に出すようにしよう。
車業界は日進月歩であり、高年式の車の方が良い性能とみなされ、故障等のトラブルも少なく、中古車を買う側も買い手が付きやすいと判断されることも多い。そのため高値の取引が期待できることもある。
逆に低年式の場合は、やはりコンデションの劣化は否めず、場合によっては修理代がかかってしまうこともある。そのため、買い取る側もそのことを考慮した上で値段をつける必要があり、どうしても減額に繋がってしまうのである。
具体的にどのように月日が経つにつれて価値が下がっていくかというと、いくら減額するという金額ではなく、パーセンテージ(率)で下がっていく。つまり、査定の際の減額方法は、円単位で下がるのではなく、10%、20%といった計算で減額されていくのだ。そのため残念ではあるが、高級な車であるほど減額される金額は高くなり、金額が一気に下がってしまうのだ。
高級車であればあるほど金額が大きくなるので、年式を特に意識するようにして欲しい。しかし、ここでは例外もある。希少価値の高い高級車などは、ある一定の金額以下にはならないのだ。しかし、いずれにせよ早ければ早いほど高額査定が見込め、減額の可能性は低くなる。売ろうと判断ができたら、年式が1年古くなる前になるべく早く買取業者に査定を申し込もう。
新車の販売状況も影響
年式だけでなく、売る時期も非常に重要である。その時期とは、新車販売の状況によっても査定額に影響が出るので、新車販売の時期であるかどうかである。例えば、新型車が発表されると、旧型から新型に乗り換えようと考える人が増え、売りに出す人が普段よりもかなり多くってしまうだろう。
そのため、その時自分が売るのと同じ旧型が中古市場にて売りに出される数が増えている時期になってしまうのだ。つまり、その分売りに出したい旧型の価値が下がり、安い価格で取引されてしまう可能性が高くなる。しかし、反対に新型発表前に売りに出せば、新型車による減額の影響が少なく、値段も下がらずに取引できるだろう。
日本車は東南アジア諸国やロシアで需要がある
例えば10年以上など、古い年式の車は買取が見込めないだろうと思っている人も多いかもしれない。しかし、最近では、低年式の車であっても買い取ってくれる業者が増えてきている。その古い年式でも買い取る業者とは、海外に販路を持っている業者である。理由は、日本製品は状態が良く、高性能なため、海外で人気が高いためだ。
特に東南アジアやロシアなどの諸外国では古い年式の中古であっても、使える価値のある車として取引されるケースが増えてきている。そのため、年式が古いものは、海外に販路を持つ業者を選んで売りに出したほうが高額査定の可能性が上がるといえるだろう。
最近は、ホームページ上でわかりやすく海外販路を持っていることを謳う業者も増加している。業者選びの際、会社情報を確認し、活用するとよいだろう。ちなみに、近年中古車の海外輸出で人気が高い国はミャンマーである。
ネットで無料査定してみよう
近年はネットでも無料査定ができる。特に年式や走行距離がわかればネットの無料査定を利用することもでき、すぐに買取額の比較ができる。昨今、車専門の買取業者も増えてきたので、一括比較見積もりサイトも充実している。気になったら、まずネットで調べてみるだけでもおおよその目安額を把握できる。
ネットの場合、早いところは数分で査定額が割り出される。また、低年式でも買い取る業者が最近増えてきたのであきらめる必要はないが、一般的には高年式の方が高額で取引可能である。もし、売ることを検討中ならば早めに行動を起こしておいた方が、減額になりにくい取引を選びやすいと言えるだろう。
また、ネットオークションを利用して個人で取引する場合もあるが、トラブルを避けるためにも代行業者を利用しておいた方が無難と言えるかもしれない。個人でネットオークションを利用して取引をしてしまうと、売却が確定した後に修理代を請求されたり、場合によっては金額の返却を要請されることもある。
また、売却時に送料等がかさみやすいのも懸念点だ。もし、それでも個人でネットオークションをする際は、その場合も、自身で年式・走行距離に合わせて相場を把握し、トラブルへの応じ方も十分考え調べた上で試してみるとよいと言えるだろう。
年式が古い車を買取査定するなら
一般的に中古車を売るのであれば、人気の買取業者に売りに出すのが無難である。例を挙げると、ガリバー、アップル、カーチス、カーセブン、ラビットが挙げられる。
しかし、古い車で買い取ってもらえる自信がないという車を買取査定に出すのであれば上記に述べたネット査定は勿論だが、オススメの大手業者はアップルである。アップルは海外輸出を行っていて豊富な売り手先を持っており、安心できる大手の企業である。
また、大手ではなく、地元の買取店も実は狙い目である。特に日本海側の港町にある買取店は東南アジア向けに輸出を行っていることが多く、高く買い取る可能性があるだろう。
最後に、特に年式が9年、10年またはそれ以上と古い車を持っている人は、自分の車に価値がないと勘違いし下取りに出す人がいるだろう。査定をせずに下取りに出してしまうことは買取業者にとっては好都合で非常に買取業者に売る側としては勿体無いといえる。
どんなに古くても、一度無料一括査定サイトを利用してみよう。買取査定と、下取り査定、両方を比較して是非少しでも高く買い取られるようにして欲しい。