付き合って、あるいは結婚して新しい生活を始める。人生でこんなにウキウキすることもないことだろう。
一緒に新居に越すケースもあるだろうが、一人暮らしをしていたパートナーの家に移り住むケースもあるだろう。結婚していても、していなくても、同居が始まれば何をするにも一緒だ。寝るのも一緒、テレビを見るのも一緒、お出かけするのにも一緒・・・そして、ご飯を食べるのも一緒。
一見、楽しく感じるであろうパートナーとのご飯。しかし、とりわけパートナーの家に移り住む場合には、ここにトラブルの種が潜んでいることがある。
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疑わしい食器
ご飯を作れば、当然食器に盛る。もしお鍋のまま食べているのなら、早急に食器に盛って食べる生活に改めよう。
食器は、人が口をつけるものであり、いってみれば身の回りにある物の中でも、デリケートな部類に入る。もし、それが元カノまたは元カレが使っていた食器であれば、パートナーからしてみれば使いたくないと感じるのが自然な感覚だろう。
そのため、もし元カノまたは元カレが使っていた食器があるようであれば、いらぬトラブルを避けるためにも、早急に、できれば新しいパートナーと新生活を始める前に、すべて処分しておくのが賢明だ。
「お気に入りの食器だから処分したくない」「高級な食器だからもったいない」あるいは「思い出の宿った食器を捨てたくない」と後ろ髪を引かれる思いの人もいるかもしれないが、それは新しいパートナーとの間に亀裂を入れるリスクになることを、しっかり意識しておこう。
処分する前に注意すべきこと
なお、元カノまたは元カレが使っていた食器を処分する場合、一点注意すべき点がある。それは、その食器を処分することによって問題にならないかどうかだ。
もし、処分しようと思っている食器が元カノまたは元カレが購入したものであれば、厳密なことを言えば、その所有権は元カノまたは元カレにあると考えるが一般的だ。つまり、いくら別れたとはいえ、人の食器を勝手に処分すれば、問題にならないとは言い切れないのだ。特に、高級な食器に関しては注意しておこう。
そのため、食器の処分は別れたタイミングで、双方合意のうえで行うのが最も望ましいだろう。とは言っても、現実的にはそうもいかないことが多いと思う。もし、元カノまたは元カレの所有物だからと処分に困っているようなら、気が進まないかもしれないが、処分してもよいか確認しておくのが無難だろう。
処分の方法
食器を処分するには、いくつか方法がある。
まずは「売る」こと。お金が手に入るし、リサイクルにもなるし、最もおすすめできる方法だ。最近流行りの「フリマアプリ」を使って個人で売ることもできるが、個人で食器を売却する場合、買い手の手元に届くまでに割れてしまうなどのリスクが大きく、敬遠する人も少なくない。そのため、食器類に関しては、買取業者を利用するのがおすすめだ。
その他の処分方法としては、誰かに譲ったり、捨てたりするのが考えられる。しかし、これではもったいないので、はじめにいくつかの業者に買取を打診してみて、結果的に買い取ってもらえなかったものだけを誰かに譲るなり、捨てるなりするのがおすすめだ。 なお、食器を捨てる場合には、素材に応じた捨て方というのが決まっていることがほとんどだ。必ず自治体が制定しているごみの出し方を守るようにしよう。
使用済みの食器だと買い取ってもらえないことも
食器の買取を行っている業者と聞くと、大手の「ブックオフ」が思いつく。「ほんーをうーるなーら、ブックーオフー」というキャッチコピーが印象に強いブックオフだが(特定の年齢層だけだろうか?)、以外にもその買取対象の幅は広い。本やDVDなどの他にも、あらゆる民生品も取り扱っており、食器類の買取も行っているのは、意外と知られていないかもしれない。
ブックオフでは、一般的な洋食器や和食器、ガラス食器に漆器とほとんど買取対象となっており、もちろんウェッジウッドやロイヤルコペンハーゲン、マイセンにリヤドロなどの高級ブランド食器にも対応している。
それなら早速売りに行こう・・と思う前に、要注意。ブックオフを含め(2018年3月時点)、食器が使用済みである場合には買取不可となる業者は少なくないのだ。そのため、元カレまたは元カノが使っていた食器を買い取ってもらうためには、必然的に使用済みでも買い取ってもらえるところに依頼することになる。その場合、ノンブランドの食器よりも、ブランド食器がより買い取ってもらいやすい傾向にあることに留意しよう。
以下では、基本的にブランド食器を中心に、使用済みの食器であっても買い取ってくれる業者を簡単に紹介しよう。
おすすめの買取業者
日晃堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
食器の買取に強い専門業者といったら、まず「日晃堂」が挙げられるだろう。日晃堂は、洋食器・和食器の買取に対応しており、現代的なハイブランドの食器やアンティークの食器の買取にも定評がある。
新品はもちろん、使用済みの食器も買取対象だ。使用済みと一言でいっても、その程度は様々であり、場合によっては欠けていたり、染みが残っていたり、擦れていたりすることもあるだろう。しかし、日晃堂では、そのような割と使用感が残る食器でも、積極的に買い取ってくれると評判だ。
日晃堂の場合、買取方法も申し分ない。基本的には、宅配買取か出張買取を選ぶことになるが、いずれも売り手の負担が大きくないのだ。
宅配買取なら、自分で梱包資材を用意する必要がない「宅配キット」を送ってきてくれる。同梱の着払送り状には、送り先に日晃堂の所在地があらかじめ記載されているので、手間は最小限だ。梱包が済んだら、あとはゆうパックの集荷を申し込んで、配達員に手渡すだけでOK。食器1点でも査定してくれるのも、他にはあまりない優良サービスだろう。
なお、ほとんどの買取業者と同様、査定額に納得がいなかないなどの理由によりキャンセルする場合は、返送料が発生するので気を付けよう。
また、売りたい食器が多い、割れ物なため梱包に気を遣うなど、配送するにも懸念が残るのなら、出張買取がおすすめだ。日晃堂では、物にもよってくるが、食器1点でも出張買取してくれることもある。
そして、出張買取の場合、査定額に納得がいったらすぐに現金で買い取ってくれるメリットもある。出張料や査定料、キャンセル料などは発生せず、梱包もしてくれるので、助かることこの上ない。プライバシーにも気を使ってくれて、玄関先で査定を済ませてくれるという気配りも完璧だ。
一般的に、食器に限ったことではないが、出張範囲には地域的な制限がある。東京の業者であれば関東圏、大阪の業者であれば近畿圏のみ、といった具合だ。しかし、日晃堂の出張買取はカバー範囲が広い。なんと、基本的には全国に赴いてくれて、もちろん無料だ(離島の場合は要問合せ)。
その他、箱や付属品がなくても買取OK、例えそれが使用済みであっても買取OK。そして、地味に嬉しいフリーダイヤルに、充実したウェブサイト。
食器の買取を検討するなら、まずは日晃堂に査定してもらうか、次の「福ちゃん」に依頼してみるのはいかがだろうか。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
次に挙げるおすすめの食器買取業者は「福ちゃん」だ。福ちゃんと日晃堂、どちらが良いとは一概に言えず、甲乙つけがたい。というのも、サービスの充実度が同等で、両者ともに買取実績も申し分ないからだ。
宅配買取では宅配キットを送ってきてくれて、キャンセルなどでは返送料が発生する場合も同じだ。出張買取も基本的に無料で全国対応してくれて、売りたい物が1つからでもOKとのことだ(とはいっても、問い合わせ時に伝えておこう)。
ただ、福ちゃんの場合は、店頭買取も可能という安心感がある。福ちゃんは実地の店舗を持っており、東京に1店、大阪に3店、路面店を構えている。出張で買い取りに来てもらうのと、自分から店舗に出向いて査定してもらうのとでは、気持ちの面で違いがあるだろう。
とりわけ、売るかどうか査定額によって判断したい・・というどっちつかずの場合には、自分から店舗に持ち込んでいる方が「断りやすい」と感じるかもしれない(もちろん、出張買取でも査定後にキャンセルすることはできるが、来てもらってキャンセルするのは気が引けると感じる善良な人も多いのだ)。
また、路面店でも同様に専門の査定員が対応してくれて、すぐに査定額を提示してくれる。その場で現金で買い取ってくれるので、出張を待たずに、すぐにお金を工面したいような場合には、あるいは売ろうと思い立ったが吉日と考える人には、店頭買取の利用をおすすめしたい。なお、その際にも、身分証明書として運転免許証や健康保険証、パスポートなどを持っていくのを忘れないようにしよう。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品を中心に、全国で買取を行っている「なんぼや」でも、食器を取り扱っている。ご存知、関根勤さんがイメージキャラクターを務め、業者の規模も小さくなく、利用者も多い。全国に店舗を構えているので、気軽に持ち込んで査定をお願いすることができ、それに伴う安心感は前述の通りだ。
なんぼやは、上記「日晃堂」「福ちゃん」に比べて、食器に関しては配送買取を行っていないようだが、利便性の高い無料の出張買取を利用できる。出張買取では査定に満足いかずにキャンセルしても料金はかからず、その他、玄関での査定もOK、出張にやってくる車に店名のロゴはなしと、プライバシーへの配慮も見て取れる。
また、会社規模の大きさからか、なんぼや(の運営元)はテクノロジーを存分に活かし、便利なサービスを提供してくれている。LINEでの査定も便利ではあるが、とりわけ専用アプリ「miney(マイニー)」をリリースしているのは、買取業者としては先進的といえるだろう。もちろん、ウェブサイトに関しても、買取実績額が掲載されているなどの充実ぶりが見て取れる。
なんぼやは、メディアで紹介されることもよくある有名な業者だ。例えば、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」やフジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」、テレビ東京「それってタブーですか?」などなど。なんぼやがこれまで積み上げてきた実績に伴い、なんぼやに対する注目度はメディアを通じてどんどん高まってきている。
高額買取に意気込みを感じるなんぼや、一度は査定をしてもらう価値はある業者ではないだろうか。
業者の選び方
使用済みの食器となると、買取にいくらか制限はかかるものの、「日晃堂」「福ちゃん」「なんぼや」のような業者をはじめ、それでも買い取ってくれる業者はチラホラあるので、自分の状況にあった業者を見つけよう。
ただし、業者を選ぶにあたっては、トラブルを避けるため、そして損をしないためにも、いくらか確認しておいた方がよい点があるので、こちらも参考までにご紹介しておこう。
料金発生の有無を確認しよう
買取業者を利用する際に起きるトラブルの代表格は「思わぬ出費」だ。買い取ってもらえる=お金をもらえる、と考えるだけに、なんで売り手がお金を払わなくてはいけないんだと、場合によっては虚を突かれるような思いをするかもしれない。
例えば、先にも少し触れたが、配送で査定を依頼しておいて、査定額に納得がいかなかったからとキャンセルするときに伴う返送料などは盲点だ。送るのにはお金はかからないが、売り手都合で返送してもらう場合には、往々にして返送料がかかるので気を付けよう(むしろ、その場合でも返送料がかからない方が少数と思われる)。
同様に、出張買取を依頼したはいいが、やはり査定額に満足しないからといって買取を断った場合に「出張料」や「手数料」の名目で、いくらかお金がかかることもあるので、事前に問い合わせるなりして、確認するようにしよう。
主だったところはこの二つだが、それ以外にも「査定」がちゃんと無料であるのか、ウェブサイトなどで見ておくとよいだろう。
口コミを参考にしよう
買取業者を利用する際には、「買い叩き」、要するに不当に安く引き取られてしまわないか気を付けたいところだ。 そのような「不誠実な対応」を避けるのに、口コミは役に立つ。口コミは、満足のいく体験をしても投稿されないことは多々あるが、不満足な、あるいは不愉快な体験をすると書き込まれる傾向にある。悪い情報ほど、見つけやすいわけだ。
事前に口コミをしっかりと確認するだけで、良い業者と悪い業者にふるいにかけることができるので、候補があがったらそれぞれ確認してみよう。
また、口コミには星が何個ある、といった評価方法もあるが、なるべく具体的な記述(なぜそのような評価になったのか)を確認してほしいと思う。世の中、一定数「モンスタークレーマー」がいるのも事実なので、表面的な「良い・悪い」だけの評価のみで判断しないようにしよう。
キャンペーンも見逃さずに
買取業者の中には、お得な「キャンペーン」を行っているところもある。キャンペーン期間中なら、買取額アップといったものが大半だ。お得なキャンペーンは徹底的に活用し、損のないように売ってほしいと思う。
参考までに、本記事執筆時点(2018年3月)においては、先に挙げた「日晃堂」では、はじめて利用する人に限り、買取額を「10%アップ」するキャンペーンを行っていた。また、「なんぼや」では、毎月お得なキャンペーンを開催しているとのことなので、随時確認してみてほしいと思う。
ただし、業者によってはキャンペーンが形骸化している場合があるので気を付けよう。ウェブサイトに365日ずっと同じキャンペーンのお知らせが掲載されているケースなどがよくあるが、これはもはやキャンペーンではなく、ただの注意を引き付けるための広告のようなものだ。
キャンペーンはできるだけ利用する一方で、キャンペーンによる恩恵に対して過度に期待しないようにしておこう。
まとめ
新しいパートナーとの生活において、元カレまたは元カノが使っていた食器の存在は、大きなリスクになる。そんな時は、念のため然るべき確認を取ったうえで、処分しておいた方がよいだろう。処分の方法にはいくつかあるが、お金になるのなら、わざわざ廃棄することもないだろう。
お金にする、つまり売却という方法を取るのなら、最近話題のフリマアプリなどよりも、業者に依頼するのがおすすめだ。食器のようなデリケートなものを扱うのは大変で、もし配送途中で割れるようなことがあればトラブルにもなりやすいためだ。 なお、使用済みの食器である場合、なかなかノンブランド品は取り扱ってもらえず、主な買取対象はブランド品になることに留意しよう。
先に挙げた「日晃堂」「福ちゃん」「なんぼや」などの業者の他にも、食器の買取を行っている業者はたくさんあるので、諸々しっかりと確認したうえで賢く利用してほしいと思う。その際は、使用済みでも買い取ってもらえることを必ずチェックするようにしよう。