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古着屋の開業はフランチャイズじゃないと失敗?独立は容易?

読了目安:10分
更新日:2020/12/25
公開日:2019/06/09
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古着屋を開業する方法は、大きく分けると個人で独立開業するものとフランチャイズに加盟し開業する2種類の方法がある。それぞれにはメリット・デメリットが存在しており、違いを把握せずに開業をしてしまうと後悔することになる。古着屋を開業するならば、双方の違いを理解しておこう。

フランチャイズと個人経営

古着屋を開業するには、個人で開業独立する個人経営フランチャイズに加盟し開業する2つの開業方法がある。まずは、メリット・デメリットを説明する前にフランチャイズとは、どういうものなのか説明をしておこう。

フランチャイズとは

フランチャイズとは、親企業や本部と呼ばれるフランチャイザーフランチャイジー(加盟店)が契約を結び、ロイヤリティ(加盟金)を支払うことで、本部の商標や商品またはサービスの使用許可と販売権を得ることができる仕組みのことだ。加盟店になればロイヤリティを支払わなければいかないが、親企業が所持している経営のノウハウを手に入れることができ、個人経営よりも安心感があり、未経験であってもビジネスをおこなうことができる。

フランチャイズと個人経営ならどちらが有利か

未経験の分野で開業をするならば、フランチャイズが有利だ。しかし、フランチャイズを選べば、個人経営と比較して成功率が高いというだけで必ず成功するわけではない。

フランチャイズのメリット

フランチャイズのメリットを簡単にまとめると下記のようになる。

  • ・未経験でも参入が可能
  • ・ブランド力がある
  • ・集客力が強い
  • ・融資が受けやすい

もちろんメリットはこれだけではない。契約元によって恩恵も違うためここでは、フランチャイズをおこなう際に当てはまるおおまかなメリットを紹介していく。

未経験でも参入が可能

フランチャイズでは、本部の仕入先接客方法集客販売促進、経営のノウハウを持った状態で経営をスタートすることができる。開業前には本部による研修、開業後は経営や店舗づくりについてのアドバイスを受けることができる。開業の前後で、しっかりサポートをしてくれるため未経験から参入をしても比較的、成功しやすい。

ブランド力がある

フランチャイズでは、すでに本部の確立されているブランドある。店の名前マーク を使用することができるので、看板を見ただけで店の商品・サービスをイメージしてもらえ、集客の効果がある。

集客力が強い

どんなビジネスをするにしても課題になるのは、集客だ。個人ではあまり集客のために広告費を使うことはできない。しかし、フランチャイズでは、本部がCMチラシで広告を出すと加盟店全店の宣伝をおこなうことができるため、広告費を多額に出すことができる。

融資が受けやすい

開業の際には資金が必要になるが、個人でいきなり独立・開業となると、実績がない状態でのスタートとなる。実績がなければ金融機関から信用を得ることが難しい。しかし、フランチャイズは他の加盟店の実績を基に、事業計画書も作成できるため、開業資金や助成金、補助金などの資金調達が個人と比較するとやりやすい。

フランチャイズのデメリット

フランチャイズのデメリットを簡単にまとめると下記のようになる。

  • ・ロイヤリティの支払い
  • ・自由度が低い
  • ・環境変化に対応しにくい
  • ・ブランド毀損で全店舗に影響
  • ・契約終了後に出店できない場合がある

デメリットの中には、回避できるものもあればできないものもあるが、ここでは回避しにくいものを紹介していく。これもメリット同様契約内容によって変化するため、契約前の確認が大切だ。

ロイヤリティの支払い

フランチャイズ契約を結び加盟店となった場合は、加盟期間中は本部に対して、毎月売上に関係なく、ロイヤリティを支払わなければならない。支払うロイヤリティは、本部の算出方法によって変化するので、金額は店によって異なる。基本的には、1度契約を結べばロイヤリティの引き下げはできないので、契約前に算出方法や毎月見込める利益、支払額のチェックが大切になる。

自由度が低い

フランチャイズでは、ブランドイメージを守るために制限が掛けられているため、自分の好きなように経営をおこないたい方にとってはデメリットになるだろう。経営者でもフランチャイズであれば自由に決定できる権利は持っていないのだ。

環境変化に対応しにくい

利益を見込んで経営を初めても、ライバル店の進出地域の人口が変化し、思うように売上が出なくなってしまうこともある。このような事態になったとき、通常なら移転や業態内容を変更し対応していくのだが、フランチャイズでは基本的にはおこなうことができない。

ブランド毀損で全店舗に影響

最近テレビやニュースで取り上げられる、アルバイトや社員のいたずら。スマホで撮影された画像や動画がSNSに上げられたびたび問題になる。このような事件が起きたとき、1つの加盟店が起こしたことでブランドイメージ全体が下がってしまい、自分の店に非がなくても、風評被害を受けてしまう可能性がある。

契約終了後に出店できない場合がある

フランチャイズ契約の中には、契約終了後、同業種での営業を禁止する競合避止義務がある。これはノウハウの流出を防ぐことを目的としているので、ほとんどの契約で設けられている。将来、フランチャイズではない、自分の店を持ちたいと思っている場合に競合避止義務がある契約をしてしまうと、店を出せなくなってしまうので要注意だ。

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個人経営のメリット

個人経営のメリットを簡単にまとめると下記のようになる。

  • ・自由度が高い
  • ・利益が大きい
  • ・環境変化に対応できる

個人経営はフランチャイズと違って、すべてが経営者の責任になる。リスクが大きい反面、自由度が高く、利益も頑張りしだいで上げていくことができる。

自由度が高い

フランチャイズでは、ブランドイメージがあるため、イメージに沿った経営をしなくてはいけないが、個人経営では自分の好きなように経営ができ、理想としている店を作ることができる。

利益が大きい

個人で開業をした場合は、ロイヤリティの支払いをする必要がない。そのため、売上の利益はすべて自分のものにすることができる。売上を上げれば上げるほど、収入も増えていくので頑張りがいもある。

環境変化に対応できる

フランチャイズでは、周りの環境変化に対して個人的に対応することはできなかったが、個人経営では環境変化に対してもすぐに対応することが可能だ。独自に広告を出したり、業態を変化させるたり、さまざまな対策をすることができる。

個人経営のデメリット

個人経営のデメリットを簡単にまとめると下記のようになる

  • ・未経験からの参入は厳しい
  • ・大手との競争
  • ・資金調達が難しい

未経験からの参入は厳しい

フランチャイズでは、本部が培ってきたノウハウを活用することができるので、未経験でも安心して開業ができた。しかし、個人の場合、未経験でいきなり開業をしてしまうと痛い目を見る。未経験の場合は、開業のスクールで勉強をするなり、実際に店で働いてからチャレンジをした方が失敗の確率を下げることができるだろう。

大手との競争

個人での開業は、まったくの無名からスタートを切ることになる。世の中には数多くのブランドが存在しており、競争をしなければならない。大手のマネをしているだけでは勝つことはできないので、大手にはない戦略が必要だ。

資金調達が難しい

個人の開業は0からのスタートで、社会的信用がない。起業の際の資金調達として一般的なものが、創業融資制度だ。創業融資制度には審査があり、起業家本人の職務経験が重要視される。

未経験の状態で審査に通るのは、かなり難易度が高いと言えるだろう。

古着屋の開業に必要なもの

ここまで、フランチャイズと個人経営のメリットとデメリットを紹介してきたが、ここからは、古着屋の独立方法を説明していく、開業にあたり必要な資格もあるので、参考にしてもらえれば幸いだ。

古物商許可

商売をおこなうには、それぞれの分野で営業許可を取得しなければならない。古着屋では、古物商許可証が必要になる。手続きは、警察署でおこない、1ヵ月程度で許可もしくは不許可の通知が届く。

古物商許可証は資格ではなく、許可書なのでよほどのことがない限り、不許可になることはない。手続きの際には、住民票、身分証明書、誓約書、略歴書、手数料などが必要になるので、用意しておこう。

初期投資

古着屋を開業するときには、300万円~400万円 必要とされている。

  • ・家賃120万円(15坪15万円、敷金90万円(家賃6ヶ月分)、礼金15万円)
  • ・備品10万円(レジ、金庫、コインチェッカーなど)
  • ・消耗品1万円(文房具、領収書、)
  • ・商品100万円(古着)
  • ・店舗内装100万円前後(内装、改装、看板)

必要最低限のものをそろえて合計300万円前後の金額だ。大雑把な計算で、店舗の敷地で金額は大きく変わるので、立地によっては500万円以上必要なこともある。

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フランチャイズで独立するなら

フランチャイズで独立をするならば、まずは情報収集が必要だ。どこと契約をするかで、経営が大きく左右されるので慎重に選ばなければいけない。

まずは情報収集が大切

古着屋をフランチャイズで経営するにしても、自分の条件に合ったフランチャイザーを見つけるために、まずは情報収集が必要だ。ネットで検索をすれば、さまざまな企業がフランチャイズの募集をしている。 資料請求もできるので気になったものがあれば遠慮せずに資料をもらおう。

説明会合同イベントへ参加すれば、詳しい話を聞くことができるのでおすすめだ。複数の企業を比較し、経営理念、経営状態、収益、開業前後のサポート、今後の展望など、1方向からの比較ではなく、多方向から見較べが大切だ。

すぐに契約はしない

理想のフランチャイザーを見つけても、すぐに契約は決してはいけない。フランチャイズ契約では、契約内容の確認や同業者の比較をせずに契約をしてしまい、後悔をするケースが多い。契約後や契約期間中に店をたたむと違約金が発生することもあるので、安易に契約はしてはいけない。他にもっと自分にピッタリの契約はないか、しっかり考えてからにしよう。

個人経営で独立するなら

個人経営は、デメリットで紹介したが資金集めが大変だ。創業融資制度で資金が集められなければ、借金をするなどして独自で集めてこなければならない。そこでおすすめしたいのが、初めは店舗を構えずネット販売をおこなう方法だ。

家賃が掛からないネット販売

昔は店舗を構えなければ運営できなかったが、現代ではネットはだれもが触れるものになり、ネット開業もしやすくなった。店舗を構える際には、家賃が掛かるがネット販売であれば、固定費を安く済ませることができる。

ネット販売のメリット

ネット販売は、比較的手軽に始めることができ、経費が掛からないことが1番の魅力だ。店舗の運営では、土地や人件費など必ず掛かる費用があるが、ネット販売ではそれらを削減することができる。箇条書きでまとめたので、1度目を通してもらいたい。

  • ・人件費の削減、1人でも運営が可能
  • ・店舗運営のための土地が不要
  • ・実質24時間営業ができる
  • ・開業費用が安く済む(仕入れ額を入れなければ50万円程度)
  • ・広告、宣伝をSNSでできる
  • ・若い人がターゲットなら比較的集客しやすい

いきなり店舗を構えて開業するよりも、低コストでネット販売をおこない、十分な資金を集めてから店を構える方がローリスクで独立をすることができる。

まとめ

古着屋で独立をすること自体は、古物商許可資金があればだれでも簡単に開業をすることができる。ただし、開業後に運営を続けていくのは、非常に困難だ。ただの思いつきで開業するならばやめたほうが良いだろう。

個人経営は、ハイリスクハイリターンで、古着屋を自由に経営したい方に向いている。フランチャイズはローリスクローリターンで、自由度が低いが安定した経営をしたい方に向いていると言える。自分が理想としている経営のスタイルはどちらなのか、それぞれのメリット、デメリットを把握して選択をしてもらえればと思う。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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