吉田稔郎(よしだとしお)は1900年代に活躍し、ユニークな作品を多く残している日本の芸術家であり、具体美術協会のメンバーでもあった人物である。
個性的な吉田稔郎作品の買取事情を探っていこう。
引用:http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu120/artrip/gutai_member_12.html
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
リサイクル・アーティストとしての活動
大阪の「関西リサイクル市民の会」という会で活動していた吉田稔郎は、廃材などを使った作品を生み出した。
乗用車の廃材であるクラッチのペダルやワイパーなどの部品を接着剤で板につけていって完成させた「車」という作品や、こわれたハサミをくちばしにして作り上げた「鳥」、食品トレイなどの廃材を使って作った「飛行機」などを考案した。
さまざまな廃材を用いて新しい作品を開発した吉田稔郎は、リサイクル活動を世に広めるために大きな役割をつとめた人物なのである。
吉田稔郎の具体美術
1952年から、後に具体美術協会のリーダーとなる吉原治良に師事し、抽象作品などを学んだ。
具体美術協会の運営スタッフとしても活躍
リサイクル・アーティストとして活躍していた吉田稔郎は、新しい感覚の作品を多く制作しており、吉原治良の考える具体美術と世界観が合っていた。
吉原治良が具体美術協会を設立した際には創業メンバーの1人として参画し、その後は、自身も多くの作品を制作している芸術家であると同時に、リーダーである吉原治良のそばで協会の事務的な仕事も一手に引き受け、運営スタッフとしての役割も果たしていた。
画法・表現方法
吉田稔郎の作品の大きな特徴は、絵筆を一切使わずに制作するところにある。
絵の具や顔料などはもちろん使ったが、ジョウロで撒くなどの方法で描き、筆は使わなかった。
なお、このジョウロを使った方法は、アメリカの抽象画家であるジャクソン・ポロックのアクション・ペインティングと同じだとの声もあがっている。
焦げ跡で表現した作品
初期の頃は、板に焦げ跡をつけて表現した作品を多く制作した。
板に穴をあけたり、焦げ目をつけたりして、それをいくつも繰り返して模様にした作品だ。何を表現しているのかわからないが、そこが評価されている。
泡で表現した作品
その後は、スポンジや泡などを使った作品を多く制作した。
1965に開催された第15回目の具体美術展で発表されて大きな話題になったのは、洗剤入りのフラスコから泡が溢れ出ている作品であった。
制作集団「UFO」での活動
吉田稔郎は、「Unique(ユニーク)』「Fantastic(ファンタスティック)」「Original(オリジナル)」から名付けた「UFO」という集団を1961年に立ち上げた。
区のイベントによばれたり、カルチャースクールでリサイクルアートを教えたりするなどして活動の幅を広げた。
吉田稔郎作品の価値
具体美術展には第1回から出品し、そのほかの展示会などでも数多く発表されている吉田稔郎の作品は、アートオークションにたびたび出品されており、その落札価格は50万円~70万円が中心である。
作品の買取価格は、主にアートオークションの落札価格をもとにして需要を見定め、買取価格が決定されているので、数十万円台が中心になると予想される。
吉田稔郎作品を高く売るポイント
美術品や芸術作品の査定額は、いろいろな要素が合わさって決定される。主なポイントを挙げていこう。
作家の知名度、評価
人気作家の作品には高値がつく。
吉田稔郎という名前は一般にはそれほど知られていないかもしれないが、具体美術に詳しい人であれば知っている有名作家である。海外でも、白髪一雄をはじめとする具体美術作品は非常に高く評価されている。
作品の保管状態
絵の具や顔料を使った作品や、木、紙を使った作品などは、温度や湿度で品質が変わってしまうことがある。
また、日光にあたったことによる焼けや色褪せなどが起こることもあるが、良い状態で保管されていた作品は高く評価されるので、保管状態には気を配りたい。
湿度には要注意
一般に、美術作品は温度18度前後、湿度50パーセント前後が理想とされている。
四季のある日本では常にその状態を保つのは難しいが、特に湿度にはできる限り気をつけて保管したい。
ほこりがつかないよう注意
部屋に飾る際は、ほこりがつかないようカバーなどをかけておきたい。
それが難しい場合は直射日光が当たらない場所に飾り、できるだけこまめに掃除をするように心がけよう。
汚れや破損状態
作品が汚れていたり壊れていたりするとマイナス査定されてしまうので注意したい。
美術作品は修復業者に依頼すると修復をしてもらえるが、作品そのものに価値があればある程度の価格で買い取ってもらえるので、すぐに買取に出すことが決まっているのであれば、修復業者に出さずにそのまま売却してしまう方が良いだろう。
なお、汚れを無理に落とそうとすると作品を傷つけることもあるため、無理にさわることはおすすめできない。
落ちない汚れはそのままにして、プロに任せてしまおう。
付属品の有無
美術品は箱に入っていることも多いが、そういった箱なども査定の対象となる。
作品を購入した際にについてきたものはすべて付属品として査定してもらえるので、必要か不要かがわからない場合もすべて一緒に持って行こう。
絵画や芸術作品のWeb査定について
作品を売りに出す際、まずは簡単なWeb査定でおおよその買取価格見積もりをもらう方法がある。
査定に出すのが難しい作品に特におすすめ
品物を売却するときは、複数店で査定をしてもらってその買取価格比較をするのが理想ではあるが、大型作品などになると査定に出すのも容易ではないので、そういった場合にはWebで仮査定査定してもらうのがおすすめだ。
作品名や作家名、作品のサイズなどを確認し、もし鑑定書があればそれも用意したうえで、Webサイトの依頼フォームやメールなどで査定を申し込む。
出来る限り詳細な情報を伝えよう
ここで情報が詳しければ詳しいほど正確に査定をしてもらえるので、持っている情報をすべて伝えるのがポイントだ。
作品の写真を撮影し、傷や破損などがあればそれも提出しておこう。
なお、正式な買取価格は作品を店に持ち込んでから決まるので、Web査定はあくまでも仮見積もりであることを理解したうえで利用してほしい。
無料査定をスタートしよう
作品の価値をまずは知るために無料で鑑定して貰おう。価値を知ってから売るかどうかは決めればよい。まずは電話やメールで無料査定が出来る総合美術買取センターで問い合わせてみよう。
↓無料査定スタート↓
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策