人生のパートナー選びは慎重に行いたい・・そう思う方も決して少なくないと思う。そんな人にとって「同棲」は、必須のステージかもしれない。
恋人関係であっても、詰まるところは赤の他人。同棲をしてみると、心の余裕のある時にだけ都合よくデートしているだけでは見えてこないところが、わんさか見えてくるものだ。良い面であれば惚れ直すこと待ったなし。しかし、たいていの場合は悪い面ばかりが露呈するものだ。同棲をしてみたところ、結婚には至らずに関係が解消するケースは数えきれないほどある。
ここでは、いざ彼氏・彼女と同棲をしたはいいが不幸にも別れることになってしまった場合、引っ越しをはじめとして、家具や家電の処分をどうするべきなのか、解説していこう。
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同棲解消後のよくあるトラブルとその回避
家具や家電など、暮らす上で必要なものを二人でアレコレ考えるのは実に楽しい。さながら新婚気分だろう。しかし、同棲が解消してしまうと、この辺をどう処分するかという問題で衝突が起こりがちだ。
例えば、「この冷蔵庫は俺の金で買ったんだから、俺のだろ?」「食費をいつも負担していたのは私なのよ?」といったことや、「このポンコツパソコン、持って行けよな」「いつもあなたが使っていたんだから、あなたが処分しなさいよ」といった具合だ。二人で購入すると、一体どちらのものなのか、どちらが処分すべきなのか、揉めに揉めるものだ。
そこで、同棲解消に伴い、引っ越して出ていくことを考えるのなら、まずはどの物がどちらの所有に帰属するのか、どちらが自由に処分して良いのか、明確に線引きすることが重要だ。もし、勝手に相手の物を処分してしまえば、場合によっては「器物損壊罪」に当たる上、損害賠償を請求される可能性もあるので、この辺りのリスクには十分に気を付けるべきだろう。別れ際だからといって感情に任せた行動に出ないように気をつけよう。
ちなみに、仮に結婚していたとしても、相手の物を勝手に処分すれば、「器物損壊罪」が適用されるので、恋人関係にあったからウンヌンは言い訳にならないことに注意しよう。
このようなトラブルを避けるためにも、引っ越すにあたっては、あまり気乗りしないかもしれないが、物にかかる所有権の帰属について、しっかりと話し合って決めるようにしておこう。
品物を一覧化し、可能な限りどちらがいくら払って購入したものなのか整理しよう。クレジットカードやレシートなどの履歴から遡ったり、元のどちらの家から持ってきたものなのかといった観点、普段の食事費用など生活費をどちらがより多く負担してきたのかといった多角的な視点で話し合うようにしよう。揉める場合は綺麗に価値算定ベースで折半というのもアリだ。
また、そもそもそのようなトラブルが起こらないように、同棲で家財を用意するに当たっては、なるべくお金を出し合って買わないようにするのがおすすめだ。
引っ越す準備として物を処分する
さて、自分が処分すべき物の範囲はどこまでなのか、あらかじめ決まっていれば、同棲解消までは一定の手順を踏むだけだ。早速引っ越し・・と行きたいところだが、荷物が有り余る状態で引っ越しするのはおすすめできない。というのも、引っ越し料金は、荷物の量によって大きく変わってくるからだ。当然、荷物が少なければ少ないほど、料金は安くなるものだ。それに、元カレ・元カノとの思い出の品であれば、余計に処分してしまいたいと思うのではないだろうか。
物の処分方法には、主に3通りある。まず1つ目として、売却することだ。しかし、物や状態によっては売れないということもある。そのようなときには、2つ目として、誰かに無償で譲ることだ。譲る相手もいない、あるいは譲れるような物や状態ではないというのであれば、3つ目として、ゴミとして廃棄することになる。
これらのステップを踏んで不用品を処分するのが、引っ越し料金を安くするコツだ。
不用品を売る
不用品の処分として最もおすすめなのが、売ることだ。不用品を売るにも何通りか方法があるので、いくつか紹介しよう。
①買取業者に買い取ってもらう
最もオーソドックスな方法が、不用品の買取業者に買い取ってもらうことだ。買取業者に依頼するメリットは、とにかく手間がかからないことだろう。最近では、店頭持ち込み以外にも、配送買取や出張買取などを受け付けている業者も多く(もはやそれが当たり前になってきている)、一回で多くの物を買い取ってもらえることから、とにかく手間がかからない。特に引っ越しに伴う不用品の処分時に重宝する方法だ。
また、最近では業者も増え、買取競争が過熱気味なため、買取額の面でもそんなに悪い方法とは言えなくなってきている。もし、それでも少しでも高く買い取ってもらいたいのなら、いくつかの業者に査定を依頼して、比較してみるのが良いだろう。
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②ネットオークションやフリマアプリで売る
最近では、個人で物を売る環境がだいぶ整ってきている。とりわけ、インターネットオークションのヤフオクやフリマアプリのメルカリ、ラクマなどの利便性は高く、すぐに不用品を売ることができるのだ。
インターネットオークションやフリマアプリを使うメリットは、何と言っても「自分の言い値で売り出せる」ことだろう。先に挙げた買取業者の場合には、基本的に買取額が提示されるのであって、場合によっては金額的に納得がいかないということもあるだろう。しかし、インターネットオークションやフリマアプリを使って自分で売れば、売値は基本的に自分で設定でき、自分の納得のいく価格で売ることができるのだ。
しかし、これらには大きなデメリットがあることも忘れてはならない。
まず、大変に手間がかかることだ。インターネットオークションやフリマアプリを使う場合、買取業者を利用するのと異なり、基本的には取引の完了まで全て自分で手配しなければならない。
具体的に言えば、出品のための文章作成や写真撮影、問い合わせのやり取りや交渉対応、売却品の包装や梱包、配送手配、買手への連絡などだ。1品ごとに、これらを全て行わなければならず、はっきり言ってかなりの手間がかかる。さらに、売るときの掲載情報や品物に不備や不良があれば、当然クレームなどにもつながり、クレームトラブルの処理は厄介極まりない。
そして、当然これに伴い、時間もかかることになる。いつ売れるのかわからず気長に待つことになり、そもそも出品した物が全て売れる保証はないので売れ残る可能性も十分にある。欲を出して高値を付ければ、当然売れ残りのリスクも高まることは覚えておこう。
そのため、もし引っ越しまでに余裕がないのであれば、インターネットオークションやフリマアプリは控えた方が良いかもしれない。
また、大まかな物は買取業者にお願いして、こだわりのある物だけインターネットオークションやフリマアプリで自分で売るように、柔軟に使い分けるのもありだろう。
③実地のフリーマーケットで売る
今や古典的な方法となったかもしれないが、実地のフリーマーケットで売るという方法もある。しかし、こちらも個人で売るわけだから、手間がかかる、時間がかかる、売れ残るリスクがある、といったところは同じだ。ただ、自分で売値を設定できるうえに、インターネットオークションやフリマアプリと違って出品作業や配送作業がないので、①②の良いとこ取りともいえるだろう。
なお、実地のフリーマーケットで売る場合には、たいていは出展料がかかり、また近場で常時開催されているとは限らないことに気を付けよう。また、地域別でのマッチングサービスとしてジモティーやマチマチも最近は人気がある。
売れなかった物を譲る
さて、不用品の売り方についていくつか紹介してきたが、売ろうと思った物が全て売れるとは限らないことに注意しよう。そんなときには、家族や友人、知人などに無料で譲ってみてはいかがだろうか。もちろん買い取ってくれるに越したことはないかもしれないが、売れ残ったような「無価値の烙印」を押されたような物を大切な人に売りつけるという行為は、信頼関係に影響を与えるリスクがあることを忘れないでほしい。
不用品を使ってもらえるのであれば有難いことだろう。それに、家具や家電などであれば、粗大ごみや家電リサイクルにかかるお金が浮くので、むしろプラスと考えられる。
また、寄付という形で社会貢献団体に譲るのも、社会的な意義が大きいだろう。
余った物を廃棄する
売ろうと思っても売れなかった、誰かに譲ろうと思っても譲れなかった・・・ここまできたら、最終的に廃棄処分することになるだろう。事業者でもない限り、一般ごみの排出にはお金がかからないので、自治体の定める分別方法に従って適切にごみとして出してしまおう。
しかし、家電や家具など、大型な物や特定の機械の場合には、廃棄するのにもお金がかかるので、注意しよう。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機は家電リサイクル法対象品目なので、それぞれ定まったリサイクル料金を支払い、適正に引き取ってもらわなければならない。その他は、通常は自治体が定める粗大ごみの料金をゴミ処理券などの形で払い込み、廃棄することになる。お金がかかるからといって、くれぐれも不法投棄はしてはならない。
不用品がなくなったら引っ越し業者を呼ぶ
不用品がなくなったら、あとは引っ越し業者を呼んで、引っ越しにいくらかかるのか査定してもらおう。引っ越し料金は、各業者によって差が出る上、言い方は悪いが「ぼったくり」かと思うぐらいの高額料金を提示するところもあるので、相見積もり(複数の業者にそれぞれ見積もりを提示してもらう)を取るのがベターだ。
なお、参考までに、筆者夫婦2人のケースでは、相見積もりをすることで5万円ほど値引きすることができた。逆に言えば、相見積もりをして料金交渉をしなければ、5万円も余計に料金を取られていたわけだ。
不用品の処分と引っ越しをそれぞれやるのは面倒?
同居解消から引っ越すに当たっての手順を説明してきたが、あらためて考えてみるとやはり面倒だな・・と感じないだろうか。これは従来、そして今でもオーソドックスな手順ではあるのだが、不用品の処分と引っ越しを分けて考えなければならないのは、やはり手間が生じているように思う。
最近では、そんな手間をも解消してくれるようなワンストップサービスも徐々に増えつつあるので、こちらも紹介したいと思う。
不用品の処分と引っ越しをまとめてお願いできる!
最近では、引っ越し業者が不用品の買取や引取をサービスとして提供したり、買取業者が引っ越しサービスを提供したりすることがあり、このようなサービスを利用することで引っ越しの手間を大きく省けるようになってきた。中でも「リサオク」のワンストップサービスには定評があるので、ここではリサオクにスポットを当てて見ていこう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサオクの特徴・ポイント
- リサオクは引っ越しもできる買取業者
- リサオクなら間接的に社会貢献もできる
- リサオクならオークション買取ができる
リサオクは引っ越しもできる買取業者
リサオクは業態としては不用品の買取業者に当たり、付加価値として引っ越しサービスを提供している。買取業者なだけに、家具や家電を始め、買取範囲も広く、買取価格に対する反応も上々だ。リサオク自身も買取に自信を覗かせており、「引っ越し0円に?なるかも宣言!」と謳って、積極的な買取・無料回収・引っ越しを1つのパッケージで提供している。
当パッケージの特徴は、①大きなものから小さなものまで積極的な買取、②査定で値段が付かなくてもすべて無料で回収、③オプションサービス(盗聴器や盗撮器の調査、簡易的な配線作業、器具の取り付け、豊富な引越資材の提供など)も充実した引っ越しサービスであり、同社曰く満足度は90%に上るとのことだ。
①に関しては、家具や家電などは基本的に5~7年以内の物が買取対象となる。ただ、破損や汚損があったり、製造から10年以上経過しているような家電、ベッド、ソファといったものは、有料処分になる場合があるので、見積もり時に確認するようにしよう。
出費の大きい引っ越しにあたって、一斉に買い取ってくれて、値が付かなかったものは無料で引き取ってくれるというのは、非常にありがたいものであるが、何と言っても手間がかからないワンストップサービスというのが最も大きな魅力ではないだろうか
リサオクなら間接的に社会貢献もできる?
先に挙げたリサオクの特徴として②査定で値段が付かなくてもすべて無料で回収、があるが、そもそも処分にお金がかかるようなものでも無料で引き取ってくれることに対して、疑問に感じる人もいるかもしれない。
特に、最近では低価格で粗大ごみや家電リサイクル法対象品目を引き取り、不法投棄したり、途上国などの法整備が整っていない国に輸出して不適切に廃棄する業者が少なからずあるため(国際条約などで厳格なルールが制定されているが、適切に守られていないことがある)、そう思うのも自然なことだろう。
しかし、リサオクはリサイクル活動に徹底して取り組んでおり、無料で引き取った再資源化できる物を海外支援活動の一環として提供しているのだ。要するに、「もったいない」の精神に基づく社会貢献活動であり、リサオクを通じて不用品を引き取ってもらえば、間接的に社会貢献していることになる。
ちょうど、宝くじが外れても、その収益は社会貢献に使われるので納得がいく、といったところだろうか。リサオクであれば、仮に買取で値段がつかずに引き取ってもらえる場合でも、きっと納得がいくのではないだろうか。もちろん、自分でわざわざ廃棄処分するよりも、そもそも手間がかからない嬉しいサービスなわけではあるが。
リサオクならオークション買取ができる
不用品買取・処分・引っ越しのパッケージのメリットは大きいが、リサオクは不用品買取だけに絞っても痒い所に手が届くサービスを提供しているので、あわせて紹介しておこう。
不用品を売るのに、買取業者に買い取ってもらうのと、インターネットオークションやフリマアプリで自分で売るのとでは、買取業者を利用する方が自分で売値が設定できない分、不利ということは先にも述べたとおりだ。しかし、リサオクはこの点にも着目し、オークションの出品代行というサービスも行っている。
出品代行とは、不用品の所有者が自らオークションサイトなどに出品する必要がなく、リサオクが代わりに全て行ってくれるというものだ。ヤフオクや楽天、eBayなど、さまざまなルートで不用品の売却を手伝ってくれる。
もちろん代行手数料はかかるが、落札額から一定の割合が引かれるだけで、落札されるまでは基本的に一切料金はかからないので安心だ。
落札額3000円未満なら一律1500円とやや高めに感じるかもしれないが、3000円~10000円であれば50%、10000円から50000円であれば40%、50000円から100000円であれば30%、100000円以上なら25%と落札額が多ければ多いほど有利になる仕組みだ。そのため、出品代行に出すのは、元々の価値が低い物よりも高い物の方が良いだろう。
特に、大きな家具や家電の場合は、梱包や配送などの負担が大きいので、代行を利用するメリットは大きいだろう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
業者を選ぶときの注意点
引っ越しに当たっては、手間もお金もかけたくないと思うことが多いかと思うが、そのような場合には不用品の買取・処分・引っ越しをまとめてパッケージとして提供してくれる、あるいは不用品を1円でも高く買い取ってくれる姿勢が伺えるリサオクのような業者を利用するのをおすすめしたい。
なお、業者を選ぶ場合には、余計なトラブルに巻き込まれないように、いくつか注意すべき点がある。
まずは、強引な業者には毅然な態度を取らなければいけないことだ。特に引っ越し業者で相見積もりを取ってみるとわかるが、各社契約を取ろうとかなり強引なところがある(担当者にもよるが)。強引に迫ってこられてついつい不利な条件をのんでしまうことがあるが、契約をしてしまえば後の祭り。もし少しでも疑問点が残るなら、はっきりと断るなり、検討するなり伝えるようにしよう・・といっても、それが難しいのだろう。
そんな場合には誰か家族や友人に立ち会ってもらうのが良いだろう。1対1より、2対1、3対1の方が精神的にも優位性を保てるのは間違いない。ついでに、強面が1人混じっていれば怖いものなしだ。ただ、この役は同棲相手には頼まない方が無難だろう。
特に不用品の買取や引取に当たっては、手順をしっかり踏んでくれる業者を選ぶ必要がある。手順とは、査定→合意→買取・引取の流れだ。よくあるトラブルは、査定も合意もすっ飛ばして、不用品を回収トラックに積むだけ積んで料金を請求するといったものだ。このようなトラブルを避けるためにも、しっかりと査定を申し込めるところに依頼するようにしよう。また、この手の悪質業者を回避するためにも、しっかりと依頼先の口コミも調べておくと良いだろう。
そして、これまたよくあるのが買取査定後のキャンセル料だ。今や、査定は無料という風潮があるが、一概にそうとは限らないので注意が必要だ。特に、配送査定、出張査定の場合には業者サイドの負担もあるため、キャンセルすると手数料などをチャージされることがあり、気を付けたいところだ。これについては、たいていウェブサイトなどでしっかりと明記されているので、事前に確認するようにしておこう。
まとめ
同棲を解消したら、すぐにでも新しい生活を始めたいと思うかもしれないが、不用品の処分や引っ越しなど、面倒なことを片付けなければならない。同棲解消のようなケースでは、特にどの荷物がどちらの物なのかしっかりと認識を共にしておかないと、トラブルのもとなので気を付けよう。そのうえで、不用品の買取や廃棄、引っ越しの手配を進めよう。
もし手間に感じるのなら、リサオクのような不用品の買取・引取・引っ越しをまとめて請け負ってくれる業者を利用するのがおすすめだが、時間的な余裕や引っ越し予算など、自分の状況にあった方法で賢く引っ越しを済ませよう。