存在感の溢れる彫刻作品を次々と生みだしている日本の彫刻家である、土屋仁応。彼からつくられる作品はどれも芸術ともいえるべきクオリティを誇り、美術品に関心がある人でも息をのむほどの美しさだ。
今回のコラムでは、現代の日本が誇る彫刻家である土屋仁応の作品の価値と買取相場についてまとめていく。土屋仁応の作品は希少性がとても高く、現在でも中々手に入れることができないほどの価値を持っている。買取を考えている人はぜひ目を通していただきたい。
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土屋仁応とは?
土屋仁応は、1977年生まれの日本の彫刻家であり、神奈川県の横須賀出身のアーティストだ。大学は東京美術大学で彫刻家を卒業し、その同大学で仏教美術や古典技法などの技術を学んでいる。2007年には博士課程を修了し、彫刻家としてのキャリアを歩み始めた。
独特の木彫作品
土屋仁応の作品はすべて木彫でつくられており、一見すると作品の美しさからは想像することができないほどの存在感を奏でている。ベースとなっているのは大学で学んだ仏美術の技法であり、土屋の作品のほとんどは仏教美術を応用したものとなっている。
作品としては、ヒノキやクスノキを素材としたものも多く発表されており、どれも木彫とは思えないほどの力強さを感じさせる。作品自体には馬や猫や犬といった動物から、ユニコーンや人魚といった伝説上の生き物をモチーフとした作品も数多くつくられており、土屋の作品は全体を通して幻想的かつどこか寂しさを思わせる作品に仕上がっている。
新進気鋭の彫刻家
土屋は彫刻界では新進気鋭の彫刻家と期待されている存在であり、2007年から数多くの個展を開催している。幻想的で美しい作品が並ぶ個展では、どこか儚げな表情をした動物たちに魅了され、まるで命が宿っているようなオーラを感じさせる場所となっている。
小さい頃から彫刻家に憧れを抱いていた土屋は、幼稚園や小学生のときにはすでに彫刻家を志していたとインタビューで答えている。芸術家という存在はみな幼少の頃からなにかしらの才能を感じさせるものだが、土屋もやはり例外ではなく、彫刻家として現在までの活躍を考えると、非常に才能に溢れたアーティストだといえるだろう。
彫刻家としての人気
土屋は2007年から主に仏教美術を応用した作品をつくりはじめているが、彫刻家としての人気が高まってきているのは割りと最近であるといえるだろう。彫刻家だけに限らず、芸術家やアーティストといった存在は芽が出ない時期が長いといわれており、土屋も例外ではなかったらしい。
しかし、木彫の作品としての価値がだんだんと認められはじめ、木彫とは思えないほどの気品さが際立つ作品群は多くの人たちを魅了してきた。2012年には作品集として、聞耳の森 土屋仁応を刊行し、東京美術館の開館90周年記念展でも、土屋の作品である、木々との対話が大きく取り上げられている。
土屋仁応の作品価値
土屋仁応は彫刻家として活躍してきたアーティストであり、現在まで数多くの作品をつくりあげてきた。その多くは木彫からは想像できないなめらかな曲線をえがいた作品から、土屋らしさが光る個性溢れた作品まで実にさまざまだ。彫刻などの作品はつくられた時期などによっても価値が大きく変わることがあるが、土屋の作品は現在でも非常に高い人気を誇っている。
ここからは、土屋仁応が生み出す作品についてもっと深く踏み込んでみよう。
希少性
土屋の作品はとにかく希少性が高くなっている。オークションなどに出回ることもほとんどなく、美術品を販売している業者でも中々手に入れることが難しいほどの希少性だ。芸術作品というのは希少性の高さによって価値が決まるといっても過言ではなく、手に入りづらければづらいほど作品としての価値も格段に上昇していく。
現在でも、特定の土屋の作品を探してほしいと大手美術品業者に依頼がくるほど手に入りづらくなっており、土屋がつくる木彫作品は年々価値が増してきているといえるだろう。
幻想的な作品たち
土屋の作品はそのほとんどが木彫作品である。木彫とは思えない乳白色のあざやかさは静かな存在感を感じさせる作品となっている。中でも、イヌやネコ、ブタやネッシーといった作品たちは特に人気が高く、こうした代表作はとても高価な価格で取引されることも珍しくはない。
また、水晶の玉眼を使った作品も数多く存在し、上品さの中に繊細さを感じさせる動物たちの表情は、一度見たら忘れられないほどの印象を与えるだろう。作品自体に強い意志のようなものを感じ、最近では水晶の変わりにガラス玉を用いることもあり、実在の動物から幻想的な動物まで、幅広い生き物をモチーフにしている作品たちは、今後も価値が上昇し続けることだろう。
土屋仁応の買取相場
土屋仁応の作品の買取相場についてだが、正直美術品や芸術品、アートといった分野の作品に対しては価格を決めつけることはできない。美術品というのは作品だけの価値だけではなく、作者の名前やつくられた時期、代表的作品などによって買取相場が大きく変わるからだ。
しかし、土屋の彫刻家としての作品は、販売価格としても数十万円するものもあれば、中には数百万円するものもあり、作品としての価値はかなり高い。仮に買取に出したとしても数十万円はくだらないといえるだろう。
土屋仁応の買取価格を高めるコツ
美術品の買取では、時期や年代、作品としての知名度や人気といったさまざまな部分が考慮されて価格が決まっている。有名な作家であれば数十万、数百万の買取価格がつくことも珍しくはないのが美術品の特徴でもある。
だが、それは作品がきちんと保存されており、作品としての価値が損なわれていない場合に限るといっても過言ではない。さきほども述べたように、美術品の買取価格の増減はとても激しく、しっかりとした業者で査定してもらわなければ価格はわからないのだ。
しかし、価格がはっきりしないとはいえ、美術品や彫刻品の買取価格を高める方法がいくつかあるのも事実だ。ここからは、買取価格を高めるコツについて紹介していく。
保存状態
土屋のような彫刻芸術品は、とにかく保存状態が買取価格を大きく左右することになる。木彫ということもあり、作品は全体を通して非常に繊細であり、少し強い力を加えたり乱暴に扱ったりしてしまうと破損してしまうことも珍しくはないのだ。特に湿気などによる割れやヒビなどには十分に注意する必要がある。
土屋の作品は希少性が非常に高いため、現在買取を考えているような人は美術品愛好家である可能性が高いだろうが、美術品の保管の基本である、直射日光を避ける・湿気に気をつけるといった二つの要素には特に気を配るようにしておこう。
付属品
美術品の買取において重要なのはなにも保存状態だけではない。だいたいの美術品や芸術品には箱などが付属されていることが多く、買取の際には一緒に査定に出すことで買取価格を高めることができる。とはいうものの、箱なしで買取に出す人はあまりいないため、正確には箱あり=買取価格アップではなく、箱なし=買取価格減額と認識しておくのがいいだろう。
また、鑑定書のあるなしも買取価格に大きな影響を及ぼすこともあり、自分が持っている作品が本物であるかどうかの鑑定書を付属しておけば、査定や買取の流れもスムーズに進むことだろう。何万円も払って有名な鑑定士に鑑定書を出してもらう必要まではないが、最低限自分が持っている作品は本物であることを証明するなにかしらの方法を持っておくことは大事である。
土屋仁応を査定に出す際のポイント
土屋の幻想的な作品たちは、現在でも市場にはほとんど出回っていない。オークションで見かけることもほとんどなければ、美術品の業者に依頼しても中々手に入れることができない作品も多い。しかし、それは作品としての価値があることの証明であり、買取価格や査定額が高価であることの証明でもある。
だが、彫刻品を含めて美術品というのは買取価格に着目するよりも、まずは査定に出すときに気をつけるべきポイントがいくつか存在する。なんでもそうだが、大事なのはザックリとした買取価格ではなく、明確な査定額であり、査定額をいかに高くすることができるかが美術品の買取には大きな鍵となるのだ。ここからはいくつか査定に出す際のポイントについてまとめていくので、買取を考えている人はぜひ参考にしてみてほしい。
買取業者の比較
土屋の作品は、基本的にはどこの業者でも喉から手が出るほど求めている商品であり、希少性と人気が高まってきている現代では、どの業者を選択しても比較的高い価格での買取を実現することができるだろう。しかし、だからといって買取業者を適当に選択していいというわけではない。しっかりしている人なら車を売るときにもいくつかの業者で査定額を聞いてから最終的に売る業者を決めるだろう。
美術品の買取においても重要なのは、複数の買取業者を比較して検討することである。A社では100,000円の査定額だったとしても、B社では倍の200,000円の査定額がつくことも珍しくはない。業者に在籍している鑑定士や査定士の質にも価格は大きく左右されることになるのだ。
そのため、美術品の買取であれ彫刻品の買取であれ、まずは複数の業者で査定額を比較することが肝要だ。
人気があるうちに出す
美術品の査定で重要なことの中には、作者としての人気や知名度がある。基本的には土屋のような彫刻作品は時間が経てば経つほど希少性や作品としての価値も増していき、査定額もどんどん上昇していくようになっている。しかし、それは作者のネームバリューが業界に知れ渡っているときだけであるともいえ、どんどん新しい作家やアーティストが出てくれば、古い作品は忘れ去られて価値を失ってしまうことも多い。
せっかくの美術品の価値を下げないためにも、査定や買取に出すときは作者の人気があるうちに出すことも大事だといえるだろう。特に彫刻品は保存が難しいこともあり、素人の保管では割れ目などが入ってしまうことも多いため、特別な思い入れや愛着がないのであれば、なるべく早く査定に出すのが効果的だといえる。
出張査定を依頼する
査定や買取に出すときは、だいたいが宅配買取・店頭買取・出張買取のどれかを選択することになるだろうが、土屋のような彫刻品を査定に出すときは、出張査定を依頼するのがいいだろう。というのも、彫刻品は非常に繊細でデリケートであるため、万が一にも査定までの間に強い衝撃を受けるようなことがあれば、破損やヒビ割れなどを起こして作品としての価値が低下してしまうおそれがあるからだ。
その点、出張査定では作品を移動させずに査定をおこなうことができるため、破損などの心配をすることなく、現状のまま査定に出すことができる。たとえきちんと梱包していても破損のリスクはゼロとは限らないので、万全の状態で査定に出したいのであれば出張査定をおこなっている業者を選択するようにしよう。
土屋仁応の買取におすすめの業者
美術品の買取では現在でも数多くの業者が存在しているため、いざ買取に出そうと思っても迷ってしまう人も多いだろう。せっかく買取に出すのだから少しでも高い価格での買取を狙いたいだろうし、適当な業者で足元を見られた価格を提示されるのはなるべく避けたいところだ。
最後におすすめ買取業者を紹介しておくので、買取の際にはぜひ参考にしていただきたい。
本郷美術骨董館
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館は、TVや各種メディアにも取り上げられることが多い、美需品や骨董品の大手買取業者である。幅広いジャンルの商品の買取をおこなっており、もちろん彫刻品の買取もおこなってくれる。査定は日本全国に対応しており、1,000万件を超える買取実績を誇る業者として非常に高い人気を得ている。
鑑定方法としては、電話・写真・来店・宅配・出張の5つの方法から選択することができ、自分の好きなスタイルで買取ができるのが魅力だ。
秋華洞
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
秋華洞は、美術品全般の買取をおこなっている業者であり、出張査定は日本全国無料でおこなっている、とても利用しやすい買取業者である。電話やWEBサイトの問い合わせフォームからおよその査定額を知ることができるのも大きな魅力であり、美術品の価値を熟知している鑑定士の査定は非常に信頼性が高いといえるだろう。
まとめ
今回は、土屋仁応の美術品・作品の価値や買取相場についてまとめてきた。土屋は現在でも非常に人気がある彫刻家であり、幻想的で存在感溢れる作品たちは年々価値が増してきている。もし土屋の作品を買取に出そうと考えているのであれば、きちんとした買取業者で美術品の価値を熟知している業者を選択するようにしよう。