今では書道に興味を持つ人は昔に比べて少なくなってしまったが、書道は日本の古くから伝わる伝統的な文化であるといえるだろう。子どもの頃に親に書道教室に通わされた人や、学校の授業で書道をやったことがある人も多いだろう。そして、今では実家の奥深くにそうした書道具を保管している人も多いはずだ。実は墨・和紙・半紙・筆などの書道具というのは、場合によっては買取に出すことで思いがけない価格で売れることがあるものである。
今回のコラムでは、墨・和紙・半紙・筆の中古買取相場・査定情報についてまとめていく。実家に昔使っていた書道具を保管しているという人や、遺品整理の際に書道具一式が出てきたという人はぜひチェックしてみてほしい。もしかしたらその書道具は思わぬ高価買取が可能な品物かもしれない。
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日本における書道具
書道はもともと中国が発祥の地であるとされており、中国から日本に感じが伝わったときに一緒に書道という文化が芽生えたといわれている。昔の人たちの心には書を楽しむという文化が根付いており、江戸時代から書道という文化は一般的にも普及していったといわれている。現代でも書道を子どもに習わせる親がいたり、学校の授業でおしえたりしていることもあるが、筆を使って文字を書くというのは古くから伝わる日本の文化であるといえるだろう。
そうしたこともあり、古い時代の書道具に関しては現在でも高価買取されることが珍しくはない。もちろん状態や年代、ブランドの有無などによって買取価格が高額になるものから値がつかないものまでさまざまだが、古い書道を良好な状態で保管しているのであれば、適切な買取業者に出すことでそこそこの価格での買取が期待できるだろう。
墨・和紙・半紙・筆は現在でもそれなりに需要がある商品でもあるのだ。
中古買取相場はどのくらい?
墨・和紙・半紙・筆などの書道具は、色々な側面が査定や買取に影響を及ぼすとはいえ、中には高額買取されるものもある。昔書道教室などの稽古で使っていた書道具に高価な値段がつくことはあまり考えられないが、親の世代のそのまた次の親が使っていた書道具などが残っている場合は、それなりの価格で買取がおこなわれる可能性がある。
一般的な書道具の中古買取相場としては、墨・和紙・半紙・筆などの書道具一式がそろっている場合は20,000円~100,000円前後での買取が可能となっている。
筆や墨、半紙や和紙だけの買取であれば、状態が良好という前提で2,000円~10,000円前後での買取が可能となっているようだ。だが、さきほどもいったように、自分が昔使っていた稽古用の書道具では価値がほとんどなく、買取自体されないことが多いだろう。ここで紹介している買取相場はあくまでも、古い年代のものでかつ良好な状態を維持しているものに限ることを頭に入れておこう。
書道具の査定ポイント
墨・和紙・半紙・筆などの書道具の査定においては、いくつか重点的に査定されるポイントというものが存在する。なにかを買取に出すときは、きちんとその商品のどういった部分が査定されるのかを理解しておくことが大切である。遺品整理で出てきた書道具をそのままリサイクルショップなどに出してしまえば、本来なら価値のあるものであっても、まったく値がつかないばかりか買取自体拒否されてしまうケースもある。
そのため、書道具の買取を考えている人はまずは査定をクリアすることが大前提だ。そこでここからは、書道具の査定ポイントについていくつかまとめていく。どれも考えれば基本的なものばかりだが、古ければ古いほど査定に出すときに管理がずさんになってしまうものである。書道具を業者に持っていこうとしている人は要チェックだ。
劣化状態
書道具の査定に限ったことではないが、なにかしらの商品を買取に出すときは商品の状態がなによりも大事になる。商品の状態が悪ければそれだけ査定の段階で減額を受けてしまうだろうし、筆などはボロボロになった状態では価格がつかないことも珍しくはない。
書道具の買取を考えている人の多くは遺品整理などで見つかったものであることが多いため、どうしても状態が悪くなってしまっているのが現状だ。
だが、多少劣化している状態であっても、査定に出す前に外観をきれいにしておくことでそれなりに良好な状態にすることも可能だ。あまりにも劣化が激しかったり、半紙や和紙がにシミがついていたりした場合もどうしようもないが、ホコリや汚れ程度であるのであれば、努力次第でそれなりにきれいな状態へと変えることができる。書道具の査定前にはきちんと外観を整えるようにしておこう。
年代
書道具の査定では、道具一式がいつの年代のものなのかが重要視される。書道はかなり古くに日本に伝わってきているものであり、書道の歴史を考えると何百年も前のものが実家に眠っているということもあるだろう。
一般的には、大正や昭和時代の年代の書道具ではすでに新しい年代のものに分類されてしまうため、あまり高い価格での買取は望めない。もっとも流通量が多いのは明治時代の書道具となっているが、明治でさえもそこまで高い価格での買取は期待できないかもしれない。
書道具の買取の年代としてもっとも貴重なのは江戸時代前後の道具であり、それぐらいの年代の書道具であれば十分な高価買取が期待できるだろう。だが、年代が古くなればなるほど良好な状態を保っているのが難しくなるため、買取や査定に出すときの難易度も高くなってしまう。書道具の査定は年代が重視されるが、それと同じだけ状態も重要視されるのだ。
ブランドや作家
墨・和紙・半紙・筆にはブランドがついているものが存在しており、そうした商品は現在でも比較的高値で買取がおこなわれている。昔の時代に有名だったブランドや作家が使っていた書道具などであればさらに高価買取が望めるだろう。だが、これもさきほどいったように、たとえブランドや作家のお墨付きであったとしても、状態が悪ければまったく意味がなくなってしまう。
古い書道具は一般的には骨董品などのジャンルに分類され、何百年も前の品が多いのも事実である。書道の歴史の中には有名な作家が何人も存在しており、彼らが使用していた書道具に現在でも価値がついているのは不思議ではないだろう。
だがそれは品質の維持が難しいことの証でもあるのだ。ブランドや作家のネームバリューも大切ではあるが、何度もいうようにもっとも大事なのはそれらの品質なのである。
書道具の買取価格を高くする方法
書道具の高価買取を狙うことは、ほかの服やブランド品を売ることよりも少々難しいといえるだろう。物自体あまり人気があるわけではなく、業者としても骨董品などの買取に力を入れているのでなければ、あまりうれしい買取ではないのが正直なところだろう。
だが、実際に高価買取されている書道具が存在しているのも事実であり、そうしたアイテムはさきほど述べた査定ポイントをクリアしているからこそ、それなりの価格で買取されているのだ。
そして買取価格も、自分の努力次第でそれなりにアップさせることができることがある。ここからは、書道具の買取価格を高くする方法についてまとめていく。書道具の買取価格を高くしようと思う人はあまりいないかもしれないが、それでもせっかく買取に出すのであればやはり少しでも高く買取をおこないたいだろう。できるだけ高く買取をおこないたい人はぜひ参考にしてみてほしい。
できるだけきれいにしておく
書道具の買取価格を高めたいのであれば、まずは外観をきれいにしておくことが重要である。査定ポイントのところでも述べたが、書道具の買取は古いものが多くなっているのでどうしても品質が悪いものが多くなっている。江戸時代の書道具が実家から見つかったとしても、ホコリまみれになっていたり汚れがかなり激しい状態であるのが普通だろう。
だが、そうした状態であっても、丁寧にこまめに拭いたりすることでそれなりにきれいな状態へともっていくことができる。ポイントとしては、一回の拭き取りなどですべての汚れを落とそうとするのではなく、何回かに分けて日を置きながらきれいにしていくことである。
そのため、買取に出す前から何回かに分けて外観をきれいにしておくことが大事であり、いきなり買取へと出すのは査定において減額を受けてしまうことがあるので注意していただきたい。
書道具一式をそろえる
書道具の買取は筆のみや墨のみでの買取も可能となっているが、もっともベストなのは書道具一式をしっかりとそろえた状態で買取へと出すことだ。それぞれ単品でも状態がよければそれなりの価格がつくかもしれないが、それよりも墨・和紙・半紙・筆・硯などの一式をそろえて買取に出したほうがお得な買取が可能となっている。
業者によっては書道に関連するアイテムをまとめて売ることで買取金額がアップする業者もあり、そうした業者に出すことも買取価格を高めるためには必要なことだといえるだろう。
しかし、現実的に考えて書道具一式がきれいな状態で現存していることはあまり期待できない。あったとしてもボロボロになっているのが普通であり、年代が古ければ古いほどそのリスクは高いだろう。まとめ売りが有利なのは事実だが、だからといって必ずしもまとめて売らなければならないわけではないことを覚えてこう。
買取業者を比較する
買取価格を高めるためのもっとも効果的な方法は、それぞれの買取業者での買取価格や査定額を比較することだろう。今では業者のWEBサイトからおよその買取相場をチェックすることができ、誰でも簡単に業者間の相場を比較することができる。だが、書道具の買取は実際に買取に出す前までどれぐらいの価格がつくのかはまったくわからない。
自分には年代もわからないだろうし、状態が良好なのかダメなのかも素人にはわからないだろう。そのため、業者を比較するときは過去の買取実績を参考にするのがいい。過去にどの商品がどのぐらいの価格で買取されたのかは、自分が出す書道具の買取価格の参考になるだろう。また、業者を比較するときは買取価格だけではなく、買取の方法や手数料などもチェックしておくことが大切だ。
おすすめの業者
墨・和紙・半紙・筆などの書道具はリサイクルショップなどで買取するのが一般的となっている。しかし、買取業者を選択するときは、近所にあるリサイクルショップなどを利用するよりも、ネットで買取申し込みができたり場合によっては出張買取などが依頼できる業者に出すのがいいだろう。
また、買取業者の実績や鑑定士の腕といった部分にも着目し、しっかりとした専門知識を持った人に鑑定してもらうのがもっともベストだといえる。そこで最後に、墨・和紙・半紙・筆の買取におすすめの業者を紹介していく。書道具の買取件数自体はほかのブランド品などよりは少なくなっているが、業者によっては高価買取を掲げているところも多い。どこの業者を選べばいいのか迷っている人はぜひ参考にしてみてほしい。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
福ちゃんは買取実績が200万件超えている大手買取サービス業者であり、安心・丁寧・納得の買取をおこなってくれる、とても信頼性が高い業者である。高額査定が自慢であり、本物の知識を持った鑑定士が在籍していることもあり、買取価格には大きな自信を持っている業者だ。
買取方法としては、宅配・出張・店頭が主な方法となっており、宅配買取で無料の宅配キットが自宅に届くため、安心した買取をおこなうことができる。送料や査定料は無料である。福ちゃんは独自の販売ルートを確保していることもあり、豊富なネットワークを駆使することにより、他店よりも高い価格での買取が可能となっているのだ。
本郷美術骨董館
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館も買取実績がとても豊富な業者であり、こちらは1000万件を超える買取をおこなってきた信頼性抜群の業者である。2013から2017年には美術骨董品買取実績No.1を獲得しており、骨董品や古いものの買取にはかなり強い業者となっている。
買取方法としては、宅配・出張・店頭の3つの方法が選択可能であり、自分のライフスタイルに合わせた買取をおこなうことができる。しかし、宅配買取での送料は自分で負担となっているので注意されたい。本郷美術骨董館では40年以上の買取データを参考に査定してくれるため、しっかりと相場に見合った価格での買取が期待できるだろう。
まとめ
今回のコラムでは、墨・和紙・半紙・筆の中古買取相場・査定情報についてまとめてきた。書道具の買取はあまりメジャーな買取品ではないにしろ、古くて貴重な書道具であれば十分に高価買取が狙えるアイテムである。実際、多くの買取業者で書道具の教科買取をおこなっている業者があり、江戸時代の頃の書道具などは比較的高い価格で買取が可能となっている。
自分が子どもの頃使っていた書道具では高価買取は望めないかもしれないが、親の世代のそのまた前の世代の書道具などが遺品整理などで見つかることも多い。そうした書道具は、ただ捨てるのではなく、価値があるかどうかわからないのであれば一度査定に出してみるのがいいだろう。骨董品や古い年代のものは、自分が思っているよりも価値が高いことが多いので、気になったアイテムはまずは査定へと出してみてほしい。