商品券や新幹線のチケットなどを定価より安い価格で販売している金券ショップ。しかし、ものや店舗によってはあまり安くなっていないと感じる場合もある。
できるだけ安く金券やチケットを購入するには、安い金券ショップを見つける必要がある。安い金券ショップはどんなところにあるのか、また金券ショップで販売されている金券をさらに値引きしてもらうことは可能なのかについてチェックしてみよう。
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金券ショップが多くある場所
まずはどんな場所に金券ショップがあるのかを考えてみよう。近くにも金券ショップが多く集まる場所はあるかもしれない。欲しいチケットや金券が決まっている場合は、たくさん金券ショップがある場所に出向いて価格を比較してみるのもおすすめである。
駅前
金券ショップが多く集まる場所としてメジャーなのが駅前である。駅前で金券ショップを見かけたことがあるという方は多いだろう。金券ショップは一度の取引では大きな利益を上げるのが難しく、とにかく数をこなす必要がある。
そんなとき、常に人通りのある駅前は非常に役立つのだ。また、新幹線や特急電車が止まる駅であれば、購入してすぐに使えるようなチケットはさらに人気になる。品ぞろえも豊富になり、その中からより安くお得なチケットを購入することができるだろう。
ショッピングモール
ショッピングモールにも金券ショップが入っているケースは多い。駅前ほど常に人通りがあるというわけではないが、毎日のお買い物のついでに主婦がチェックしたり、土日に家族連れが多く見に来たりするため、ショッピングモールでも金券ショップは経営を続けやすいのである。
ショッピングモールで経営している金券ショップでは、商品券や映画のチケット、テーマパークや遊園地、施設の入園券などが安く販売されている。少しでも節約したい主婦にとっては、商品券は非常に役立つアイテムと言える。
また、映画の前売り券なども節約には欠かせないアイテムとなっている。映画のチケットや入園券などは使用期限があるものが多いため、期限の近いチケットはさらに安くなる傾向にある。ショッピングモールの金券ショップでは、駅前と比較すると新幹線のチケットなどは購入しにくい。競合店舗もないため、あまり安くなりにくいという特徴もある。
商店街
商店街の中に金券ショップが入っているというケースもある。金券ショップはできるだけ多くの人の目に留めてもらう必要があるが、商店街となるとその確率はやや低くなる。しかしその分家賃も安くなるため、結果的に金券やチケットを安く購入できる可能性が高くなるのだ。
商店街と言ってもシャッターが並ぶような商店街では利益を上げることができないため、ある程度繁盛している商店街をチェックする必要がある。このような店舗は、チケットや金券だけでなくブランド品や金、プラチナなどの貴金属、さらに電子タバコなど、豊富な品ぞろえになっているケースも多い。思わぬものを低価格で購入できる可能性もあるため、一度店舗を覗いてみると良いだろう。
安い金券ショップは人が多い場所にある
金券ショップはさまざまな場所にあるが、その中でも安い金券ショップはどこに集中しているのだろうか。基本的には、金券ショップは人通りの多い場所ほど安い価格がつけられている。他にも競合店舗が多いため、高すぎるとなかなか顧客をつかむことができないためである。安い金券ショップを見つけるコツについて見ていこう。
金券ショップは薄利多売が基本
金券ショップの経営方法は薄利多売が基本である。定価以下で金券を販売しているが、仕入れは定価に非常に近い価格でおこなっている。そのため、10,000円のチケットを販売しても利益は数百円程度だ。少しでも安く購入したいと思うのは当然のことだが、金券ショップの利益率を考えるとギリギリの価格で取引しているところが多いということは覚えておくようにしよう。
都心には金券ショップが集中している
駅前、ショッピングモール、商店街などには金券ショップがたくさんあるが、中でも人が多く集まる都心にはたくさんの金券ショップがある。数十メートル歩けば別の金券ショップをチェックすることもできるため、目的の金券やチケットが置かれているか、また価格はどちらの方が安いかを比較してから購入することが可能だ。
とくに乗り換えが便利な駅、新幹線や特急電車が止まる駅、観光客や買い物客で賑わう商店街などには金券ショップが密集している傾向にある。事前に金券ショップが多く集まっている場所とその位置を確認してから出向くようにすると、スムーズにお得な買い物ができるようになるだろう。
場所によってチケットの金額は変動する
金券ショップで販売されているチケットの金額はどこでも同じというわけではない。新幹線のチケットなどは駅前で購入する方が安いケースが多い。商店街やショッピングモールではそもそも新幹線などのチケットの数が少なく、競合する店舗も少ないため価格が下がりにくい。
一方で駅前の場合は、高い価格だと他の店舗に顧客を奪われてしまう。そのためできるだけ価格を抑えて販売しているのだ。反対に家族向けの施設の入園券などは、ショッピングモールなどの方が安く購入できる可能性が高い。場所によって金券、チケットの価格は変動し、店舗によっても一概にこの価格とは言えないので、欲しい金券、チケットの種類を確認し、どのような場所にある店舗なら安く購入できるかを考えることも大切だ。
金券ショップでの値引きは難しい
金券ショップで販売されている金券、チケットは、さらに値引き交渉をして安く購入することができるのだろうか。基本的に、金券ショップは前述のとおり薄利多売が基本である。そのためギリギリまで価格を下げていることも多く、値引きをすると赤字になってしまう可能性が高い。
あの店舗は値引きをしてくれる、というクチコミが広がればその分値引き交渉をするユーザーも増えて、より経営を圧迫することになるだろう。そのため、基本的に金券ショップでは値引きは難しいと言える。一部例外もあるため、どのような場合なら値引き交渉が可能かについて考えてみよう。
アルバイトスタッフで構成されている場合は難しい
金券ショップに勤務しているスタッフがアルバイトの場合や、チェーン店の金券ショップ、フランチャイズの金券ショップでは、値引き交渉は難しいと言える。そもそも買取価格、販売価格が決められているケースが多く、スタッフは値引きの権限を持っていないということも多い。このような場合はどんな交渉をしても値引きをしてもらうことができないので、提示された金額で購入するようにしよう。
期限が近づいているチケットは値引きできる可能性がある
金券ショップで販売されているチケットの中には、使用期限があるものも多い。新幹線のチケットや映画のチケット、また施設の入園券などは期間限定のものが多く、このようなものは値引き交渉に応じてもらえる可能性もある。
期限が近づいているものほど安く売ってもらうことができるので、そのようなチケットを見つけた場合はスタッフに交渉するようにしよう。この場合もスタッフに値引きの権限がない場合は無駄になってしまうので、店長や社員など、価格を決める権限のある人を見つけて交渉する必要がある。
大量に購入する場合は値引きも可能
企業が社員の出張のために大量に新幹線のチケットや金券、切手を購入するという場合もある。大量にまとめて売るという場合は値引き交渉に応じてくれる金券ショップも多い。しかし、1000枚単位などかなりの大量の取引が必要になるため、一般人がこのようなまとめ買いの交渉をするのは難しいと言えるだろう。
定期的な取引を約束することで値引きが可能に
大量に購入するのと同じように、定期的に取引をすることを約束した場合も値引きしてもらいやすい。こちらも企業向けの方法であり、毎週1000枚など、定期的に大量に購入するという契約が必要になる。切手などが大量に必要な仕事、出張が多い仕事をしているという方、これらのアイテムが必要な企業は、一度金券ショップに価格の交渉をおこなってみるのも良いだろう。
金券ショップで値引きが難しいチケット
金券ショップで販売されている金券やチケットの中でも、値引きが難しいものはいくつかある。これからご紹介するようなものは値引きが難しいので、値引きできそうな店舗であってもあまり期待はしないようにしよう。
期限のない商品券
百貨店やコンビニ、スーパー、さらにECサイトで利用できる商品券はかなり多いが、そのほとんどは使用期限のないものばかりである。使用期限がないということは長く在庫にしていてもあまり問題がないため、値引きに応じる必要がない。期限のない商品券を購入したい場合は、金券ショップが提示する金額を支払う必要があると思っておこう。
株主優待券
株主のみが利用できる株主優待券も金券ショップでは多く販売されている。これらは使用期限があるものが多く、ものによっては値引きの対象にもなる。しかし株主優待券は人気の商品であり、値引きしなくても次々に売ることができる。そのためこちらも価格交渉は難しく、安く購入することができないケースが多い。
電車の回数券
金券ショップでは新品の電車の回数券、数回使用した電車の回数券も販売されている。もう使う機会がなくなってしまった回数券を売りにくる人は意外と多いため、このような回数券も金券ショップでは購入しやすい。
しかし回数券は使用できるシーンが限られており、金券ショップの中でも人気がない商品である。そのためもともと安めの金額がつけられている。提示されている金額からさらに値引きすると赤字になってしまうことも多いため、基本的に未使用でも使用したものであっても回数券の値引きは難しい。
金券を売却する際も価格交渉は可能?
金券ショップに金券を売却する際は、反対に少しでも高く買取してほしいと考える方が多いだろう。しかし、実際に金券ショップへ金券を持ち込んだ場合の価格交渉は可能なのだろうか。高く買取してもらうポイントについてチェックしてみよう。
基本的に金券ショップでは価格交渉は不可能
金券ショップはどの店舗でも比較的買取価格が安定しており、基本的に価格交渉は難しい。金券やチケットはブランド品などと違って査定ポイントも多くなく、ほとんどの店舗でマニュアルや買取価格表が完成している。他の店舗に持ち込んでも似たり寄ったりの価格になるため、無駄足となることも多いだろう。
チェーン店の場合は難しい
金券やチケットを売却する金券ショップがチェーン店やフランチャイズの店舗の場合は、さらに価格交渉は難しくなる。チェーン店やフランチャイズでは全国的にしっかりとしたマニュアルが整っており、買取価格、販売価格まですべて決められているため、価格交渉のような臨機応変な対応を期待することはできないだろう。個人経営の店舗に持ち込めば、価格交渉をある程度受け付けてくれる可能性もある。
人気のあるチケットなら交渉は可能
金券、チケットの中でも、人気のあるものなら価格交渉はある程度可能なケースもある。とくに夏休みや春休みに向けての新幹線のチケットは、大学生や高校生が購入するため高い価格で買取販売ができる。人気のテーマパークの入園券なども高く買取してもらいやすい。
さらに、一度にまとめて大量の金券、チケットを買取してほしいという場合も、価格交渉に応じてもらえる可能性が高くなる。少しでも在庫を確保したい金券ショップにとっては優良顧客として扱ってもらうことができるだろう。購入するときと同じように、数百枚、数千枚などの大量の取引が必要になるため一般人にとっては難しい。
まとめ
都心や駅前などは、安い金券ショップが集中しやすい。また、その店舗の場所によって安いチケットは違うので、自分の欲しいチケットの需要を考えて店舗を探してみるようにしよう。
金券ショップではもともとかなり安く販売価格がつけられているため、値引き交渉は基本的には難しい。対応するスタッフが店長や社員であっても、値引きしてもらえればラッキーくらいの感覚でお願いしてみることが大切だ。安い金券ショップを上手に利用して、毎日をよりお得に過ごせるようにしよう。