買取ボーナスキャンペーン

家電リサイクルする時に名古屋で持ち込める場所

読了目安:9分
更新日:2021/03/22
公開日:2018/11/27
2のお客様が役に立ったと考えています

私たちの日常生活に欠かせないのが家電製品だが、実はリサイクルしなくてはならないと法律で決まっている事を知っているだろうか。家電リサイクル法といい、消費者もリサイクルする事が義務付けられているのである。

多くの場合は商品を買った販売店に引き取ってもらう事ができるが、販売店を通さないで自分で直接指定場所に持ち込む事も可能だ。そこで今回は家電リサイクル法についての解説と、名古屋で持ち込める指定場所について紹介していく。


名古屋駅 / sqm

家電リサイクル法とは

家電リサイクル法とは、有効な資源を多く含む家電を廃棄せずリサイクルする事を義務付けている法律である。家電リサイクル法が施工される以前は、基本的に家庭からでる廃棄物は市区町村が収集・処理を行っていた。

家電も他の粗大ごみと同様に収集されていたが、粗大ごみ処理場では十分な処理がでないためリサイクルされず埋め立てられていたのだ。この状況を打破すべく作られたのが家電リサイクル法で、2001年4月から施工されている。

家電リサイクル法の対象となる製品

全ての家電が対象となる訳ではなく、2001年4月の段階では「エアコン」「冷蔵庫」「ブラウン管テレビ」「洗濯機」の4製品が対象と指定された。

その後、2004年には「冷凍庫」、2009年には「液晶式・プラズマ式テレビ」と「衣類乾燥機」が追加されている。これらの製品が対象となったのは家庭からでる家電の廃棄物の中で、約8割の重さを占めるのがこれらの製品だからである。

対象となった製品にはそれぞれ「再商品化基準」が設けられ、決められた数値以上の割合を再利用できる状態に戻す必要がある。その為製品の設計時に長く使える事だけでなく、リサイクルする事を考えて作られるようになっているのだ。

家電リサイクル法に基づくそれぞれの役割

家電リサイクル法では、消費者、販売者、製造会社に対してそれぞれ役割を設定している。この役割をそれぞれが守る事によって、家電リサイクル法は成り立っているのだ。

消費者の役割は、不要になった製品を販売店に引き渡す事である。この時消費者は販売店に対してリサイクル料収集・運搬料を支払う必要があるのだ。消費者から製品を受け取った販売店の役割は、受け取った製品を製造会社などへ運搬する事である。

また、消費者が新しい家電を購入する時に、古い製品の引き取りを求める場合はそれに応じて引き取るのも販売店の役割だ。販売店から製品を受け取った製造会社は、家電リサイクルプラントなどの指定場所まで製品を運搬する役割を持っている。運搬された製品は適切な方法によって処理され、再利用可能な状態へと変わっていくのである。

自分で指定取引場所まで持ち込む方法

消費者が家電を処分する時、リサイクルにかかる費用を支払う必要がある。これは、事前に支払う必要があり、指定取引場所まで運搬してから支払う訳ではないので注意しよう。

リサイクル料は郵便局で支払う事ができ、この時に使うのがリサイクル券だ。リサイクル券には処分したい製品の情報を記入する必要があるため、メーカー名を事前に確認しておこう。

またテレビや冷蔵庫・冷凍庫に関しては大きさも記入しなければならないので、分からない場合は調べておくことが大切だ。リサイクル券に必要事項を記入したら窓口で振り込み控えをもらい、その控えを製品と一緒に指定取引場所まで持って行く事で処分してもらえるのである。

リサイクル券は振り込みでも支払う事ができるが、その場合は、リサイクル券についている「振替払込受付証明書」に窓口で日付印を押してもらうことが必要だ。また、ATMで支払った場合は、振替払込受付証明書の代わりに「ご利用明細票の写し」を控えとして利用する事も可能である。

名古屋市周辺で持ち込める指定場所

名古屋市内には不要になった家電の指定取引場所は「朝日金属株式会社」と「東海西濃運輸株式会社名古屋営業所」の2カ所であり、どちらも直接持ち込む事ができる。家電リサイクル法の対象になっている製品は大きい物なので、利用しやすい方を選んで運搬しよう。

指定取引場所の詳細情報

朝日金属株式会社は名古屋市北区六が池町555番地にあり、持ち込みによる受付を午前8時から午後5時まで行っている。ただし、正午からの1時間は、休憩時間で受付をしていないので注意しよう。休業日は毎週日曜日に加え、夏季休業期間と年末年始となっている。

一方、東海西濃運輸株式会社名古屋営業所は名古屋市中川区上高畑一丁目178番地にあり、こちらは午前9時から午後5時までが受付時間となっている。朝日金属株式会社と同様に、正午からの1時間は受付していないので注意しよう。休業日は毎週日曜日と祝日に加え、夏季休業期間と年末年始である。

名古屋市近郊の指定取引場所

名古屋市内には指定取引場所は2か所しかないが、名古屋市近郊には他にも4カ所の指定取引場所がある。春日井市の「日本通運株式会社春日井物流センター」、瀬戸市の「株式会社イトー急行東海共配便営業所」、日進市の「西濃運輸株式会社名古屋東支店」、東海市の「岡山県貨物運送株式会社名古屋南営業所」である。

どの指定取引場所も正午からの1時間を除く午前9時から午後5時までが受付時間となっており、日曜日と祝日、夏季休業期間と年末年始が休業日だ。名古屋市以外の指定取引場所も利用する事もできるので、自分に合った場所を選び家電の持ち込みしよう。

家電リサイクルプラントで行われる処理の流れ

消費者から依頼され収集・運搬された家電製品は、家電リサイクルプラントという施設に運ばれ再利用可能な状態へと処理される。家電リサイクルプラントは全国に47施設あり、どのメーカーの製品を扱っているかによって大きくAとBのグループに分けられている。中には、AB共通の施設もあるが、それぞれ適切な場所に運搬され処理されているのだ。

エアコンの処理工程

エアコンは本体だけでなく室外機もリサイクルの対象である。その為、両方に処理が必要であり、まず室外機から冷媒回収を使い冷媒フロンを取り出す。フロンは大気汚染の原因となる有害物質なので、通常の処理とは別の専用の処理施設で処理されるのだ。

冷媒フロンを取り出した後は室外機とエアコン本体から基盤やコンプレッサー、熱交換器などが手作業で外され、その後破砕機にかけられていく。破砕された部品から鉄やアルミ、プラスチック類など再利用可能な資源のみ選別していき、エアコンの処理は完了となる。

冷蔵庫・冷凍庫の処理工程

冷蔵庫・冷凍庫は、まず野菜ケースやドアパッキンなどのプラスチック類を手作業で取り外していく。その後、冷媒フロンが回収されるのだが、使われている可能性のある冷媒フロンが数種類あるので種類を判別してから冷媒回収機を使い回収が行われる。

次に、パイプを切断しコンプレッサーを取り出すが、コンプレッサー内にも冷媒フロンがあるのでこちらも回収され、専門の処理施設で処理されるのだ。

冷媒フロンを全て回収した後は破砕機にかけられ、エアコンの時と同様に鉄やアルミ、プラスチック類などの再利用可能な資源のみ選別される。ただし、断熱フロン回収機にかけられ断熱フロンと圧縮ウレタンに分別される処理工程もある。

テレビの処理工程

テレビの処理はブラウン管テレビなのか、液晶式・プラズマ式テレビなのかによって工程が変わる。ブラウン管の場合はまず背面カバーを外し、ブラウン管と基盤を手作業で取り外す。

ブラウン管は破砕機にかけられる前に分解機に入れられ、硝子や鉛として再利用可能になるのだ。基盤などを取り外したキャビネットは破砕機にかけられ、そこから、プラスチック類が選別される。

一方、液晶式・プラズマ式テレビの場合は、ブラウン管の変わりにパネルや蛍光灯(液晶式のみ)が基盤と一緒に取り外され、その後破砕機にかけられる。

効率よく解体作業を行うため、大型の液晶テレビ用の専用の作業台が用意されている事も多い。破砕機にかけられたキャビネットからはプラスチック類が、シャーシからは鉄が選別して回収されるのだ。

洗濯機・衣類乾燥機の処理工程

洗濯機・衣類乾燥機はまずモーターや基盤を取り外す作業から始める。また、洗濯槽の上部リング部分には塩水が入っている為、破砕機にかける前に抜いておく必要がある。

もし、抜かない状態で破砕機にかけてしまうと、破砕機や再利用可能な鉄などの資源が錆びてしまう恐れがあるからだ。塩水を抜き洗濯槽を外し、キャビネットを破砕機にかけていく。破砕さ機れた部品からは、鉄やアルミ、プラスチック類が選別され再利用される。

処理された資源の利用方法

家電プラントで処理された資源は、それぞれ素材として再利用されている。鉄やアルミはそのまま素材として利用でき、プラスチック類は種類毎にしっかりと分別され再びプラスチック製品として生まれかわるのだ。また、冷蔵庫・冷凍庫から回収したウレタンは破砕されチップとなるが、圧縮されたのち再利用されている。

2役に立った

小型家電リサイクル法

家電リサイクル法では大型家電のリサイクルについて規則が定められていたが、2013年4月から小型家電に対する法令も作られた。それが小型家電リサイクル法であり、カメラやパソコン、ゲーム機など多くの製品が対象となっている。

小型家電の中にも鉄やアルミなどが含まれているだけでなく、貴金属やレアメタルなどの有効な金属も使われているのだ。以前はこれらの大部分が再利用できるのにも関わらず廃棄されていたが、小型家電リサイクル法によって適正な資源の再利用が促進されたのである。

家電リサイクル法と異なり、小型家電リサイクル法では市区町村による回収も認められているのだ。販売店や市区町村が不要になった小型家電を回収し、国が認定した事業者がこれらを集め分解・選別されていくのである。

個人で処分を依頼する場合は、再資源化の過程では有害物質もでるので必ず認定を受けている事業者に依頼しよう。中には、無許可でも処分している事業者もあるので、事前に認定事業者かどうかの確認が必要である。また、パソコンなど個人情報を記憶している製品を処分する時は、必ずデータを削除してから処分してもらおう。

まとめ

家電リサイクルする時に名古屋で持ち込める場所やリサイクルされる際の工程について紹介した。最近では大型家電だけではなく小型家電リサイクル法もでき、ますます資源の再利用に取り組むようになってきている。

また、家電リサイクルを名古屋市内にする際には2か所の家電指定取引場所があり、時間帯や場所などに注意し自分が持ち込みしやすい場所を選ぼう。さらに、名古屋市近郊にも4か所あるのでそちらもチェックすることをオススメする。家電リサイクルをする際には注意事項もあるのでこの記事を参考にしてほしい。

2役に立った
ブックオフ
ゲオ
ハードオフ
  1. 商品を検索
    1商品情報を入力
    分かる範囲でフォームに入力しましょう
  2. 査定依頼
    2査定結果
    最大20社から査定結果がメールで届きます
  3. 買取予約
    3買取価格を比較
    最も金額の高い業者を選びます(キャンセル可)
  4. 買取完了
    4買取申し込み
    商品を買取業者に送って、現金を受け取ろう
あなたの家電の買取価格を
最大20社が一括査定
かんたん1分!
フリマアプリと違い売却時の手数料無料
今野杏南さん

運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
買取業者を周辺から探す

買取業者を地域から探す

このコラムに関連する商品
このコラムに関連するキーワード
  • 家電リサイクル(40)
  • 家電(269)
  • リサイクル(60)
  • 処分(180)
  • 廃棄・処分(148)
  • カメラ(200)
  • テレビ(20)
  • 洗濯機(47)
今すぐ売るならこちら!無料で査定依頼する