昭和期の日本の芸術を牽引した人物、小山敬三。彼が現代に残した作品は、多くの人に語り継がれ、中にはテレビ番組なんでも鑑定団に出品されたものもあるほどだ。文化人として様々な賞を受賞し、海外へも渡航した略歴を持つ小山敬三の作品は、買取市場では高額での取引がおこなわている。そこで今回は、昭和期の日本を盛り上げた小山敬三が生み出した作品の価値や買取相場についてご紹介する。
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小山敬三とは
まず始めに、小山敬三がどういった人物なのかについてフォーカスを当てて説明しよう。買取をおこなうにあたって、商品の知識を頭に入れておくと役に立つことが多い。価値を知っておくことで自分の身を守るためにも重要なのだ。これから査定を検討している方は以下の点は知識として知っておいてもらいたい。
小山敬三の略歴
小山敬三は1897年、長野県の商家で生まれ自然豊かな土地で育ち、大学入学では故郷を小諸を離れ、慶應義塾大学への進学を決意。その後大学を中退した後、川端画学校にて藤島武二の指導を受け、絵とはなにかということを学んだ。
パリの詩人家シャルル・ゲランを師に持ち、油絵の基礎から徹底的に学び、小山敬三独特の画風、堅固な造形性を醸成していったのだ。1928年に帰国した際、神奈川県にアトリエを設けて日本での活動を本格的に開始。海外の油彩画から学んだ画風が、彼が作り上げた作品に強く影響しているのが特徴的だ。
体質や感覚を鮮明に展開するおもしろさを表現
小山敬三の作品には体質や感覚を鮮明に展開するおもしろさが表現されている。自身が渡仏した際に学んだ油絵の基礎が小山敬三の独特な画風を作り上げているが、技を誇示しすぎない高度な技術力で多くの方を魅力したのが彼の実力だ。
小山敬三の活動を見て賞賛を贈る者は多く、多くの賞を受賞した経歴を持つ。日本芸術院賞を受賞したり、文化功労賞に選ばれたりと、多方面から認められた小山敬三の作品は現在でも人気が高いのだ。
小山敬三が描いた主な作品の種類
これまで小山敬三が描いた主な作品をご紹介する。小山敬三の作品はいくつもあるが、代表的なものでいうと、
- ・浅間山連作
- ・紅浅間山
- ・富士図
- ・薔薇図
- ・ばら図
- ・ダムシリーズ
- ・白鷺城連作
などがある。自由な画力に見えて、調和が磨かれた品格のある作品が特徴的だ。買取市場において高額での取引されるものもあり、浅間山連作はなんでも鑑定団に出品され、数100万円の価値がつけられたほどである。現在小山敬三の作品を所有している方は今一度自分の作品名はなになのか確認しておこう。
小山敬三の洋画・絵画の価値について
ここからは小山敬三の洋画・絵画の価値についてフォーカスを当てていこう。絵画や洋画などの美術品はトレカやワインなどの買取とは違った点を見られて査定がおこなわれる。そのため、ある程度美術品の買取業者がどのような観点で買取をおこなっているか知っておくようにしよう。
そもそも絵画などの美術品は価格が変動しやすい
絵画や洋画などの美術品は価格が変動しやすいことは頭に入れておこう。世界に数点しかないアンティークものは年単位で金額が上昇していくことがあるが、日々相場感は変わっていく。最新の買取価格を知っておかないと後になって全く予想していた金額にならないこともある。
洋画や絵画は鑑定が難しく、目利きのプロでも苦戦するほどで、買取業者は専門分野に分かれていることが多い。そのため、価格変動の激しい美術品の価値を現在価値で捉えてもらえる買取業者を選ぶようにしょう。
良い作品ほど高く売れるのが美術品
良い作品ほど高単価で売却できるのが美術品だ。良い作品というのは、歴史的価値の高いものや、著名な絵師が描いた箔が付いた絵を指す。有名な作品であれば、買取価格は必然的に上昇する。
小山敬三であれば洋画・絵画業界では名の知れた人物のため、ものによっては高額の査定を期待することができるだろう。美術品は驚くほどの値段がつけられる場合もあるため、現在良い作品を持っている方は、満足のいく査定を受けられるのではないだろうか。
小山敬三の作品の中には数100万円の価値があるものも
小山敬三の作品の中には数100万円の価値を有するものもある。代表作の浅間山の風景画は知名度も高く、400万円〜500万円で取引されることも。また、ばら図などの絵画も300万円〜400万円ほどの価値がつけられる場合もあるのだ。
小山敬三は人気さゆえに偽物が出回っている可能性もあるため、現在彼の美術品を所有している方はどこで手に入れたものか、本当に本物であるかどうかなどの証拠を今一度確認しておこう。
小山敬三の洋画・絵画の業者別の買取情報
ここからは小山敬三作品の買取を受け付けている買取業者をいくつかご紹介していく。小山敬三の美術品は非常に高単価での売却を期待できる。しかし、査定を依頼する買取業者を誤ってしまうとせっかくの価値が台無しになることも否めない。これから買取を検討している方は、以下の買取業者を参考に納得のいく取引を進めてもらいたい。
秋華洞
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まず1つ目の買取業者は秋華洞だ。秋華洞では小山敬三作品の査定金額を提示している訳ではないが、買取対応をしてもらえるようだ。鑑定力に力を入れている秋華洞は、絵画だけでなく、浮世絵や掛軸、武具や春画、彫刻など伝統的な美術品の買取をおこなっている。
査定方法にはサイト内の査定フォームから申し込めるネット査定やスマホから写真を撮ってそのまま査定ができるLINE査定、メールや電話でも対応してもらえる。また、年中無休で稼働しているため、査定に関して相談したいときは気軽に問い合わせてみてはどうだろうか。
アート買取協会
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
続いての買取業者はアート買取協会だ。アート買取協会でも小山敬三作品の買取を受け付けてもらえる。具体的な作品には紅浅間、長春花、犬山城、バラの査定を無料でおこなってくれるようだ。
アート買取協会では、宅配買取、出張買取、店頭買取の3つの買取方法を採用しており、自分に合わせた取引を選ぶことができる。日本画、洋画、現代アート、中国美術、ガラス工芸、掛軸など様々なジャンルの査定をお願いすることができるのだ。また、茶碗や皿、壺など骨董品の買取もおこなっており、全国に本支店を構えているため、査定の詳しい詳細を聞きたい方は近くのお店に足を運んでみてはどうだろうか。
総合美術買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
最後の買取業者は総合美術買取センターだ。総合美術買取センターでも小山敬三の買取を受け付けている。総合美術買取センターは、査定額に自信を持っており、各分野それぞれ20年を越える専門の鑑定士が査定を実施しているため、少しでも売る人たちが納得のできる金額を提示してくれるのだ。
また、クーリングオフ制度を導入しており、満足のいかない取引であったならば、契約日から8日以内は無条件でキャンセルをおこなうことができる。ネット、店頭、LINEにて査定を実施しており、スピーディな査定対応をしているため、急ぎの方にはオススメの買取業者だ。これから小山敬三だけでなく、他の美術品の買取も検討している方は、ぜひ査定をお願いしてみてはどうだろうか。
小山敬三の洋画・絵画をより高額で売却するには
小山敬三の作品をより高額で売却するためのコツをいくつかご紹介する。美術品は変動の大きい商品であるが、査定前に準備を怠らないことで満足のいく査定を有意義に進めることができる。これから美術品の買取を検討している方は、以下のコツを頭に入れた上で取引をおこなってもらいたい。
傷や汚れがつかないように保管方法を徹底する
洋画や絵画などの美術品は保管方法が命と言っても過言ではない。美術品の査定はアンティークであれば商品の価値が上がることが1つの基準となるが、傷や汚れが目に見えていると、査定金額に響いてしまう。同じ場所に1年以上置きっぱなしにしてしまったり、直射日光が当たるところに置いてしまったりしていると傷んでしまう可能性があるのだ。
洋画や絵画は湿気や温度に弱いため、適切な対策をしていないとやぶれや色落ち、やけなどが生じてしまう。定期的に外気に触れさせ、温度18度〜20度前後の風通しの良い場所で保管することがオススメだ。
ちなみにフレームはデリケートなため、水気のある布で汚れを取ろうとすると変色してしまう場合もあるので、美術品を拭き取る際は乾いた布で優しくふいてあげるようにしよう。
額縁などの付属品も同時に査定を
額縁などの付属品も同時に査定に出すようにすると査定金額がアップを期待することができる。額縁に傷やへこみなどがあると、金額が下がってしまう場合もある。また、裏側の留め具が外れかかったり、壊れてしまったりすると査定に影響してしまうので、できる限り新しく付け替えるなどして修復を試みよう。
買取業者が提示している金額は全ての備品が完備されている状態での価格のため、査定に出す際は付属品と一緒に依頼するようにするのがオススメだ。
洋画・絵画専門の複数買取業者に相見積もりを依頼する
洋画・絵画の専門として取り扱う買取業者に相見積もりを依頼することも高単価で売却するためには重要だ。複数の買取業者に査定を依頼することで自分が所有する商品の相場や上限と下限の査定金額を把握することができる。買取を依頼するならば、できる限り1番高く引き取ってもらえる業者に依頼したいものだ。
買取業者の中には、悪徳な商法で商品を安く仕入れようとするところもいるため、商品の価値をしっかりと見定めてくれる業者を探すためにも複数の買取業者に査定を依頼することが望ましいだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。小山敬三の作品はものにもよるが、現代の美術品市場においては非常に価値が高いのである。この先も価格が上がるかどうかの明確な判断はできないが、これから買取を検討している方は、しっかりとした目利きを持つ鑑定士に査定を依頼するようにしよう。
自分の納得がいく取引を進めるためにも、いくつかの買取業者をピックアップして査定を検討するのがオススメだ。