山崎18年はサントリーの看板商品である山崎ウイスキーのひとつである。なかでも、すでに販売を終了している旧ボトルにあたる「山崎18年ピュアモルト」は、希少性が極めて高く入手困難。
レアな存在でありかつ高い人気を誇っていることからプレミア価格が期待できるウイスキーだ。そんな山崎18年 ピュアモルトの買取相場や査定情報などについて述べてみたい。
Yamazaki Distillery 山崎蒸留所 / Yuya Tamai
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山崎18年ピュアモルトとは
日本でウイスキーの歴史がスタートしたのは大阪府三島郡島本町山崎にある山崎蒸留所であるといわれている。山崎18年は、山崎蒸留所にてシェリー樽で18年以上という年月をかけて熟成した原酒をつかったウイスキーである。
山崎18年には、現在一般に流通している新ボトルと、すでに販売が終了している旧ボトルの2種類が存在している。
山崎18年 新ボトルの特徴
新ボトルの山崎18年はボトルの表面に黒いラベルが貼られていて、金色の文字が印刷されているのが特徴だ。そこには、大麦麦芽100%でつくられたウイスキーであり、かつ1つの蒸留所でつくられたウイスキーを意味するSINGLE MALT(シングルモルト)という表記も見られる。
山崎18年ピュアモルト(旧ボトル)の特徴
一方、山崎18年の旧ボトルは箱がクリーム色をしている。ロゴマークが左上にあり金枠が二重になっているなどの特徴も見られる。
新ボトルの表面にSINGLE MALT(シングルモルト)という表記があるのに対して、旧ボトルにはPURE MALT(ピュアモルト)という表記がなされているという違いがある。それゆえに旧ボトルは、「山崎18年ピュアモルト」と呼ばれている。
2004年にSINGLE MALT(シングルモルト)という記載に統一されたタイミングで、旧ボトルの販売は終了。それだけに山崎18年ピュアモルトは希少価値が極めて高く入手困難であるのだ。
その一方でウイスキー愛好家たちの山崎18年ピュアモルトへの愛着は深く、今の時代もプレミア価格がつきやすい人気ウイスキーなのである。
山崎18年ピュアモルトが人気の理由
山崎18年は国内だけではなく海外でも大人気のウイスキーだ。その理由は万人受けする味わいや華やかな受賞歴などが関係しているといえよう。
山崎18年の味わいや香り
山崎18年はシェリー樽で18年以上の歳月をかけてじっくり熟成したウイスキーだ。果実のような芳醇な香りと甘酸っぱさ、そして蜂蜜のようなほのかな甘みを兼ね備えている特徴がある。
山崎18年は高級バーやシティホテルなどでも広く取り扱われており、ウイスキーをたしなみはじめた人にとって憧れの存在、愛好家たちにとっては親しみの深い定番のウイスキーという位置づけにある。
華やかな受賞歴
山崎18年は山崎ウイスキーのなかでも、受賞歴が華やかであるのも特筆すべきところだ。世界には酒類の三大品評会と呼ばれるISC、IWSC、SWSCがあるが、それら権威ある品評会において、山崎18年は受賞を重ねてきたのだ。それゆえに、海外での評価も極めて高い。
例えばSWSCは米国で開催される権威ある酒類コンペティションであるが、山崎18年はその大舞台で最優秀金賞を受賞している。山崎18年の人気は国内のみにとどまらず、まさに世界規模といえるのである。
NHKドラマもウイスキー人気に拍車
国内においては、2014年~2015年にかけてウイスキーの一大ブームが起きた。それはNHK連続テレビ小説「マッサン」がウイスキーを題材にした物語であったからだ。
このウイスキーブームを契機にウイスキーの消費量が増加したのも山崎18年の価格高騰を後押しした理由だと考えられる。というのは山崎18年のように長期熟成させるタイプのウイスキーの場合、ビールなどのようにすぐに製造・出荷というわけにはいかないからだ。
少ない供給量のなかで消費が増えれば、競争原理がはたらき市場価値が高騰するというわけだ。その中でもすでに販売が終了している山崎18年ピュアモルトは入手困難状態となり希少価値がますます高まったというわけだ。
山崎18年ピュアモルトの買取はどこで可能か
山崎18年は希少価値が極めて高く人気も高いウイスキーだ。そんなことから、お酒の買取をおこなっている買取業者やインターネットをうまく活用すれば、高い値段での売却が期待できるといえるだろう。
お酒の買取をおこなっている買取業者
ウイスキーはじめ、お酒の買取をおこなっている買取業者は世間にはいろいろ存在している。業者によってまちまちだが、店頭での買取、宅配買取のほか、近隣エリアなら出張買取もおこなっているケースも少なくない。
お酒の買取をおこなっている業者では基本的にお酒専門の鑑定士が査定を担当する。だから査定の精度も極めて高いし、トラブルがおきにくく安心できるというメリットもある。
宅配買取
買取業者に宅配買取を依頼する場合、中には梱包素材を発送してくれる買取業者もある。そのような業者に査定してもらう場合、査定に出すのは簡単だ。査定方法は業者によって違いはあるが、大体は、山崎18年ピュアモルトに身分証コピーを添えて梱包素材に入れて発送するだけ。
宅配買取の流れ
商品が到着次第、買取業者から査定金額が通知されるという流れになる。その査定金額に納得いくなら売却ということで銀行口座に査定金額を入金してもらえる。
もし納得いかなければ返送してもらえる。その際の返品にかかる送料は負担しなければいけないケースがあるが査定自体は無料なのでデメリットはないに等しいといえるだろう。
売却するか否かは査定にだす側が自身で自由に決定できるというわけだ。つまり、複数の専門業者に査定にだして一番高い査定額を提示した業者に売却するという方法もとれる。だから、もし自宅に山崎18年ピュアモルトが眠っていたら積極的に買取業者へ査定にだしておきたい。
ネットオークション・フリーマーケットアプリ
お酒の買取業者以外で山崎18年ピュアモルトを売却する手段としては、ヤフオクなどネットオークションやネットフリーマーケットのメルカリなどを活用するという方法も考えられる。
メリット
その際、ネット上でのメールのやりとりや梱包・発送など手間がかかる面はあるが、一般的に買取業者の査定額より高い値段で売却できることが多いというメリットがある。
注意点
ただ、山崎18年ピュアモルトを含め、酒類をインターネット上で販売するときには注意が必要だ。酒税法など法令が複雑に絡んでくるからである。家庭でいらなくなった酒類を出品するのは基本的には可能だ。
しかし、もし反復・継続して出品するような場合は、通信販売酒類小売業免許が必要となる。
ヤフオクやメルカリなどで山崎18年ピュアモルトを出品するとき、酒税法など法令に遵守しているかをしっかり見極めたい。もし少しでも判断つかない場合は、出品前に国税庁や税務署など専門機関に相談しておくことをおすすめする。
山崎18年ピュアモルトの買取相場
山崎18年はじめ古酒を積極的に買い取っている買取業者はいろいろある。それらの業者はほぼ例外なくホームページでも買取に関する情報を発信しているので、まずはGoogleやYahoo!ジャパンなどを活用して高く買い取ってくれそうな業者を探したい。
買取業者での買取相場・山崎18年ピュアモルト
とはいえ古酒に関しては買取相場については明らかにしていない業者も多く、各社のホームページを閲覧しても要見積もりとしているケースも少なくない。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
そのようななかで大黒屋では「山崎18年 ピュアモルト」の参考買取価格について90,000円と記載しており、このあたりの水準が買取業者に出した場合の査定額目安となるだろう。
ちなみに大黒屋は全国に酒買取店舗が50店舗以上あり、店頭での買取のほか、宅配買取と出張買取も実施している専門業者だ。宅配買取は全国に対応しており、出張買取については都市近郊エリアで対応している。
大黒屋以外にも山崎ウイスキーの買取をおこなっている買取業者について以下2つ紹介しよう。
ライフバケーション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ライフバケーションは横浜市に本店を構える酒類の買取専門店である。関東圏に店舗が点在しており、出張買取や宅配買取にも対応している。
ライフバケーションは電話やパソコンでの査定申し込みほか、スマートフォンを使ったLINEでの査定もおこなっているのが特徴だ。LINE査定はスマートフォンで商品の写真を撮ってアップロードするだけと手軽に査定してもらえるので何かと便利だ。
「山崎18年 ピュアモルト」の買取参考価格は95,000円とのこと。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは、近年、全国に店舗数を増やしている勢いのある買取業者である。店頭での買取、宅配買取、出張買取に対応している。現役のソムリエが在籍しており、希少なお酒の査定も得意としているのが特徴だ。
24時間受付可能なオンライン査定も便利で対応の迅速さにも好感が持てる業者である。「山崎18年 ピュアモルト」の買取参考価格は10~11万円になるようだ。
ヤフオクでの買取相場
ネットオークションの最大手であるヤフオクでは山崎18年ピュアモルトの出品も確認できる。その買取相場について以下いくつかピックアップしたものを掲載する。
- 古酒 希少品 SUNTORY 山崎18年ピュアモルトウィスキー750ml 未開栓:124,000円
- SUNTORY サントリー 山崎 18年ピュアモルトウイスキー750mL 43% 箱付き 未開封:135,001円
- 山崎18年 ウイスキー 蒸留所 限定 終売品 ミニチュアボトル 山崎 18年 ピュアモルト ミニボトル 50ml【未開封】:199,000円
おおむね、未開封で良好な状態が保たれている山崎18年ピュアモルトなら12万円台~で落札されているようだ。
メルカリでの買取相場
ネットフリーマーケットのメルカリでも山崎18年の出品を確認できた。既にSOLDされた商品のなかには、「☆希少☆サントリーピュアモルトウイスキー山崎18年☆」という出品があったが、こちらは128,000円で売却されていた。
山崎18年ピュアモルトを高く売るためのポイント
山崎18年ピュアモルトを高く売却するために注意しておきたいポイントがある。以下3つにまとめて紹介しよう。
ウイスキーに適した保存状態を保つ
ウイスキーは熱や光、匂いなどに敏感であり、保存状態が良くないとカビが生えたり味や風味が損なわれたりする危険性がある。カビが生えたウイスキーなどは当然、買取不可となってしまうので絶対に避けたいところだ。
ウイスキーの場合、直射日光の当たらない、涼しい場所で保管するのがベストであるとされている。特に気温が高くなる夏場は保管場所に注意が必要である。
また、ウイスキーは匂いにも弱いことから、エアコンの近くやガスコンロの近辺など、匂いのついた風が当たる場所も避けておきたい。
付属品は保管しておく
山崎18年ピュアモルトのような長期熟成型のウイスキーの場合、ボトルの中身だけではなく、ラベルや箱などウイスキーの情報を示すものの存在も査定には重要になってくる。
なお、山崎18年ピュアモルトのような貯蔵年数が長いウイスキーの場合、箱に染みや少々の汚れがあっても意外と高く買い取ってもらえるものだ。
だから、もし汚れている付属品があったとしても廃棄するのではなく保管しておき、査定のときには一緒に提出することで査定額が上がりやすくなるだろう。
箱
付属品としては箱などがあるがその有無によって買取価格が変動することがあるので、できるだけ付属品は多く保管しておきたい。
ラベル
また、ボトル表面のラベルはくれぐれもはがさないようにしておこう。というのはウイスキーのラベルには製造年をはじめウイスキーの重要な情報が印刷されているからだ。デザインされた紋章や文字にもさまざまな意味あいがあり、査定額を左右する場合がある。
丁寧に梱包して査定に出す
山崎ウイスキー18年ピュアモルトを買取業者に査定に出すときは特にそうだが、できる限り丁寧に梱包しておきたい。もし持ち歩いて箱や瓶に傷が入ってしまえば見栄えも落ちる上に、味や風味も損なわれてしまうからだ。
きれいに梱包していれば、査定をするお酒の鑑定士も丁寧に保管をしてきたのだろうと考え好印象にもつながりやすくなるだろう。
まとめ
山崎18年は国内のみならず世界規模で人気があるサントリーのウイスキーだ。そのなかでも旧ボトルにあたる山崎18年ピュアモルトは、すでに販売が終了しているだけに希少価値が極めて高くプレミア価格がつきやすい。
山崎18年ピュアモルトの売却を考えている人は、お酒の買取をおこなっている専門業者にまずは査定をしてもらうとよいだろう。
あるいはヤフーオークションやメルカリなどを活用してインターネット上での販売する方法もある。高く売るためには保存方法や梱包などにも気を配りたいところだ。
今回の記事を参考にして、ご自身の納得するかたちで山崎18年ピュアモルトを売買してほしい。