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店舗・宅配・出張のどの買取形式をリサイクルショップは強化すべきか

読了目安:9分
更新日:2018/12/04
公開日:2018/11/30
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リサイクルショップの買取形式には大きく分けて店頭・宅配・出張の3種類がある。すべてを用意できるに越したことはないわけだが、ショップ運営の視点から見るとコストの問題も意識したうえでの検討も必要だ。

この3つの買取形式のうちどれを重視すべきか、ショップの運営形式や扱っている商品によっても判断が異なってくる。相応しい買取形式を重視することでコストを最小限を抑えつつ「高く売れる」在庫を確保することができるようになるだろう。

CONTENTS

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店頭買取

店頭買取はもっとも基本的な買取形式だ。リサイクルショップならどの店舗でも取り入れているといってもよいだろう。いわば当然のサービスなのだが、必ずしも当然のサービスが最上の選択肢とは限らない。メリットだけでなくデメリットも見ておきたい。

メリット

メリットとして挙げられるのは敷居が低い点だ。出張買取・宅配買取は手軽に利用できるイメージがあるが、必ずしもそうではない。利用する側にとっては宅配買取は荷物の梱包や運送会社への持ち込みが面倒だし、ちゃんと買取金額を振り込んでくれるのかといった不安がつきまとう。

一方出張買取はスタッフを自宅に入れる不安がある。とくに女性にとって出張買取は不安が大きいだろう。店頭買取の場合は持ち込む面倒はあるものの、安心して利用できるメリットは決して無視できない。

これはショップのイメージ作りにおいても重要な部分だろう。店頭買取を積極的に行っているところは安心して利用できる。出張買取・宅配買取を重視しすぎて店頭買取が利用しづらいショップは「本当にこのお店はちゃんと買い取ってくれるのか」と不安をもたれてしまう面もあるのだ。

デメリット

ただデメリットもある。まずスタッフの確保だ。店頭買取では当然その場で査定・買取が行われる。となるときちんと査定できるスタッフをつねに確保しておかなければならない。

「今は担当者がいませんので後日また」などと追い返すようなことになってしまうと「この店は使いにくい」との評判が立ってしまうだろう。このデメリットはそのショップがどんなジャンルを扱っているかでも違ってくるだろう。

楽器や骨董品、貴金属、古着などはどうしても鑑定眼が必要になる一方、古本やCD、ゲームの場合はそれほど必要なくアルバイトのスタッフでも十分対応できる。

そのためこのデメリットが大きな問題にならないショップなら人件費の負担も少なく、多くの商品を積極的に買い取れるという点で店頭買取が向いているといえるだろう。

宅配買取

宅配買取ではどのようなメリットとデメリットがあるのか紹介したいと思う。

メリット

宅配買取の最大のメリットは持ち込みにくい商品を買い取ることができる点だ。家具、楽器、古着などが該当するだろう。こうしたものはよほど近所にショップがない限り店頭買取は利用しにくい。しかし宅配買取なら運ぶ手間もかからず問題なく利用できる。

また買い取ってもらいたいものが大量にある場合にも宅配買取はよい選択肢だ。ショップの立場からもこれは見逃せない。

長年集めていたコレクションをまとめて処分したい、また遺品を処分したいといったケースにこの買取形式はとても役立つ。しかもこうしたケースでは思わぬ「掘り出し物」が紛れ込んでいることも多く、在庫を充実させる方法としても魅力的だ。

デメリット

ただショップの側の負担が大きいのがこの方法の難点だろう。「宅配買取は面倒くさい」という利用者のイメージを払拭するためにも梱包のダンボールを用意する、送料は着払いでも可能など、サービス面の充実が求められるのだ。

それだけの手間をかけて元がとれればよいのだが、そうでない場合には宅配買取を充実させればさせるほど利益が圧迫されるといったことになりかねない。

また大量に買取を依頼するケースが多くなるため在庫の管理も必要になる。保管場所の確保、必要ならショップの営業時間外にスタッフに査定をさせるといった経費の増大に関わる負担が求められることもある。

宅配買取に向いているショップ

宅配買取が向いているのはこうした負担を差し引いても十分に利益が出るジャンル、高く買取れる楽器貴金属古着などが向いているだろう。古本やCDの場合は在庫ばかりが膨らんでしまうことも多く、送られてきたものがほとんど売り物にならないといったケースもあるので注意したい。

ある程度店舗の規模があり、高額の商品を扱っているショップに向いている買取形式となりそうだ。複数の店舗をチェーン展開し、各店舗の在庫を調節しやすいショップにも向いているといえるだろう。

出張買取

ショップ側から見た出張買取のメリットは実はそれほどない。何しろスタッフを派遣する手間をかけたうえで査定を行い、買取契約を行う形になるのだから、ショップ側の負担が大きいのは明らかだ。

しかも出張して査定したはいいものの、利用客がその査定額に満足せずに断られてしまうこともある。また査定したものがどれも価値が低く、あまり売り物にならないケースもある。あくまで利用者の使いやすさに配慮した買取形式というべきだろう。

メリット

ただもちろんメリットがまったくないというわけではもちろんない。出張買取は敷居が高い印象がある一方、一度利用すると便利さに味をしめて何度も利用する傾向がある。またその際には安心して利用できるかと同じショップを利用することも多い。となると常連客の獲得する機会も得られるし、評判が広がって新規の利用者の獲得の機会も出てくる。

宅配買取で「あのお店はいいよ」と評判が広がることは少ないが、出張買取で「あのお店は安心して利用できるよ」と評判が広がるチャンスはあるのだ。利用者は事前にネットで買取り業者の評判をチェックしたうえで選ぶことも多く、出張買取の対応はその評判に直結する部分でもある。

それから買い取り商品が劣化する心配がないのも見逃せないメリットだ。店頭や宅配の場合、ショップに運ばれてくるまでに商品に傷が付いたり、破損したりといった思わぬ事態に見舞われることもある。

せっかく価値のある商品がそれによって大きく価値を下げてしまうのではあまりにももったいない。出張買取なら価値のあるものをしっかり査定し、スタッフ自ら慎重に店頭まで持ち帰ることができる。これは高価な骨董品や貴金属、楽器、家具などを扱っているショップにとっては非常に大きなメリットとなるだろう。

出張買取に向いているショップ

こうして見ると出張買取は規模が大きくスタッフも経営力にも余裕があるショップか、価値があるものを扱う機会が多い専門的な分野を扱っているショップに向いている買取形式となるだろう。

当然、店頭で対応するスタッフと出張に対応するスタッフ両方を確保しておく必要があるし、出張買取ではとくに適切な査定ができる鑑定眼を持ったスタッフに担当させなければならない。そうした人材をしっかり確保できるかどうかもこの買取形式が向いているかどうかを判断する上でのポイントとなるだろう。

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どの買取形式を重視すべきか?

このように店頭・宅配・出張それぞれの買取形式のメリット・デメリットを見てきた。結局どの形式を一番重視すべきかの判断はショップごとに分かれることになるだろう。ではそれぞれの買取形式を重視する場合、どういった準備や環境が必要か、そのための負担やコストはどうなるのか。

店舗買取

店頭買取を重視する場合には駐車場の確保が欠かせないだろう。車で持ち込める環境がないとどうしても持ち込める量が少なくなるし、何度も行き来するのは面倒と敬遠されてしまう恐れがある。

それからしっかり査定ができるスタッフを確保するのはもちろん、どこまで買取対象になるのか、買取不可になるのはどういったケースなのかをあらかじめホームページ宣伝のチラシなどではっきり明記しておくことも欠かせない。

わざわざ持ち込んできたのに「これは買取対象外です」と断られてしまってはショップのイメージが悪くなってしまうだろう。また買取できない、値段がつかなかった商品を引き取って処分して欲しいと希望する客も多い。それに対応するためにも大量の不用品を処分できる環境づくりも欠かせないだろう。

宅配買取

宅配買取の場合はどれだけサービスを充実させるかがポイントだ。先ほども触れた梱包資材の無料提供や送料サービスなどをどこまでやるか。あまりサービスしすぎると経営が圧迫されてしまうし、不十分だと他のもっとよいサービスの店にとられてしまう。

利用する側としては店の場所にこだわらずどこでも選べるのが宅配買取の特徴なのだから、選ばれるためにもできるだけサービスを充実させたい。それがコスト的に難しいのなら思い切って宅配は避けた方がよいだろう。宅配買取を積極的に行えば行うほど在庫が多くなるので保管する場所のコストも見ておきたい。

出張買取

出張買取の場合はまず対応するエリアを決めること。広すぎるとショップ側とスタッフの負担が大きくなるし、狭すぎると利用者を獲得しにくくなる。ショップがある市町村とその近隣の市町村くらいまではエリアに加えておきたい。

そのうえで査定を任せられるスタッフを確保するのはもちろん、引き取った商品を無事にショップまで運ぶことができる移動の環境づくりも欠かせないだろう。

出張買取のスタッフにはコミュニケーション能力も問われる。淡々と査定するのではなく、査定の基準を説明できるか、市場の相場なども説明しながら価値を説明できるか。相手に「よい値段で買取ってもらうことができた」と思ってもらえるようなコミュニケーションが求められる。

小規模、個人経営のリサイクルショップ

一方小規模、個人経営のリサイクルショップではコストを考えて宅配・出張買取は必要最小限に抑える、または出張買取は行わず、店頭買取を重視した方がコスト的にも経営的にもよいだろう。

宅配と出張がない分利便性は少し落ちるが店頭買取で高額買取を心がける、また扱っている商品の分野ではもっとも適切な査定をしてくれるといった評判を高める。利用客のほうがわざわざ店頭に持ち込む価値があると思わせるような店頭買取の環境づくりをしていきたい。

楽器や骨董品、鉄道模型などの分野では査定額だけでなく詳しい知識で利用客を満足させ、常連客を獲得していくといったアプローチもあるだろう。答はひとつではないうえに一度はじめたサービスをコストに合わないからといって引っ込めるわけにもいかないだけに重視すべき買取方法は慎重に検討したうえで決定していく必要がある。

まとめ

店舗、宅配、出張買取のメリットとデメリットについて紹介した。どの形式を重視するかはショップごとに分かれることになるが、主に店舗の規模と資金力が大きく左右される

複数の店舗を持っているならあるショップで買取ったものを別のショップで売るといった在庫の調整を行えるので大量の宅配買取にも対応しやすい。また出張買取のエリアも広くなるので有利だろう。

また、メルカリやヤフオクといったオークションの選択肢もあるだけにリサイクルショップならではのメリットを利用客が味わえるような環境を築くことができるか、工夫も問われるところだ。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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