「携帯乞食」という言葉を聞いたことがあるだろうか。携帯乞食とは、スマホや携帯の多額のキャッシュバックを狙ってMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)を繰り返し、お小遣い稼ぎをしている人たちのことだ。MNPとは自分の使用している携帯電話番号のまま他社キャリアに乗り換えができるサービスのことで、携帯乞食のしていることは決して違法行為では無い。そこで今回は、携帯乞食で成功者になるテクニックと、初心者が気をつけるべきポイントを実際の失敗例を通じて分かりやすくご紹介しよう。
How to attract a man with money / frankieleon
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成功する携帯乞食は月4~5万稼ぐ!
Money! / ToGa Wanderings
そもそも携帯乞食にはどのようなノウハウがあるのだろうか。スマホや携帯を買い換える時、「一括0円+◯万円キャッシュバック」という謳い文句を見たことは無いだろうか。よく考えると、かなり不思議な話である。これはつまり携帯販売ショップが「端末料金は無料でいいよ!あとついでに◯万円あげちゃう!」と言っているということ。簡単に言えば、携帯乞食はこの数万円の利益を狙ってMNPを繰り返している。
一見携帯販売業界が被害を受けるように思えるが、実際は携帯ショップも顧客のMNPによって大手通信キャリアから報奨金を受けて取っているので、マイナスにはならない。携帯ショップが行う多額のキャッシュバックの正体。あなたも携帯乞食になってみる?というコラムで深く解説してある。携帯乞食は、まさに携帯販売業界の隙間にできた絶好のお小遣い稼ぎ場なのである。
Stopping On A Dime / JD Hancock
成功している携帯乞食の中には月4~5万稼いでいる人たちもいる。携帯乞食のやっていることは体系化してしまえば、いたって単純で「弾を作る→契約する→寝かせる→解約するor次の弾に使用する」の4ステップ。お得な情報へのアンテナを張りながら、いかに上手くこのサイクルを回せるかが成功と失敗の鍵を握っている。【限定公開】一日に60万円稼いだプロ携帯乞食が特別に携帯運用ノウハウを教えてくれた。【キャッシュバックの鬼】というコラムでも紹介しているが、プロ携帯乞食は相当稼いでいる。
携帯乞食に入門する前に知ってきたいこと
Knowledge sharing / Ewa Rozkosz
まず携帯乞食は弾を作るところからスタートするわけだが、弾とは乗り換える携帯回線のこと。初心者は1台で2つの電話番号を持つことができるdocomoの2in1や、簡単にネット申し込みができる日本通信b-mobileを利用するといい。ただし携帯乞食を始めるなら、MNP乗り換え費用には1万円程度、維持するための携帯の月額料金は千円程度かかることを心得ておいて欲しい。リスクをとってこそ、リターンを得られるのだ。我慢しよう。
維持費は携帯回線を寝かせる、つまりキープする期間に必要となる経費のこと。あまり短期間で解約するとブラックリストに入ってしまうため、最低6~7か月維持すると考えておくことをオススメしておく。経費だけで2.5万円ほどかかるので、最初の目標額は3万円に設定し、結果的に5千円程度の利益を得ることを目指すといいかもしれない。
▲キャッシュバックだけではなく買取価格にも慎重に
携帯乞食の成功者はこんなテクニックを使っていた!
Spreading knowledge / HikingArtist.com
では携帯乞食で成功している人たちは、具体的にどんなテクニックを使っているのだろうか。競馬などと違って、携帯乞食の成功者になるには論理的思考と決断力が必要。運だけでは決して乗り切ることができないことを覚えておこう。今回は、数ある中からすぐに実践できる2つのテクニックを紹介しよう。また、携帯乞食の基本知識としてキャンペーン情報を検索する方法はいくつか知っておきたい。以下のコラムで紹介しているので、チェックしておこう。
1.MNP用の携帯回線が増えてきたら、随時スマホを買取業者に売る
Smartphone Evolution / Phil Roeder
弾を増やせば、それだけMNP転入のチャンスが多くなり、必然的にキャッシュバック等で利益も出しやすくなる。しかし、弾を増やしすぎるとスマホの所持数も多くなってしまうので、適度に売却すると良いだろう。
また一括0円+キャッシュバック数万円を利用すれば、時折iPhoneが残債0円のタダで手に入る。新品のiPhoneは買取業者によっては4~7万円程度で買い取ってくれるので、MNP転入に関する諸々の経費を差し引いても黒字へと近づくことは間違いない。1回のMNP転入だけで合計4~5万円の利益を出すことは決して夢ではないのだ。
携帯買取業者は複数あるので、より高く買い取ってくれるところを早いうちから探しておこう。ソフマップやゲオだけではないスマホ買取の専門業者がたくさん存在する。買取価格を比較するならヒカカク!ではさまざまな買取業者の買取価格を比較できるので、最高買取価格で売却できる。
または、「スマホ買取」や「iPhone買取」といったキーワードで検索するのも有効だ。新宿や池袋、秋葉原には多くの店舗があり、店舗買取を実施しているので、そちらをチェックするのも良い。【新宿・池袋】ソフマップやゲオだけじゃない?!都心の携帯スマホ買取専門業者まとめ【秋葉原】というコラムで都心の携帯買取業者をまとめている。
2.各携帯回線のステータスをエクセル等の表計算ソフトで管理する
Excel & OpenOffice Calc navigation shortcuts / Till Zoltán
慣れてきて複数のMNP用携帯回線を回すようになったら、エクセルなどで維持費や利益を管理するといい。自分の頭の中だけで覚えておける量に限界があるし、文字に起こした方が新しいお得情報が舞い込んできた際に冷静な判断をすることができる。例えば、SIMカードは各々のキャリア、端末型名、ポートイン名を整理しておくとよい。
情報を整理しておけば、維持費を高くしてしまうオプションサービスの外し忘れなども防ぐことができるはずだ。オプションによって、痛手を負った人は少なくない。例えば、オプションを外してよい期間、外してはいけない期間があり、キャッシュバックを受け取ることのできる条件から外れてしまう可能性があるのだ。気を付けておきたい。
携帯乞食初心者が注意するべきこと
Crossroads: Success or Failure / StockMonkeys.com
初期投資さえ覚悟しておけば、携帯乞食はほぼ確実に稼ぐことができる。しかし、これから携帯乞食を始める場合、絶対に気をつけておいて欲しいことがある。それはブラックリスト入りの危険性だ。先ほど「弾を寝かせる」という工程を紹介したが、どうして解約までに一定期間維持しなければならないのか不思議に思った読者も多いと思う。
簡単に言えば、寝かさなければブラックリストに入れられてしまい、同じキャリアで契約ができなくなってしまうのだ。短期契約・解約を繰り返すと危険性はどんどん増していく。
例えば、docomoは180日間は契約を維持し、解約しないのが無難だと言われている。auも同様に180日間程度と言われているが、1度に新規追加できるMNP用の携帯回線は2つまでと言われている。ソフトバンクも180日間が目安だが、ブラックリスト入りの危険性は他2社に比べ高く、特にiPhoneの短期間での複数台契約は断られることが多いようだ。携帯乞食に焦りは禁物。確実に利益を出したいなら、最低6~7か月維持するのが安全だ。なお、以下で解約に関してまとめたコラムを紹介しているので、参考にしてみてほしい。
携帯乞食は失敗するとブラックリスト入りする
携帯乞食で成功するには忍耐が必要。また新しい情報に常にアンテナを貼っておく必要があると言える。目先の利益を狙って短期間でMNP契約・解約を繰り返すと、あっという間にブラックリストに入れられてしまう。各キャリアで1名義5回線が限度ということも覚えておこう。また、一番やってしまいがちな失敗が利益計算のミスによる赤字。「弾を作る金額+維持費+解約<キャッシュバック+端末買取金」にならなければ黒字にはならない。
運ではなく、計算ではじき出せるものなので、携帯乞食をやる以上きちんと戦略を立てておくようにしよう。また最近は各社が携帯乞食対策を始めており、最近ではdocomoが6か月以下の契約でパケット定額を外す場合、3万円の解約料が発生するという新たな制度を発表。今後もお得なキャッシュバック情報だけではなく、各社の動きにも注意を払うようにしよう。あなたも携帯乞食で賢く稼いでみてはどうだろうか。
携帯の売買考えるなら
最後に紹介しておきたいのが、中古スマホの売買に特化したフリマサイトスママだ。スママでスマホを売ると、中古でアイホンを探している人が多く検索しているので、自分の売りたい携帯が高く売れる可能性がある。ずっと手元にあって困っているということはよくあるのではないだろうか、この機会にぜひスママを利用してみてほしい。