放置車両の問題は、全国的に増えつつある。私有地や管理地に持ち主不明の車やバイクが放置されている場合でも、土地の持ち主や管理者であっても勝手に処分はできない。このような場合は、所定のプロセスを踏んで、撤去の手続きを進める必要がある。
幸なことに、現在では撤去作業に無料で協力してくれる業者が何軒もある。困ったときには、こういった業者に相談するのが、スムーズに問題を解決する方法になるだろう。
今回は、放置車両の無料回収について相談できる業者をいくつか取り上げて、サービス内容などをそれぞれ紹介していく。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
大阪周辺でサービスを提供する「ユナイテッドホールディングス」
ユナイテッドホールディングスは、大阪府や京都府、兵庫県などの関西エリアに対応している業者だ。ユナイテッドホールディングスでは、放置車両の撤去や引き取りを無料でおこなっている。
自動車だけでなく、バイクや自転車の引取りにも対応しているのが特徴だ。実際に引き取りをしてもらう際には、いくつか手順を踏む必要があるが、最終的に依頼者には負担が発生しないようなシステムになっている。
例えば、「ユナイテッドホールディングス」に放置されている自動車の引取りを依頼した場合、自動車に撤去する旨を記載した告知書を貼りつけするのが最初のステップだ。こういった文書を貼りつけて、一定の期間が経過すれば撤去作業ができる。
告知期間に持ち主から何らかの申し出があれば、その場で本人に撤去を依頼することになるだろう。誰からも申し出がなかった時には、最寄りの警察署に連絡をして盗難車でないかどうかの確認をしてもらう流れになる。万が一、盗難車であることが判明した場合は、警察署で対応を行うのが一般的だ。特に盗難車という疑いがなければ、「ユナイテッドホールディングス」が無料で車両の引取りを行う。
このような無料引取りサービスは、マンションなどの集合住宅、店舗、病院でも利用することが出来る。集合住宅の場合は、管理者やオーナーが警察への照会や告知書の貼り付けなどを行うスタイル。店舗や病院といった商業施設に関しては、「ユナイテッドホールディングス」が作業を代行をする場合もある。代行手数料は無料で、数台の放置車両がある時でも相談がしやすい。
撤去された車両は、基本的に業者側から返却してもらうことは出来ないため、依頼をする前の時点で、しっかりと持ち主への告知や盗難車の照会などを行っておきたい。放置車両の問題を関西で解決したい時に、頼れるのがこちらの業者だ。
愛知や三重の放置車両の相談が出来る「オートレード24」
愛知県や三重県、岐阜県などの放置車両の相談を受け付けているのが、「オートレード24」。愛知県瀬戸市に本拠地を置くこのお店は、一般車両の廃車や事故車の買取などを行っている。農業機械や建設機械にも対応が可能。放置車両についても、無料引取りのサービスを提供中だ。
ただ、「オートレード24」でも、盗難車などの問題のある車はサービスの対象外となっている。従って、放置車両の無料引取りを依頼するためには、あらかじめ、盗難照会を済ませておく必要がある。こういったプロセスが必要な点は、「ユナイテッドホールディングス」と同様だ。
「オートレード24」は、パチンコ店やアミューズメント施設などの放置車両を引取りした実績がある。自治体や駐車場の管理会社との取引もあり、愛知県の周辺での放置車両問題に貢献している。
大型の商業施設などには、実のところ車が長期間放置されているケースが少なくない。放置されている期間が半年から1年といった長期にわたる場合は、オーナーとしても何らかの対策を考える必要が出てくるだろう。このような施設に放置されている車両の場合、盗難車の可能性もないとは言えない。持ち主と連絡がつかないような場合は、思い切って「オートレード24」のようなサービスに依頼をするのも1つの方法になる。
こちらのお店では、24時間対応のフリーダイヤルを案内している。出来るだけ早く放置車両を撤去してもらいたい時にも、こういった態勢のお店なら便利だろう。お問い合わせフォームの利用も可能で、今後のプロセスについてのアドバイスを得やすい。車の他に、バイクや自転車の無料引取りも実施しているため、問題が一気に片付くところも魅力と言えるだろう。
放置車両は、持ち主が分からないだけに、後にトラブルが起きないように十分に注意をすることが必要だ。撤去や処分を依頼する場合は、「オートレード24」のようにノウハウに長けたお店を選ぶのがベストだろう。
「バイク廃車センター」ではバイクの引取りに対応
駐車場などに持ち主不明の状態で放置されている車両は、一般の自動車に限らない。バイクや原付自転車なども、放置車両として問題になりやすい。この手の車両を無料引取りしているのが、「バイク廃車センター」だ。
大阪府摂津市のこちらのお店では、オートバイの買取や廃車を専門にしている。「バイク廃車センター」は、「ユナイテッドホールディングス」や「オートレード24」のように放置されている車には対応していないが、バイクや原付の場合は相談が出来る。年中無休、24時間態勢で相談や問い合わせを受け付けているのが特徴で、急ぎの時にも対応をしてもらいやすい。
バイクも車と同じく、放置されているからと言って無闇に処分をしてしまうことは不可能だ。やはり告知書を貼るなどの方法で、段階的にアプローチをしていくのが確かな方法になる。事情でやむを得ずバイクを放置せざるを得ない場合、持ち主が告知に気付かないことも当然考えられる。従って、十分な告知期間を設けておかないと、トラブルに繋がることも。
また、警察での盗難照会も不可欠だ。盗難されたバイクの場合は、車のように警察に引き取りを依頼する流れになるが、盗難届はいつ出されるか分からないのが厄介なところ。持ち主がバイクが無いことに気付くのが遅いと、既に撤去してしまった後に盗難届が出されるといった状況もあり得る。こうなると手続きが複雑になるため、「バイク廃車センター」に依頼する場合には、しかるべき準備をきちんと済ませておこう。
「バイク廃車センター」では、バイクを撤去した後のフォローアップも行っている。万が一、持ち主が後に現れた場合や盗難届が出されてしまった場合にも、対応をするのが1つのスタイルになっている。こういったフォローアップ態勢が整っているお店を利用すれば、予想外のトラブルに遭遇して慌てる心配が少なくなるだろう。
「川崎横浜総合買取センター」は東京や神奈川がサービスエリア
出張スタイルでの不用品回収を行う「川崎横浜総合買取センターエコライフ」では、東京都の一部のエリアや川崎市、横浜市をサービスエリアにしている。
回収の対象になる品の1つが、放置されたバイク。このお店でも、放置バイクの引取りを無料で行っている。処分や運搬、廃車手続きの代行などもすべて依頼出来るため、依頼者に負担が生じることはない。安心や安全をコンセプトにサービスを提供しているところが、「川崎横浜総合買取センターエコライフ」の特徴と言える。
「バイク廃車センター」と同じく、引き取りを進める上でも細心の注意をしている。総合的なリサイクル業者として活躍するこちらのお店の場合は、各品物に適した処分を提供しているのだ。
お店のサイトで紹介されているメーカー、車種のバイクであれば無料引取りはほぼ可能と言える。ただ、一部が破損しているなど、特殊なバイクに限っては運搬費用がかかる。タイヤやフレームがついていないなど、欠損があるバイクは無料引取りの対象外だ。
放置バイクについては、一部の部品が盗難されるケースもよく見られる。長期間放置していると、いつの間にかタイヤや部品が盗まれてしまう可能性も出てくる。こうなると、無料引取りが難しくなることもあるため、放置されているバイクがある場合は、早めに相談をした方が良いだろう。
また、韓国や台湾などで製造されたバイクも、無料引取りは難しい。この手のバイクの場合も、運搬費用がかかってしまう点を考慮しておこう。
こちらのお店も、年中無休のフリーダイヤルがある。営業時間内であれば、いつでも相談に応じてもらえるだろう。ちなみに、事情で深夜や早朝に引き取りを願いたい時にも、無料で対応している。フレキシブルに対応してもらえるところは、特に便利と言える。
「あんしん回収センター」では法人からの相談に対応
神奈川県横浜市に本拠地を置く「あんしん回収センター」は、東京や神奈川、千葉、などの関東でサービスを行っている不用品回収業者で、放置バイク、自転車の無料引取りにも一部対応している。
「あんしん回収センター」は「川崎横浜総合買取センターエコライフ」と一部サービスエリアが同じだが、こちらのお店の場合、放置バイク、自転車の無料引取りは法人が対象だ。アパートやマンション、店舗の駐車場などに放置されているバイクや自転車を無料引取りしている。
「あんしん回収センター」では、依頼者から問い合わせがあった時点で、現地までスタッフが車両を見に来てくれる。盗難の照会など、所定のプロセスもすべて代行してくれるが、代行手数料は特にかからない。従って、サービスエリアで放置バイクや自転車の問題に悩むオーナーや管理人にとって、利用がしやすいのが特徴になっている。
また、「あんしん回収センター」も車両の台数にかかわらず引取りに来てもらうことが可能だ。不動産の管理会社からの相談にも度々対応しており、これまでにも数多くの実績がある。また、コンビニエンスストアやファミリーレストランといった店舗からの相談を受けたケースも少なくない。
「あんしん回収センター」も無料引取りまでの流れは他のサービスとほぼ同じだが、このお店の場合はサイトで実際の警告用のチラシをサンプルとして紹介している。このようなサンプルを使えば、スムーズな作業が可能になることは言うまでもない。サンプルをダウンロードして、すぐにでも貼り付けのプロセスに進めるだろう。告知期間を長くする上でも、実際に車両に貼り付けをするのは早い方がメリットがある。文面などを自身で考える必要がなく、手間が省ける点も魅力だろう。
放置バイクの売却手順について
自分が所有している放置バイクを売却する際は問題ないが、所有地にある誰のものか分からない放置バイクを売却処分したい場合はきちんと手順を踏まないと不要なトラブルの原因になってしまう。
放置バイクが盗難車だった場合や後日、所有者が現れた場合など、ケースはさまざまだ。まず初めに、警察に連絡して、放置バイクが盗難車でないかを確認しよう。その後は、張り紙で警告をおこなう必要がある。
張り紙は最低でも2週間以上、多く人の目に入る期間、トラブルを避けられると思った期間は貼っておくと良いだろう。放置バイクに警告したことが分かるように画像を残すのも、もしもの場合におすすめだ。
以下のコラムに「放置されていた場合のバイクの売却手順」が詳しく記載されているので、ぜひチェックしてほしい。
売却処分するなら一括査定サイトの利用もおすすめ
バイクを売却するならバイク専門の一括査定サイト「カチエックス」がおすすめだ。簡単な情報入力とバイクの写真を送るだけで、高値で買い取ってくれる業者が見つかるだろう。
放置バイクは状態が悪いケースが多いため、情報を入力する際には放置バイクであることなども隠さずに報告するようにしてほしい。繰り返すが放置バイクを売却するなら手順をしっかりおこなってからにしよう。
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