日本酒「伯楽星」の買取相場・査定情報まとめ

宮城の銘酒伯楽星（はくらくせい）の蔵元は140年続く新澤醸造店である。銘柄の由来は、蔵のある三本木に伝わる馬の目利き、伯楽が育てた名馬が天に昇ったという伝説からだ。

火入れは瓶燗で、飲み頃を見極めて商品の出荷をしている。食中酒として0．1℃刻みで温度調整をおこなう伯楽星のファンは多く、芯の強さとピンと立った味わいが魅力だ。

伊勢志摩サミット総理夫人主催夕食会で提供されたことも、人気・実力のあらわれである。ここでは伯楽星の価値を十分に知り尽くした上で、買取価格の相場と高く売るコツをまとめたので、納得いく取引につなげていただきたい。

究極の食中酒伯楽星の特色

究極の食中酒、3杯目がうまいというキャッチコピーどおり、伯楽星はさまざまな食事に合う日本酒だ。おいしいといわれるよりも、お代わりが来る日本酒を醸したい。飲み疲れしない究極の3杯目を目指して造られたお酒だ。

伯楽星は、リーズナブルなものから高価なものまで豊富な種類がそろっており、特別ではないが日々の暮らしに寄り添うお酒といえる。精米歩合50％以下の大吟醸となると格別な味わいとなり、記念日や来客の際にふるまえるおもてなし酒となる。

明治初期から宮城で愛された酒蔵であるが、2011年3月の震災で蔵が全損壊。社長兼杜氏の新澤巖夫さんにより同年11月には移転し、酒造りを再開させた。強い意志と果敢な挑戦により一度は失いかけた味を見事に復活させ、より多くの人に愛される伯楽星となったのだ。

そのブレない芯の強さは、味だけでなく販売方法にもいたり、しっかりと温度管理の整った契約店だけに卸されるこだわりとなっている。伯楽星は、日本酒好きにとって一度は飲んでみたいお酒の1つなのだ。

伯楽星の豊富な種類

伯楽星には製法・原料によりいくつかの種類がある。定価が1,000円～10,000円のものまで、その違いと特徴をあげていこう。査定の際には、手元ある伯楽星がどの種類なのかを正確に把握しておくことが大切なポイントとなる。

純米吟醸酒

精米歩合60％以下、麹歩合15％以上、アルコール添加をしていないものを指す。伯楽星 純米吟醸 雄町は年に一度だけの蔵出しとなる伯楽星の特別限定酒だ。720mlの定価が2,700円（税込）、1800mlの定価は3,888円（税込）である。

伯楽星純米吟醸はしっかりとした旨味を持ちながらも、飽きのこない深い味わいが特徴だ。720mlの定価が1,620円（税込）、1800mlの定価は2,992円（税込）である。

純米大吟醸酒

精米歩合50％以下、麹歩合15％以上、アルコール添加をしていないものを指す。伯楽星純米大吟醸東条秋津山田錦は特上米である兵庫県の中でも特A地区に選ばれている東条秋津産の山田錦を使用している。720mlの定価が5,400円（税込）、1800mlの定価は10,800円（税込）である。

伯楽星純米大吟醸雪華おりがらみ生酒は伯楽星のラインナップの中でも出荷数量が最も少ない、年に1度だけ限定発売される逸品だ。720mlの定価が3,024円（税込）、1800mlの定価は6,480円（税込）である。 伯楽星純米大吟醸は酸と渋みとわずかな甘みのバランスが良く、コストパフォーマンスも抜群のお酒だ。720mlの定価が2,700円（税込）、1800mlの定価は5,292円（税込）である。

特別純米酒

精米歩合による規定はない、麹歩合15％以上、アルコール添加をしていないものを指す。伯楽星特別純米は派手な香りはなく、柔らかな口あたりで盃が進む食中酒だ。720mlの定価が1,404円（税込）、1800mlの定価は2,700円（税込）である。

伯楽星は買取してもらえる？

条件を満たしていれば、伯楽星は買取可能だ。賢く高く売るためにはいくつかのポイントがある。まずは手元にある商品のコンディションを確認しよう。日本酒に賞味期限の記載はないが、未開封で製造年月から半年以内が飲み頃となるため、家で眠っている伯楽星の売りどきは今すぐなのである。

製造年月

ラベルに印字してある製造年月をチェックしよう。日本酒の買取基準は店舗によるが、製造から半年以内であることが買取金額アップにつながる。ただし、半年以上経っているものでも業者によっては買取可能な場合もあるので一度問い合わせてみることをオススメする。

保管状態

冷蔵庫での保管がベストだ。日本酒は日光や照明器具の光で劣化する。とはいえ、かさばる一升瓶の冷蔵保存は難しい。少なくとも冷暗所で保管されていれば、最低限の品質は維持できているので安心してほしい。

付属品

伯楽星専用の化粧箱がある場合は大切にとっておこう。買取額にも影響してくる。瓶や箱にほこりや汚れがないかの確認も必要だ。掃除できる分はキレイにしておくと印象が変わり、高価買取につながる。

写真を添付して査定してもらえる場合も多いので、瓶やラベル、化粧箱は事前にキレイにしておこう。写真はスマホ撮影で十分だが、背景などなるべく美しく撮っておくのも心遣いの1つだ。

売却方法

実際に手元にある伯楽星を売るにはいくつかの方法がある。それぞれのメリット・デメリットを考慮して、ご自身の状況にあった方法を効果的に選択してほしい。

店頭買取

店頭買取の利点は、査定も現金化も早いことだ。店舗まで持って行き、査定して買い取ってもらうのに半日もかからない。ただし、近所の買取可能な店舗を探したり、家族に車を出してもらったりする必要がある。何店舗も巡って相見積もりを出してもらうには、さらに手間と時間がかかってくる。

宅配買取

自宅にいながら、いくつかの業者で見積もりできるのが利点。一斉査定を依頼できるサイトもあり、時間をかけず大まかな相場を知ることもできる。メールや電話での査定問い合わせとなるが、商品の写真を撮って送ることでより詳細な確認を取ってもらえる。送付のための梱包は自分でする必要があるが、良質な業者では梱包キットを無料で送ってくれ、運送保険もつけてくれるので安心だ。

フリマ・オークション

必要な人に直接届けられるため、高額な値段がつくことも多い。実際、伯楽星をほぼ定価近い価格で売却している例もある。しかし、出品から落札者とのやり取りや梱包まで、1人でこなさなければならないデメリットもある。

またトラブル回避のため商品の詳細を正確に把握しておく必要があるが、素人にはハードルが高い。時間がかかり過ぎると評価も悪くなることもある。とはいえ、ヤフオクやメルカリでは相場を知れて価格交渉の基準にもなるので、積極的に利用したい。

高価買取のためのポイント

同じ状態の伯楽星であっても、手段や交渉によって買取額は変わってくる。高額買取のためのポイントはいくつかあるので、参考にしてもらいたい。

酒類専門の買取店舗の選択

まずはお酒の価値の分かるお店を選ぶことが最も大切なポイントとなる。伯楽星ならば、日本酒の買取に特化している店舗を上手に探すことが高価買取への近道だ。買取店舗の特徴をまとめてあるサイトをうまく利用して、一斉査定や相見積もりを取ってみよう。

いくつかの査定結果をもとに、梱包キットの送付や運送保険の有無を合わせて、最も信頼できる買取先を選択しよう。買取価格も大切だが、対応なども含め、納得いく買取先へ売りに出したい。業者によっては他での買取価格を考慮してもらえる場合もあるので、そちらも問い合わせてみると良い。

まとめて売る

お酒の買取は、まとめて売ることが高価買取につながる。伯楽星の中でも高価な大吟醸だけでなく吟醸酒や純米酒も手元にあるなら、一緒に査定をお願いしよう。もちろん伯楽星以外の日本酒やその他ワインやブランデーも買取可能な店舗もあるので、この機会に相談してみるも良い。

伯楽星の相場

伯楽星の中でも高価な東条秋津山田錦の相場を中心に、未開封、化粧箱あり、製造から半年以内の場合で調査したので参考にしてほしい。

ヤフオク・メルカリでの相場

オークションやフリマは、伯楽星の買取相場を知るための手段となる。伯楽星の東条秋津山田錦720mlは送料込で3,000円で落札されている。定価は5,400円（税込）のものなので、まずまずの価格だ。

ただ東条秋津山田錦の出品はかなり少なく、あまり出回っていない。ほかには、特別純米酒1800mlが送料込の2,300円で落札実績があるので参考にしたい。

宅配買取店での相場

一斉査定で依頼してみると、意外にも伯楽星の査定額は900円～と低めだ。しかし、一斉査定は最低買取価格であることが多いため、より詳しい状態や本数を伝えた上で交渉してみよう。一斉査定の中でも価格が高い店舗や対応が丁寧な店舗には、さらに踏み込んだ査定を依頼してみる価値がある。

日本酒の買取に特化した買取店

日本酒の取引実績が高く、口コミや評判が良い店舗を記しているので複数の店舗で買取査定を依頼してみてほしい。オンライン査定やLINE査定など簡易な査定方法も多く、情報を正確に伝えることでスピーディーな査定となる。

お酒買取専門店 ファイブニーズ

お酒の買取を専門におこなっている、ファイブニーズ。酒類のプロフェッショナルによる査定で、出張買取と宅配買取に対応している。飲食店との提携により高価買取を得意とする。

査定方法は電話査定にオンライン査定、写メ・画像査定、FAX査定。昼間に時間が取りにくい場合でも24時間受付可能なのが便利だ。ファイブニーズでは、電話も通話料無料で24時間対応可能である。

写真撮影のポイントや、梱包の方法も非常に丁寧で分かりやすく安心できる。見積もりや往復の送料、梱包キットにキャンセル料や振込手数料など全て無料で、運送保険もついていてさすが大手買取店舗である。

買取リカーズ

買取リカーズは、サントリーの角瓶や霧島酒造の黒霧島のような、スーパーやコンビニでも売られているお酒も買取対象になる。他店で買取を断られてしまったものでも、対象となる可能性があるのだ。ただし、ビールやチューハイなどは買取不可である。

査定方法は郵送による査定と電話での査定相談となる。出張買取にも対応しており、関東や近畿、東海に北陸や甲信越地方が可能だ。査定申し込みは24時間受付可能なので、思いついたらすぐ行動に移せる利点がある。特に日本酒の場合は、売却は1日でも早いほうが良い。

郵送での査定は配送後の査定金額決定となるため、スピードでは他の業者に劣るが、買取実績が幅広いのが何よりの魅力である。家で眠っているお酒をまとめて売るチャンスだ。

SPANA

SPANAはお酒のみを取扱う専門店であり、豊富な知識と確かな査定に定評がある。買取は宅配、店頭、出張の3通り。手軽なLINE査定も可能なので、商品の写真を撮って送れば翌営業日中のスピード査定が可能だ。

オンライン査定もあり、いずれも無料である。まとめ売りキャンペーンをおこなう場合もあるので、買取業者選定の際には優先的にチェックすると良い。

お酒買取TOWN

お酒買取TOWNは実店舗がない分、経費削減分を買取額へ還元している。期間限定で初回買取額30％アップのキャンペーンを実施している場合もあり、タイミングが合えば利用したい。10本以上のまとめ売りで買取額が上がるキャンペーンもあるので、あわせて高価買取につなげることが可能だ。

査定方法は、電話査定とオンライン査定の2通り。12：30までに申込みをすれば当日集荷可能だ。査定料、送料、手数料は無料で梱包キットも無料で申し込み可能だ。査定金額も2日以内に報告してくれるので、スピード重視の場合には積極的に利用したい店舗である。

まとめ

伯楽星は、食中酒としての飲みやすさに定評があり、日本でも人気の日本酒だ。飲まずに置いてあるだけではもったいない。どうせ売るなら高く売りたいのが本音だが、どのように売るのがベストなのか吟味する必要があるのだ。

ネットフリマやオークションでの売買は高額になりやすいが、個人間取引であるためリスクもある。飲料品である日本酒は、他の品物より取引に注意が必要となる。

安心できる取引を希望するなら、やはり宅配買取が手軽で確実といえる。査定無料で納得いかなければ取引中止することも簡単だ。面と向かっての金額交渉が苦手な方でも、文章でのやりとりには抵抗が少ない場合もある。簡潔で明瞭な買取方法として一度試してほしい。