日本の食文化において米は代表ともいえる素材だ。日本全国で米は生産されているが、中でも良質な米として高値で市場に出回っているのが東北地方の米である。米の名産地である東北地方は、良質な日本酒の名産地でも名高い地方だ。
多数の日本酒が東北地方から全国に出荷されているが、特に人気の高い日本酒、それが玄宰(げんさい)である。良質な米をじっくり醸造し深みのある日本酒に仕上げた玄宰は、日本酒にうるさい愛飲家の間でもリピーターが多い日本酒なのだ。
玄宰の買取状況や査定価格についての情報を掲載している。買取業者の特徴も記載しているので、参考にしていただきたい。
CONTENTS
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玄宰とはどのようなお酒なのか
究極の鑑評会出品酒それが玄宰の代名詞だ。菩提樹の白い花を想像させる香りと甘み、そしてほど良い酸味が一体となり、その余韻は気品あるものとなっている。
玄宰の蔵元 末廣酒造とは?
玄宰の蔵、末廣酒造は1850年(嘉永3年)福島県で設立された老舗。米作の盛んな東北地方は多くの酒蔵があるが、会津の地において150年、日本酒を造り続けている歴史と由緒ある蔵元の1つなのだ。長い歴史の中で受け継がれてきた酒造りには、造り手の魂が込められている。会津の水、米、人が織りなす芸術ともいえる完成された作品なのだ。
地元に根づいた酒を造り続けるための三か条
末廣酒造は旨い酒造りのための地酒三か条を酒造りの根底においている。
2つの蔵と仕込み水
末廣酒造には2つの蔵がある。
- ・嘉永蔵
- ・博士蔵
この2つの蔵の周囲には、大地の恵みが作った豊富で清らかな天然水が脈々と流れている。枯れることなく流れ続ける仕込み水。これが良質な酒造りの支えとなっているのである。
人の繋がりと和の精神
地酒の旨さを守り開拓していくために必要なのは人だ。和の精神のもと、末廣酒造には人の和で成し得た2つの起源がある。
- ・山廃仕込み
- ・会津杜氏
現代の酒造りではあたり前のことを先駆けて取り入れた末廣酒造。その結果、全国新酒鑑評会で5年連続金賞受賞という快挙を成し遂げたのだ。
米への情熱
酒造りを決定するといっても過言ではないもの。それは酒米の品質である。香りや味とコク、全てが旨いといわせるものは酒米が握っている。末廣酒造のある会津は磐梯山山麓に広がる盆地に位置し、豊かな土壌を誇る。この地で米農家の人々とともに米の収穫の喜びを共有し、酒造りに活かしているのだ。
日本酒の歴史
日本酒の種類は多く、代表的な酒類といえば以下のものがある。
- ・普通酒(清酒)
- ・特別本醸造酒
- ・吟醸酒
- ・純米吟醸酒
- ・大吟醸
- ・純米大吟醸酒
この他にもスパークリング酒といった近代的な日本酒まで造られているが、日本酒の歴史は非常に古い。遡ること神話の時代、すでに日本酒の成立ちが記されている。江戸時代に入るとヨーロッパの技術を上回る斬新な日本酒造りがおこなわれるようになる。この製法を現代まで受け継いでいる酒蔵も存在しているのだ。
現在の日本酒にはあたり前につけられている吟醸、大吟醸といった区切りは昭和から平成にかけ製法基準に定められた。
玄宰の種類
玄宰には、4種類の日本酒がある。玄宰という名前は江戸時代、会津藩の大老田中玄宰が由来となっている。田中玄宰は会津藩の繁栄のため尽力して、61歳の生涯を終えた。没後、遺言にあった鶴ケ城と日新館を望見できる小田山山頂に埋葬された。
末廣酒造では毎年、この小田山山頂にあるお墓に会津発展の後継者として感謝の意を込めてお参りをし、敬意を表して玄宰という日本酒を造りあげたのだ。
末廣酒造が造る玄宰は、最高級の日本酒として出品されるほどの高いレベルを持った日本酒として今なお愛されている。
大吟醸 玄宰
大吟醸に向いているといわれる酒米山田錦を35%まで精米、その中心部分だけを贅沢に使った日本酒が大吟醸 玄宰である。平成28酒造年度 全国鑑評会 金賞受賞という快挙を成し遂げた、末廣酒造の最高峰といえる日本酒なのだ。大吟醸 玄宰の販売価格は720mlで5,400円(税込)、1,800mlで10,800円(税込)となっている。
純米大吟醸 玄宰
末廣酒造吟醸酒造りの歴史における逸品。それが純米大吟醸 玄宰である。やわらかな果実香はすっきりとした中にもキリッとした味わいがあり、上品な甘味が口の中に広がる。キメ細やかな舌ざわりで、喉に入りやすい日本酒となっている。純米大吟醸 玄宰の販売価格は720mlが8,640円(税込)となっている。
大吟醸 玄宰 生
数々の鑑評会において数多の栄誉に輝く大吟醸玄宰に手を加えず、原酒を飲んでいただくために誕生したのが大吟醸 玄宰 生だ。高貴な香りと重みのあるコクが口の中に広がり、奥の深い味わいとなっている。大吟醸 玄宰 生の販売価格は720mlが6,480円(税込)1,800mlが12,960円(税込)となっている。
特別ラベルシリーズ 大吟醸 玄宰
大吟醸 玄宰 720mlを購入者の希望に沿って造ってもらえ、記念品やプレゼントとして重宝される。特別ラベルシリーズ 大吟醸 玄宰の販売価格は720mlが5,616円(税込)となっている。
玄宰の買取相場
全国新酒鑑評会5年連続金賞受賞、という華やかな経歴を持つ玄宰の買取市場は気軽に利用できるものが多い。オークションやフリーマーケット、買取業者と国内で販売するのならスマホ1つで十分対応できる。
ネットオークション
ネットオークションの代表ともいえるヤフーオークション(ヤフオク) 。どんな商品でもヤフオクにあり、その出品数は多種多数だ。純米大吟醸 玄宰(2018年6月製造)の落札価格は5,000円となっている。(2019年1月現在)
ネットフリマ
ネットフリマの大手といえばメルカリ。メルカリもまたヤフオク同様、多種多数の出品、取引が可能で酒類の出品数も多い。大吟醸 玄宰720mlは3,500円で落札されている。
買取業者
ヤフオクやメルカリとは違い、知識に長けたスタッフが査定をし、金額を提示される。大吟醸 玄宰の参考買取価格は720mlで1,000円、1,800mlで2,000円とヤフオクやメルカリに比べ安価である。
ネットオークション・ネットフリマのメリットとデメリット
ネットでの取引において最大のメリットはその手軽さだ。登録から出品、落札までスマートフォン1つでできる。自分が売りたい金額をつけて販売するので、専門知識も必要なくいい値だ。
しかし、ネットでの売買は不安要素も多い。素人の判断で取引されると良く起こるのがクレーム。説明と異なっていたり、実際の商品に傷などがついていたりすれば、すべて自己責任で対応せざるを得ない。こういったトラブルがネットオークションやネットフリマでは少なくないのが現状なのだ。
高価買取のコツは?
買取業者のつける査定は、ネットオークションやネットフリマよりは安価なのがデメリットだ。しかし、クレームやトラブルがないのは、デメリット以上に安心できる。たとえ高価で取引が成立しても、入金されなければ意味がない。
また、買取業者に持ち込む際に少し手間をかけるだけで査定価格がアップすることもある。玄宰の買取価格をアップさせるコツは以下の3点だ。
- ・綺麗に掃除しておく
- ・付属品までつけておく
- ・早急に査定依頼をする
これら3点を実践すればより査定アップが期待できる。それでは順を追って詳しく説明していこう。
綺麗に掃除をする
買取スタッフが美品と感じてくれるには、まずは外見を気にしなければ話にならない。思いっきりホコリがかぶっていては、売るほうも申し訳がない。それどころか足元を見られてしまうのもしゃくだ。箱があるならもらった当時と変わらぬ姿で査定に出すのが礼儀だ。
付属品を一緒につける
玄宰は木箱や化粧箱に納められ、瓶には紐が蝶々結びされている。これら付属品を一緒に売却すれば査定額がアップする可能性は充分あるのだ。
平成28酒造年度 全国鑑評会 金賞受賞という名誉ある日本酒 玄宰はマニアはもちろん、日本酒コレクターにとっても手に入れたい商品の1つなのだ。
早急に査定依頼をする
お酒は衣類や雑貨とは違い季節ものはない。ただ賞味期限がある。季節に応じ価格変動することはないが、古酒になればなるほど査定額はダウンする。飲まないなら早急に査定依頼するのが高価査定の近道である。
玄宰の買取可能な業者と買取相場一覧
玄宰を買取可能な業者の詳細情報は以下の通りだ。多くの買取業者から、より高値をつけてくれる業者を見つけるための参考にしていただきたい。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒様が持っている打ち出の小槌が目印の大黒屋。オレンジと黒のビビットな配色を見かけた人も多いはずだ。もちろんお酒の買取もあり、玄宰ももちろん買取可能商品だ。
注意したいのは営業時間。ほかの買取業者と違うのは、店頭の営業時間が若干短い点だ。電話査定に関しても18時までと短いが、年中無休なので、営業時間内に行ける日を作って行くか、宅配査定で営業時間を気にせず買取をしてもらうのもオススメだ。
ホームページでの参考価格は、大吟醸 玄宰1,800mlが2,000円、720mlが1,000円となっている。高い金額とはいえないが最低額ということで現物を査定してもらえば上乗せされるという期待は持てる。
お酒買取専門のSPANA(スパナ)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取価格に大きな自信がみなぎるSPANA。 日本最大の繁華街でもある新宿で営業しているだけあり、買取実績がとても多い。そのデータを活かしてHP上でもさまざまなお酒の概算査定を調べることができる。
高値買取に関してもヒミツがある。SPANAの場合は徹底したコストカットによって高値で買い取る方式を取っている。新宿駅西口から徒歩1分未満にある立地なので、宴会であたってしまった酒が要らないのなら、帰り道に買取をしてもらおう。電話査定の結果は要査定ということだ。
お酒買取専門館 パスワーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パスワークはお酒買取の専門店。酒類を専門に扱っているためスタッフの知識がとても深い。玄宰を買取に出すのなら、勧めるステップは4つ。まずは査定で値段を出す。パスワークに売ろうと考えたなら次は買取をしてもらう。そこであらためて査定をしてもらうのだ。
再度現品を見てもらうと、査定価値があがる可能性がある。LINE査定では、玄宰 大吟醸720ml2,000円、玄宰 大吟醸1,800ml 3,500円、玄宰 純米酒大吟醸3,500円となっている。記念日のプレゼントなどで眠ったままの玄宰があるなら査定してみるといい。
お酒専門買取センター.com
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒専門の買取業者として世界各国の酒類を取り扱うお酒専門買取センター.com。市場のトレンド情報もいち早くキャッチしているため、買取強化商品ならば高値買取を実現する。
宅配買取の場合、自身の段ボールを使用しても構わないが、できれば宅配キッドを使用したほうがいい。
酒は割れ物。途中で瓶が割れては高値のはずがただのゴミになりかねない。安全に届き、きちんとした査定をし、取引をする。それがお酒専門買取センターだ。玄宰の買取価格も大吟醸720ml・1,800ml、純米大吟醸をまとめて3本で5,000円となっている。
コレクションをしていないと同じ銘柄で3本はそろわないが、ほかの酒と合わせることで査定額がアップするのだから見逃せない。
ブランド風月
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
一流百貨店並みの接客と確かな鑑定が素晴らしいブランド風月。出会ったお客様に絶対の安心と信頼をしてもらうため日々知識をアップデートしている。ブランド風月では、業者間取引を始めほかの買取業者とはまた違う販売網を数多く抱えている。そのため高値買取が可能なのだ。
その範囲は世界規模。最適な市場へ買い取った玄宰を投入していく。世界的にも日本食が流行っていることから日本酒も人気が高い。日本酒の買取価格は、80,000円~1.500円と幅広いので玄宰のような金賞受賞したお酒には高額査定も期待できる。
まとめ
日本酒は1,800ml、いわゆる一升瓶に入ったものが多い。保管スペースは広い場所で暗所となると管理が難しくなる。また日本酒は洋酒と違い、長期保管は品質劣化を起こす可能性があるのだ。製造から6カ月以内など条件をつけている業者が少なくない。
玄宰のような最高峰ともいえる日本酒であっても劣化すればその価値は0に等しいのだ。長期保管していても値上がりすることはほとんどない。場所も取り、飲まず置いてあるのなら早めに売却するべきだ。
その際、付属品をそろえておき、綺麗に磨いて少しでも高価査定されるようひと手間かけることを忘れないでいただきたい。