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木村秀樹 版画・作品の買取相場・価値まとめ

読了目安:9分
更新日:2019/08/28
公開日:2019/07/30
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現代日本の版画界を代表する画家の1人である木村秀樹。その版画が手元にある場合、業者への売却を考えることもあるだろう。そのときに気になるのが、買い取りの相場や高く売るための方法ではないだろうか。

この記事では、それらの疑問に答えるため、Webでの木村作品の販売価格や、作品を売るコツを紹介する。木村秀樹の版画・作品を高値で売りたいと考えている人には、ぜひ参考にしてもらいたい。

木村秀樹 版画・作品の買取相場・価値まとめ

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木村秀樹とは

木村秀樹は、現代でも活動を続ける日本の代表的な版画家の1人である。嵯峨美術短期大学(現・京都嵯峨芸術大学)の助教授を経て、京都市立芸術大学教授を務めている。1974年にペンシルシリーズによって注目され、以後数々の国際展で受賞を重ねた。

2004年の国際版画シンポジウムで実行委員長を務めるなど、他の版画から寄せられる信頼も厚い。大学版画学会会長、京展委員などの役職も歴任している。

木村秀樹の版画の特徴

木村作品にどんな特徴があるかを理解しておくことは、作品を適正価格で売却するためにも必要だ。結論をいうと、木村作品の特徴は「版画とは思えないリアルさ」である。シリーズによっては、完全にモノクロ写真に見えるという人が多いだろう。

ここでは、木村秀樹のキャリアのなかでも、特にその版画の特徴が現れている4つのシリーズを紹介する。

Pencil(ペンシル)シリーズ

1974年に制作されたシリーズである。これによって木村秀樹は、東京国際版画ビエンナーレの京都国立近代美術館賞を受賞した。この受賞で脚光を浴びるようになったため、木村の出世作とも言えるだろう。

作品の特徴は、版画離れしたリアリズムにある。モノクロ写真のようなリアルさで手や鉛筆を描いたものだが、これを見て版画だと思う人は少ないだろう。一般的な版画のイメージは切り絵や影絵のように大雑把なものだが、木村作品はそうしたイメージとは大きく異なり、精密な鉛筆デッサンを思わせる雰囲気がある。

Pencilシリーズは手と鉛筆を合わせて描くこともあれば、鉛筆だけを描くこともある。特にPencil 1は、短い鉛筆と長い鉛筆が白い背景に置かれているだけの、何とも静かな印象の絵だ。侘び寂びの精神を感じる人も少なくないだろう。

逆に手が目立つ作品もある。Pencil 8がそれで、この作品では短い鉛筆を持つ手と、長い鉛筆を持つ手が折り重なっている。そのうち、長い鉛筆を持つほうの手のシワが、非常に細かくリアルに描かれているのだ。

このリアルさによって、そちらの手だけが画面から飛び出しているように感じる人もいるだろう。

Two Chairsシリーズ

これは文字通り、2つの椅子が置かれた風景を描いたシリーズだ。このリアルさはペンシルシリーズを遥かに上回り、完全にモノクロ写真にしか見えないものとなっている。ペンシルシリーズは「背景は明らかな紙」とわかる作品だが、Two Chairsシリーズは背景も含めた絵全体が完全に写真に見える。

「版画ではなく写真か油絵なのではないか?」と思う人もいるだろう。しかし、国立美術館の解説は版画と明記しており、孔版で制作されたこともわかる。絵画はリアルであればいいというものではないが、版画でこれだけリアルな作品を生み出す技術には、驚く人が少なくないだろう。

Misty Dutchシリーズ

これは1996年から木村秀樹が取り組み始めたシリーズだ。インターネット上で販売されている作品では、このシリーズが特に多い。四角形を組み合わせた抽象的な絵で、モンドリアン作品の複写映像がベースになっている。

その映像に画像処理を施し、色面、ブラシストロークなどの版を加えることで、オリジナルの作品にするものだ。版画にコンピュータグラフィックを積極的に取り入れている、比較的珍しい事例である。特に無機質な美しさを追求するインテリアの部屋で、壁に飾るアイテムとしても好まれやすいだろう。

A Cornerシリーズ

これは評論家によって「ブラシストロークと風や雲などの自然のモチーフを用いた仕事の集大成」と評価されるものだ。一般の人が見て最初に感じることは、おそらく「CGのようだ」というものだろう。モチーフが抽象的であるため写真でないことはわかるが、表現が非常に繊細かつ無機質な印象であるため、版画と思う人は少ないはずだ。

全体的に「版画に見えない作品」が多い木村だが、インクという物質や刷りという技術を徹底的に探求している結果、このような作品が生まれるのだろう。写真家でいうと、現像の技術を徹底研究するスタイルに近いとも言える。

木村秀樹の作品の買取相場

木村作品の売却を考えているとき、特に気になるのは買い取り金額の相場だろう。買取業者は「いくらで買ったか」という金額は明かさない。しかし、販売価格から推定できるため、各サイトでどのような金額で売られているかを紹介しよう。

価格や作品の情報は、2019年6月29日時点のものであり、最新の情報は変化していることに注意してもらいたい。

Nomart Storeにおける木村秀樹の作品・販売価格

Nomart Storeは、木村秀樹を含めた多数のアーティストによる作品をダイレクトに販売するサイトである。Web上で木村秀樹の作品を購入するのであれば、このサイトがもっとも適しているだろう。全50件と多数の作品が販売されている。

その価格を高い順に一部抜粋すると、下記のとおりだ。

  • ・A Corner 1…55,000円
  • ・Misty Dutch 12…44,000円
  • ・Window2…30,000円

2つ目のMisty Dutch 12とWindow 2の間には、7つのMisty Dutchシリーズがある。それらの価格は32,000円から44,000円の間だ。Misty Dutchの情報に偏らないよう、ここではWindowシリーズの価格を紹介した。

逆に一番安い作品はGreen Shadow 1で、15,000円である。2も同額であるため、このシリーズはおおむね15,000円が相場と考えていいだろう。その他、GumやVeliのシリーズも15,000円である。

これらより安価なシリーズはないため、木村秀樹の作品でもっとも安い価格帯は15,000円前後と考えていいだろう。

Yahoo!オークションにおける木村秀樹の版画落札価格

ヤフオクでも木村秀樹の版画が落札されている。1974年に制作された、直筆サイン入りの「Pencil 2-3」だ。方眼紙にシルクスクリーンで刷られた版画で、発行部数は限定20部である。

商品の状態は「傷や汚れあり」と記載されており、返品は不可である。真作保証はないものの直筆サインがあり、木村作品の愛好家であればサインで真贋の判定ができる可能性もあるだろう。43件の入札があり、13,701円で落札されている。

ANGマーケットにおける木村秀樹作品の販売価格

厳選された画廊がそれぞれの推奨作品を販売する「ANGマーケット」でも、木村秀樹の作品が販売されている。「Misty Dutch 16」の直筆サイン入りで、価格は54,000円である。ジャンルはシルクスクリーンで寸法は56×50cm、製作年は1998年で証明の類は「特になし」ということだ。

絵画作品の販売でつきものの「真作保証」がないため、ANGマーケット自体を信頼できるかが鍵と言える。状態は良好で、傷やヒビ、シミなどすべてなしと記載されている。

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木村秀樹作品をより高く売る2つのコツ

もともと高額で売れる木村作品だが、売却のコツを押さえればさらに高く売れる可能性がある。ここではそれらのコツの中でも、特に実践しやすい2つの内容を紹介したい。

フリマアプリ(メルカリ・ラクマなど)を積極的に使う

木村秀樹は1948年生まれと、比較的若い画家である。2012年にもアメリカのテネシー大学との共同企画を成功させており、まだまだ現在進行形の画家と言える。そのため、死没した版画家などと比べると若い世代のファンも多く、メルカリやラクマなどのフリマアプリを活用している層も少なくないと考えられる。

また、一般人にわかりやすい作風も、このようなツールで売ることのプラスとなるだろう。「写真のような版画」という技術の高さは、美術についての知識がなくてもわかりやすい。また、Misty Dutchなどのシリーズはインテリアとしての用途にも向いている。

何かと現代人に好まれやすい要素をそろえているのが木村作品の特徴のひとつと家、その点でもフリマアプリを活用する意義があるのだ。もちろん、フリマアプリだけでなく、ヤフオクなどのネットオークションも合わせて活用することで、さらに高値で売るチャンスが増えるだろう。

多くの買取業者から査定を受ける

木村秀樹は2019年6月末時点でまだ生きている画家であり、死没した画家ほどには評価が固定されていない。そのため、画商によって評価が大きく異なる可能性もある。また、作品数が多いことから、業者によっては「たまたまその時点で木村作品の在庫が大量にある」ということも考えられるだろう。

愛好家が亡くなって、その遺族が大量に売りに出したときなど、こうしたケースも想定できる。このように、1つの業者だけで査定を受けると、さまざまな理由によって不当に安い価格を提示されてしまう恐れもあるわけだ。それを防ぐために、できるだけ多くの業者から査定を受けるべきと言える。

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木村作品の売却では、総合美術買取センターがおすすめだ。同社は東京の品川に拠点を持つ絵画の販売・買取業者で、木村秀樹も含めて非常に多くの画家を取り扱っている。この記事の執筆時点で、木村の名前は取り扱い作家一覧には書かれていない。

しかし、同社は一覧の名前のない作家についても積極的に買い取っている。作品ごとの魅力を評価してくれるため、手元の木村作品も適正な価格で買い取りしてもらえるだろう。査定を受ける方法を多数の選択肢から選べるのも同社の魅力だ。

持ち込みや電話による査定に加えて、メールやLINEというネットを活用した現代的な査定も受けられる。自宅に鑑定士が来てくれる訪問査定もあり、出張費は完全無料だ。出張を依頼しても査定価格に納得がいかなければ売らなくていいルールとなっており、売り手のリスクは一切ない。

このように査定を受けやすいシステムが整っているため、一度気軽に試してみてはいかがだろうか。

まとめ

木村作品をそのまま持ち続けるか売却するかは、やはり査定を受けてから考えるべきだ。それもできるだけ多くの査定を受けてから決めるべきである。先にも書いた通り、木村作品の評価は業者によって異なる可能性があるためだ。

どの業者でも査定は無料で、あらゆる方法で受けられるため手間もほとんどかからない。作品の価値だけでも、まず気軽にチェックしてみるのがいいだろう。

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
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東京都公安委員会 第303311606477号
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