ブランド買取店3店を経営するハーフプライスが業者向けのブランドオークションを立ち上げました。2017年の12月に初競りが行われ、場所は仙台です。ブランドバックやジュエリーを出品し、初心者の方も参加しやすい市場となりました。このページでは、杜の都オークションのブランド品古物市場の話だけでなく、古物市場全体の話題、ハーフプライスのサービス、古物商は儲かるのか、といった内容にも触れていきます。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
東北のブランド古物市場はまだ少ない
ハーフプライスが今回仙台で市場を開催した理由は、東北のブランド市場がまだ小さいからです。競合が少ない分収益化が見込め、また東北の活性化につながれば良いとも考えています。
実際盛況だったので、今後も月一程度で定期的に開催していく予定です。
ハーフプライスのメイン事業は出張買取
今回仙台でブランド系古物市場を開催したハーフプライスですが、ハーフプライスのメイン事業は出張買取です。仙台を中心に無料出張買取サービスを展開しており、高価買取で人気です。
古物市場ではブランドを取り扱いましたが、ハーフプライスは幅広い商品を取り扱っています。具体的には洗濯機やラジカセなどの家電や、物干し、雪かき、といったちょっとした便利グッズも取り扱っています。
商品価格に関わらず無料で出張買取してくれるので、ブランドだけに特化しているわけではありませんね。また、買取だけでなく不用品の処分も行っているので、もしも買取できない物でも不用品として回収してもらうことが可能です。
東北では高齢化が進んでいますが、脚が不自由な方が不用品を処分する際に活用するようなケースも多々あります。ハーフプライスは地域密着型のサービスと言えるでしょう。
ハーフプライスの買取の流れは?
ハーフプライスでは、家庭で不用となった物を電話一本で出張買取に伺います。出張費は無料で、商品が一点でも買取に行きます。こんな商品だと迷惑かな?と思われる方もいるかもしれませんが、どのような物でも気軽に電話できるサービスです。
また、電話する前に買取してもらいたい物を査定フォームからチェックすることも可能です。事前に見積もりたい方は、インターネットから無料で簡単に見積もれます。実際にスタッフが来たら、正確な見積もりを行い、その場で買い取ってもらうかどうかを判断できます。
もちろん出張買取に来てもらったら絶対に売らなければならないというわけではなく、金額に納得がいった場合のみ買い取ってもらいます。わざわざ出張に来てもらったのだから売らなければ悪いと思う必要はありません。
ハーフプライスはなぜ高価買取できるのか
ハーフプライスが高価買取できている理由は徹底したコスト削減にあります。店舗を持たないことで、人件費や店舗の維持費を掛けないようにしています。今の時代はインターネットで買取も販売を行った方がコスト削減できるので、消費者としても助かります。
近所のリサイクルショップで不用になったものを売る選択肢もありますが、リサイクルショップは店舗がある分人件費や店舗維持費が無駄で、それは消費者の負担にもなります。電話一本で取りに来てもらえて無駄な費用負担もないので、インターネット上の買取サービスの方が圧倒的におすすめです。
高価買取依頼のためのコツ
せっかくハーフプライスに出張買取を依頼するのであれば、高価買取してもらいたいものです。その場合は注意点があるので、あらかじめ把握しておくと良いですね。具体的には以下のポイントが重要です。
- ・買取依頼前には品物を掃除しておく。
- ・説明書、保証書、付属品は残しておく。
買取依頼する際には査定が入るので、なるべく品物をキレイに掃除しておいた方が見栄えが良くなります。その結果スタッフが高値を付けてくれる可能性が高くなるので、面倒くさがらずに掃除しておくと良いです。
また、説明書があると次に購入する人にとって利便性が高まるので高値になります。保証書は買取時期の証明になるので、確実に使用年数がわかり、低めに見積もられることがなくなります。
付属品はやはり欠けていると買取価格は落ちます。付属品込みで一つの商品なので仕方がないでしょう。
古物市場の情報はなかなか出回らない
今回紹介した古物市場は東北のものでしたが、実際全国で定期的に古物市場は開催されています。しかし、なかなか情報が一般に出回ることは少ないですよね。古物商しか参加できず、一般の消費者からすると圧倒的に安値で取引されていることが多いです。
まず主催者側にとっては情報を公開して広く募った方が特に思えますが、それをすると古株の顧客を逃がすことになり、また信用を失います。知る人ぞ知る古物市場だからこそ価値があるということですね。
参加者は、もちろん情報を公開することはありません。顧客が増えるとデメリットしかないので、当然独占したいと考えます。その結果、なかなか古物市場の開催情報は表に出ないということですね。
一般の消費者だけでなく、古物に関心があり、独立開業したい人でも新規参入しづらい状況です。そのくらい情報が入手しづらく、儲けのネタ探しが古物市場のカギと言っても過言ではないでしょう。
古物商は商品を買って売るだけの商売なので、業界内で一般に表に出ていない取引情報を探るのが仕事と言えます。
古物商許可を取りたい
古物の取引を行うためには古物商の許可申請が必要です。費用は19,000円で、申請から許可までは40〜60日掛かります。申請先は警察署の窓口です。この申請を行わずに取引すると懲役3年以下、または100万円以下の罰金が課せられるので注意が必要です。
古物商は儲かるの?
結局のところ、古物商に興味のある人の多くは儲かるかどうかが気になるのではないでしょうか。もちろん商品を取り扱うのが好きな人もいますが、実際多くの古物商人は儲けるためにやっています。
自分が古物商をやるやらないにかかわらず、どのくらい儲かるのかは気になりますよね。昔はリサイクルショップを経営しようと思えば実店舗を持つ必要がありましたが、今はネット上で完結します。
古物商の許可も比較的簡単に取れるので、古物商を始める人は年々増えていますよ。具体的な方法としては、ネットで買ってオークションに流す方法や、古物市場で安く仕入れた商品をネットオークションで売るようなやり方があります。
肝心の儲かるかどうかですが、難しいと言わざるを得ません。ネットを通じて誰もが商品を取り引きできるので、はっきり言って仲介料の掛かる業者は邪魔です。古物商を介さず商品を仕入れた方が消費者にとっても得なので、そうする人も増えていますね。
また、上述の通り古物商を行う人が増えているので競争は激化しています。物の価値は今どきネットで調べればだいたいわかるので、利益率も低くなります。その結果、古物商で儲けるのは難しい時代になっていると言えるでしょう。
ただし、古物市場に足を運ぶ、引っ越し屋・不動産屋・介護施設と提携して商品を安く仕入れる、といった努力を行えば、他の人よりも優位に利益を得られる可能性も高いです。
まとめ
ハーフプライスが開催した古物市場や、サービス内容、古物商が儲かるかどうか等を紹介してきました。古物商を営む人は増えていますが、その結果利益を出すのが難しくなっています。ただし、業務提携等人と違った努力をすれば儲かる可能性も高いので、古物市場も含めて一歩踏み込んだ場所に自ら足を運ぶ努力が重要ですね。