東芝は、洗濯機、掃除機、電子レンジ、炊飯器といった様々な生活家電の国産第1号を開発したメーカーとして知られているが、冷蔵庫もその中の1つで、1930年に国産として第1号を東芝が開発し、そこから日本の冷蔵庫の歴史が始まった。以降、東芝は、画期的な冷蔵庫を幾つも世に送り出し、日本の冷蔵庫の発展に貢献してきた。
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特徴
東芝の冷蔵庫の特徴的な技術として、
サイズは10年前と変わらないのに容量の大幅アップと、さらに省エネを実現した外壁の薄型化と高い断熱性の両方を併せ持った「マジック断熱構造」、
使用頻度が高いことから冷蔵庫中ほどに設置することで利便性を向上させた野菜室、
冷温高湿度の冷気により食材を長持ちさせる霧ベール野菜室、冷凍室、などが挙げられる。
高く売れる人気機種
幅は狭いスペースでも入れることができる68.5cmながら601リットルという大容量を実現した「マジック断熱構造」、
一番使う頻度が高い野菜室を冷蔵庫の中段に持ってくる事で野菜を取り出す時の負担を減らした「野菜室がまんなか」、
チルドが2段式となり使い勝手が良くなったほか冷却速度を2倍にすることで、鮮度をキープできる「ツイン速鮮チルド」を搭載した「マジック大容量 GR-J460FV」などである。
東芝の冷蔵庫の売却について
東芝の冷蔵庫は、マジック大容量に代表されるように、比較的スリムながら大容量という特徴で人気があり、マジック大容量の冷蔵庫の需要は比較的高いようだ。また、野菜庫まんなかのように、毎日使用するのに負担が少ない機能も人気がある。そのため、それら機能が付いた冷蔵庫は多少年式が古くなっても高額買取が期待できる。
生活家電の買い取り期間の目安
ただ、冷蔵庫含む生活家電は、製造から5年が経過すると買取されなくなるのが一般的である。生活家電は、耐用年数が5年程度で設計されていることが多く、それをすぎるとメンテナンスなどの費用がかかる可能性が高くなる。そのため、5年を経過すると商品的価値がほとんどなくなり、買取されなくなるのである。
東芝の冷蔵庫も一部人気機種は5年経過しても買取されることもあるが、ほとんどの冷蔵庫では、製造してから年月が経過するに連れて買取価格も安くなっていく。そのため、冷蔵庫の売却を検討している場合は、できるだけ早く売却したほうがいいだろう。
査定基準について
冷蔵庫の査定基準としては、年式、中古に対する需要、冷蔵庫の状態、付属品の有無などが挙げられる。
年式
前述のとおり、5年を経過すると売却が難しく、5年より前であれば、年式が新しいほど買取価格も高額となる。
中古に対する需要
人気の冷蔵庫ほど需要が高く、買取価格も高額となる可能性が高い。東芝の冷蔵庫でいえば、マジック断熱構造、野菜庫まんなか、などが搭載された冷蔵庫が需要が高い冷蔵庫といえる。
冷蔵庫の状態
冷蔵庫が正常に動作するか、冷蔵庫の外観、内部の汚れ具合などがあるが、外観の汚れや内部の汚れは清掃で落とすことができるので、売却前に隅々まで丁寧に清掃したほうがいいだろう。
付属品
付属品については、購入時に付属してきた付属品が揃っているほど、買取価格は高くなる。そのため、付属品は売却時にできるだけ揃えておこう。
冷蔵庫のお手入れ方法
冷蔵庫は口に入れるものを保存しておくため、衛生的にも高く売るためにも常にキレイにしておきたい。
庫内を掃除するときは、口にいれても大丈夫な「重曹水」を使おう。重曹水をつけたキレイな布で拭いたあと、水拭きで仕上げ拭きをしよう。重曹による脱臭効果も期待できる。
冷蔵庫のドアまわりは意外に汚れがたまるので、こまめに掃除して清潔に保ちたい。ドアはホット重曹水で掃除しよう。重曹をお湯で溶いてホット重曹水を作ろう。全体掃除をしてから部分掃除をするのが、すばやく掃除をするコツである。まずは最初にキレイな布やマイクロファーバーでドア全体を拭き、次にゴムパッキン部分を掃除しよう。パッキンの中の部分の汚れも、綿棒やわりばしにガーゼを巻きつけたものでしっかりとかき出して掃除をしてほしい。最後に水拭きをして終了である。
冷蔵庫の節電方法
プチ知識として冷蔵庫の節電方法を紹介していく。
設定温度を再確認
庫内の設定温度を「標準(中)」にしておこう。そうすれば1年中自動で温度調節をしてくれる。さらに冬場や食品の入れ具合に応じて設定温度を「弱」にすると、設定温度が「標準(中)」の時と比べて一日あたりの消費電力量が約18%(0.30kWh)削減される。
省エネモードなどを活用する
冷蔵庫の機種により、省エネモード、節電モード、エコモードなどが設定できるものがある。ドアの開閉や庫内温度など冷蔵庫の使用状況に合わせて消費電力の少ない運転をしてくれるので、省エネになるのだ。
扉の開け閉めを気を付けよう
普段から冷蔵庫の中は詰め込みすぎず整理整頓しておき、ムダな開閉を減らすようにしよう。冷蔵庫の開閉時間と回数を半分にすれば、一日あたりの消費電力量は約12%(0.199kWh)削減される。
庫内の吹き出し口の位置を確認する
庫内にある冷気の吹き出し口の前に物を置くと庫内温度が下がりにくくなることがある。吹き出し口の位置を確認し、すぐ前に物を置かないようにしよう。
熱いものは冷ましてから入れよう
食材などを熱いまま入れると庫内温度が上昇し、他の食品が傷んだり、消費電力が増加する。冷ましてからしまうようにしよう。
より冷やしたい物は下段に入れる
冷蔵庫の上段や扉の内側は温度が高くなるので、設定温度を高め(中~弱)にした時は、低い温度で保存したいもの(生魚や肉など)は下段に置くようにしよう。
古くなったパッキンは交換
ドアのパッキンが古くなっているとすき間から冷気がもれて消費電力が増加してしまう。名刺などをはさんでずり落ちるようであれば、パッキンを交換しよう。
参考買取価格
買取専門店アシストにおいて、
2013年製6ドア冷凍冷蔵庫GR-F48FSが23,000円、
2012年製6ドア冷凍冷蔵庫GR-E50FXが11,480円、
2014年製6ドア冷凍冷蔵庫GR-G51FXVが37,500円、
2012年製6ドア冷蔵庫GR-432FYが24,000円で買取された実績がある。