これまで散々と格安SIMが何なのかとか、格安スマホが何なのかとか、色々と解説してきた。以下のコラムでは裏技やおすすめな機種やプランを紹介した。
- 参考:【月額料金モデルケース付】格安スマホ?格安SIM?私はどれにすればいいの?【総括編】
- 参考:【iPhone】ファクトリーアンロックサービスの仕組みとは?料金も調べてみた
- 参考:【完全自己責任の裏ワザ】SIMロックiPhoneをSIMフリー化してくれるファクトリーアンロックサービスに迫る!
- 参考:【格安SIM使い】白ロム買うならおすすめのスマホ3選!SIMフリーは不要!
- 参考:格安スマホ・SIMフリーへ買い替えるならこの選択をするべき。このコラムなら1分でわかる!
しかしながら、皆さんは恐らくまだ格安SIMや格安スマホに変えていない(と推測する)。そう、格安SIMや格安スマホを実際に導入する際には4つの「落とし穴」が存在している。「なんで落とし穴なんかあるんだ?!」という悲鳴も聞こえてきそうだが、新しいものは得てして複雑なのだ。
これをシンプルにできれば一気に普及しそうなものだが。初心者が陥りがちなこの落とし穴について、これまで避けがちだった説明を本コラムで加えよう。
nurse jackie / eflon
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結局、今のスマホどうするの?MNP予約番号って何?!
Street Number - Nro. de una Calle / Tetsumo
MNPの予約番号を取得する必要がある。このMNPの予約番号を取得するのが格安SIM・格安スマホ初心者には強敵だ。
MNP転出の予約番号とは何か
MNPを利用することで携帯電話の番号を引き継いで次の携帯電話でも同じ番号を使用できる。その番号を引き継ぐために、携帯番号を各社がユニークに管理するためのIDのようなものがこの予約番号だ。今契約している通信会社からMNP転出の予約番号を取得する必要があり、これをSIM購入時に記入・伝達する必要が出てくる。
MNP予約番号の有効期限は予約当日を含めて15日間。期限内に移転先MVNOの方で手続きを完了させる必要があるので急いでSIMも買わないといけない。この予約番号は、各携帯ショップ窓口で取得する方法、電話口で取得する方法の2種類がある。
MNPの予約番号を取得するためにかける電話番号
電話で取得する場合は以下の通り。
ドコモ携帯電話から 151
フリーコール 0120-800-000(無料)
[au携帯電話・一般電話共通]
0077-75470(無料)
ソフトバンク携帯電話から *5533
フリーコール 0800-100-5533(無料)
電話口では解約の理由など長々と聞かれるが、サラサラと回答し、早いところ予約番号を取得しよう。この時点では解約したことにならない。実際に移転先のMVNOキャリアが予約番号を使って新しいSIMに設定した際に解約となる。
ちなみに、解約方法をまとめた記事もあるので、該当者はこちらを確認しよう。
SIMカードのサイズが3つもあるんだけど、どれ?!
これは使いたい端末にもよる。現在の端末を使う場合は、現在の端末のSIMカードのサイズを調べる必要がある。迷ったら、新しく買うSIMカードのサイズはnano SIMにしておくことを勧める。最悪合わなかった場合、変換するアダプタが売っているので、それを使えばよい。
端末から実際にSIMを抜き出してみて、そのサイズを調べるのが安心ではあるが、将来違う端末を使うことなども考えると、「小が大を兼ねる」ことになる。すなわち、nano SIMにしておけばとにかく安心なのだ。以下のイラストも参考になるはずだ。
引用:b-mobile
SIMカードどこでどうやって買うの?
This is how SIM cards should be sold at all airports around the world / kalleboo
SIMカードが買える場所は現在かなり限られている。例えば、BIC SIMと呼ばれる格安SIMはビックカメラで購入でき、イオンの格安SIMもイオンで購入できる。また一部MVNOキャリアのSIMカードは量販店で購入ができるものの、あまりブースが目立たないし少ないようだ。そこで、自分の好みの格安SIMを購入、契約したい場合はインターネットを通じて行うことになる。というわけで、答えは「ネットで買う」ということになり、また少し大変そうだ。
しかし、そんなに難しいわけじゃない。ネットで申し込みフォームにササッと5分程度記入すれば申し込み完了で、後日SIMカードが家に届く。そいつを端末に挿してやればいい。amazonではSIMカードを比較検討して購入できるようになっている。なお、BIC SIMの解約方法は、以下のコラムで紹介しているので、気になる人は確認しておこう。
SIMカードどうやって挿すの?それとそのまますぐ使えるの?
SIMカードの交換
まずは説明書を読んでみてほしい。端末によってSIMカードの取り出し方、交換の仕方が変わるので一概には言えないが、iPhoneの場合は以下の通り。
APN(アクセスポイント)接続設定
交換までは出来たとして、次の関門がある。SIMカードを挿しただけではSIMカードが使えないのだ。そこで行うのが、「APN接続設定」だ。APNの設定方法はスマートフォンのOSとバージョンによって若干異なるからまたややこしい。
▲mineoの場合は上の動画の通り。
【設定の準備】
まず「設定」アプリを開く。その次に、「データ使用」から「その他の設定」を選択する。「無線とネットワーク」から「モバイルネットワーク」を選択する。ここで、「モバイルデータ通信」にチェックを入れて有効とする。次に、「ネットワークモード」に移り、「LTE/WCDMA/GSM(自動)」に設定。
【いよいよ設定】
以上を設定したら、「アクセスポイント名」をタップしてAPNを設定へ進む。メニューが開いて、「新しいAPN」を選択する。APNの設定項目を入力していく。「APN」、「ユーザー名」、「パスワード」、「認証タイプ」などの設定項目は、各LTEサービスに従って入力。この設定項目が会社によって違うのでよく調べてほしい。説明書などに記載もある。入力が終わったら、「保存」を選択。あとは接続テストだ。
ごちゃごちゃ書いては見たけど、買ってから考えるのも手
ややこしいとは思うが、字面にすると複雑だというだけで、買ってしまえば案外できてしまうもの。それに、実際に落とし穴にはまってから調べてみたほうが早い。あらかじめすべてを把握しようとすると大変。最低限注意すべきことに注意しておけば、快適な格安SIMライフが待っている。なお、以下のコラムもぜひチェックしてみてほしい。
番外編
フリマサイトで中古のスマホを購入してみよう
スマホのマーケット(スママ)は、スマートフォンの売買をメインとしたフリマサイトだ。スママには「格安SIM診断サービス」があるので、欲しい端末やどのようなSIMを購入して良いかわからない方にも最適だ。また、動作保証サービスも提供しており安心して購入することができる。
不要なスマホを簡単に売る方法
スマホのマーケット内で、スマホ買い替えなどで使わなくなったスマホを即座に現金化できるサービス、スママDASH(ダッシュ)は、サイトで査定申込をすると、0秒で買取金額を確認でき、速やかにスマホを売却することができる。端末に残っている個人情報は、スママで提供しているデータ削除オプションが無料で提供されるので、プロの手によって確実に消去されるので安心して簡単に売却することができる。
https://smama.jp/dash/eventsおまけ:iPhoneの場合はちょっと状況が面倒
iPhoneで格安SIMを使いたい場合は状況が更に複雑。「iPhoneで格安SIMを使う?そのために考えておきたい中古スマホ購入のメリット・デメリットまとめ」というコラムでまとめているので参考にしてほしい。