正延正俊(まさのぶ まさとし)は、1900年代に関西を中心に活動していた画家である。
自画像や風景画家として油絵を描いていたが、のちに抽象画に転向し、具体美術協会のメンバーとして活動した。
引用:http://459magazine.jp/art/15876/
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
正延正俊の作風
抽象画に転向してからの正延正俊の絵画は、風景や静物などを小さな点や線を重ねて表現した、独特な雰囲気を持つものが多い。
具体美術というと、派手なパフォーマンス、大胆な作風などが前面に出ているが、正延正俊は、派手ではないが強烈な個性を持つ絵を多く描いた。
描き続けた題材の絵
また、これと決めた題材があると、それを徹底的に描き続けたことでも知られている。
同じ景色や同じものを、技法を変えたりしながら何枚も描いた。
具体美術協会のリーダーであった吉原治良のもとには、似たような構図で、似たような色彩の朝顔の絵が何枚も何枚も持ち込まれたというエピソードもある。
タイトルのない作品
正延正俊の絵は、「作品」というタイトルのものが多い。
寡黙な性格だったこともあり、作品に関しての説明があまりなされなかったため、何を描いたのか、そしてそれを表現した意図などが語られることは少なく、情報があまり残っていない。
しかし、迫力があり、見ている人に何かを訴える作品は評価が高く、実物を見たいとの要望が多いことから、現在でも個展がひらかれている人気画家なのである。
国内外での評価と買取価格相場
では次に、正延正俊作品の評価と買取価格についてみていこう。
海外のオークションにも出品されている
具体美術の中では異質ともいえる正延正俊の絵は海外でも評価されており、国内外のアートオークションにたびたび登場している。
27cm×21cmサイズの抽象画が約120万円で落札されたほか、160cm×97cmの少し大きな絵画が241万5千円で美術館に買い取られたという記録がある。
クオリティの高さで評価が高い
具体美術協会の所属メンバーのなかには世界的に知られている画家や芸術家もいるが、正延正俊の知名度はそれほど高くはない。
アクションアートのような話題性のある作品ではなく、絵の具と筆で描いた、ある意味正統派な絵画は、具体美術としては目立つものではなかった。
しかし、具体美術協会のなかでは年上で、それまで培った絵画の基盤がある正延正俊が描いた絵は、奥行きのあるクオリティの高い作品として評価されている。
絵画の評価方法
値段の予想をするのが難しい絵画作品。その評価方法を調べていこう。
その画家の価値
買取業者では、その作品の需要、いくらをつけらば購入してもらえるかを算出し、そこから買取価格を決める。
その画家の入賞実績や履歴、過去の取引価格などを総合してその価格を割り出すのである。
流行
絵画にも流行がある。そのときに流行している画風で描かれているものは、価値が上がり買取相場も上がる。
また、何かの作品が話題になると、それに関連する作品も価値が上がることがある。
正延正俊作品を売りに出す場合、具体美術のブームが来たり、何かで話題にのぼったりしたタイミングに合わせると、少し査定額が上がる可能性がある。常に情報を入手しておき、良いタイミングを見極めよう。
希少価値
人気作家の作品は、その希少性によっても評価額が変わってくる。
作品数が少ないと売りに出される作品数も少ないため、希少価値が上がり、取引価格も上がる傾向がある。特に有名画家の絵は、多くが美術館などの所蔵されているため、なかなか出回らないという事情がある。そのため、オークションや売買市場にたまに登場すると、購入希望者が多いために価格が上がるのである。
ただし、多いときには年間100近い作品がオークションにかけられるピカソなど、多くの作品が出回っているにもかかわらず評価額の非常に高い画家の作品も存在している。
つまり、必ずしも希少性だけが価値を上げているわけではないのである。
作品のサイズ
一般的に、小さいものより大きいものの方が査定額が高くなることが多い。同じ画家の似たような絵画であれば、大きい方が高く買い取られている傾向がある。
もちろん例外もあり、すべての絵にあてはまるわけではないので、実際の価値を知りたい場合は買取業者などに見てもらうと良いだろう。
作品の状態
ものを売りに出すときは、その品物の状態によって買取価格が左右されるため、できるだけ良い状態、新品に近い状態に保っておくのが高額買取のポイントと言えるだろう。
絵画は劣化がしやすい
絵画はその材質の特性上、劣化しやすいという問題がある。大切にしまっているつもりでも、長い間しまいこんでしまったためにカビがはえたり、高温多湿状態にしている期間が長かったために絵の具が剥がれてきたりした例もある。
保管には気を付けて
作品の価格は、その画家、その作品の価値を割り出したうえで、その作品の状態により算出される。
状態が悪いと減額されてしまうので、良い状態を保っておくことはその価値を下げないために重要なのである。作品の保管には十分に注意したい。
絵画のお手入れ
上記では、良い状態を保つためには保管に注意してほしいと説明した。では、どのように保管をしておけば劣化を少しでも防ぐことができるのだろうか。
時々風通しをして乾燥させよう
普段しまってある絵画は、時々風を通す必要がある。日本では、季節にもよるが倉庫や押入れなどが高温多湿になるため、絵に良い環境とはいえない状態で長く保管されてしまうことが多い。
時々取り出し、乾燥した部屋にしばらく置いておくだけで劣化を防ぐことができるのである。また、壁にかけてある場合は、日光や風に直接あたらず、人が触れたりものが当たったりしにくい場所に移動しよう。
可能であればケースに入れて飾るのがベストではあるが、難しい場合は、ほこりなどはこまめに取り除くようにしたい。絵画の修復について
専門業者では、破損した油絵の修復や、よごれてしまった絵のクリーニングなどを行なっている。もし破損やよごれなどがあったら、一度相談してみるという方法もある。
ただし、業者での作業は高額になるので、もしもすぐに売却する予定があるのであれば、修復に出すよりも多少劣化していてもそのままの状態で売りに出した方が、結果的に修復費用が安く済むことが多い。
修復費用はかなり高額になるので、価格などをよく調べてから依頼しよう。
無料査定をスタートしよう
作品の価値をまずは知るために無料で鑑定して貰おう。価値を知ってから売るかどうかは決めればよい。まずは電話やメールで無料査定が出来る総合美術買取センターで問い合わせてみよう。
↓無料査定スタート↓
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策