田酒は、青森県の老舗酒蔵である西田酒造で製造、出荷されている日本酒である。その中でも純米吟醸・純米大吟醸 百四拾は出荷時期・本数が限られている。希少価値の高い日本酒として、日本のみならず海外の人からの人気も高いのが特徴だ。
純米大吟醸と純米吟醸はそれぞれ価値が大きく異なるため、お酒の中古買取店での小売価格も大きく変わる。ここでは百四拾の詳細情報と、買取事情をまとめたので参考にしてほしい。
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田酒 純米吟醸・純米大吟醸 百四拾とは?
田酒シリーズの百四拾は、青森県青森市内にある唯一の酒蔵西田酒造で製造、出荷されている日本酒である。田酒は、その名の通り田んぼからできるお酒であることに由来している。醸造用アルコールや醸造用糖類を一切使用せず、こだわって生産された酒米だけを使い手間ひまかけて作られた日本酒だ。
同じ田酒シリーズにも百四拾と記されたものとそうでないものがあり、価格も異なる。この百四拾は、使用されている華想いという酒米がかつて青系酒140号という系統名であったことに由来している。
華想いとは、山田錦と華吹雪を掛け合わせて作った酒米のことだ。華想いは草丈が短めで穂数が多い。ミネラルが豊富でタンパク質は少なめという特徴が、高級酒造りに向いているのだ。
麹造りの生産性もよいためまさに質の高い日本酒造りのための米だといえる。ちなみに通常の田酒は山田錦を使用しているもので、百四拾と記されているものは華想いを使っているものと区別できる。
田酒 純米大吟醸 百四拾 生
華想いという酒米の特徴は、その名の通り華やかな吟醸香だ。円やかさと華やかさがある、とても風味のよい日本酒である。特に純米大吟醸 百四拾の生酒は、りんごのような果実香が特徴的である。
生酒なので冷蔵保存が必須だ。同じ田酒でも生でしか味わえない豊かな香りが人気だ。 毎年5月の限定出荷で数量限定品である。720mlで2,524円(税抜)となっている。
田酒 純米大吟醸 百四拾
こちらも同じ華想いの銘柄で製造された、純米大吟醸である。甘い香りは製造された年の米によって風味が変わる。また、飲む人によって香りの感じ方が違うのでおもしろいものだ。
りんごのようだという人もいれば、メロンや桃のようだと感じる人もいる。味わいがその時々で変わるのも、田酒 百四拾を味わう醍醐味である。小売価格は1800mlで5,048円(税抜)、720mlで2,524円(税抜)となっている。
田酒 純米吟醸 百四拾
田酒の純米吟醸 百四拾には桜ラベルという日本酒が存在する。青瓶に桜模様のラベルが非常に華やかである。公式HPには、この種類の商品情報が載っていないが、オークションやフリマサイトを覗くと現在進行形で製造されているようだ。
田酒 純米大吟醸 百四拾は買取可能?
田酒の純米大吟醸百四拾は、多くのお酒買取業者で買取対象となっている。ただし、日本酒の買取は製造年月から半年~9ヶ月以上経過しているものは、買取の対象にならない場合が多い。
日本酒は鮮度が命。ブランデーやウイスキー、ワインのように長期間保存して楽しむものではない。よって、長期間保存する高級酒の買取を得意としている買取業者では取り扱っていないこともあるので注意したい。
たとえば、中古品の買取販売で有名な大手バイセルは、日本酒の買取はおこなってない。また、日本酒を扱う買取業者であっても、それぞれの業者によって買取価格に大きな差があるので注意したい。業者ごとに買取後の再販ルートが異なることや、業者に規模によっても買取価格は変動するのだ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なお、田酒 純米大吟醸 百四拾の出荷は毎年5月限定である。日本酒の買取の場合、製造から6ヶ月以内であるものであることが条件になっていることが多く、6ヶ月以上経ったものになると買取を断られるケースもある。田酒 純米大吟醸 百四拾の場合、製造された年の11月くらいまでには手放す必要がある。
業者によっては、1年経過くらいまでのものであれば買い取ってくれることもあるが、確実ではないことを覚えておいてほしい。つまり、日本酒は早めに手放さないと価値がなくなってしまうため、飲まないならばなるべく早く買取業者へ査定依頼をする必要がある。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は創業38年(2019年6月現在)を迎える大手の買取業者である。貴金属や宝石、ブランド品はもちろんのこと、スマホや家電製品の買取にも対応している。イメージはないかもしれないが、実はお酒の買取にも力をいれており買取実績も非常に多い。
大黒屋にはブランド品などを査定するプロの査定員がいるが、お酒の買取の際には、お酒買取専門の査定員が商品を見る。お酒の知識が豊富なスタッフが査定し、適正価格で買い取ってもらえるので安心だ。大黒屋での田酒 純米大吟醸 百四拾の買取価格は以下のようになっている。
- ・1800ml :6,000円
- ・720ml:3,000円
こちらの相場価格は、箱あり・傷なし・製造から半年以内を想定している。これよりも条件や状態が悪い場合、もっと値が下がってしまうことはご承知おきいただきたい。しかし、日本酒の小売価格は5,048円である。つまり、入手してからすぐに手放せば小売価格よりも高い値段で取引されるということだ。
- 店名
- 大黒屋
- 住所
- 買取店舗によって異なる
- 電話受付
- 10:00~19:00(年中無休)
ブランド風月
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド風月は神奈川県に本社を置く買取業者で、ブランド品の買取を専門におこなう買取業者である。神奈川県を含む関東圏内に店舗を設けているが、宅配買取やLINE査定などインターネットを駆使した買取を強化しているため、全国どこでも対応可能だ。
ブランド品の買取のイメージが強いブランド風月だが、お酒の買取もおこなっている。買取実績も豊富で、お酒専門の鑑定士が丁寧に査定をおこなうので、安心して任せられる。
風月では、過去に田酒の斗壜取・山廃・百四拾・四割五分の各種の買取実績がある。田酒 純米大吟醸 百四拾の1800mlの買取相場を調査したところ、5,000円~8,000円の間であるとの結果であった。箱やボトル・キャップ・ラべルなどに傷がなく、製造から時間が経っていないものであれば、7,000円~8,000円と非常に高値になる。
しかし、箱がないものや傷、汚れのあるものだと5,000円前後になる。買取業者への依頼でかなりお得に手放せる可能性が高いことがわかる。
- 店名
- ブランド風月
- 住所
- 〒231-0057 神奈川県横浜市中区曙町5-64 Kビル
- 電話受付
- 10:00~19:00(年中無休)
お酒買取専門店パスワーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大阪に本店を置くお酒買取専門館パスワークは、日本酒はもちろんのこと、洋酒や中国酒など多種多様なお酒の買取に対応している。店舗は大阪にしかないが、宅配買取やLINE・メール査定などインターネットを駆使して全国対応しているのであまり問題はない。
パスワークの特徴は、入金がとにかくスピーディなことである。買取契約の確定後、その日のうちに買取金額が振り込まれるのも嬉しいポイントだ。
パスワークは洋酒の買取に力をいれているようで、日本酒の買取実績が洋酒に比べてかなり少ないのが気になるところだ。今後は日本酒の買取にもぜひ力を入れてもらいたい。洋酒の買取に力を入れているパスワークだが、田酒 純米大吟醸 百四拾の買取査定相場は6,000円と意外と高価だった。
6,000円と聞くと安いと思われる方もいるだろう。だが、日本酒は洋酒のように熟成させて高値になるものではなく、日が経てば経つほど品質が劣化するため高値になりにくい。定価と同じくらいの価格で買取できたら納得できる。
- 店舗名
- お酒買取専門館パスワーク
- 住所
- 〒550-0027 大阪府大阪市西区九条1-19-3 丸仁ビル2F-A
- 電話受付
- 10:00~19:00 ※土日祝定休
お酒買取TOWN
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取TOWNは、競争激化しているお酒買取業者の中でもトップクラスの買取価格を誇ると謳っている。だが、田酒に関しては買取相場が安めである。田酒 純米大吟醸 百四拾の1800mlは、他の業者が5,000円以上の値を出しているにも関わらず、買取TOWNでは1,500円~2,000円という値段しかつかない。
さらに、上記の買取価格は箱がある場合だ。箱がない場合、なんと500円~1,000円にまで値が下がってしまう。お酒の販売実績トップクラスといっても、ここまで値が低いことには驚きである。今後の買取業者選びの参考になれば幸いである。
- 店舗名
- お酒買取TOWN
- 住所
- 〒675-0101
兵庫県加古川市平岡町新在家305-2 - 電話受付
- 9:00〜15:00 ※水日曜定休
より高値で買い取ってもらうコツ
田酒純米吟醸は出荷本数が限られている商品なので、高価買取が期待できる。だが、せっかく買取してもらうのなら、1円でも高く買取してもらいたいものだ。ここでは、田酒純米吟醸をより高値で買い取ってもらうためのコツを4つまとめた。
日本酒の買取価格はちょっとした工夫や知識で、大きく変わる。より効率よく、高値でこのお酒を手放す方法を考えてみよう。
製造半年以内に買取に出す
田酒 純米大吟醸は5月限定出荷ということもあり、通年流通しているものではない。また、洋酒のように熟成する毎に価値が上がるものではない。日本酒は鮮度が命で、製造日から日が経てば経つほど品質が劣化する。
もちろん、製造から1年未満の日本酒も買取可能だ。だが、製造半年以内の日本酒に比べて買取価格は大幅に下がってしまうので注意しよう。
日本酒の買取に強い買取業者を選ぶ
近年、お酒の買取を取り扱う買取業者が増えてきた。だが、業者によって特徴や力を入れているお酒の種類が違う。ビンテージ物の洋酒の買取がメインの業者に、鮮度が命の日本酒を依頼しても適正な買取価格が出るかどうかは疑問だ。田酒 純米大吟醸をより高値で売りたいのであれば、日本酒の買取強化をしている業者を選ぼう。
また、各業者が定期的におこなっているキャンペーンなど、その時期ごとに買取強化するお酒が変わることもある。業者の比較をするだけで、買取価格に数千円の差がでることも珍しいことではない。少々面倒かもしれないが、それぞれの買取業者の特徴やおこなっているキャンペーンイベントの比較も視野に入れるとよい。
お酒は複数本で査定に出す
お酒の買取業者の多くは、複数本のまとめ売りをしてくれる顧客に対し、還元するサービスを設けていることが多い。もちろん、1本からでも査定OKという業者は多いが、複数本同時に査定・買取依頼をすることで1本あたりの価格を引き上げることが可能となる。もし、田酒 純米吟醸 百四拾以外にも飲まないお酒や口に合わないお酒が眠っているのであれば、思い切ってまとめて査定に出してみよう。
メルカリやオークションで売れる?
メルカリやオークションでも、田酒 純米吟醸 百四拾は取引されている。しかし現状、メルカリで田酒 純米吟醸 百四拾は3,000円前後の出品だ。Yahooオークションでも、同じものが3,000円強といったところで、買取業者への依頼と大差のない価格になっている。
またメルカリの場合、購入希望者からの値下げ要請が非常に多い。さらに、メルカリもオークションも利用手数料がかかるのが難点である。仮にそれなりの価格で売却できたとしても、値下げ要請や手数料で総売上高が減ってしまうためあまり高値での売却は期待できない。
また、購入者との取引連絡や梱包・発送・評価などさまざまな手間が生じるのも、フリマやオークションのデメリットである。一連の手配がなかなか面倒な作業なため、専門の業者に一任するのがオススメである。
まとめ
田酒 純米大吟醸 百四拾は、買取業者によって大幅に買取相場が異なると分かった。しかしそれぞれの業者ごとに、見積もり価格を比較するのは非常に面倒な作業である。当記事で紹介した、買取業者ごとの相場価格を参考にしてもらうことで比較の手間を少しでも省くのに役立ててほしい。
なお、田酒シリーズは日本酒の中でも高値が付きやすい。とにかく手放したい気持ちがある場合、なるべく早めに手配して鮮度が良いうちに買取査定を依頼することをオススメする。あなたが飲まない日本酒を然るべき場所へ流通させるべく、ぜひとも買取業者の査定を利用してほしいものだ。