日本には昔からの伝統に天皇や皇室といったものが存在している。現在でも天皇の即位などが大きなニュースとなることがあり、日本において天皇の地位は絶対的なものとなっている。ずっと昔から身分にはカーストのような階層構造が存在しており、中でも貴族や君主といった人たちの地位や権力は絶大なものであった。そして現在では、そうした人たちが持っていた品物が非常に高値で取引されていたりする。
今回のコラムでは、皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取相場・査定情報についてまとめていく。皇室・宮家の品物は現在ではとても高価なものばかりであり、もしなにかしらの御下賜品や拝領品を持っているのであれば高価買取を狙うことができるかもしれない。
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皇室・宮家とは?
皇室・宮家についてあまり詳しく知っている人は少ないだろう。宮家とは、宮号を賜った皇族の一家のことであり、宮という字は天皇や皇族の邸のことを指している。現在の宮家としては、秋篠宮、常陸宮、三笠宮、高円宮などが存在しており、それぞれの地位は日本でも絶対的なものとなっているようだ。
御下賜品と拝領品
御下賜品というのは、皇室や宮家になんらかの功績があったときや、皇室のために勤めをしたときに賜れる品物のことであり、主に戦前では多く見られたものではあるが、現在ではそうした習慣が少なくなってきてはいるものの、一般的には和菓子などが使われることが多いようだ。
ちなみに、拝領品とは目上の人からのいただき物のことであり、昔は今よりも身分の差が激しかったこともあり、御下賜品や拝領品は現在ではとても価値が高いものとなっている。
価値・希少性が高い
戦前に多く見られた御下賜品や拝領品としては、シガレットケースやボンボニエール、花瓶や時計などが多くなっており、和菓子などは食べてしまえばなくなってしまうが、こうした銀製品の品々は有名な職人につくられたものが使用されていたため、現在でも高い価値を持っているのだ。特徴としては菊の紋が刻印されているものが多く、当時つくられた銀製品は品質も良く、特にシガレットケースやボンボニエールなどは希少性がとても高いものとなっている。
皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取相場
皇室・宮家御下賜品、拝領品には多くの歴史が詰っていることもあり、現在でもとても価値が高く、買取を考えているのであれば高価買取を狙うことができるだろう。買取の相場としては、品物によって価格が大きく変わるので一概にはいえないが、シガレットケースやボンボニエールは数十万円あたりが相場となっているようだ。花瓶や時計などでも数万円になるものも珍しくはなく、刀などになると1,000,000円を越えるものも珍しくはない。
だが、御下賜品や拝領品の多くはとても古いものであり、たとえどれだけ価値があり希少性が高いとしても、品質が損なわれていては買取価格が大幅に減額されていく。このあとで査定ポイントや買取のコツなどについてまとめていくが、古いものは価値が高いこともあるが、それと同じぐらい脆くて壊れやすいものであることは認識しておこう。
皇室・宮家御下賜品、拝領品を査定に出す際のポイント
多くの人は骨董品を見てもどこに価値があるのかはわからないだろう。ましてや、皇室・宮家御下賜品などは詳しい人でない限りは、ただの古い銀製品だと思ってしまうのも無理はない。骨董品や芸術作品、アートといった分野のものは、きちんと価値がわかる人が見なければ一般的にはあまり価値がないものと思われてしまう。
だが、せっかく御下賜品を持っているのであれば、コレクターでもない限りはいつかは売りに出そうと思うだろう。古い品物には古い品物にベストな査定方法というものがあり、単なる所有物と同じように買取に出すと価値が半減してしまうことも珍しくはない。ここからは査定に出す際のポイントについていくつかまとめていくので、御下賜品や拝領品の査定を考えている人はぜひ参考にしてみてほしい。
骨董品専門店に出す
皇室・宮家御下賜品、拝領品は年代的に戦前の品物が多く、現存している品もかなり古くなっている。骨董品の買取というのはただ適当に出せば適切な価格で買取がおこなわれるわけでも、きちんと価値を見極めた査定額が提示されるとは限らない。
一般的な商品であれば近所に存在するショップに査定を依頼しようが専門店に出そうが査定額は変わらないかもしないが、皇室・宮家御下賜品ともなればきちんと適切な場所に査定に出すことが重要である。
なんでも買取をおこなっているリサイクルショップと、骨董品を専門的に買取をおこなっている業者では、どちらのほうが品物の価値を見極め、高値がつくかは考えずとも察しがつくだろう。
また、同じ骨董品専門店であっても、鑑定士の腕によって査定基準が変わったりするため、査定額を少しでも高めたいと思っているのであれば、どういった人が査定をおこなっているのかチェックしておくことも大事である。決してアルバイトに査定をさせているような業者には出さないようにしよう。
状態を綺麗にしておく
骨董品の査定においては、品物の状態がいかに綺麗な状態のまま保たれているかが大きなポイントとなる。というのも、さきほどから何度も述べているように、皇室・宮家御下賜品、拝領品は古い年代ものが多いので必然的に品質的にも古びて破損の可能性が高くなっているだろう。銀製品は強度的には頑強かもしれないが、それだけでは何十年も品質を保持しつづけることは難しいのだ。
そのため、査定に出すときはすでにある傷や汚れ以外はつけないようにし、できるだけ外観の状態を綺麗に見せることが大事になる。決して錆びを増やすような行為は避けるべきであり、保存環境にも気を使っておきたいところである。また、査定をおこなうときは、店頭や宅配で業者に品物をが渡る前に破損してしまう可能性もあるので、なるべく出張買取で査定に出すことがおすすめである。
付属品などをそろえる
骨董品に限らず付属品があるかどうかは査定額に大きな影響を及ぼす。付属品は基本的にはあって当たり前のものであり、箱などの付属品が欠品していては価値が半減してしてしまうこともしばしばある。特に皇室・宮家御下賜品などの古いものは付属品が欠品しているケースが多く、そのため査定において減額を受けたという人も少なくはない。
どんな品物の買取を考えているかはわからないが、骨董品というジャンルでの買取は付属品も本体同レベルの勝ち価値を持っているものであることを認識し、査定に出すときはできる限り付属品をそろえた状態で出すようにしてみよう。もし付属品が欠品している場合でも、オークションなどから付属品を購入してセットで出したほうが結果的にお得になることもあるので、視野を広く持って査定へと望んでもらいたい。
皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取価格を高める方法
皇室・宮家御下賜品、拝領品は価値レベルではかなりの希少性を誇っており、状態さえ良ければそれなりに高価買取を実現することができるだろう。骨董品の価値は見る人が見なければわからないものであり、素人が価値のある骨董品を見てもなんだか古臭いものとしか認識されないのが事実である。だが、皇室・宮家御下賜品を持っている人であるならその価値を十分に把握しているだろう。
そこで、ここからは皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取価格を高める方法についてまとめていく。骨董品買取は少しだけコツを使うことでまったく異なった買取価格が提示されることがよくある品物なので、骨董品の買取や皇室・宮家御下賜品のような希少性が高い品物を買取に出そうと思っている人は要チェックだ。
価値が低下する前に出す
皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取価格を高めるためには、品物の価値が低下してしまう前に出すことが重要である。そもそも、古い骨董品は現代でもずっと価値が保証されているわけではなく、どちらかというと状態によって価値が保証されているといっても間違いではない。つまり、骨董品の価値の低下=品質の劣化ということである。品質の劣化はご存知のとおり時間の経過に比例して進んでいくものなので、保存期間が長ければ長いほど劣化は進んでいく。
そのため、皇室・宮家御下賜品の買取価格をできるだけ高めようと思っているのであれば、価値が損なわれる前に買取に出す必要がある。いつまでも保存していてはただ劣化が進むだけであり、いつかはまったく値がつかなくなってしまうことも珍しくはない。きちんとした環境で保存しているのであれば問題はないかもしれないが、そうした環境で価値を維持している人はほとんどいないだろう。買取価格を高めたいと思うのであれば、なるべく早く売ることが賢明である。
業者間で比較する
いくつかの業者間で比較することは、骨董品の買取においてはとても重要である。というのも、買取業者というのは業者によって買取価格に差がつくものであり、ほかの業者に査定してもらったら倍近く価格が変わったというケースも珍しくはないのだ。
なぜそのような価格差がつくのかはいろいろと要因が考えられるが、もっとも大きい要因は鑑定士の腕だろう。皇室・宮家御下賜品のような古い骨董品においては、専門知識を持っていない人が鑑定しても価値を見極めることはできない。
買取業者にいる鑑定士全員が専門知識を持っていると思っているのであれば大間違いである。中にはまったくの素人がネットで検索しながら買取価格を割り出している場所もあるのだ。そのため、きちんと実績と鑑定士の信頼性がある業者に出すことが、もっとも妥当な買取価格で買取をおこなってもらう方法でもある。決して1社で査定しただけで満足せず、いくつかの複数の業者で査定して比較してから買取へと進んでいってもらいたい。
いくつかまとめて出す
皇室・宮家御下賜品はまとめて買取に出すことで買取価格を高めることができる。とはいっても、なにも皇室・宮家御下賜品、拝領品にに限る話ではなく、骨董品というジャンルであれば何点かまとめて売りに出すだけで買取金額がアップすることがある。これは業者によって異なっているのでどのくらいアップするのかは一概にはいえない。だが、せっかく買取に出すのであればほかにもいらない骨董品とまとめて買取に出したほうがお得であることは言うまでもないだろう。
しかし、買取に出す品物が増えれば増えるほど、買取に出すこと自体が億劫になってしまうだろう。そのため、まとめて買取に出すときは出張買取を依頼するのが一般的であり、出張買取であれば破損の心配もなく、わざわざ手間をかけて買取に出す必要もない。最近では出張買取料は無料となっている業者が多いので、そうした業者をうまく利用するのもいいだろう。
皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取におすすめの業者
ここまで、皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取相場から査定のポイント、買取価格を高める方法などについてまとめてきた。実際、皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取を考えている人は、どの業者に出すのがもっともベストであるかわからないだろう。骨董品買取と検索をかけてみるだけでも、今では数ページにも及ぶ業者が表示されるため、どの業者が優れているのかを見極めるのは正直難しい。
最後に皇室・宮家御下賜品の買取におすすめの業者を紹介していく。買取業者の選択に迷っている人はぜひ参考にしてみてほしい。
本郷美術骨董館
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本郷美術骨董館はテレビなどのメディアでも取り上げられることが多い買取業者であり、日本全国どこからでも対応可能な業者である。骨董品だけに限らず幅広いジャンルの買取をおこなっており、2013-17年には美術骨董品買取実績がナンバーワンとなっている。専門知識を持った鑑定士が多数在籍している業者でもあり、骨董品の買取においてはとてもおすすめできる業者である。
秋華洞
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
秋華洞も美術品の幅広いジャンルの買取をおこなっている業者であり、WEBサイトの問い合わせフォームから写真を投稿するだけで、すぐにおよその査定額を知ることができる利便性に優れた業者でもある。こちらも骨董品の買取においては豊富な買取実績を誇っており、親子三代から続く経歴を持つ査定の目はたしかな信頼性を持っている。日本全国で無料出張買取もやっているので、まとめて買取を考えている人にもおすすめ業者である。
まとめ
今回は皇室・宮家御下賜品、拝領品の買取相場についてまとめてきた。骨董品の買取は価値がわかりづらいため、ほかの品物よりも雑に扱ってしまうことが少なくない。偶然家に昔の骨董品が保管されていたり、後になってその品の価値に気づくといったケースも多くなっている。皇室・宮家御下賜品はまさにそのような扱いが多い品物であり、価値をしっかりとわかっていながら保存している人は少ないだろう。
古いものの価値は新しいものに比べて低下しやすくなっているので、買取を考えている場合はできる限り早い査定&買取を意識してみてほしい。もしかしたら時期が異なるだけで数万円の違いが出る可能性もあるので、まずは査定へと出してみてはいかがだろうか。