高級品とされる紅木家具。古いもので、かつ保存状態が良いものは驚くほどの高値で売れることもある。紅木は中国で育った木を使って造られているため唐木家具とも呼ばれ、そちらの呼称のほうが浸透している。今回は、そんな紅木家具の円卓(丸座机)に関する
- ・紅木家具の特徴
- ・買取相場
- ・査定情報
- ・高く売るコツ
- ・おすすめの買取業者
について紹介していく。ぜひ参考にしてみてほしい。
CONTENTS
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紅木家具とは
紅木は、中国などが産地となっており、紫檀・花梨・酸枝などの木を含めて紅木と呼ばれ、ローズウッドの名でも広く知られている。また、中国産の木であったことから唐木とも呼ばれており、家具などで使われる場合には唐木家具と呼ばれることも多い。紅木は硬く重い木であったことから中国で家具や三味線などの楽器の材料としてよく使われていた高級木材である。
特に高価とされるのは花梨の瘤の部分で、この材料から造られた円卓はかなりの高値が期待できる。そのため、紅木家具に似せた精巧な偽物も流通しているので注意が必要だ。素人の目では鑑定は難しいため、査定は専門業者に依頼したほうが良いだろう。
紅木家具(円卓・丸座机)の買取相場
買取業者の相場は査定に出さないと分からないため、ここではオークションでどれくらいの値で取引されているのかをチェックしていく。紅木家具という名ではあまり知られておらず取引も見当たらないため、ここでは紅木とされる紫檀・花梨・酸枝などの木が使われている唐木家具での取引を調べてみた。(2019年5月現在)
時代を感じさせる重厚な造りの円卓(円座机)は50,000円という高値で取引されている。かたや、唐木ではあるもののおそらく戦後に造られたであろう品には10,000円がついている。
商品の状態だけを見れば、10,000円のほうがきれいにも関わらずだ。取引価格を見ても、やはり紅木家具はアンティーク家具としての扱いになっていることが分かる。では、次はこのケースのように高値で取引される紅木家具の特徴について説明していこう。
高値で取引される紅木家具の円卓とは
紅木を、家具の材料として使用するためには大変な時間と手間がかかる。特に王室で使われるような家具の場合、樹齢100年を超える木を使う。切り出した後、乾燥に30年近くもかけることによって、家具にした後で材料の収縮や反り返りが起こることを防ぐのだ。
造られた年代
そのような歴史があるために紅木は高値で取引される。つまり、歴史のある古いものほど、高い値がつくのだ。戦前に造られたものならアンティーク家具として見てもらえるだろう。
しかし戦後のものでも、ものによっては買取してもらえることもある。しかし時代が分からないこともあるだろう。その場合は査定のときに、その商品を手に入れた場所や時期、値段などを伝えることも大切だ。
造られた場所
戦前に中国で造られたものならば安心だ。しかし、戦後に造られたものの中には日本で製作されていることもある。有名な家具職人が造ったものでない限り、日本で造られた紅木家具には高値がつくことはあまりない。しかし、日本で中古で買ったものも、製作は中国である場合もある。気になるときは、あきらめずに1度査定に出してみよう。
装飾の美しさ
紅木家具には装飾がされていることも多い。この装飾が華やかで、かつ緻密な造りになっているものほど高値になりやすい。透かし彫りなど、熟練の技術を使って繊細でこまやかな飾りが施されているが、これらの技術は貴重で、かつ大変な時間をかけて造られるものだったのだ。
金属の使用の有無
古くから造られている伝統的な紅木家具には金属は使われず、すべて木をうまく組み合わせて造られている。そのため、蝶番など金属が使われている紅木家具は残念ながら値が下がってしまうだろう。
保存状態
古いものほど価値が高いとされるアンティーク家具の扱いになるので古さは問題にならない。色褪せていたり、傷や擦れが多少あっても価格に影響することはほとんどないのだ。しかし、大きなひび割れがあったり、壊れている部分があったりすると価格に大きく影響してしまう。保管や移動のときには大きく傷つけることがないよう気をつけよう。
高く売るには
では、手元にある紅木家具を高るためにできることはないのだろうか。ここでは、自分でできる査定アップのためのコツを紹介していく。
汚れを取る
ホコリが積もっていたり、手垢がついていることもあるため、1度は全体を乾拭きできれいにしておこう。それだけで第一印象が変わり、査定にも影響してくる。ベトつきなどが気になる場合は、固く絞った濡れ雑巾で拭いてみよう。濡れたままにせず、その後にすぐに乾拭きするのがポイントだ。
汚れがあると掃除用の洗剤などを使いたくなるものだが、化学薬品を使った洗剤は決して使わないようにしよう。木材を傷めてしまうことがあるからだ。
保管は日陰で
直射日光があたると木材がその熱で曲がったり反り返ったりしてしまうことも。保管の際には日陰に置いておこう。また、家電製品の近くも注意する必要がある。熱を発するものの近くにあると、その熱でも木材が変形することもあるからだ。
購入時期をチェックしておく
アンティーク家具の査定では、いつ造られたものかはとても重要になる。造られた年代が分からないものでも、その商品を入手した場所、入手した時期や価格が重要なヒントとなることもある。査定の際にそれらが伝えられるよう、事前に調べて書き出しておこう。
買取は専門業者で
アンティーク家具は、その価値が分からない業者にとってはただのガラクタにしか見えない。まったく価値がつかなかったり、売れなかったりすることもあるだろう。せっかくの希少性の高い紅木家具を売るならば、その価値の分かる専門業者に依頼しよう。専門の人間が査定してくれることで、正当な価値がつきやすい。
おすすめ買取業者:春福堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ここでは、紅木家具のようなアンティーク家具を買取してくれる専門業者・春福堂を紹介しよう。小道具・時代家具・レトロ家電など、古くて時代を感じさせるものを買取してくれる。買取は出張買取がメインだ。関東圏ならば即日で対応してくれることも。
買取の流れ
大まかな買取の流れは以下のとおりとなる。何か分からないことなどあれば、気軽に問い合わせてみよう。
問い合わせ
電話、もしくはメールで問い合わせをしよう。商品の写真を撮り、メールで画像を送ることもできる。
日時の予約
出張に来てくれる日や時間帯を決める。都合がつけば、当日買取に対応してくれることもある。
出張査定
予約した日に指定した場所まで査定をしに来てくれる。その場で査定をし、提示された買取金額に納得すればその場で買取をおこなってくれる。
支払い
買取をおこなうことになった場合、その場で現金で支払ってもらえる。(希望者は銀行振り込みも対応)
準備しておくもの
査定に出す前に、きちんと以下のものを用意しておこう。
- ・商品 ー 付属品がある場合はそれも用意しておく。
- ・身分証明書 ー 運転免許証・保険証・パスポート・住民票など本人確認のできるものが必要だ。
古家具などをメインで取り扱っているため、もし紅木家具の円卓(円座机)以外にも古い家具があれば一緒に査定をお願いすると良いだろう。
まとめ
ローズウッドとも呼ばれる紅木で造られた紅木家具は、中国で造られたもので唐木家具の名で広く知られている。昔から唐木家具は希少な材料を使って造られたことから高値で取引されているのだ。ただの古い家具だと思っていても高値で売れることもあるため、ぜひ1度査定に出してみてほしい。