ルビーやエメラルドなどの色石やパールは、地金なしのルースで買取してもらうことも可能だ。色石、パールを使ったアクセサリーの場合、ルースのみの評価額で買取されるケースも少なくない。実際、メッキの地金は評価の対象外になることが多いため、こういったケースもしばしばみられる。ここでは、5社の色石ルース、パールルースの買取相場、査定価格をまとめてみた。
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色石BANK
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色石BANKは、ありとあらゆる色石を高価買取している専門店だ。こちらのお店は、東京都台東区に本社を置く株式会社貴瞬が運営している。
色石BANKのサイトは、色石の買取相場や買取実績が詳細にわかるような内容になっている。ルースを売る前には、このお店のサイトの内容を一覧してみるとよいかもしれない。色石BANKのサイトでは、次のような人気が高い色石の相場も紹介されている。
- ・エメラルド
- ・ルビー
買取相場をランク分けしている
色石BANKでは、エメラルドの買取相場をSランクからDランクの5つのカテゴリーに分けて紹介している。最もグレードが高いエメラルドは、Sランクに分類される。Dランクに分類されるのは、1番グレードが低いエメラルドだ。
Sランクのエメラルドの買取相場は、1.0ctが150,000円からとなっている。2.0ctのエメラルドは400,000円から、3.0ctのエメラルドは600,000円からが買取相場だ。
Sランクよりワンランク下のAランクの買取相場は、1.0ctが120,000円からになっており、Sランクに分類される同サイズのエメラルドよりも30,000円ほど安い。ちなみに、1番ランクが低いDランクのエメラルドの場合は、1.0ctが2,800円からだ。
ルビーの買取相場も、SランクからDランクの5つのカテゴリーごとにそれぞれ決まっている。Sランクのルビーの1.0ctの買取相場は、105,000円からだ。2.0ctは350,000円、3.0ctは630,000円からと、サイズが大きくなるにつれて買取相場が上がっている。
ワンランク下のAランクのルビーの場合は、1.0ctが52,500円からになっている。ランクが低いDランクのルビーは、1.0ctの買取相場が1,400円からとなっているため、Sランクよりも相場がだいぶ下がっている。色石BANKが紹介している買取実績では、実際に色石がどのくらいの価格で買取されたかがわかる。
パールルースも価格が公開されている
買取実績では、エメラルド、ルビーはもちろん、パールのルースについても価格が公開されている。2019年7月に買取した19.93ctのエメラルドには、250,000円の価格がついた。また、同時期に買取された18.9ctの天然エメラルドは、300,000円が買取金額になっている。これらのエメラルドは、いずれも含浸処理済みで、楕円形のカボションカットにデザインされていた。
2018年3月に買取した1.004ctのスタールビーのルースには、18,000円の価格がついている。色石BANKでは、2019年5月に17.2グラムのマベパールのルースを25,000円で買取した実績がある。
また、2017年9月には、合わせて80グラムの複数のマべパールを18,000円で買取した。このほかにも、色石BANKのサイトにはいろいろなルースの買取状況が掲載されている。
ホウショウダイヤモンド
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エメラルドやルビーなどの色石、パールのルースの買取価格は、株式会社宝正が運営するホウショウダイヤモンドのサイトでも一部紹介されている。こちらのお店の場合、エメラルドの買取価格は2.3ctが10,000円ほどだ。また、ルビーのルースは1.1ctが20,000円になっている。
ホウショウダイヤモンドが公開している価格の場合、色石のグレードはとくに記載されていない。買取店が公開している価格を比較するときは、同じグレードの色石かどうかが1つのポイントになる。ホウショウダイヤモンドでは、以下のようなパールのルースを取り上げて、買取価格を紹介している。
- ・アコヤパール
- ・南洋パール
アコヤパールは、9.5ミリの大きなものは3,000円が買取価格になっている。ちなみに、7.5ミリのアコヤパールのルースは200円だ。アコヤパールは珠の大きさでグレードが変わってくる。9.5ミリのアコヤパールは大珠に分類されており、貴重な品として評価される。
7.5ミリのルースと買取価格に差があるのには、こういった事情が関係している可能性があるだろう。南洋パールの買取価格は、白蝶13ミリが5,000円、白蝶ゴールド10ミリが3,000円になっている。黒蝶15ミリの品は20,000円の価格がついており、白蝶に比べて金額が上がっている。
南洋パールは、ほかのパールよりもサイズが大きいものが多い。こういったパールは、買取に出した場合にも高価買取が期待できるかもしれない。
ホウショウダイヤモンドでは、パールのアクセサリーについてもいくつか買取価格を掲載している。9.5ミリのアコヤパールを使ったネックレスは、15,000円が買取の価格だ。また、7.5ミリのアコヤパールを使用したロングネックレスは、6,000円の価格がついている。黒蝶の南洋パールのネックレスは、30,000円が買取の価格になっているようだ。
世田谷堂
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東京都世田谷区にある世田谷堂は、ジュエリーやブランドのバッグ、着物などを幅広く買取するお店だ。この世田谷堂でも、色石やパールのルースを買取しており、買取実績をサイトに掲載している。こちらのお店の場合、ルースの買取価格表などはとくに公開していない。ルースの買取価格を知りたい場合は、掲載された買取実績から該当するものを探す必要があるだろう。
エメラルドやルビーは、いずれも地金を含めた買取価格が紹介されている。世田谷堂の場合、ジュエリーを買取するときに次のような3つのポイントをチェックして価格を決めている。
- ・地金の価値
- ・色石やパールの価値
- ・デザインの価値
地金付きのジュエリーを買取するときも、この3つのポイントをそれぞれ評価して価格をつけていくのが世田谷堂のスタイルになっている。紹介されている買取実績を参考にするときは、このようなお店のスタイルを意識しておくとよいかもしれない。
世田谷堂では、pt900の地金がついた2ctのエメラルドのリングは、80,000円で買取されている。このような品の場合、80,000円という金額にはエメラルドの価格だけでなく、pt900の地金の価格やデザインの評価額も含まれている。プラチナやK18などは、重量で買取相場が決まるのが特徴だ。地金の重量に相当するプラチナの相場を調べれば、おおよそのエメラルドの買取価格が算出できるかもしれない。
また、K18のホワイトゴールドの地金に2ctのルビーが付いた指輪は28,000円で買取されている。こちらの品も、ホワイトゴールドの地金の重量がわかると、金の買取相場をもとに相当額を算出しておおよそのルビーの価格が割り出せる。
パールの場合は、南洋パールのルースの買取価格が20,000円と紹介されている。買取した南洋パールの画像はサイトに掲載されているが、サイズなどはとくに記載されていない。正確に比較するには、パールのサイズをチェックする必要があるだろう。
リファスタ
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リファスタ(Refasta)のサイトでも、買取中の色石、パールのルースの価格情報をサイトに掲載している。リファスタは、ダイヤモンドや金、ブランド品などを広く取り扱う。リファスタの場合も、ジュエリーを買取する際には、地金とルースの価値を評価して金額をつけている。
デザインやブランドなども、価格を決める際に考慮されるポイントだ。リファスタの価格の決め方は、素材の種類によっても多少変わる。エメラルドやルビーの場合、以下のポイントでおおよその買取価格が決まる。
- ・重さ
- ・カラー
- ・クラス
- ・カット
こちらのお店でも、色石の重量や大きさは買取価格を決めるときの1つの基準になっている。エメラルドやルビーは、透明感がある美しいカラーのものほど価値が高くなる。こういった点を考慮して、価格をつけているのもリファスタの特徴だ。
クラスは色石の品質のこと。Aクラスに分類される色石は、一般的に価値が高い。また、エメラルドやルビーは、カットの仕方も価格を決めるときのポイントになる。エメラルドの場合、角形のエメラルドカットの品が円形のカボションカットのものよりも価値が高くなる。
ルビーは、円形のオーバルミックスやハート型のカットなどが評価されやすい。このようなポイントの組み合わせで決まるのが、エメラルドやルビーの買取価格だ。3.4ct、ノーマルカラー、Aクラス、エメラルドカットといった条件がそろったエメラルドのルースの場合、リファスタが公開している参考買取価格は1,280,000円だ。
また、2.4ct、パープリッシュ、Aクラス、オーバルミックスのルビーは、250,000円が参考買取価格になっている。リファスタでは、6.5ミリのアコヤパールには10,000円前後の価格をつけている。パールやダイヤモンドなどがあしらわれたアクセサリーなどは、それぞれのルースの価格を考慮して合計額が算出されるようだ。
ブランドコンシェル
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ブランドコンシェル(BRAND CONCIER)は、東京や静岡県などに店舗を構える買取店だ。宝石の買取に力を入れているこちらのお店でも、色石やパールのルースを引き取っている。
ブランドコンシェルの場合も、ジュエリーを査定するときには色と地金、デザイン性などのさまざまな要素を考慮している。ブランドコンシェルのサイトでは、サイズやグレード別の買取価格は公開されていない。具体的な価格を知りたい場合は、以下のような情報を参考にしてみよう。
- ・買取実績
- ・ジュエリー査定の内訳
エメラルドやルビー、パールは、それぞれ買取実績がサイトに掲載されている。ルースの買取価格は、2019年8月5日の時点では紹介されていないが、リングやネックレストップの買取価格は一部紹介されている。例えば、エメラルドとダイヤモンドのリングは、300,000円前後の価格がついた品も多いようだ。
ルビーとダイヤモンドのリングも、300,000円台で買取された事例が紹介されている。パールとダイヤモンドのリングは、50,000円から65,000円前後の価格がついた事例がある。
ブランドコンシェルサイトでは、ジュエリー査定の内訳も参考にできるだろう。例えば、910,000円の価格がついたエメラルドとダイヤモンドのリングの場合、エメラルドの評価額は800,000円になっている。
また、査定額が858,000円になったサファイアとダイヤモンドのリングは、780,000円がサファイアの評価額だ。売りたい色石やパールの評価額は、買取に出すときの参考になるだろう。
状態が査定額に影響する
色石やパールのルースを売るときは、状態をよくしておくことが大切だ。宝石の鑑定士は、ルースの細かい傷や曇りなどもチェックしている。査定で減額されないためにも、ルースは専用のジュエリーボックスなどに入れて保管するのがベストと言える。手で触れた後は、汗などの水分を拭き取っておくと劣化が防げるかもしれない。
売却する際に用意しておきたいのが、鑑定書や保証書などの証明書類だ。このような書類があると、買取価格が上がる可能性がある。購入したときの箱も、できるだけそろえておきたい。
ブランド品のジュエリーなどは、ブランドロゴが入った箱がついているほうが評価が高くなることが多い。査定を受ける際には、複数のお店を利用して価格を比べてみよう。
まとめ
色石やパールのルースを売却するときは、鑑定のプロがいる買取店を探すのがポイントになる。ここで紹介した5社は、色石やパールのルースを売る際に利用がしやすい。サイトで価格が紹介されていない場合は、査定を受けて買取価格を確認してみよう。鑑定のプロが査定をすれば、色石やパールの価値をしっかりと評価してもらえる。