本コラムでは、菅井汲の版画の骨董価値・買取相場・査定情報を紹介する。
芸術作品を売るときにはしっかりとリサーチをして、価値や相場をある程度押さえておくべきだ。本コラムでは、売るときに大事なポイントを紹介するので参考にしてほしい。
また、このような相場や査定情報をしっかりと把握しておかなければ、損をするリスクも高くなる。この機会にポイントを押さえておくことで、リスクの回避にもなるだろう。
CONTENTS
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菅井汲について
まず、本コラムで取り上げる菅井汲について述べていこう。
売る前に菅井汲とは一体どういう作家なのか、ここで紹介していくので参考にするといいだろう。
日本人で最も世界的な評価を受けた芸術家
菅井汲は阪急電鉄の商業デザインに従事していたが、昭和27年にフランスへ渡り、パリのクラヴェン画廊と契約して最初の個展を開催した。
その後、リトグラフ・抽象画作品の創作にも着手するようになり、日本・フランスの展示会にも積極的に出品するようになる。その後も数々のフランスの展示会へ出品し、フランス国内から国際的にも高い評価を受けるようになる。
菅井汲は国内だけでなく世界的な評価も非常に高い作家なのである。日本人で最も世界的な評価を受けた芸術家という声も少なくない。
菅井汲の作品買取に力を入れている業者は多い
菅井汲の作品はいろいろな種類があり、上記で紹介したように、戦後の欧米を中心に活躍した日本人作家として、戦後最も高い評価をうけた。
そういった理由もあり、画集も多く発売されている。非常に有名な日本人作家であるため、菅井汲の作品は高額で売買されている。
国内の買取業者でも菅井汲作品の買取に力を入れている業者は多い。下記で菅井汲の代表作を紹介しておこう。
菅井汲の代表作品
- ・侍
- ・朝のオートルート
- ・ハイウェイの朝
- ・まるい森
- ・フェスティヴァル・ド・バル
- ・緑の風
- ・HOLIDAY2
- ・CROSSING4
- ・黒のマッス
- ・スクランブル D
- ・Petit Lac
- ・青い太陽
菅井汲の版画での査定情報
菅井汲の作品は、美術品としてだけではなく骨董品としての価値も高いため、売買も多くされている。また海外で評価の高い作品が多いこともあり、国外にも収集家はいるようだ。
そこで、次は菅井汲の作品の査定ではどの点が査定額に影響してくるのかを述べていくので、押さえておくといいだろう。
破れ、ホコリ、汚れなどの状態には厳しいの注意
菅井汲の作品だけではないが、状態の良さは一番大事なポイントと言ってもいい。
また、状態の良さは査定額に大きく影響するため、細心の注意を払っておくべきだろう。
破れ、ホコリ、カビ、スレなどの状態は確実に査定額が減額するので、できるだけキレイな状態を保つようにすべきだ。
版画の技法によって売れる金額は違う
版画の買取で査定額に影響するのが技法。この技法によっても価値は大きく変わるので押さえておこう。
版画の技法にはリトグラフ、シルクスクリーン、セリグラフ、木版画、エッチング、コラージュ、など様々があるので、売る前にどの技法で摺られている版画なのかも確認しておくべきだ。
初摺り版画の価値は高い
版画は初摺り版画、後摺り版画、復刻版画に分けられる。
版画の売買では、基本的に初摺り版画が高くなる傾向にあるようだ。また復刻版画は作家が意図していない形での作品であり、コピーに近いものとなるので安い金額となりやすい。
また、ナンバーが入っている版画であれば、その数字が若いほど高く売れるのでこの辺も注意しておこう。
初版は希少価値が付いてくるので、このような初版を売る場合には慎重に売るべきだろう。
鑑定書や保証書は査定額に影響する
作品に鑑定書や保証書があるならば、一緒に持ち込んで売ったほうが高く売れる。
有名な作家であればあるほど偽物や贋作は多いため、このような鑑定書や保証書は一定の価値がある。逆に鑑定書や保証書がないと価値が著しく下がってしまうこともあるので注意しておいたほうがいいだろう。
鑑定書や保証書は査定額に大きく影響するので、大切に保管しておこう。
菅井汲の買取相場
ここまで、菅井汲の基礎知識や査定ポイントを紹介してきた。最後は買取実績についてリサーチをしたので紹介しておこう。
相場は要見積もりの業者が多いので複数で査定を
菅井汲の版画がどれくらいの金額で売れるのか、リサーチしたが相場は掴めなかった。
というよりも、芸術作品の価値はしっかり鑑定をしないとわからないものであるため、相場はないと言ってもいいくらいだ。
また、買取実績を開示している業者は少ないだろう。なので複数の業者で鑑定してもらい、その査定額を比較検討するといいだろう。
本物であれば数十万〜数百万円になる可能性も…
明確な相場はわからないが、菅井汲のような有名作家の作品はコレクターも多く、作品の価値は非常に高く高額査定が期待できる。
本物の版画となると、数十万〜数百万円の買取金額で売れる可能性は高いだろう。本物を売る場合にはかなり高額になるため、慎重に売るようにしよう。
まとめ
本コラムではここまで、菅井汲作品の価値や相場などをリサーチして紹介してきた。このような芸術作品の価値は掴みづらく、損をするリスクも高い。
菅井汲の作品は間違いなく高値で売れるので、本コラムで紹介した情報やポイントは基本的なものだが、しっかりと押さえておくべきだ。
また、骨董価値も高いため、多くの骨董品や古美術品や芸術品を取り扱っている專門業者で買取強化されている。売却時には版画の買取に強い業者をリサーチして探すようにしよう。そして状態にも気をつけて売るようにしよう。