螺鈿細工飾り棚テーブルの買取相場・査定情報まとめ

世の中にはたくさんの家具が存在しているが、今では昔の日本の伝統的な家具の多くは姿を消してしまっている。日本は和室を中心に設計された家具が多く出回っていたが、現在のほとんどの家具は西洋家具にとって代わられているのが現状だ。もちろん、人によっては今でも和室を好む人もいるし、日本の伝統工芸品を愛している人もたくさんいる。そうした工芸品の中には多くの人を魅了している螺鈿細工の製品がある。

今回のコラムでは螺鈿細工飾り棚テーブルの買取相場・査定情報についてまとめていく。螺鈿細工は非常に昔から日本で使われている技法であり、現在でも多くの螺鈿細工製品が高い価格で取引されている。螺鈿細工製品の多くは家具であることが多く、もし螺鈿を用いた製品を所有しているのであれば、買取に出すことで高価買取が狙えるかもしれない。興味がある人はぜひチェックしてもらいたい。

螺鈿細工とは？

螺鈿細工とは日本の伝統的な技法のひとつであり、貝殻の内側の綺麗な部分を使用してつくられる製品のことであり、貝殻本来の美しさを存分に発揮した製品の多くは今も昔も非常に高い人気を獲得している。螺鈿はもともとは1300年前に中国から伝わってきた技法であり、日本では奈良時代からよく使われるようになったといわれている。その後、室町時代や江戸時代などを経て、螺鈿細工の家具が多くつくられるようになり、現在では螺鈿細工のテーブルやイスといった製品の価値が非常に高くなっている。

螺鈿細工製品に使われる貝殻の多くは、ヤコウガイやカワシンンジュガイ、クロチョウガイやシロチョウガイといった貝殻が多くなっている。螺鈿細工製品を作る作家も数多く存在しており、当時には有名な螺鈿細工職人が何人も存在していたといわれている。螺鈿の「ら」は貝殻のことを表しており、「でん」にはちりばめるという意味があり、螺鈿という言葉自体が製品の特徴を端的に表しているのだ。

螺鈿細工製品の多くは非常に美しい仕上がりであり、光や見る角度によって表情を変えた輝きを見せてくれるものであり、貝殻のきらめきに魅了される人たちも多い。一部では宝石よりも美しいといわれており、螺鈿細工製品の品質の高さは日本だけにとどまらず外国人からも人気となっているようだ。現在では螺鈿細工製品の多くは漆器や家具がほとんどなっており、そうした製品でも状態が良好であれば十分に高価買取が実現できるだろう。

螺鈿細工飾り棚テーブルの買取相場はどのくらい？

螺鈿細工家具にはたくさんの種類があり、テーブルからイス、棚といった製品が特に多く出回っている。その中でも飾り棚テーブルというのは実用性にも優れており、螺鈿細工家具の魅力を存分に引き出す製品として昔から人気が高くなっている。そのため、買取価格としてもほかの家具よりも高額となっているケースが多く、買取に出すことで思っていたよりも高い価格で買取がおこなわれることも多い。

螺鈿細工飾り棚テーブルの買取価格はおよそ30,000円～50,000円あたりが相場となっており、飾り棚のサイズや状態によって価格は大きく左右されるようになっている。もっとも大きいサイズの飾り棚テーブルであれば100,000円前後で買取がおこなわれることもあり、伝統工芸品を多く所有している人などは、もしかしたら買取に出すことでかなり高額な査定を受けることができるかもしれない。

しかし、このあとに詳しくまとめていくように、螺鈿細工家具が人気があるからといってただ買取に出せば高価買取されるわけではないことを覚えておこう。高価買取を狙うにはそれなりに意識すべきポイントがあり、査定に出す前にはしておくべきことというのが存在するのだ。螺鈿細工家具は非常に高価で人気が高いものとなっており、和室などによく合うことから、現在でも中古で頻繁に取引されている。日本の伝統工芸品の価値はこれからもますます高まっていくだろう。 

螺鈿細工家具の査定ポイント

螺鈿細工家具は貝殻を使用してつくられており、家具としてはとても繊細でデリケートなものになっている。そこまで壊れやすくはつくられていないものの、家具は使用しているうちに気づいたら傷だらけになっていることも珍しくはない。そうしたこともあり、実際に螺鈿細工家具が買取に出されることはそこまで多くはなく、たいていの家具は使い物にならなくなって処分されてしまうだろう。

しかし、螺鈿細工家具はしっかりとポイントを押さえて査定に出すことで高価買取を十分に狙えるだけの魅力のある製品となっている。そこでここからは、螺鈿細工家具の査定ポイントについてまとめていく。一見家具はただ査定に出すだけで十分だと思うだろうが、家具の買取であっても査定前に意識しておくべきポイントがあるのだ。飾り棚テーブルのような螺鈿細工家具を持っている人は、ぜひ査定に出す際の参考にしてみてほしい。

家具の状態

まず第一として、螺鈿細工家具を査定に出すときには家具の状態がなによりも重要である。これはどんな商品を買取に出すときにも同様であり、査定に出す商品がボロボロの傷だらけであれば到底高価買取は望めないだろう。そのため、査定に出そうと思っている製品は普段からしっかりと丁寧な扱いを心掛け、傷や汚れをつけないように意識しておくことが大事だ。また、傷や汚れに気をつけておくだけでなく、問題なく使用できるという点も重要になることは忘れずに頭に入れおきたい。

査定に出す前には、そうした汚れなどは綺麗に落としておくのが基本であり、家具を磨くという表現は正しくないかもしれないが、査定に出す家具の外観を綺麗にしておくのが大切である。特に螺鈿細工家具は貝殻の美しさが高い評価を獲得している製品なので、貝殻の美しさを際立たせるように手入れをおこなうことが効果的になる。貝殻の状態こそが螺鈿細工家具の価値を決めるといっても過言ではないだろう。 

年代や作家

螺鈿細工の査定では、製品がつくられた年代や作家の名前といったことも買取価格に影響を及ぼすことがある。とはいっても、現存している螺鈿細工家具製品の中でしっかりと作家の名前がわかるものは数少なく、たいていの製品は螺鈿細工ということによって高い価値がつけられていることがほとんどである。年代にしても、古ければ古いほど価値が高くなるものも存在しているが、古い家具は往々にして状態が劣化してしまっているので、螺鈿細工家具においては古ければ古いほどいいというわけではない。

そのため、螺鈿細工家具はできるだけ早く買取に出すのが効果的であり、年代や作家も査定に影響を与えることもあるが、それよりも前述した家具の状態のほうが重要であることを頭に入れておこう。もちろん有名な作家がつくった螺鈿細工家具で、状態も良好であればかなり高額の買取が期待できるが、それ以外のケースでは状態を第一として考えて査定に出すことがポイントだといえるだろう。

螺鈿細工家具を高く売るコツ

螺鈿細工は家具は前述したように、状態や年代・作家といった観点によって査定額が大きく左右されることとなり、状態が悪い螺鈿細工家具であれば査定の段階で減額の対象となってしまうだろう。だが、上述したポイントを押さえた買取をおこなうことができるのであれば、無事に査定をクリアして西洋風の家具よりも高い価格で買取がおこなわれるだろう。

しかし、せっかく螺鈿細工家具を買取に出すのだから、少しでも高い価格で買取をおこないたいという人もいるだろう。そこでここからは、螺鈿細工家具を高く売るコツについてまとめていく。さきほどの査定ポイントと合わせて実践することができれば、それなりに高い買取価格を実現することができるので、なるべく高く売りたいと思っている人はぜひチェックしてみてほしい。

古美術専門業者に出す

螺鈿細工家具を高く売るには、古美術専門業者に出すことがもっとも効果的となる。というのも、螺鈿細工家具は日本の伝統工芸品として知られているものであり、一般的なリサイクルショップなどで買取をおこなってもそこまで高い価格での買取が期待できないのがほとんどである。リサイクルショップはあくまでもリサイクル商品として査定するのである。

そのため、買取に出すときはしっかりとした古美術買取の実績を持った業者を利用するのが効果的であり、そうした業者に買取に出すことできちんと螺鈿細工の価値を見極めた買取をおこなうことができるだろう。特に螺鈿細工飾り棚テーブルは高価買取が期待できるので損をする買取はなるべく避けたいところである。 

なるべく早く買取に出す

螺鈿細工の家具はなるべく早く買取に出すことで買取価格を高めることができる。さきほども述べたように、家具というのは品質が大事であり、螺鈿細工に価値があったとしても家具としてボロボロの状態であればやはり高価買取は期待できないだろう。買取に出すということは中古扱いになるので、次の人が購入してもいいと思うような品質を維持していることが大切である。

そうした問題に対処するには、できるだけ早く買取に出すことが最善であり、思い立ったときに買取業者に査定へ出すことが重要となる。また、業者に査定や買取に出すときは出張買取を利用できる業者を利用するのがお得であり、出張料が無料な業者を選ぶことも買取価格を高くするコツだといえるだろう。

螺鈿細工家具の買取におすすめの業者

螺鈿細工家具は日本の伝統工芸品でもあるため、現在でも比較的高い価格で買取がおこなわれていることはすでに述べた。貝殻の美しさに目を奪われる人も多く、西洋家具ばかりが人気を集めている現代でも、螺鈿細工の家具を求めている人は多い。そのため、中古での螺鈿細工家具の価値は高くなっており、上述したポイントを意識して買取に出すことができれば、それなりの価格での買取が可能となっている。

しかし、螺鈿細工家具を買取に出すときにはどこの業者に出せばいいのか迷ってしまう人も多いだろう。家具は通常リサイクルショップなどに出すのが一般的になってはいるが、螺鈿細工家具は非常に価値が高いものであり、せっかく買取に出すのであればできるだけ損は避けたいところだろう。そこで最後に、螺鈿細工の買取におすすめの業者についていくつか紹介していく。螺鈿細工家具の買取に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてほしい。

ますけん

ますけんは工芸品や家具の買取に強い業者であり、螺鈿細工だけでなく紫檀などの材質を用いた家具の買取にも強い買取業者である。美術品やオークションなどでの価格を常にリサーチしており、相場と市場での価値を見極めた買取をおこなってくれる、とても信頼性が高く安心・安全な買取が実現できる業者である。

買取方法としては、宅配・出張・店頭が基本となっており、自分で店頭まで持ち込みできないのであれば出張買取を利用するのがいいだろう。ますけんでは出張料や査定料が無料となっており、大きな螺鈿細工テーブルでも無料で査定＆買取をおこなうことができる。また、出張買取ではその場で現金支払いが可能となっているので、すぐに現金化したいという人にとってもおすすめの方法となっている。 

やましょう

やましょうは和家具を高価買取している業者であり、年代ものの家具や100年以上前の家具であっても高額査定をしているとても魅力的な業者である。もちろん和家具だけでなくアンティーク家具などの買取にも対応しており、骨董品の買取にも対応している利便性が高い買取業者となっている。

買取方法としては宅配・店頭・出張の三つからなっており、出張は関東が中心となっているため、買取前に事前にチェックしておくことが大切だ。宅配買取は全国に対応しており、送料は無料となっているため、小物を買取に出すときにはとてもお得な買取をおこなうことができるだろう。またLINEでの無料査定もおこなっているので、気になる品物があるのであれば気軽に利用してみるのもおすすめである。

栄楽堂

栄楽堂は骨董品や古美術品の買取専門店であり、創業してからというものの非常に多くの買取実績を持っている信頼性に足る業者である。美術品の価値を見抜く高い能力を持った査定士が多数在籍しており、幅広いジャンルに対応した買取は多くの人たちから人気となっている。螺鈿細工家具の買取でもしっかりとした目で査定をおこなってくれるだろう。

買取方法としては宅配・出張が基本となっており、こちらも特に理由がないのであれば出張買取を利用するのがおすすめである。送料や出張料、査定料といった部分は無料であり、WEBサイトからは無料LINE査定を申し込むこともできる。しかし、出張買取に関しては関東を中心に範囲が限定されているので、買取申し込みをおこなう前に自分が住んでいる地域が該当しているかどうかチェックしておくことが大切である。

まとめ

今回のコラムでは螺鈿細工飾り棚テーブルの買取相場・査定情報についてまとめてきた。実際、螺鈿細工の家具は現代ではあまり頻繁には見られなくなっており、多くの人たちがひ使用しているのは西洋風の家具なのが事実である。そのため、日本の伝統工芸品である螺鈿細工製品の価値もますます高まってきているといえるだろう。

螺鈿細工は非常に繊細かつインテリアとしても見栄えがとてもいい製品であり、貝殻の美しさを最大限まで引き出した技術はまさに職人技の最高峰だとさえいえるだろう。家具の買取は自分一人でおこなうのが難しいのが事実なので、買取をおこなうときはうまく業者を活用することを心がけ、少しでも高い価格での買取を狙うようにしてみよう。