自転車買取市場に多くの専門店が参入する近頃では、故人が生前にサイクリングや通勤などに使っていたロードバイクを買取店に持ち込むことで意外な高額査定につながる事例が多く見受けられる。一般の皆さんには想像もつかないほどの高級パーツでカスタムされたロードバイクには、自転車とは思えないほどの高い価値がある。
ただしロードバイクを現金化につなげるまでには、遺産相続などに関係する多くの注意点があるため、そのポイントをしっかり守って手続きを進めていくことが争族の予防策になるとも言えるだろう。
今回は、遺品のロードバイクの売却におすすめの買取店と、処分に向けて遺族や相続人が知っておくべき注意点を詳しくご紹介していきたい。
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遺品と普通のロードバイクには売却方法に違いはあるの?
相続手続きや遺品整理の中でトラブルなく故人の残したロードバイクを売るためには、このカテゴリの品物ならではとも言える普通のロードバイクとは異なる特徴や問題を頭に入れておく必要がある。
遺品ロードバイクの持つ意外な意味、役割
このカテゴリの処分時に最も注意すべきなのは、ロードバイクの中には立派な相続財産になりうる価値のある物が非常に多く存在することだ。例えば、買取業者で1台100万円の査定の付いたロードバイクは、故人の残した軽自動車よりも遥かに高い価値ある相続財産になる。
またこうした特徴を持つロードバイクは、法定相続人の間でおこなわれる遺産分割協議や相続税にも大きく関わってくる財産になる可能性も非常に高いと捉えた方が良いだろう。
高級な遺品のロードバイクを売るのに最適なタイミングとは?
品物によっては1台100万円を超える可能性のあるロードバイクは、基本的に遺産分割協議や相続税の申告、納付といった相続手続きが全て終わった段階で売却するのが理想と考えられている。こうしたタイミングを知らずに故人の亡くなった直後にロードバイクの大量売却をした場合、手にした現金をきっかけに争族問題が勃発する可能性がでてくる。また例えば1台100万円ものロードバイクが数十台あった場合は、勝手なタイミングでの売却により相続財産隠しと判断されるリスクも生じやすくなるだろう。
相続放棄をするときには特に注意が必要
故人の抱えていた負の遺産が非常に多く、相続放棄を考えている場合は、特に遺品ロードバイクなどの売却処分のタイミングに注意をする必要がある。早く故人の自宅をスッキリさせたいなどの理由で相続財産を勝手に売却した場合、債権者から単純承認とみなされて相続放棄の手続きができなくなる可能性がでてくる。
そのため、亡くなった家族の借金返済から逃れる目的で相続放棄を検討中の場合は、どんな事情を抱えていても遺品整理などの作業は慎重におこなう必要があると言えそうだ。また遺品処分と相続放棄のタイミングで判断できない部分があるときには、相続問題に詳しい弁護士に相談をするのもおすすめとなるだろう。
遺品の自転車がロードバイクではなくママチャリなら自由に売却して良い?
ホームセンターなどで購入した三流メーカーのママチャリなどは、買取専門店への査定に出しても数千円ほどにしかならない傾向がある。
そのため、生活財産とも言えるこの手の遺品の場合、軽自動車以上の価値のあるロードバイクと比べて相続税関連の問題は起こりにくいと言えるだろう。ただし遺産分割協議前の勝手な処分や売却は、形見分けを希望する他の相続人から批判を受けることもあるため、価値の低い品物であっても相続手続き終了まではそのままにしておくのが理想となるだろう。
買取業者に遺品ロードバイクであることを伝えると査定ダウンする?
買取専門店に査定依頼をするとき、わざわざ相続財産や遺品であることを正直に伝える必要はない。ただし売却をおこなう相続人にロードバイクの知識が全くない場合は、「この自転車は相続したものです」と率直な話をすることで査定基準や注意点などを詳しく教えてもらいやすくなるだろう。
防犯登録解除も忘れずに
それぞれの自転車における防犯登録は、基本的に売却前に登録解除の手続きを売り主がおこなうのが一般的となっている。そのため、業者によっては買取条件の中に「防犯登録が解除済のもの」という一文を入れているところも多く見受けられる。
また良心的なサービスで定評のある専門店では、単純なロードバイクの買取だけでなく防犯登録解除の手続きを代行してくれるケースもあるようだ。こうした形でショップによって対応の異なる防犯登録については、査定依頼をするときに査定士に相談するのがおすすめとなるだろう。
遺品のロードバイクを不用品回収業者に引き取ってもらうのはダメなの?
初めてロードバイクを売る相続人にとって、買取業者と不用品回収業者の違いがわからないというのはよく聞く話だ。
まずロードバイクのように1台に数万円以上の価値のある遺品は、買取業者に売るのが理想となる。これに対して要らないものの処分にお金を払う不用品回収業者の場合は、現金化のできない衣類や生活雑貨、ゴミなどの遺品整理をする際に利用するのがおすすめとなるだろう。
遺品のロードバイク売却におすすめの買取店
バイチャリ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
バイチャリは、遺品のロードバイクやスポーツ自転車の売却におすすめ自転車買取専門店だ。業界初となる買取最高額保証のキャンペーンを通年でおこなうバイチャリでは、買い取られた自転車よりも他店の方が高い金額をつけた場合に、返金・返品もしくは他ショップの査定額+100円の追加支払いという良心的な対応をしてくれる。
また買取査定額が最大で35%アップする秋の買い替えキャンペーンなども開催するバイチャリは、こうしたイベント特典を上手に活用することで遺品のロードバイクにより高い価値に繋げやすい専門店となるだろう。
3種類の買取方法
バイチャリでは、出張買取・宅配買取・店頭買取の3方法を用意している。全国対応可能な宅配買取サービスでは、30,000円以上の買取額で送料無料になる。
これに対して一部地域を対象とする出張買取は、関東・中京・東海・関西・中国・四国といった形で徐々に対応エリアを拡大しているようだ。こうした形で多彩な買取方法を設けるバイチャリなら、遺族にとって最も負担の少ない方法で遺品のロードバイクを現金化できることだろう。
クラウンギアーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
自転車のワンプライス買取をおこなうクラウンギアーズは、ショップとの価格交渉が面倒と感じる人におすすめの定額買取専門店だ。
サイト内にあらかじめ表示された金額での買取をおこなうこの業者を使うと、見積もりメールや買取金額承認案内といった専門店側とのやりとりを大幅に省くことができる。また部品や仕様に変更のある自転車にも対応できるクラウンギアーズなら、故人のこだわりのカスタムの詰まった遺品ロードバイクであっても安心して売却可能と捉えて良いだろう。
買取見積もり商品検索
ワンプライス買取で定評のあるクラウンギアーズのサイトは、遺品ロードバイクの相見積もりにも使える仕様となっている。2018年10月時点で2143件ものデータ登録されたこの業者のサイトには、ロードバイクファンなら誰もが知るシマノやカンパニョーロ、ノヴァティックといった人気ブランドが多数並んでいる。
またパーツやアクセサリーの検索もできるこのショップは、ロードバイクの完成車以外の売却先や処分方法を模索する遺族にとっても使い勝手の良い情報量となりそうだ。
自転車のリサマイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
本体からアクセサリー、パーツまで買い取れる自転車のリサマイも、遺品のロードバイク売却に適した専門店だ。良心的な買取サービスで定評のあるリサマイでは、故障や欠品の抱えたロードバイクも歓迎している。また自転車専用の宅配キットを用意しているこの業者を使えば、自宅近くにロードバイク専門店の少ない地方都市在住の皆さんでも遠方までのガソリン代やコストをかけずに遺品の処分ができることだろう。
愛車を高く売るポイントも公開中
高価買取につながる下記5つのポイントを紹介するリサマイのサイトは、初めてのロードバイク売却に向けてどんな準備をしたら良いのか想像もつかない遺族を安心に導く情報量となっている。
- ・ロードバイクの詳細情報が明確にわかること
- ・ロードバイクの状態が良いこと
- ・使用頻度や走行距離が少ないこと
- ・パーツが全て揃っていること
- ・防犯登録の抹消登録がきちんとおこなわれていること
ロードバイクを売る上での注意点とも言えるこうした注意事項に目を通すと、買取業者へのアピールもしやすくなるだろう。また不要な遺品の自転車を早く処分するには、売り手自信が自転車の情報をきちんと把握するなどの準備も欠かせないと考えられる。
自転車高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
幅広いカテゴリの買取で定評のある高く売れるドットコムでも、遺品ロードバイクを歓迎している。
全国8ヶ所にリユースセンターを持つこの業者には、一般的な自転車買取専門店と比べて出張エリアが広い特徴がある。またどこからでも無料で発送できる宅配買取については、キャンセル時の返送料も高く売れるドットコム側で負担をする良心的なシステムとなっているようだ。
こうした形で出張買取と宅配買取のサービスを充実させるこの専門店は、マイカーなどを使って店舗持込のできない皆さんにも利用のしやすい存在となるだろう。
自転車知識が少ない遺族にも負担の少ない買取システム
製品名やメーカー名を伝えるだけで買取相場を教えてもらえる高く売れるドットコムを活用すれば、ロードバイクの詳しい知識のない遺族の皆さんでも簡単に相見積もりへのチャレンジができる。またロードバイクの防犯登録の解除手続きもしてくれるこの専門店を利用すれば、遺品の自転車が大量にある場合においても遺族の売却準備は最低限で良くなると言えるだろう。
サイクリー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「日本に、いいサイクルを。」というコンセプトで知られるサイクリーも、遺品のロードバイクを売りやすいおすすめ専門店だ。
実店舗のないエリアでの配送買取に力を入れるこのショップでは、2018年10月末まで宅配買取限定の買取額30%アップキャンペーンを開催している。またロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク買取が得意なこの専門店ならイベント開催以外のシーズンであっても遺品の自転車を高額査定に繋げやすいと捉えて良いだろう。
現在の取引状況も公開中
ロードバイクの販売・買取実績に自信を持つサイクリーでは、現在のお取引情報として最新20件のデータを公開している。その中には、ブレーキ片側のみやウィンドブレーカー、リヤホイールといった完成車以外のパーツも多数並んでいる。また新着完成車の中にビアンキやトレック、サーリーといった人気メーカーを並べるサイクリーは、ロードバイクに関わるものを幅広く歓迎してくれる専門店と捉えて良いだろう。
アティック
https://www.attic-bike.com/kaitori/札幌市北区にあるアティックも、ロードバイクを中心としたスポーツ自転車買取に強い専門店だ。このショップでは札幌市内を対象とした出張買取だけでなく、店頭買取や宅配買取でもロードバイクの買取対応をおこなっている。またそれぞれの売り方ならではとも言える注意点も丁寧に記載しているアティックは、相続で譲り受けた遺品ロードバイクを初めて売る人にとっても安心して利用可能なショップとなるだろう。
高値売却のチェック事項も公開中
良心的なサービスで定評のあるアティックでは、高価買取につながる欠かせない条件として下記4つのポイントを公開している。
- ・メンテナンスの状態
- ・売り時
- ・動作
- ・付属品、購入時の添付書類
ここに書かれた項目をきちんとチェックすると、ロードバイクの知識の全く無い遺族の皆さんでも故人の愛車を意外な高価買取につなげやすくなるだろう。
またこうしたポイントを把握していると、店舗側の出す査定額に対して「なぜその金額になるのか?」といった疑問や不安も解消しやすくなる。
テルテルスポーツ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大阪にあるテルテルスポーツも、遺品ロードバイクの高価買取実績の豊富な専門店だ。
この業者では、大阪・兵庫・京都・奈良を対象とした出張買取と、宅配買取、店頭買取でロードバイク買取をおこなっている。自転車専用の段ボールを送ってくれるテルテルスポーツの宅配買取は、無駄な梱包が不要といった意味でも初めてロードバイクの売却をする方々にとって安心のシステムとなっている。
また実車査定後の買取金額に納得できなかった場合は、テルテルスポーツ側の送料負担で遺品のロードバイクを返送することも可能となるようだ。
梱包の手順も公開中
良心的なサービスで定評のあるテルテルスポーツでは、多くの売り主が戸惑う梱包キットの使い方なども写真付きで紹介している。
こうした手順に目を通すと、初めてロードバイクを売る方々でも容易に分解や箱への入れ方などをイメージできる。また梱包キットの中にホイールバッグもついてくるテルテルスポーツを利用すれば、余計な梱包材を調達する手間がコストもかなり削減できると言えるだろう。
カンクリ
ロードバイク買取を専門でおこなうカンクリは、遺品をより高値で売る際に使い勝手の良い買取業者だ。
「どこよりも高額買取」を目指すこのショップのサイト内には、競合店よりも数万円高い価格で買取をおこなった実績が複数掲載されている。
またホイールやフレームも買取強化するカンクリを利用すれば、相続人にとって魅力の感じられないロードバイクのパーツにも意外な価値をつけられると捉えて良いだろう。
LINE査定も可能な専門店
宅配買取専門のカンクリでは、電話、LINE、メールの3方法で買取依頼を受け付けている。スマホで撮った画像をすぐに送れるLINE査定は、気軽に問い合わせのできる方法として多くの買取業者で導入されている。
またこうした手段を通してスムーズに査定士とのコミュニケーションが図れると、不用品と捉えて処分を考えていた遺品ロードバイクの意外な価値も少しずつ見えてくることだろう。
まとめ
品物によっては1台100万円近くになることもあるロードバイクは、一般家庭で使われているママチャリなどとは全く異なる相続財産になり得ると考えられる。またこうした価値あるロードバイクの売却は、遺産相続手続きとの兼ね合いを考えながら、他の相続人とのトラブルにならないように慎重に進めていくのが理想となるだろう。
故人の残してくれたロードバイクを1円でも高く売るには、いくつかの人気店に問い合わせをして早めに買取相場の収集や相見積もりをとっておくのがおすすめとなる。