遺品整理の中でも処分が大変な家具。 そのまま捨てるわけにもいかず、お困りの方も多いのではないだろうか。
家具の処分には様々な方法があるが、中でも売却してお金に換える方法がおすすめだ。 家具の処分の方法にはどんなものがあるのか、また売却する場合はどのような買取店がおすすめなのかチェックしてみよう。
Villa Sienna family room / Gatsby's List
CONTENTS
- 家具の処分方法 1.粗大ゴミ
- 家具の処分方法 2.リサイクルショップ
- 家具の処分方法 3.オークション・フリマ
- 家具の処分方法 4.廃品回収業者
- 家具の処分方法 5.買取業者
- 家具の買取方法 1.店頭買取
- 家具の買取方法 2.宅配買取
- 家具の買取方法 3.出張買取
- 家具の買取査定のポイント 1.状態
- 家具の買取査定のポイント 2.需要
- 家具の買取査定のポイント 3.ブランド
- 家具を高く売るためのポイント 1.キレイにする
- 家具を高く売るためのポイント 2.シーズンを読む
- 家具を高く売るためのポイント 3.早めに売る
- 家具を高く売るためのポイント 4.キャンペーンを利用する
- 遺品の家具は買取業者を利用して処分しよう
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家具の処分方法 1.粗大ゴミ
家具の処分の方法としてまず考えるのが粗大ゴミに出すという方法だろう。 地方の自治体などに連絡をして粗大ゴミを出す日にちを決め、コンビニなどで処分費用を支払って粗大ゴミようのステッカーを受け取る。
その後は指定された日にちにステッカーを貼った家具を、所定のゴミ捨て場に置くという方法だ。 粗大ゴミは小さなものでも数百円かかり、大型の家具となると数千円にもなる。 そんな家具を一度に大量に処分しようとなると、かなりの費用がかかってしまうことになるだろう。
また、何度も自宅とゴミ捨て場を往復し、重たい家具を運び出す必要もある。 女性や高齢者、体が不自由な方にとっては現実的な処分方法ではない。 処分したいときにすぐに処分できず、指定された日にちまで家具を自宅に置いておかなければならないというデメリットもある。 賢く家具を処分したいなら、粗大ゴミとして処分するという方法はおすすめできない。
家具の処分方法 2.リサイクルショップ
リサイクルショップで家具を買取ってもらうという方法もある。 地元に書籍や衣類だけでなく家具、家電などの買取、販売を行っているリサイクルショップがある場合は、一度利用を検討してみるのもいいかもしれない。
リサイクルショップの場合は家具を持ち込み、店頭で買取ってもらうという方法が一般的だ。 そのため車に乗り切らない大きな家具は買取ってもらうことができない。 大型家具は販売にも困ることが多く、もともと買取を受け付けていないリサイクルショップもあるので注意しよう。
また、買取ってもらえたとしても、買取業者の中ではリサイクルショップの買取金額はかなり低めになっている。 リサイクルショップを経営するには大きな面積の土地が必要で、その分家賃や光熱費、人件費も莫大なものになってしまう。 それらのお金を差し引いた買取金額となるので、家具を売りたい場合はもう少し専門的で、さらに家賃などの経営費用も少ない業者を選ぶのがおすすめだ。
家具の処分方法 3.オークション・フリマ
オークションやフリマで家具を売却するという方法もある。 オークションやフリマの場合は自分で販売価格を決められるというメリットがある。 高級家具などを安く買い叩かれたくないという方は、本当にその家具の価値がわかってくれる人のところに届くオークションやフリマを利用するのがいいだろう。
しかし、オークションに出品する際には登録手数料などが必要な場合もあるので注意が必要だ。 フリマも出品は無料でも、取引が成立した際に販売手数料を取られることもある。 さらに送料、配送方法なども自分で考えなければならない。
また、個人間でのやりとりとなってしまうためどうしてもトラブルが起こりやすくなる。 配送中に家具が壊れてしまった場合の責任はどこにあるのかなどをあらかじめ明確にしておくようにしよう。
オークションやフリマでは自分が売りたい金額で売ることができるが、高すぎる金額を設定してしまうとなかなか買い手がつかず、処分するまでに時間がかかってしまう。 時間に余裕がない、故人の住んでいたアパートを引き払う必要があるという方にはおすすめできない方法だ。
家具の処分方法 4.廃品回収業者
地域の廃品回収業者に回収を依頼するという方法もある。 この場合、無料で引き取ってくれるが買取ではないのでこちらがお金を受け取ることはできない。 粗大ゴミの場合は処分できるまでに数日かかってしまうが、廃品回収業者を利用すればタイミングさえ合えばその日のうちに処分してもらうことも可能だ。
自宅まで業者が引き取りにきてくれるので、重たい家具をゴミ捨て場まで持ち込む必要もない。 しかし、無料で引き取るとは言っているものの実際に大型家具の場合は引き取りのためのお金がかかったり、予約料、出張料などを取られる可能性もある。
あとから知らなかった、とトラブルになってしまわないように、本当にすべて無料で行ってくれるのか確認することが大切だ。
家具の処分方法 5.買取業者
家具の処分の方法の中でもおすすめしたいのが買取業者を利用するという方法だ。 買取業者なら家具の買取に関する知識も長けており、より適正な価格で家具を買取ってもらうことが可能になる。 家具がまだ十分に使える状態である、価値が高く処分してしまうのはもったいないという場合は、粗大ゴミや廃品回収に出すのではなく買取業者を利用してみよう。
買取業者によっても買取可能なジャンルは様々だ。 総合的になんでも買取ってくれるような業者は遺品整理にはうってつけだが、専門性が低く家具の買取価格も低くなってしまう。
できることなら家具、家電など大型のものの買取実績が豊富で専門的に取り扱っている買取業者を選ぶようにしよう。 買取方法にも様々ある。家具の買取には、どのような方法を選ぶのが最適か、次のコンテンツからチェックしていこう。
家具の買取方法 1.店頭買取
家具の買取方法としてまず挙げられるのが店頭買取だ。 先ほどご紹介したリサイクルショップと同じように、家具を店頭に持ち込んでその場で査定、買取金額の支払いをしてもらう。 店頭買取のメリットはその場で現金に換金することができるという点だ。
とにかく早く家具を処分したい、お金がすぐにほしいという場合は、店頭買取も十分役に立つ方法と言える。 実際に査定スタッフの顔を見ながら取引ができるため、ネットでのやりとりが怖いという方にもおすすめと言える。
しかし、この場合はベッドやタンスなど車に乗せられないような大きな家具の買取は現実的ではない。 他にも車がない、駐車スペースがない、重たい家具を持ち運ぶことができないという場合は、店頭買取以外の方法を考えなければならないだろう。
家具の買取方法 2.宅配買取
最近では宅配買取の需要も増えてきている。 宅配買取とは、事前にホームページから買取を申し込み、ダンボールなどの梱包セットを受け取ってそれに売りたい家具を詰め、集荷業者に引き取ってもらうという方法。
その後家具が買取業者に到着したら査定が行われ、査定金額の連絡がくるような仕組みになっている。 家具を持ち出すことができない方、家を開けられない方、仕事が忙しくリサイクルショップの営業時間内に足を運ぶことができない方などにおすすめの方法だ。
しかし宅配買取は申し込みから取引完了までに時間がかかってしまう。 すぐに現金がほしいという場合には不向きと言えるだろう。
また、ダンボールに入りきらないサイズの家具は売ることができない。 大きな家具もまとめて処分したいという場合は、他の買取方法を考える必要がある。
宅配買取はダンボールを用意してくれる業者もあるが、別途料金がかかったり、そもそもダンボールの用意がない業者もあるので事前によく確認しておこう。
家具の買取方法 3.出張買取
家具の買取の中で一番おすすめなのがこの出張買取だ。 出張買取とは、指定した日にちに査定スタッフが自宅に訪問し、その場で家具を一点一点査定してくれるというもの。 売りたい家具を家から持ち出すことなく、気軽に買取に出すことが可能となる。 査定した家具はもちろん業者が持って帰ってくれるので、重たい荷家具を持つ必要もない。
また、自宅に他にも売りたいものがある場合は一緒にお願いすることも可能だ。 遺品整理をしていて不要なものが大量に出てきたという場合は、このような出張買取を利用するのがおすすめだ。 出張買取のメリットとしては、こちらも店頭買取と同じくスタッフの顔が見える取引ができるという点、すぐにお金に換えることができるという点がある。
大型家具を売りたい場合は、店頭買取よりも出張買取を選んでみよう。 デメリットとしては出張費用を取られる可能性があるという点がある。事前に出張費用について問い合わせ、無料で行ってくれるような買取業者を選ぶのが賢明だ。
家具の買取査定のポイント 1.状態
ここからは家具の買取査定のポイントをチェックしてみよう。 まずはその家具の状態。状態は店頭、出張、宅配、また業者を問わずかならず見られる部分である。 状態がよければ買取価格も高額になるし、反対に状態が悪ければ買取価格は低くなる。
子供がいて食べこぼしなどが多い家具、ペットの毛や引っかき傷がある家具などはどうしても買取価格が低くなってしまうことをあらかじめ覚悟しておこう。 室内でタバコを吸っていた場合もにおいがついていると減額の対象となる。
少しでも高く買取ってもらうには、メンテナンスできる範囲で家具をキレイにしておくこと、カバーのついているものは洗って汚れやにおいを取り除いておくことが大切だ。 においや傷が著しくひどいものは出張買取でも買取不可となる可能性がある。 その場合は別途粗大ゴミとして処分するなど、他の方法を考えなければならない。
家具の買取査定のポイント 2.需要
その家具が需要が高いかどうかも査定の重要なポイントだ。 多くの人が欲しがるような家具であればすぐに在庫をさばくことができるため高価買取になりやすい。 また、ある程度高い金額で販売してもすぐに売れるため、それを見越した買取金額をつけてくれるという業者も多いだろう。 単身者向けの家具、人気のデザインの家具、家具の中でもベーシックで使いやすい色のもの、中古市場で人気が高いものなどは高価買取につながりやすい。
これらの特徴を詳細に記載してくれている家具買取業者のホームページもあるので、一度チェックしてみよう。 条件に合う家具を持っているという場合は、その買取業者を利用すればより高い金額での取引が可能になる。 反対に個性的な柄、色のもの、単身者向きではないもの、メジャーではないブランドの家具などは買取金額が低くなってしまう。
家具の買取査定のポイント 3.ブランド
家具にも様々なブランドがある。このブランドも、買取査定には大きく関係してくる。 国産で安全性が高いブランド、人気のあるブランド、おしゃれなデザインのブランドなどは中古市場でも人気が高く、比較的高い金額で買取ってもらえる可能性が高い。 高級家具などは中古であっても欲しいと考える方が多く、買取後も高額で販売することができるため買取市場での需要も高くなっている。
しかし、低価格で人気があるニトリ、イケアなどの家具は劣化も早く、またもともとの売値が低価格であることから、高額での取引は難しい。
組み立て式の家具も一度バラして再度組み立てる際に故障しやすいこと、劣化が早いことなどから、買取価格が低かったり買取不可となる可能性があるので注意が必要だ。 家具の買取業者の中ではこれらの低価格、組み立て式の家具はあらかじめ買取不可としている業者も多い。事前に自分が売りたい家具が買取対象となっているか確認することも大切だ。
家具を高く売るためのポイント 1.キレイにする
家具を少しでも高額で買取ってもらうためのポイントをチェックしていこう。 まずはやはりキレイな状態にしておくということ。 第一印象が汚いようであれば査定スタッフからの心象も悪く、まだ十分使える家具であっても買取価格が下がってしまう。
表面のホコリを拭き取る、シール跡はしっかりキレイにしておくなど、最低限の手入れはしておくようにしよう。 布製品の場合はほこりを落とす、クリーニングできる部分はクリーニングに出すなどの配慮も必要だ。 家具には様々な付属品がついているが、これらの付属品も揃えて、できるだけ購入時に近い形で買取に出せるようにしておこう。
家具を高く売るためのポイント 2.シーズンを読む
家具の買取は、1年中どの時期に売っても同じ買取金額がつくというわけではない。シーズンも微妙に関係しているのだ。 年末年始などは大掃除で家具を処分する人が増えるため、在庫を抱え込みやすくなり買取価格が下がる傾向にある。 一方で新年度前は新生活に向けて中古の家具を購入したいという方が増えるため、買取価格は上昇する。 この時期を逃すと買取金額がまた下がってしまうので注意しよう。
また、こたつ、扇風機など季節感のある家具は、その家具を使用する季節の直前に売るのがおすすめだ。 シーズンに入ってからでは流通に至るまでに時期が過ぎてしまう可能性もあるため注意しよう。 家具の買取にはシーズンを見極める必要もあるが、故人が住んでいたアパートを引き払わなければならないという場合には使いこなすことができない。
どうしても買取価格が低くなる時期に売らなければならないということもあるだろう。 そんなときは、その他の高価買取のポイントを合わせて考えるようにしてみよう。
家具を高く売るためのポイント 3.早めに売る
家具は購入した時点から刻々と劣化が始まっている。 目には見えないようなところでも、微妙な木材の傷み、クッション部分のヨレなどが出てきてしまうのだ。 状態が悪ければもちろん買取価格も低くなる。 それを防ぐためには、少しでも早く売ってしまうことが大切だ。
遺品整理をしているとまだ使えそうな家具ができて売るかどうか悩んでしまうこともあるが、使う可能性が低い、使っても邪魔になる可能性があるような家具は、その場で早めに売る決断をしてしまうのが得策である。
家具を高く売るためのポイント 4.キャンペーンを利用する
家具の買取業者の中にはキャンペーンを行っている業者も複数ある。 季節に合わせた家具を売る際にキャンペーンを利用できたり、複数の家具をまとめて売却する際にキャンペーン対象となるようなものが多い。
家具を買取に出す際には、このようなキャンペーンもよくチェックしておくようにしよう。 同じような買取業者だったとしても、キャンペーンがあるかないかだけで大幅に買取金額は変動する。 事前に問合わせてキャンペーン対象となるのか、その場合はどれくらいお得に取引ができるのかも確認しておくといいだろう。 期間限定のキャンペーンの場合は、その期間に間に合うように出張買取などの手配ができるように準備を整えておくことも大切だ。
遺品の家具は買取業者を利用して処分しよう
遺品の家具を賢く処分する方法について理解していただけただろうか。 家具は大型のものが多く、一度にまとめて処分するのが困難である。 出張買取を利用すれば自宅にいながら負担も少なく買取を行うことができるので、売却方法にお悩みの方は是非一度試してみてほしい。
出張買取業者は家具の買取に特化している業者、無料で出張を受け付けてくれる業者、キャンペーンを行っている業者を選ぶのもおすすめだ。 本来なら処分に費用がかかってしまう家具も、買取業者を選んで賢く処分してしまおう!