遺品整理には、不用品の処分・買取、現状回復に関わる部屋のクリーニング・脱臭・消毒から解体作業、相続不動産の売却・処分に至るまでのことをする必要がある。この手間のかかる作業は、現在では遺品整理士という職種の方が代行してやってくれるようになった。これも日本の高齢化の急速な進展と、核家族化のような社会構造の変化に伴い、遺品整理業の需要が高まったためだと言われている。
故人の部屋の片付けや清掃、不用品の処分などの遺品整理には、これまでは遺族の方の手だけで行われることが一般的であった。しかし時間的にも人手の面でも遺族の力だけではどうしようもならないという現状がある。そこでこういった社会的背景を受けて、遺品整理業の数も年々増えてきている。
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日本の超高齢社会
現在、日本は世界でも類を見ないほどの超高齢社会に突入してきている。日本の人口は2020年に1億2,410万人、2050年には1億人を割り込むと予想されている。
そんな中でも65歳以上人口の割合を示す高齢化率は2025年には30%に、2060年には40%に達するという予想が示されている。これをもっとわかりやすく、支える割合で見てみると、1965年頃には約10人で1人の高齢者を支えていた(神輿型)が、2012年には3人で1人(騎馬戦型)、2050年には1.2人で1人を支える(肩車型)ということなのである。
日本のみならず、世界でも高齢化が進んでいる。国連人口基金のまとめによると、産業革命以降の世界は人口爆発が起こり西暦1000年までは10億人を超えることのなかった人口が2011年に70億人を超えている。そして、2050年には90億人を超える見込みなのだ。この世界的な人口爆発に伴い、世界的な高齢化も進んでいるというのである。
日本は24年で高齢化率が14%に達しておりハイスピードで高齢化が進んでいるのだが、アジア諸国ことに韓国ではこれを上回るスピードで高齢化が進むと予想されている。
平均余命から見る日本人の寿命
2015年における日本の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳となった。ここで少し整理しておきたいのが、平均寿命の定義である。これは、各年における0歳児の平均余命を指すもので「その年に生まれた人が社会情勢などの変化が無い限り何歳まで生きられるか」を示したものである。つまり、2015年時点で亡くなった女性の平均年齢が87.05歳という意味ではない。
これを踏まえて平均余命(ある時点でその歳において、平均的にあと何年生きられるか)を見てみると、2015年時点で80歳の女性の平均余命は約12歳である。単純計算でも平均的に92歳まで生きるということなのだ。
不法投棄や高額請求に注意であるが、確実に増えているサービス
困ったことに遺品整理業に関する法整備がほとんど整っていないため、不用品を不法投棄したり、不当に高額な料金を請求するような業者も残念ながら存在している。安心して遺品整理を行うためには、遺品整理士の認定証を持った業者を選ぶべきである。この免許は一般社団法人遺品整理士認定協会というところが発行をしている。
日本では2030年問題として、超高齢化が進んで50歳以上の男性だと3人に1人は未婚者になるという推計が内閣府より出ており、高齢者の2人に1人は孤独死をする可能性が高いという統計も出ている。これから急激に発展するだろう遺品整理業という業種があることを知っておいてもらいたい。
遺品整理の流れ
遺品整理士の免許を持っている業者は、遺品整理に関する法令「古物営業法」「廃棄物処理法」「家電リサイクル法」「小型家電リサイクル法」「運送法」をしっかりと学んでいる。従って、免許を持っている業者には安心して依頼をかけることができるので、依頼する業者が免許を持っているかはきちんと確認しよう。
予約と見積もり
遺品整理の依頼の流れは、まず予約をとることである。次に、見積もり・ヒアリングを行う。見積もり金額は、遺品の量や対応する人数、供養する遺品などによって算出される。
業者との話し合いから契約へ
見積もりが出来たら依頼者と業者との話し合いが行われる。これは、信頼関係を深めるために行われることでもある。その上で納得がいった場合、契約を結ぶこととなる。
複数のサービスを受ける
当日の作業は、事前の打ち合わせに沿った形で行われる。この時追加作業が発生した場合は、相談をすることで対応してくれる場合もある。この時、遺品整理士の中でも遺品査定士の資格を持っている業者の場合、遺品の査定、買い取りを行ってもらうことができる。遺品整理で必要だった経費とは別に、遺品の買い取りを行ってもらうことができるわけである。遺品整理の際に買い取りを依頼する遺族は75%以上とも言われ、遺品整理料金は遺品買取を行うことで軽減することができる。
遺品整理の作業はいくつかの作業に分けられる。それぞれ決められたルールに沿って行われることになる。遺品整理だけでなく、お炊き上げ供養や特殊清掃と呼ばれるご遺体撤去作業、クリーニング作業なども行ってくれる場合もある。特殊清掃とは、死亡確認の遅れなどにより遺体の腐乱が進み、発見時点で悪臭・汚染・雑菌等の深刻な現場状況などの清掃を行うことを指す。
代金の支払い
作業終了後、事前の振り込みと当日の現金払いなど条件に従って代金を支払って全ての作業が終わりとなる。
高額買取になりやすいアイテムとは
高額になりにくいアイテムとしては、不潔感があるものや、クリーニングが必要なもの、製造から年月が経ちすぎている家電などである。高額になりやすいアイテムとはその逆で、清潔であるもの、最近の家電などであることを満たしているモノである。
宝石や指輪、骨董品、着物、茶道具など故人が大切にしていた価値のあるものは高額買取されやすい。つまり、古美術品や骨董品など古物に分類されるもので価値があるもの、貴金属類、ブランド品、ホビー品、家電に分類されるものや小家電に分類されるもので新しいものは高額買取が期待できると考えて良い。
この時、遺品査定士の資格を持つ業者に依頼すると、適性な値段で買い取りがしてもらえ、また想いも汲み取りながら買い取りをしてもらうことができ、納得のいく形での遺品売却を行うことができる。
業者紹介
遺品整理業者、買取業者の中でも実績の高い業者を紹介したい。
遺品整理ワンズライフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
遺品整理士認定協会、事件現場特殊清掃センターから優良事業所認定された業者で、“安心整理”をモットーに活動している。93.7%の高い満足度を誇っており、テレビ番組などメディアに取り上げられたりもしている。遺品整理、特殊清掃、生前整理を行っている。
対応エリアは東京、埼玉、神奈川、千葉、茨城、栃木、群馬。電話、メールで問い合わせを行っているので、連絡してみよう。無料の合同供養やお部屋の供養もできるので、故人への気持ちも大切に対応してくれる。遺品整理の基本料金はホームページに掲載されているので確認して欲しい。遺品整理の際に貴重品と処分品を分けてくれる。
遺品整理クリーンサービス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
遺品整理から清掃までの対応を行う専門業者。東京都公安委員会古物商許可企業、遺品整理士、特殊清掃士が在籍している。この企業も多くのメディアで紹介されている。満足度98.7%で、無料見積り、24時間365日対応を行う企業だ。 見積りは最短15分ほどで行ってくれるなど、忙しい人でも依頼しやすいのが特徴。
対応エリアは東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬。ホームページに詳細が掲載されているので、自分の家が対応エリアか確認しよう。料金はトラックの台数やパックなどで決定するのではなく、状況確認の上で見積りを提示してくれるので、納得のいく料金となるだろう。一日で遺品整理を行ってくれるので、忙しい人でも都合をつけやすい。引き取ってもらった物の中に貴重品があった場合、連絡をしてくれるので安心だ。
遺品整理のプログレス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
遺品整理協会認定優良事業所であり、遺品整理士が在籍する。365日年中無休で対応してくれ、見積もり後の追加料金がないので安心して利用できる。
また、全国対応で年間実績1,000件以上と、経験も豊富だ。遺品の仕分け、合同供養、買取、権利書・貴重品の探索、特殊清掃、リフォーム・ハウスクリーニング、手続き代行、不動産整理、生前整理、老前整理、不動産解体、仏壇クリーニングと多くのサービスがあることで、一度に用事を済ませることができるのが魅力だ。
遺品の高価買取を行っているので、作業費の負担を軽減することができる。相談、見積もりを無料で行っているので、気軽に相談してみよう。
買取サービスではその場で査定、現金買取を行っている。買取金額が高ければ遺品整理の作業費用が無料になるということもありうる。他の会社で買取を断られたものでも買い取ってもらえる場合があるので、相談してみよう。査定は無料なので利用しよう。
また、買取可能な品が多い。 骨董品やアンティーク、ブランド品などはもちろん、パソコン類、家具類、オーディオ類、家電製品、車、バイク、楽器、農具など沢山の買取を行っている。過去の買取実績がホームページで紹介されているので一度確認してほしい。
骨董買取こたろう
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
骨董品の買取を中心に行っており、遺品買取も行っている買取業者。遺品整理業者よりも高い骨董品やアンティーク品への専門知識を活かして買取を行っていることが強み。通常査定と同じように丁寧に査定をおこなってくれる。1点から蔵1棟まで量に関わらず査定をおこなってくれるので、利用しよう。
出張エリアは全国。しかも無料で対応してくれる。予約状況によっては関西圏は即日対応してくれる場合もあるので、まずは連絡してみよう。「こたろう」のプロの鑑定士が自宅まで来てくれて査定を行ってくれる。その場で査定額を提示してくれ、取引成立となれば即現金払いとなる。キャンセルも可能なので納得できる査定をしてもらおう。
まとめ
遺品整理の流れとおすすめの業者を紹介してきたが、いざ利用する時は遺品整理サービス一覧を確認してほしい。上記以外にも利用できる業者がみつかるはずだ。