ジュエリー、アクセサリーはつける人の魅力を引き立てる装飾品であり、また処分可能な財産でもある。新しいものが欲しくなったとき、あるいは差し迫った事情ができたときなど、売却して現金に換えられるのは大きな強みだ。
そこで、いざというときのために金のネックレスを買取に出すときの買取価格や相場、高く売るコツについて調べてみた。売却を検討している方はぜひ参考にしてみて欲しい。
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同じ金のネックレスでも、買取額は業者によって異なる
ネックレスの売却を考えいくつかの業者を見て回ると、似たような品の買取価格が一定でないことに気が付く。これはそれぞれの業者の得意とする内容や買取目的が異なるためだ。
評価するポイントで業者によっては査定額が異なる
金の地金部分だけを評価する業者とネックレスのブランドやデザインなど、ジュエリーとしての評価をする業者では、自ずと査定価格は変わってくる。質屋またはリサイクルショップは前者の場合がほとんど。これらの業者はできるだけ安く買取し、別の業者に相場価格で販売し、差額で利益を出すことを目的としている。
一方ジュエリーとしての評価ができる業者では、地金だけではなくその他の部分も価値に含めるため査定額が上がる。ただしこちらも再販ルートの有り無しや査定技術の高低といった部分で、さらに業者ごとで金額が変わってくる。
デザイン性とブランドをみてくれる業者に査定依頼しよう
金のインゴットやコインを買取に出すなら、地金を買い取る専門業者に出して問題はない。しかしネックレスのようなジュエリー、アクセサリーは、デザイン性やブランドなども評価してくれる業者に出したほうが買取価格をあげることができるのだ。
K18のネックレスで実際の買取価格を調べてみた
まずは評価の差がわかりやすいK18のネックレスを使って、実際の買取価格が業者間でどれくらい異なるかを調べてみた。
金の純度について
ネックレスに使われている金の純度は、クラスプ(留め金)の部分の刻印で確認できる。K24やK18というものがそれに当てはまる。Kは金の純度を表すKaratの頭文字で、K18なら24分の18で純度75%、K24は24分の24で100%の純金となる。金相場は純金の価格を表現しているため、K18のネックレスの場合、25%分を割引して考える必要がある。
業者によって査定額は異なる
金は柔らかいので、アクセサリーは強度を増すためK18のものが多い。2019年12月時点の金相場の買取価格は1グラム当たり4,190円だ。しかし重さ12グラム、宝石なし、プレーンなデザインのK18のアクセサリーを2社の買取業者に査定をしてもらうと、それぞれ違った価格が提示される。
デザインやブランドに対する考え方が買取業者によって異なってくる。同じようにブランド物・アクセサリーの買取をしていますと言っている業者でも買取後の販路によって買取れる値段が違うのだ。場合によっては3,000円以上差が出ることもあるので、金のネックレスを売却する際にはしっかりと業者比較をすることをおすすめする。
宝石が付いていても、その価値は評価されないことが多い
この日、買取価格を調べたものはプレーンなデザインの金属のみのものだったが、ネックレスにはダイヤモンドやルビーなどの宝石が付いているものもある。特に女性向けのものにはメインとなる大きな石のほかにも、デザインを際立たせるために粒の細かなメレダイヤが多用されていることが多い。
宝石によっては取り扱い不可となっているところも…
宝石の鑑定、鑑別には専門的な知識が必要だ。ダイヤモンドは鑑定の基準がはっきりしているためまだ評価しやすいのですが、それでもほとんどの業者が評価してくれるのはメインとなる大きなものだけだ。特にメレダイヤは素材として扱われるため、販売先を確保している業者しか取り扱うことができない。
宝石の知識がある鑑定士に査定してもらうことが大切
それ以外のルビーやエメラルドといった色石は、色の深さや処理の有無など非常に価値の見極めが難しい。例えば、エメラルドは緑が濃く、かつ透明度が高いものほど高価だが、さらに含侵処理の有無で大きくその価値が変わる。このように色石の評価には専門的な知識が必要なのだ。また人造宝石が出回っているため、真贋を見抜ける目がなくてはならない。
そのため、金の知識のない業者は地金の価値だけで買取価格を提示する。あるいは、ダイヤモンドに限って買取をおこなう。その場合でも、小さなメレダイヤは宝石としての価値を見てもらえません。
リファスタ(Refasta)がおすすめ!
ただし、色石やメレダイヤも価値を評価してくれる業者がある。例えば東京の買取業者、リファスタ(Refasta)。リファスタ(Refasta)は自社でジュエリーや宝石の再販ルートを持っているため、メレダイヤも新たなジュエリーの素材として買取できるのだ。
地金だけを売却し宝石は取っておきたいという場合は、宝石を台から外して返却してくれる。ただし宝石にはへき開という性質があり、ダイヤモンドでも割れる場合があることは心得ておかなければならない。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
宝石広場
宝石広場はジュエリーの買取を得意としている買取業者だ。金のネックレスも高価買取してもらえる可能性がある。名前からイメージできるように、ジュエリーの金属をただの金属とみなすのではなく、アクセサリーとしてみなした上で買取価格を決めてもらえる。そのため金のネックレスも高価買取してもらえるだろう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド物なら+αあり。業者選びが大切な理由はここにもある
ネックレスの高額査定を受けるためには、ジュエリーとしての価値も大切だ。ジュエリーとしての価値が高ければ、地金の査定価格に+αの評価分が上乗せされる。
業者によって買取強化ブランドは異なる
+αのためには、まずブランドのネームバリューが重要。カルティエやティファニーなどの世界的なブランドであれば、それだけ高い評価を受けることができる。これは世界中どこでもニーズがあるからだ。
問題は、4℃やサマンサティアラなどの国内ジュエリーブランドの場合。これらについてはしっかりとした評価を受けられる業者とそうでない業者が存在する。ホームページにそのような記載があるかどうか、あらかじめ念入りに確認しておこう。
買取業者選びのポイントと、できるだけ高く売却するコツについて
ジュエリー、アクセサリーを売却するにあたっては買取業者の見極めが大切だ。信頼のできる業者を選び、悔いのない売却をおこなおう。
事前にサイトチェックは必須!
まずはホームページで買取価格表、相場表があるかどうかをチェックしよう。これがない業者ではこちらが目安を付けられないので、避けた方が賢明だ。また電話やメールの対応が早く、丁寧かどうかも大切なポイントになる。
スタッフの対応は要チェック
当日の地金価格を言えなかったり、査定人への引継ぎが悪い業者はおすすめしない。業者によっては査定人が直接対応してくれることもあり、これは優良店と言える。わからないことなどがあればどんどん質問してみよう。
ブランド品を買取している業者なら、地金だけではなく+αの評価が期待できる。ネックレスがブランド品の場合はもちろん、流行りのデザインのものや宝石付きのものなら、特にこのような業者を選ぶことが買取価格をあげるコツである。
何より重要なのは、その日の金相場を事前に知っておくこと。金相場は常に変化している。できるだけ相場が上がっているときに売ろう。
ネックレスの重さを測っておく
次にネックレスのクラスプを見てネックレスの品位(金の純度)を確認し、重さを測って地金の価値を計算する。ハカリはキッチンスケールなどでOK。大体であっても、自分自身で質と重さを把握しておくことが肝心なのだ。ここをしっかりとおこなっておけば、万が一悪質な業者に当たってしまっても買取価格から推察して回避することができる。
できるだけ新品に近い状態にしよう
新品に近いものほど高い評価を受けられる。傷のない、輝きの美しい品であることも査定に大切なポイントなのだ。長くしまっておいた品なら査定に出す前にホコリや汚れが付いていないか確認し、やわらかな布で軽く拭きとろう。ケースや保証書がそろっていればさらに価値が高まる。ノーブランドの場合にも+αとなるため、普段からきちんと管理し、失くさないようにしておこう。