金属探知機はトレジャーハンティングなどで活躍している。あるいは、金属の混入を防ぐために工場のラインに組み込まれていたり、金属の持ち込みに関する簡易検査として使われたりすることもあるだろう。
そうした金属探知機だが、不要になったときには、どのような方法で売ることができるのかは、あまり知られていないかもしれない。ここでは買取実績のある店の紹介や、買取相場などを調査してみた。金属探知機の売却を検討している人は参考にしてみてほしい。
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金属探知機は2種類ある
金属探知機は大きくわけて2種類ある。小型のものと大型のものである。それぞれ、鉄片や磁性体などを感知できるものか、鉄をはじめとする銅やアルミなど金属全般を感知できるものとがある。
小型金属探知機
小型の金属探知機は種類も多く、用途もさまざまである。片手で持てるようなハンディタイプのものから、埋設物を探知する高感度のものがある。さらにハンディ式には、警察や警備会社が使用するような、全金属対応で感知可能なリング型のほか、検針ができるようなリモコン状のものもある。さらには、壁の下地に金属がないか探すための探知機も存在する。
小型式のものはメーカーも多いが、一般的に手に入るものであれば、埋設物探知の金属探知機では「SHUOGO」や「HOOMYA」、ハンディ式のものであれば「FLOUREON」などがある。
大型金属探知機
大型の金属探知機は金属検出機とも言われている。大型の金属探知機は、製造業や流通業などの分野で多く導入されている。製造工程において金属の混入の恐れがある場合に、金属の検出をおこない、取り除く作業がおこなわれるのだ。
衣服など人の肌に触れるものや食品など人が口にするものでは、重要な役目を果たしている。製造業で使われるものには、コンベヤー型のものが多い。全金属対応のもののほか、検針などに特化し、鉄探知のみ可能のものもある。
その他には、空港や入場セキュリティの必要なイベントなどで使われるゲート式の金属探知機なども存在する。
市場に出てくることの多いコンベヤー式の金属探知機のメーカーには、「Anritsu(アンリツ)」や「ISHIDA(イシダ)」、「日新電子工業株式会社」に「HASHIMA(ハシマ)」などがある。
金属探知機の買取実績のある業者
では、金属探知機や検出器の買取実績のある店には、どのようなところがあるのだろうか。
小型金属探知機の買取実績のある店
測定器や測量器の買取サイト「MAJOR」では、埋設物探知式の金属探知機の強化買取をおこなっている。「TSトレーディング」や「オリンパス」、「フジテコム」のメーカーのものを中心に買取しているようだ。手持ちのものが、前者のメーカーに当てはまらない場合にも相談が可能のようなので、問い合わせてみても良いだろう。
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ハンディ式の検針器であれば、「エコランド」で買取が可能だ。
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しかし買取は小型かつ製造年が新しいものに限るとのこと。「HASHIMA(ハシマ)」や「SANKO(サンコウ)」の検針器を中心に買取しているようだ。
大型金属探知機の買取実績のある店
「開店市場」では、使用しなくなった金属探知機や検出器の買取が可能のようだ。全国どこでも無料査定が可能で、電話、メール、査定フォームなどから依頼ができるようである。状態などの相談をおこない、引き取り指定日に、商品をとりに来てくれるようだ。1点からの買取も可能だが、店舗や工場などの機器を大量処分することも可能である。
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「中古機械センター翔.COM」もまた金属探知機の買取が可能だ。神戸を拠点とし、西日本、東京での買取実績があるようである。問い合わせフォームから買取してほしい機械の情報を登録し、査定してもらうことができる。
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「高く売れるドットコム」も金属探知機の買取に対応している。
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こちらは総合買取ショップのため、金属探知機以外にも、買取対象商品が多い。買取方法には、宅配、出張、店舗での3種類がある。しかし宅配買取は商品の種類によって、出張買取への変更になるようである。こちらでの買取を希望する場合には、買取可能な方法を問い合わせてみると良いだろう。
ネットオークション・フリーマーケットアプリ
ヤフオクでは、ハンディ式のものからコンベヤー式のものまで、各種金属探知機を出品することができる。大きさに問わず、落札実績があるようだ。
一方、メルカリなどのフリーマーケットアプリでは、主に小型の金属探知機が売買されているようである。
金属探知機の買取相場
金属探知機の買取相場をチェックしていこう。
買取業者での買取相場
「エコランド」の公式サイトで公表されている買取相場を参考にしてみる。こちらでは金属探知機の中でも主に検針器の買取相場を公表している。
「SANKO(サンコウ)」の検針器
「APA-3000 ニードルアイ アパ3000」が13,892円で、「卓上型検針器 SK-1200」が10,419円。「鉄片探知器 検針器 SK-12TR」は17,365円の買取価格相場になる。
「HASHIMA(ハシマ)」の検針器
「卓上検針器 HN-450 ポータブル検針器」が24,311円、「卓上検針器 HN-500」が10,419円である。
「日本金属探知機製造」の検針器
「卓上検針器 鉄検知専用ATTER-78」は11,114円~12,156円の買取がされている。
その他のメーカーの検針器
「六甲通信工業所」の「縫製用検針器 NS-50」は13,823円で、「日新電子工業」の「卓上検針器ND37A」が10,419円である。
いずれも、機器の状態や市場相場などで変動するようだ。なお、その他の店では、ポータブル式や大型金属探知機の店舗での買取価格情報は、見つけることができなかった。
ネットオークションでの落札相場・小型金属探知機
小型の金属探知機は種類が多いため、ヤフオクにて代表的なものをピックアップする。以下のような落札実績が見られた。
「SHUOGOU」の探知機
「高感度金属探知機」は12,139円。
「FISHER」の探知機
「金属探知機 m-scope GOLDBAG-2」が12,500円。
「Hoomya」の探知機
「 新世代MD-3010II 高感度金属探知機 」は12,826円。
「HASHIMA(ハシマ)」の探知機
「ハンディ検針器HN-30金属探知機新品乾電池付」が12,000円。
「FLOUREON」の探知機
「LEDライト付き金属探知機」は3,306円。
このように、高感度の埋設物探知機は、10,000円~15,000円の間で落札されているケースが多い。ハンディ式のものは2,000円~3,000円の間で落札されているようだ。
ネットオークションでの落札相場・大型金属探知機
ヤフオクにて落札実績のある大型の金属探知機の相場を見ていく。
「Anritsu(アンリツ)」の金属探知機
「金属探知機KD3001AW」は298,000円で落札されている。取扱説明書付きでの落札だ。「金属検出機付ウエイトチェッカーKW5411BF3R・YA02418」は680,000円。同じ製品でも650,000円で落札されているケースもある。いずれも取り扱い説明書込みで出品されている。
「ISHIDA(イシダ)」の金属探知機
「金属探知機ID3-3008-PB-PB-080-D」は348,000円で落札されている。「金属探知機ID3-3013-PB/PB-080-A アルミ蒸着包装品対応 エアージェット選別」は340,000円。
「システムスクエア」の金属探知機
「金属検出機 SD3008W メタルディテクター」は240,000円で落札。「金属検出機 異物検査 W800xD508xH1098 META HARK 2SD2・3008W 2012年式 単相100V 取扱説明書付 商品番号:180420-D1」は300,000円の落札である。
「日新電子」の金属探知機
「金属探知機 MS-3112 ND-800i・SP」は148,000円。「em0466 金属検出機 探知機 日新電子工業 MS-3117 2007年製」は286,200円の落札だ。
「Anritsu(アンリツ)」の金属探知機は、ジャンク品であれば、下は20,000~30,000円のものがあるが、200,000~300,000円台での落札相場である。「ISHIDA(イシダ)」を始めその他のメーカーも大体、100,000円~300,000円台が落札相場になっている。
フリマアプリでの落札相場
メルカリでは1,000円~10,000円の間で、ハンディ式や埋設物金属探知機が売買されている。ハンディ式は2,000円~3,000円での取引が多いが、検針器などではさらに高額になる場合もあるようだ。埋設物探知ができる金属探知機は10,000円前後で落札されている。
金属探知機を売却する際のポイント
金属探知機・検出器を売却する際に、気をつけておきたいポイントをピックアップしておく。
稼働できるかどうかをチェックする
金属探知機や検出器は、る稼働ができるかどうか、不具合があるかどうかで買取価格に上げ下げがあるだろう。製品の状態は、買取の依頼をする際に尋ねられるケースがあため、細かくチェックしておくと良いだろう。
手持ちの金属探知機・検出器のメーカーをチェックする
国内で人気の高い金属探知機・検出器は、高額買取の可能性が高いようだ。例えば、「Anritsu(アンリツ)」や「ISHIDA(イシダ)」、「日新電子工業株式会社」や「HASHIMA(ハシマ)」などが人気のあるメーカーのようである。メーカーを確認しておこう。
早めに売却する
金属探知機は新品の方が高額買取になる。発売から5年を目安にどんどん査定金額は下がっていく傾向になるようだ。売却を考えている場合には、早めの売却が望ましい。ただし型式が古いものであっても、人気のあったもの、かつ状態が良ければ高額買取の可能性もないわけではない。
見た目の状態を整えておく
金属探知機・検出器の買取査定の際に、見た目がまずポイントとなるようだ。ほこりや汚れなどは綺麗に拭き取っておくと査定金額がアップする。
掃除の際には、まず電源を切っておこう。外部部品などのある大型の探知機の場合には、取り外し可能な付属品などをはずし、本体に傷をつけないように掃除していく。液晶パネルやタッチパネル部分を柔らかい布でふきとると良い。精密機器のため水にはくれぐれも注意しながら掃除しよう。付属品をチェックする
金属探知機のような電化製品では取扱説明書の存在が重要である。保証書や付属品などの初期装備がそろっているほうが買取価格は上がる。売却の際には探しておこう。
専門店での買取を検討する
金属探知機や検出器のような特殊な商品は、専門店での買取の方が高額買取の可能性があがる。正確な価格を査定することができるからだ。専門店での売却を検討してみよう。
まとめて売ると買取額アップ
買取業者での買取の場合、まとめ売りをすることで買取価格がアップすることがあるが、金属探知機もまたそうである。特に大型のものの場合、工場や店舗の閉鎖や一式買い替えに伴い、複数台の売却が必要になるケースもであるだろう。
そうしたとき、まとめ売りをすることで買取額がアップする可能性がある。特に同機種が複数台ある場合には、高額の可能性があるようだ。
まとめ
金属探知機の買取査定実績や相場情報をお伝えしてきた。金属探知機の査定基準は見た目の状態の良さ、新しさなどによって変化するため、売却をお考えなら、取扱説明書や保証書などの付属品を含めキレイに保管し、なるべく早めに買取に出すことが大切だろう。
またこういった特殊な商品の場合は、正確に査定してくれる専門店へ依頼することをおすすめする。