「何でも買い取ります！」をコンセプトにするリサイクルショップなどでは、日常生活の中で用いる雑貨や日用品の買取査定も行なっている。毎日使っている雑貨の中には、意外なブランド品やニーズが高いアイテムもあるため、「塵も積もれば山となる」を期待して大量に持ち込みをしてみても良いだろう。今回は、雑貨の売却や処分に悩む皆さんと一緒に、この商材の定義や高額査定情報を紹介していきたい。
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意外と高値で売れる！雑貨の定義とは？
雑貨とは、日常生活で使う「日用品」や「生活雑貨」の総称である。ファッション性の高い衣料品や飲料、食品については、毎日の生活で用いていても雑貨には含まれない。また雑貨に含まれる製品には、「メーカーの大量生産によって作られたもの」といった定義もあるため、唯一無二の存在である有名窯元で作られた食器や希少価値の高い古美術品などは絶対に雑貨には含まれないと言えるだろう。
このように世の中にそれなりに多く流通している雑貨には、リセールバリューに欠かせない「希少性」や「プレミア」といった要素はほとんどない。しかし雑貨買取市場が賑わう背景には、「少し高めの日用品を安く買いたい」という消費者のニーズがあるため、基本的にはリユースが中心の買取になることを頭に入れておくようにして欲しい。
高く売れる雑貨の種類と参考買取相場
では、リサイクルショップなどの買取店で歓迎される雑貨とは、一体どんな物なのだろうか？またショップの買取実績では、どのぐらいの金額で取引されているのだろうか？ここからは、雑貨買取の実例を通して売却のシミュレーションをしていきたいと思う。
鍋
バーミキュラやル・クルーゼなどの無水調理鍋は、新品未使用であればかなりの高額査定が狙える商材である。実際の買取実績を見てみると、バーミキュラの22cm鍋で2万円、同サイズのル・クルーゼココットで1万4千円といった査定額も非常に多いため、多少の手間がかかっても売却するメリットは十分に得られる商材と位置づけて良いだろう。実用性の高いティファールや平野レミ監修の鍋も新品であれば3千円～5千円の高価買取が期待できるため、台所の整理を兼ねて使わない鍋を雑貨として手放してみても良いかもしれない。
タオル
冠婚葬祭でもらうことの多いタオルセットも、高価買取実績の多い雑貨である。特にエルメス、ラルフ・ローレン、バーバリーといった人気ブランドのバスタオルなら、千円～3千円ほどの高額査定も期待できそうだ。タオルの買取価格には、外箱のコンディションも大事な要素となるため、湿気によるシミや歪みが生じないうちに早めに手放すことを心掛けるようにして欲しい。
グラス
タオル同様に贈答品としてもらうことの多いグラスも、バカラやティファニーなどのブランド品であれば、1万円前後の高価買取が期待できる。また3～5個ぐらいのセットグラスの場合は、学生やフレッシャーズ、新婚家庭の新生活用食器として高い需要があるため、無名であってもコンディションさえ良ければ比較的高く売れると考えて良いだろう。
置時計
インテリアとしても使える置時計も、比較的多くの買取店から歓迎される雑貨である。セイコーやシチズンといった国産時計メーカーの置時計であれば、メイド・イン・ジャパンによる信頼性によって3千円～1万円前後の査定がつく。これに対してカルティエやロレックス、グッチといったブランドの置時計であれば、ブランド品としても付加価値もつくため、雑貨とは思えないレベルの数万円といった高額査定も夢ではないと言えそうだ。
カラトリー
フォーク、スプーン、ナイフなどがセットになったカラトリーも、新生活を始める人たちから需要の高い雑貨カテゴリである。リーズナブルな価格で購入できるヘンケルスのカラトリーセットは、24本入りが3千円前後で買取られている。これに対して世界的な人気ブランド・クリストフルの場合は、7千円～1万円もの高額査定実績もたくさんあるため、使用予定のないカラトリーがあれば、早めに査定依頼にかけるようにして欲しい。
エコバッグ
スーパーマーケットでの買い物に欠かせないエコバッグも、ある種の消耗品という理由で、需要の高い雑貨のひとつである。ブランドなし・新品のエコバッグは100円～500円前後の査定が一般的であるものの、ライブツアーアイテムやブランドといった付加価値がつけば、1,500円～2,000円ぐらいで買取られるようだ。特にアーティストのツアーアイテムは、年を重ねるごとにプレミア的な価値が高まるため、大事に保管しておいても損のない雑貨と考えて良いかもしれない。
水筒
家計の節約やエコに欠かせない水筒も、真夏を中心に高く売れる雑貨である。サーモスやタイガーといった国産メーカーの水筒であれば、1,000円～1,500円前後の高額査定が期待できる。人気メーカーの水筒はシーズンごとにモデルチェンジを行なっているため、デザインや機能性といった面で「廃れないうちに売ること」も高価買取に欠かせない心掛けであると言えるだろう。
化粧品
女性の美に欠かせない化粧品も、意外と高値で売れる雑貨である。化粧品買取を率先して行なっているショップでは、「色が合わない」とか「肌質が変わってしまった」という理由で放置傾向の高い、マニキュア、香水、アイシャドウ、ファンデーション等も大歓迎している。特にシャネル、ブルガリ、ロクシタンなどの香水は、未開封品で3,500円前後の高額査定となるため、妊娠や出産といったライフスタイルの変化により使わなくなったコロンがあれば、早めに査定依頼をかけるようにして欲しい。消費期限がないと思われがちな香水の買取は、「購入から10年以内、開封から10年以内、残量7割」というのが査定可能な基本条件となる。
美顔器
肌の上でコロコロと滑らす美顔器も、雑貨として買取可能なカテゴリである。人気美顔メーカーMTGのプラチナ電子ローラーやリファカラットであれば、8千円～1万2千円前後の高額査定が期待できる。またエステや美容クリニックと比べて遥かにリーズナブルな美顔器は、若い世代の女性たちの間でも大変人気の高いアイテムのため、マイナーな企業で作られた製品でも1,000円～2,000前後の査定がつくと考えて良いだろう。
アウトドア用品
夏フェス人気が高まる近頃は、テント、バーベキューグリル、折りたたみチェアといったアウトドア用品も、高価買取対象となっている。特に人気メーカーコールマンやスノーピークなどの商材であれば、小さなランタンであっても3,000円前後の高額査定が期待できる。また70年代に製造された廃盤品であれば、同じランタンでも7,000円近い査定が出るため、長きに渡って収集したアウトドア・登山用品の売却にも、メリットは十分にあると言えるだろう。アウトドアグッズは耐久性も大事な要素となるため、将来的な売却を考えるなら、日々の扱いやメンテナンスもしっかり行うようにして欲しい。
まとめ
日々の生活に自然と溶けこむ雑貨について、「どんなものが高く売れるのか？」といった疑問の答えを紹介してみた。自宅に眠る雑貨を一気に売却する際には、段ボール箱に入れるだけでOKの宅配買取サービスを利用してみても良いかもしれない。また納得の売却先がなかなか見つからない場合は、ブランド名や品目を入力するだけで使える当サイト・ヒカカク！の利用もおすすめだ。
