エリアの古物市場は、古物商にとってもぜひ知っておきたい情報になる。いろいろなアイテムを取引している古物市場が全国に見られるようになっているので、警察のサイトなどを利用して情報を集めておこう。
古物市場を主催する古物市場主になるときには、警察署で手続きを行うのがルールになっている。したがって、警察に問い合わせればエリアの古物市場についてもわかることが多い。今回は、静岡の各エリアにある古物市場をリストアップしてみた。
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浜松市で開催されている古物市場
静岡県の県庁所在地である浜松市には、さまざまな品物を取引する古物市場がある。静岡県警察のサイトでは、古物市場のリストが公開されている。取引をしている品物の種類も紹介されているため、仕入れに利用できそうな古物市場を選ぶことが可能だ。
美術品を取引する古物市場
浜松市には、美術品を取引している古物市場が多く見られる。例えば、浜松骨董市場や浜松古美術会などは、静岡県警察のサイトで紹介されている古物市場だ。また、浜美会や丸の日会といった古物市場も、美術品を取引している。
骨董品や古美術などを扱うお店を開きたい場合、こういった古物市場を利用してみると、スムーズに在庫がそろう可能性が高い。参加するための条件は市場によっても異なるが、代表電話が公開されていれば、参加の条件や出品方法などを聞くことができるだろう。
時計や宝飾品を取引する古物市場
時計や宝飾品を取引しているのが、浜松市の橋本会や西交会だ。時計や宝飾品といった品は中古でも高額なことが多いが、人気が高いものであればすぐに売れる可能性がある。相場よりも安く入手できる点は、古物市場ならではのメリットだ。
購入するときに多少コストがかさんでも、中古品を販売して一定の利益がでれば収益があがる。古物市場を利用していると、エリアの取引情報にもコンスタントに触れられるだろう。
書籍や道具類を取引する古物市場
古本の取引をするときには、浜松書籍市場などが利用できるかもしれない。古本は各地に市場があるが、遠方の市場を利用すると輸送費がかさむ心配がでてくる。営業を行うエリアに市場があれば、入手した品をすぐに店頭に並べられるだろう。
浜松市にある道具類の市場としては、浜名湖Rオークションなどが有名だ。ちなみに、古物としての道具類は家具や楽器といった品物を指す。CDやDVD、ゲームソフトも含まれており、道具類に分類される品物のカテゴリーは幅広い。
静岡市で開催されている古物市場
静岡市の場合も、いくつかの古物市場が警察のサイトで紹介されている。代表の電話番号を公開している古物市場も見られ、コンタクトが比較的取りやすいのが静岡市の古物市場だ。
美術品を取引する古物市場
静岡市には、美術品を取引している古物市場が多く見られる。例えば、静岡古美術交換会や静岡古美術市場などは、美術品を対象にしている古物市場だ。また、静岡水琴会や静岡壱の会、静岡美術商組合も、美術品を取引している市場にあげられる。ちなみに、美術品に含まれるのは、書画や彫刻といった美術的な価値がある品だ。
かつては実用品の1つでもあった刀剣や茶道具などは、古美術品として扱われることが多く、美術品を対象にした古物市場で広く取引されている。こういった美術的な価値がある品を出品する場合は、汚れやほこりは極力落としておいたほうがいいだろう。
書画は保管状態によってはカビが生えることがあるので、湿気が多い場所に仕舞うのは避けたい。店舗で販売するときには、商品を陳列する店内や保管倉庫の空調にも少し気を付けておこう。
取引をする前に、総合美術買取センターなどで無料査定を受けておくのも1つの方法だ。プロが多く集まる古物市場は、取引する際にある程度の予備知識が必要になる。品物の価値を正確に見極められないと、損をしてしまうこともあるので気を付けたい。
買取価格
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許可番号
ポリシー
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車を取引する古物市場
車を取引する古物市場が目立つのも、静岡市の特徴だ。静岡県中古自動車販売商工組合オートオークションや、株式会社スズキ自販静岡静岡営業所などは、自動車を取引する古物市場として警察のサイトで紹介されている。中古車の取引を行うお店としては、例えばガリバー(Gulliver)などが有名だ。
中古車を扱うビジネスを始める場合は、静岡市にあるような地域密着型の古物市場も利用してみる価値があるだろう。車は、インターネットの通販で販売されるケースが増えている。売れそうな車種を古物市場で手に入れておけば、全国の顧客に広く販売することが可能になる。
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沼津市で開催されている古物市場
沼津市の古物市場は、それぞれ美術品、書籍、時計や宝飾品といったさまざまな品を取引している。車の古物市場もあるので、中古車をメインに取引をしていきたい人もリストをチェックしておくと役立つかもしれない。
美術品を取引する古物市場
沼津古美術交換会や沼津二十二日会、静岡4の日会は、美術品を取引する古物市場だ。美術品の古物市場は全国的に多い傾向があるが、静岡県の場合も古物市場のかなりの割合を占めている。
沼津市ではこういった複数の古物市場が利用できるので、選択肢には比較的恵まれているといえるだろう。古物市場は、予告なしに閉鎖されるケースも見られる。警察のサイトでは随時情報の更新を行っているが、時期によっては最新の情報が見られないこともあるので、注意をしておこう。
時計や宝飾品を取引する古物市場
時計や宝飾品は、静岡県東部質屋協同組合や東交会の古物市場で取引が行われている。静岡県東部質屋協同組合は、沼津市はもちろん、熱海市や三島市、富士宮市といった静岡県東部の質店が多く加盟している組織。この組織は、静岡県質屋協同組合の拠点の1つでもある。こちらの協同組合では、質流れ品のバーゲンセールも折に触れて開催している。
バーゲンセールでは、シャネルやグッチなどの有名ブランドのバッグや宝飾品、ロレックスの時計などが格安の価格で販売されるため、チェックしている人も少なくない。相場よりも安い価格で品物を仕入れたいときには、こういったバーゲンセールをぜひ利用してみよう。
書籍を取引する古物市場
書籍を取引する沼津市の古物市場としては、東部古書交換会などがあげられる。本や雑誌にもトレンドがあり、人気がある品はヤフオクなどのオークションでも高い金額で落札される。
東部古書交換会で取引をするときにも、高く売れそうなジャンルの本や雑誌を狙うと、メリットが大きくなるかもしれない。CDやDVDなどの付属品があるときは、一緒に出品するのが高い金額で取引をするコツだ。
熱海市で開催されている古物市場
温泉地として有名な熱海市でも、さまざまな古物市場が開催されている。熱海市の場合は、美術品を取り扱う古物市場が多いのが1つの特徴だ。
美術品を取引する古物市場
日本画商相互会や東京画商などは、絵画を中心に取引している古物市場としてあげられる。日本現代版画商交換会や協同組合ぎやらりいアソシエーションなども、熱海市の古物市場として登録されている。
また、刀剣などを扱っているのが、美術刀剣大宮会。刀剣はファンが多い品だけに、古物市場で良いものを手に入れることができれば、営業にもプラスになるだろう。静岡県で活躍した武将、徳川家康とも縁が深い村正などは妖刀として知られており、コレクターからも注目される1品だ。
ただ、名刀には偽物も多いため、古物市場で取引する際にもしっかりと鑑定できるスキルを身につけておく必要がある。そのほかにも、熱海市にはのろのろ会や日本橋会、岩井会といった古物市場もあるので、いろいろな場所で取引ができるだろう。
時計や宝飾品を取引する古物市場
熱海市の古物市場の一つである七宝会は、時計や宝飾品を取引している。熱海市でこういった品を扱う質店を開く場合は、静岡県東部質屋協同組合などに問い合わせてみるのもいい方法だ。
古物商として営業するうえでも、流通ルートはできるだけ多く確保しておいたほうがいいだろう。古物商以外の一般の人が参加できるオークションなどもあるので、積極的に利用してみると取引がスムーズにできるようになるかもしれない。
そのほかの地域で開催されている古物市場
静岡県では、富士宮市や掛川市、磐田市といった地域でも古物市場が数多く開催されている。取引されているのはやはり美術品が多く骨董や古美術品の店を経営するときには、一度のぞいてみるのもいいかもしれない。古物市場で実際に取引をしてみると、価格交渉などの駆け引きの仕方もわかってくることが多い。
価格交渉は、品物を有利に取引するためのテクニックの一つであり、一般の顧客もトライし始めている。査定額の比較も高価買取してもらうためのポイントとして知られているため、営業を始める前には古物市場でしっかりとスキルを磨いておこう。
美術品を取引する静岡県のそのほかの地域の古物市場
例えば、磐田市には遠州磐田骨董の会や遠州醍醐荘骨董の会といった古物市場がある。島田市の島田古美術交換会、掛川市の大須賀骨董の会なども、美術品を取引している古物市場の一つ。富士宮市や伊東市でも、美術品を扱う古物市場が開かれている。
車を取引する古物市場が多い三島市
三島市には、車を扱う古物市場が多く集まっている。三島オート販売株式会社の本店や支店が市内には点在しており、中古車の取引が活発に行われているのが三島市の特徴だ。株式会社スズキ自販の静岡三島営業所や伊東営業所なども、車の古物市場として登録されている。
中古車を高く売りたい場合にも、やはりいくつかの店舗で査定を受けるのがいい方法だ。ガリバー(Gulliver)などが提供している無料査定のサービスは、車を高く売りたい人が気軽に利用している。
車内の清掃を簡単に済ませておくこと、モデルチェンジのタイミングを狙うこと、などは、中古車を高価買取してもらうためのアプローチとして有名。静岡エリアで中古の自動車やオートバイなどを扱う予定があるときには、このような古物市場もチェックしておくと役立つかもしれない。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まとめ
静岡県の古物市場では美術品を扱うことが多く、車の取引する古物市場も目立っていた。骨董品や古美術などを扱うお店を開きたい場合は、古物市場を利用してみるとスムーズに在庫がそろう可能性が高く、相場よりも安く入手できる場合もある。
取引する際は、ある程度の予備知識が必要である。品物の価値を正確に見極められないと、損をしてしまうこともあるので気を付けたい。総合美術買取センターなどで無料査定を受けておくことでそのものの価値を知ることができる。価値がわからない人などは一度査定を受けてみてはいかがだろうか。