国内のみならず、今や海外でも人気が高まっている日本酒。日本でも全国でイベントが開催されると多くの人で賑わい、全国各地の地酒が豊富に揃っている居酒屋も多数ある。日本酒の魅力は、一口に日本酒と言っても、その酒造や銘柄によって香りや味わいの特徴は様々なことだろう。
そんな日本酒の中でも客人(まれびと)は、ローマ法王への献上酒として知られている日本酒である。
1800年代前半から続く石川県の金沢中村酒造がつくっている、シリアルナンバー入りの限定酒である。
「地酒は地元の原料を使ってつくるもの」というコンセプトのもと、石川県の地元の材料をつかって能登杜氏が製造している、こだわりのつまった日本酒である。
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地酒にこだわる中村酒造
いつしか日本酒市場は、本来の「日本人の主食である米の恵みに感謝し、地域の文化としての酒造りを通した食文化を守り育てる」という重要な価値観より、大量生産、大量販売による生産効率やコストを優先にする酒造りが主流になってしまった。
中村酒造はこのような流れを踏まえ、今一度、「地酒」にこだわり、「地酒」という新しい概念を創り、発信していくことが日本酒の再生を促すために必要と考え、酒造りに取り組んでいる。
「地酒」と呼ぶには、その土地で生産された原料(米)をその土地の人・水・気候・風土で醸すことが最低限の条件であると考え、「地」にこだわり、「地」の恵みを十分に育むために、有機製造者の認証も取得している。
原料米もローマ法王への献上米
「客人」の製造に使われているお米は、「神子原米(みこはらまい)」100パーセント。聖なる名を持つ非常に希少な高級ブランド米である。
有名料理番組でも「厳選素材」として取り上げられたことがあり、お酒だけでなくこのお米もローマ法王への献上米である。
生産量が少ない希少米
お米の産地は石川県羽咋市。この地域は、お米作りに適した寒暖差と非常に綺麗な水に恵まれており、ここで採れるお米は毎年高く評価されている。
なかでも「神子原米」は収穫量が少なく、非常に希少なお米だ。というのも、石川県羽咋市にある集落 “神子原地区” で採れたお米のうち、審査を通ったもののみを指すためである。
元々の作付面積が広くないうえ、無理な増産をしていないため年間500俵ほどしか採れないそう。1俵=約60キロとして、たったの30トンだ。
純米酒の理由
そして、そのお米のおいしさを十分に生かして個性的な旨味を引き出すために、「客人」の精米歩合はあえて65パーセントにとどめ、お米の個性を残しているという特徴がある。
大吟醸ではなく純米酒なのは、そのような理由からなのである。
酵母と水のこだわり
「客人」は、日本酒用の酵母にワイン酵母をブレンドして醸造されているというめずらしいお酒である。
そのフルーティな香りと味わいは、ワイン酵母によるところもあるのだ。
廃水処理までのこだわり
水は、手取川の伏流水を使用。硬度の低い軟水を使ってじっくり低温で発酵させることににより、なめらかな日本酒が造られているのである。
そして、この綺麗な水を将来に残すため、化学薬品を使わず「散水濾床方式」という方法で廃水処理をしている。中村酒造からの排水には、化学薬品は一切含まれていないのである。
硬水か軟水か
なお、日本酒には一般的に硬水が使われることが多いが、それは硬度の高い水は酵母がよく発酵し、お酒の腐敗が起こりにくいためである。また、硬水は酵母の栄養となるミネラルを豊富に含むため、安定したお酒を作ることができるというメリットもある。
ただし、現代の技術できちんと管理すれば軟水を使ったからといって腐敗が起こることはなく、それだけの理由で硬水を選ぶ時代は終わっている。高級な日本酒にはむしろ軟水を使うことが増えてきているのである。
ボトルのこだわり
陶器でできている「客人」の容器は、お米と同じ石川県羽咋市にある窯元で手作りされている。この容器もまた、非常にこだわってつくられたものである。
容器に葉が焼き付けられているが、これは本物の葉で、この地域にある気多大社の神域で採取した生の葉をそのまま焼き付けたものである。贈答用に喜ばれる、これ以上ない縁起の良いお酒だ。
買取価格相場
「客人」は、買取店により評価のわかれるお酒である。
手に入れにくい希少な品で、ローマ法王への献上酒という話題性のある日本酒ではあるが、精米歩合などの点で低く評価されることもある。平均すると2,000円前後で買い取られることが多い。
定価は、34,560円。
中村酒造のお酒の評価
いろいろな面で評価されている中村酒造は、今回紹介している「客人」はもちろんのこと、「AKIRA オーガニック純米」という有機純米酒も評判が良い。
蔵元が有機認証を取得するのは容易ではなく、厳しい基準をいくつもクリアしなければならない。
日本で取得している蔵はわずか10蔵しかなく、そのうちの1つが中村酒蔵なのである。また、現在はヨーロッパの有機認証も取得しており、海外での展開も注目されている蔵元だ。
日本酒の評価方法
買取店には様々な日本酒が持ち込まれており、その買取価格はまちまちであるが、中でも高く買い取ってもらいやすいお酒とはどういうものなのか、解説していこう。
人気のある銘柄かどうか
買い取ったお酒は長く在庫として抱えたくないため、店側としてはすぐに売れる人気銘柄をなるべく買い取りたい。ゆえに、人気銘柄や、おすすめできるお酒などが高く売ってもらえる傾向があるのだ。
新しいお酒かどうか
熟成タイプのお酒を除き、一般的な日本酒の賞味期間は約1年間である。
そのため、製造後半年以上たっているお酒は買い取ってもらえない可能性が高く、また買い取ってもらえたとしても低く評価されてしまうことが多い。賞味期間の短い日本酒は、できる限り早く査定に出すのがポイントだ。
良い状態で保存されているかどうか
お酒を開封せずに保存状態が良いかどうかを見極めるのは素人には難しいが、専門家であれば外から見ただけでもある程度は把握できる。
そのため、家庭で保管する場合は、適切な温度で光のあたらない場所に保管しよう。
化粧箱に入っているかどうか
「客人」は木箱に入った状態で販売されている。
日本酒の場合は化粧箱に入って売られているものも多いが、そういった場合は箱がついているかどうかで買取価格が変わるほど、箱は重要な要素なのである。少しでも高額査定をしてもらえるよう、箱に入れた状態で売却しよう。
箱以外でも、何か付属品があった場合はそれも査定対象になるので、ぜひ一緒に査定に出してほしい。
空ボトルの価値
お酒の買取店のなかには空ボトルを買い取っているお店がある。変わったボトルに入っている高級酒の場合は空ボトルにも価格がつく可能性があるので、一度調べてみると良いだろう。
買い取ってもらえるのは、超高級ワインのボトルや、高級素材でつくられているボトル、人気銘柄の限定ボトルなどが中心である。めずらしい容器に入っている場合は買い取ってもらえるかもしれないので、念のため問い合わせてみよう。
日本酒を高く買い取ってもらうコツ
せっかく売却するのであれば、高価買取を目指したいところ。そこで押さえておきたいポイントがいくつかある。査定前に自分でできることがほとんどなので、ぜひ試してみてほしい。
外見も綺麗に掃除しておく
どんなに高価で貴重なお酒であっても、その中身さえ大丈夫であればいいという訳ではない。他のブランド品と同じように、外見のコンディションも査定時の重要なポイントになってくるのである。特に飲まずに保管されていたお酒は、倉庫や床下収納に長期間放置されていたりと、ホコリや泥などで汚れてしまっていることも多い。
綺麗にするポイントとしては、ボトル本体はもちろん、ラベルやキャップ、付属品に関しても取れる汚れは全て繊維の細かい柔らかい布で優しく拭き取っておこう。ただしラベルは、長期間経ってしまって劣化している場合もろく崩れてしまうことがあるので、無理して拭くくらいならばそのままにしておいたほうがいいだろう。
複数本ある場合はまとめて売る
お酒が複数本あるなら、まとめて売ると査定金額が上がりやすくなる。買取業者によっては、本数によって買取金額がアップするキャンペーンを行なっているところも多い。もちろん、1本だけということで査定が下がるわけではないが、複数あるのであればまとめて売った方が、査定が上がりやすいということだ。お酒がたくさん余っているなら、一つの業者にまとめて売ることで手間も省けて良いだろう。
複数業者の査定額を比較する
高額買取店を見つける一番簡単な方法は、各店の買取価格を比較してみることである。どの店がいくらで買い取っているかを調べれば、一番良い条件で買い取ってくれる店が見つかるだろう。買取⾦額は、お店の在庫状況にも左右されやすく、A社では5万だったがB社では10万以上だったなどということもあるため、複数社に査定を依頼しておく方が良い。もし⾦額に納得ができなかった場合のことを考慮して、「とりあえず価格が知りたい」ということを伝えておけば安心だろう。
サービス充実のお酒買取店「ファイブニーズ」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
数ある買取店のなかでも、ユーザーにとって利便性の高いお店を挙げるなら「ファイブニーズ」だろう。
実店舗は、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡博多にあるが、出張買取や宅配買取も行っているので、日本全国どこからでも査定に出すことができる。
ここの売りは、豊富な知識経験に基づく高額査定、査定スピードの速さ、そして買取や査定方法の充実度の高さである。手間をかけずに速く、高く売りたい場合におすすめの買取店だ。
まとめ
ここまで、高級日本酒「客人(まれびと)」の買取事情や買取金額について述べてきた。希少な日本酒であるだけに、もし売りに出す場合は満足できる結果に繋げられると良いだろう。
買取において、売りたいものの相場を把握しておくことは大切なポイントになる。高い金額での買取につなげるために、事前のリサーチは必ず行うべきなのだ。当サイト「ヒカカク!」には、上記の業者以外にも様々な買取店を掲載している。相場や買取対象商品を知るためにもページを確認してみると良いだろう。