黒龍 二左衛門は、黒龍酒造株式会社で製造されている日本酒のことである。成分として35%の精米、兵庫県東条産山田錦を使用している。日本酒度は+2.5、アルコール分は15度、杜氏は畑山浩となっている。
黒龍は日本でも希少価値が高い日本酒として知られている。幸運にも黒龍 二左衛門を手に入れたが、飲む機会がないという場合は、手放すのも1つの手段である。今回は日本酒や黒龍についてまとめたので、参考にしていただき、より納得のいく取引をおこなってほしい。
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黒龍の特徴
黒龍は日本酒の名酒として幅広く認知されている。黒龍を製造する黒龍酒造株式会社ではほかにも高級銘柄が知られている。ここではそんな人気のある黒龍について特徴とその理由をまとめた。
黒龍は王道の山田錦を使用し、白山山系の雪解け水を利用、自然の恵みを一身に浴びながら醸造される。黒龍酒造の特徴として、大吟醸酒を先駆けて商品化したことがあげられる。また黒龍酒造は吟醸酒の普及につとめたパイオニアでもある。
黒龍酒造で製造している他銘柄としてしずく、火いら寿、石田屋などが知られており、一度は飲みたい日本酒として有名である。
黒龍の主要銘柄を紹介
黒龍の中でも酒類がいくつかある。ここでは主要銘柄に関して、簡単に紹介する。黒龍・特吟は、黒龍の初心者に向けて適した大吟醸酒となっている。
きれいな日本酒において独特の吟醸香と、透き通る味わいとなっている。九頭竜・大吟醸は熱燗用の大吟醸酒となっている。人の舌は冷たいものよりも温かいときのほうが味わいが分かるという。
熱燗をすることで、日本酒の本当の味わいが分かるだろう。黒龍・龍は山田錦を精米歩合40%で使用、低温熟成したものである。
精米歩合とは
精米歩合とは、「精米した後の白米の、玄米に対する割合」のことだ。日本酒に使用されるお米は、玄米の状態から削って使用される。お米は中心になるほど香り高くなるといわれている。
精米歩合とは、その米がどのくらい削られたかを示す数字になっている。日本酒の種類によって、大吟醸では精米歩合39%、吟醸酒では精米歩合55%となっている。これは米を半分削っているということになる。
特定名称別の精米歩合規定
一口に日本酒といっても、種類があることをご存じだろうか。同じ名前の日本酒であっても、吟醸や大吟醸などの表記が異なることがある。大吟醸などの表記は、日本酒に使用される米の精米歩合によって決められている。
ここではそんな特定名称と精米歩合について説明する。特定名称が普通酒、純米酒については精米歩合に規定はない。本醸造酒は70%以下、特別本醸造酒と特別純米酒と吟醸酒では60%以下、大吟醸酒では50%以下となっている。
精米することのメリット
精米歩合が低くなる(多く削る)ほど、最終的な日本酒の値段は高価になっていく。米を多く削ることでどんな変化が起きるのか説明していく。
香りがより強くなる
日本酒を飲んだあと、口にほのかに残る香りは吟醸香と呼ばれている。吟醸香は一般に、精米歩合が低いほど現れてくるといわれている。よりよい吟醸香を日本酒に加えるためには、製造の発酵の段階で酵母を飢餓状態にすることが必要である。
そのために、米についている栄養をあえて削り落とす。そうして一工夫をくわえられ加工したのが日本酒である。
味わいが研ぎ澄まされる
精米歩合が低いほど、日本酒の味わいがスッキリと研ぎ澄まされるといわれている。
日本酒に使用される米について
日本酒は米を原料としている。米によって最終的な酒の味に大きな影響を与える。ワインが種類ごとにブドウを分けているように、日本酒でも使用する米の種類を厳密に規定している。
普段我々が食べている米の種類と異なり、日本酒製造に改良された米を酒造好適米、または酒米と呼んでいる。酒造好適米に種類は多くあり、日本酒の作り手は目的に応じて米の種類を選択していく。そんな酒造好適米で一番使用されているのが山田錦と呼ばれる品種である。
山田錦を使わなければ全国新種鑑評会の金賞をとれないとの逸話があるほどである。山田錦は昭和11年に兵庫県でうまれた。酒造好適米の山田穂と短稈渡船の掛け合わせによって改良された。
玄米は外層にタンパク湿や脂質を多く含む。しかしこれらの栄養分が日本酒の雑味になってしまう。したがって、玄米からタンパク質や脂質を取り除く作業が必要となるが、このときに米の心白と呼ばれる部分が割れてしまうことがある。
特に高品質な日本酒を作るために、精米歩合を下げるほど、この心白に影響がでやすい。山田錦は比較的大粒な品種となっており、高精米でもこの心白部分が割れにくくなっている。
雄町
その他の酒造好適米として、山田錦と比されるのが雄町である。1859年に、岡山にて産出された。この米の元となったのは丈の高い稲穂である。日本酒作りに重要な心白は球形で大きく、柔らかいのが特徴となっている。
亀の尾
その他、亀の尾とよばれる品種もある。亀の尾は1893年に山形で産出された。現代に残る米の、さまざまな食用米や酒造好適米の親となっている品種である。
一時期作り手が途絶えるなど、存続が危ぶまれたが近年再評価され、亀の尾に挑む作り手が増えてきた。他にも、新潟で生まれた五百万石、広島で生まれた八反錦、兵庫県の愛山、広島の千本錦、白鶴酒造が開発した白鶴錦、高木酒造が開発した酒未来などがある。
日本酒造りに重要性の高い水について
日本酒に大きく影響を与えるのは原料となる酒造好適米のほかに、水がある。水は日本主成分の約80%もの割合をしめる。酒造りに利用される水は酒造用水とくくられる。
酒造用水はさらに、日本酒の直接的な成分となる醸造用用水と瓶詰めに使用される瓶詰め用水にわけることができる。醸造用水と瓶詰め用水は次の目的で使われている。醸造用水は、洗米や・浸漬用水、仕込み用水、洗瓶用水などに利用される。
瓶詰め用水は、割水用水(加水に使うための水)に利用される。酒造りでは、仕込んだ米の50倍の水が必要となる。中規模の蔵で仕込む米の量が1,500キロといわれているので、使用する水は7万5,000リットルとなる。
家庭での平均使用量は、2人暮らしで16.2リットルといわれている。2人暮らしでが4,629もの家庭の水を使用することになる。
酒造用水の基準について
日本酒造りに利用される酒造用水は、水道水よりも成分が厳しく限定されている。日本酒造りに悪影響である鉄とマンガンについては厳密である。鉄の基準値は0.3ppm以下であるが、酒造用水の基準値は0.02ppm以下である。
マンガンは水道水が0.05ppm以下であるが、酒造用水は0.02ppm以下と、半分以下となっている。どうして酒造用水では基準が厳しくなるのだろうか。日本酒に鉄が多く混ざると、変色や風味の劣化の原因となる。
鉄は日本酒造りにおいてもっとも注意される成分のひとつとなっている。マンガンは、含有成分として多く含まれると、紫外線による劣化が早めてしまう。そのほか、日本酒に影響を与える成分として重金属類やアンモニア、亜硝酸などがある。
これらの成分に関する基準も厳しく設定されている。これらの成分は日本酒に悪影響を与える有害成分である。一方で、日本酒作りに有用な成分が多く含まれることも重要である。
たとえば、微生物の栄養となるマグネシウム、カリウム、リン酸などである。これらの成分は飲料用ではなく、醸造用の水として重要な要因となる。日本酒の多くの割合を占める水は、日本酒の風味を決める大きな要因である。
そのため、日本酒造りをおこなう蔵では自敷地内から地下水をくみ上げることが多い。しかし最近では生活排水などの環境問題により、水質が変化している。地下水をくみ上げている蔵では、このような水質の変化に対して、精密ろ過やイオン交換などを通じて、日本酒に適した水となるようにひと手間加えている。
名水が酒蔵を作る
酒造りに影響を与える要因として次のことがあげられる。
- 1.高品質な原料
- 2.杜氏などの人員
- 3.酒造りに適した気候
- 4.良質で大量の水
高品質な原料
高品質な原料に関しては、流通の発達した現在では垣根が低くなってきた。原産地から離れていても、交通により原料を手に入れることができる。
杜氏などの人員
杜氏などの人員に関しても、酒造組合での技術共有、機械の導入などにおり人員削減などの変遷をへて、ハードルが低くなっている。
酒造りに適した気候
気候に関しても、空調によって気温を一定に管理できるため、従来では厳しいとされていた地域でも醸造を展開できるようになってきた。
良質で大量の水
しかし、最後の条件である良質で大量の水に関しては、いまだにハードルが高い。さきほど説明した通り、仕込んだ米の50倍の水が必要なる。これを仮に、タンクローリーなどで移送すると、莫大なコストとなってしまう。
したがって、酒造りに利用できる名水が近くにあることは、日本酒を作るうえで最大の条件なのである。名水の地に酒造が多く集まるとは昔から言われており、もはや名水が酒蔵を作るといっても過言ではない。名水地として知られているのは、新潟の信濃川や富士山周辺である。
とりわけ水で有名なのは灘の身や水として知られる兵庫県・灘地方である。
灘の宮水について
兵庫県灘地方は、古来より名酒の産地として知られていた。この名酒を作っていたのは宮水によるところが大きい。宮水は成分中に鉄分が少なく、カリウム分が豊富である。
宮水で仕込まれた酒は、辛口の酒になる。一方、同じ関西でも京都・伏見の軟水を利用した酒は甘い酒になる。この2つの味の違いから、灘の酒を男酒、伏見の酒を女酒と呼ぶ。
江戸時代に水質の重要性が周知されたようだ。そのため、江戸時代では酒蔵に品質のいい宮水を売る商売も成り立っていた。
黒龍 二左衛門の買取相場について
黒龍の名前は文化元年に創業した黒龍酒造に由来している。黒龍 二左衛門の買取相場は27,000円前後となっている。もとは720ml入っており、10,000円程度だったが、入手が困難で価値があがり3~4倍の価格になるようだ。
日本酒はワインと違い賞味期限があるため、飲まない場合はできるだけ早めに手放した方がいい。ここでは黒龍 二左衛門の買取ができる業者を紹介する。黒龍 二左衛門は高価な日本酒なので、よりよい価格で取引をおこないたい。
そのためには複数の業者に査定を依頼し、その結果を比較する必要がある。より納得のいく取引ができるよう、今回紹介する業者のいくつかを利用し、比較をおこなってみてはどうだろうか。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は、年間買取150万件以上の実績がある業者で、酒類以外にも多品目に渡り取り扱っている。大黒屋では高級日本酒の買取に実績があり、黒龍酒造の中では黒龍しずく、その他獺祭や田酒などを取扱っている。査定は電話、LINE査定、宅配キットなどでおこなうことができる。
いずれにしても査定自体は無料である。さらに結果がでるまで最短で30秒しかかからないので、複数の業者について査定比較をおこないたいなど、急ぎの場合は便利である。
SPANA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
SPANAはお酒買取専門の業者であり、東京都に本店を構えている。有名な一四代や田酒について買取実績があり、もちろん黒龍の買取もおこなっている。査定は、電話やFAXのほか、ホームページ上にある無料査定フォームを利用するか、LINE査定をおこなうことができる。
これらの方法で申し込んだあと、仮査定金額の連絡がくる。そのご、宅配で現物を送ることで本査定に入る。もちろん、査定金額が希望と異なっていた場合は、無料で返却してくれる。
店舗が東京にしかないが、買取は宅配買取という方法でも行っているので、全国から取引が可能である。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
レッドバッカスは和酒(日本酒や焼酎)だけでなく、ワインやウイスキー、ブランデーなど手広くお酒を扱っている業者である。査定方法はWEB査定、LINE査定、FAX査定などを利用できる。レッドバッカスのほかの業者との違いは、上乗せ方式、オークション代行をおこなっていることである。
特に、オークションを利用したいが煩雑な手続きが面倒といった方はレッドバッカスが適しているだろう。
まとめ
黒龍はネームバリュー、味わいともに最高級の日本酒である。せっかくの機会だから飲むのもいいが、日本酒を飲みなれていない方もいるだろう。日本酒を常温や直射日光のあたる場所で保存していると風味が劣化してしまう。
そのため、自分で飲まない場合は手早く手放すのがよい。高額な日本酒をより高く取引するルールは1つだけで、それは複数業者に査定を依頼し、その結果を比較することである。今回紹介した業者を利用して、より納得のいく取引をおこなっていただければ幸いである。