黒龍 無二は黒龍酒造から販売されている日本酒である。日本酒業界で初の試みとなる、メーカー主導の入札会が開催され出品されたのが黒龍 無二だ。
製造本数が少なく、入札会が毎年開催されないため、幻の日本酒とも称されるほど人気の高い黒龍の中でも特別な製品だ。黒龍 無二を所有しているのであれば、高価買取が期待できるため売却を検討してみよう。
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黒龍酒造とは
黒龍酒造は、初代蔵元の石田屋仁左衛門から現在に至るまで手作りの日本酒を追求してきた酒造メーカー。その黒龍酒造が製造する日本酒のブランドが黒龍だ。
黒龍の名前は、九頭川の古名である黒龍川に由来している。福井県を流れる一級河川九頭竜川周辺に黒龍酒造が創業されたのが1804年であり、その歴史は現在まで200年以上に及ぶ。
黒龍酒造に転換期が訪れたのは、七代目蔵元の水野正人就任時だ。蔵元が自らフランスやドイツなどワインの産地へ出かけ、ワインの熟成を日本酒に応用しようと考えたことがきっかけである。生産量は少ないものの、品質の高い清酒造りにこだわり、研究を続けたことが現在の黒龍ブランドの礎となった。
黒龍酒造が全国で人気を集めたのは、昭和50年あたりに大吟醸 龍を販売、「日本一高価な日本酒」として知名度が高まったからだ。この当時は、制度の中に「大吟醸」という区分はなく、黒龍酒造が先駆けて大吟醸を世に送り出したのだ。
また、新ブランド無二シリーズは日本酒業界初の入札形式を採用、各新聞社・メディアにも取り上げられた。これまではメーカーによる小売価格の設定が一般的であったが、実際の販売に関わる酒販店に値付けを委ね、適性価格を市場に問いかけたのだ。この行動からも黒龍酒造は革新的な酒造メーカーであると言える。
黒龍酒造の日本酒に対するこだわり
黒龍で製造される製品の品質が高いのは、九頭竜川の伏流水を使用することも要因の一つである。伏流水とは水質の良好な地下水であり、九頭竜川は透水性が高く軟水であるため、黒龍酒造が目指す清酒造りに欠かせないものだ。
また、原料となる米にもこだわっており、黒龍では酒造好適米(酒専用の米)の特Aランクに位置づけされる兵庫県東条地区の山田錦と、福井県大野で生産される五百万石などの上質な酒米を使用しているのである。米の出来には毎年違いがあり、米の状態が日本酒の味に大きく影響してくる。そのため、黒龍酒造は全国11の蔵元と提携、契約農家と協力し合いながら高品質な米作りにも力を注いでいるのだ。
大吟醸酒とは
黒龍酒造の最高級純米大吟醸酒を年代別に氷温熟成させたのが黒龍 無二だ。大吟醸とは精米歩合が50%以下のものであり、吟醸とは精米歩合が60%以下のものだ。この10%には大きな差があり、大吟醸を生産する方がよりコストがかかる。
日本酒のコンテストで選ばれるものが大吟醸であるなど、手間暇かけて作られる大吟醸は価格が高くなるが、黒龍酒造が先駆けとなって大吟醸を販売したので、ここまで大吟醸の日本酒が認知されるようになったのだろう。
黒龍 無二について
黒龍 無二は日本酒業界で初の試みとなる、メーカー主導の入札会が開催された日本酒だ。最高級の兵庫県東条産山田錦を用い、仕込み水には九頭竜川の伏流水、純米大吟醸(35%精米)を徹底した温度管理の元、氷温熟成しているなどこだわりが詰まっている。熟成する年数は約3年~6年であり、それぞれのお酒が、ほぼ完璧とすら思える熟成を経ているのが特徴だ。
世界にも出荷されている黒龍酒造のお酒ではあるが、製造本数は極少数。次回の入札会がいつ開かれるのかも未定なので、非常に希少性が高い。
お酒にはロットナンバーが印字されており、「無二」であることを証明、手に入れた者の幸福、満足感などを形にし、多くの意味を表す記号のような役割も果たしているのだ。特別なシリーズである無二は今後も注目されていくだろう。
黒龍 無二の買取相場
黒龍 無二には、以下の4種類がある。それぞれ味わいや香りに違いがあるのが特徴だ。
- ・黒龍 無二 2012
- ・黒龍 無二 2013
- ・黒龍 無二 2014
- ・黒龍 無二 2015
黒龍 無二 2012は、華やかな香りや、シロップやシナモンの香りも感じられるなど複雑な香りが特徴で、非常にバランス良い味わいだ。黒龍 無二 2013は、絶妙な甘味、旨味、渋み、酸味があり、非常にバランスが良く、余韻が長い。黒龍 無二 2014は、酸味と旨味や甘みのバランスが良くスパイシーで、ミルキーな香りが特徴である。黒龍 無二 2015は、味わいが軽く、酸味がさわやかで、香りがフルーティなのが特徴だ。
このようにそれぞれの種類により、特徴が大きく違ってくる黒龍 無二は、どの種類も評価が高い。ちなみに一番評価が高いのが黒龍 無二 2013である。
黒龍 無二の買取価格は、このようになっている。
- ・黒龍 無二 2012:8万円前後
- ・黒龍 無二 2013:9万円前後
- ・黒龍 無二 2014:8万円前後
- ・黒龍 無二 2015:7万円前後
評価が最も高い黒龍 無二 2013の買取価格が一番高いものの、どれも高額買取が期待できるだろう。日本酒の買取で5万円を超えるものはほとんどない。この買取価格の高さからも、黒龍 無二が入手困難な日本酒であることが分かる。
幻の日本酒と呼ばれる黒龍の中でも最も入手が困難なシリーズだ。飲まずに所有している黒龍 無二があるのならば、買取業者の無料査定を利用して一度価値を確かめてみよう。
黒龍 無二の査定前に確認すること
黒龍 無二はこだわりが詰まった日本酒であるため、希少性も品質も高いお酒だ。しかし、いくら価値のある日本酒でも適正な価格で買取してもらうには、状態を良く保つ必要があるなど気を配らなければいけない点もある。そのため、これから紹介する点に関しては、意識してもらいたい。
見た目は大切
査定時に真っ先に見られるのが、見た目だ。価値が高いと認識されている黒龍 無二であっても、ホコリを被り、ラベルが剥がれていれば、買取価格は間違いなく下がる。見た目が悪いことが買取価格に大きく影響するのだ。
適正な価格で売却するためにも、見た目の綺麗さには気を配るべきだ。希少性が高い黒龍 無二を少しでも高く売りたいのならば、査定前には清掃をおこなうことをおすすめする。
保管時は日本酒の特性を考える
日本酒は賞味期限がないお酒であるが、品質は保管方法に気をつけなければ劣化してしまう。日本酒を保存する上で注意するべきなのが、紫外線・温度などである。紫外線に関しては直射日光だけでなく、室内照明なども日本酒の劣化の原因となり、気温が高温になる場所に保管すると品質が悪化する。
黒龍 無二は純米大吟醸酒を氷温熟成させたお酒であるため、冷蔵保存が原則だ。家庭であれば、冷蔵庫に保管するのが良い。冷蔵庫に入れる時は縦置きがおすすめである。横向きに置いてしまうと、お酒がキャップに触れるため味に影響が出る可能性があるだけでなく、日本酒が空気に触れやすくなるので、酸化が早く進むので避けるべきだ。
また、冷蔵庫に保管する際には、劣化を防ぐために新聞紙で酒瓶を包むか、化粧箱にいれるといい。また、冷蔵庫を頻繁に開け閉めすると温度変化が起き、お酒の品質が悪化するので注意しよう。
飲まないのであれば売却する
お酒の中には、ワインなどの様に熟成することで旨味が増す物もあるが、日本酒は熟成しない。それだけでなく、日本酒はお酒の中でも糖度が高く傷みやすい性質があるため、早めに売ることで買取価格が高くなる。
逆に長期間保存すればするほど、品質の劣化が進んでいくため、買取価格は下がっていくだろう。飲む予定が無いのであれば、日本酒は早めに売却するべきである。売却を検討するのならば、早めに買取業者の無料査定で買取価格を調べてみよう。
付属品がある場合は忘れずに査定に出す
黒龍 無二の付属品には外箱、本漆塗木箱や入札会の証明書などが付いているが、これらの付属品はしっかりと保管しておくべきだ。黒龍 無二の様な高価な日本酒であれば付属品自体に価値があり、購入した状態に近いほど買取価格も上がるため、査定前には付属品を揃えるようにしよう。
買取業者以外でも売却することができる
黒龍 無二を売却する方法を検討しているのであれば、買取に出す以外にもネットオークションやフリマアプリでも売却することは可能だ。ネットオークションやフリマアプリでは個人間の取引となり、登録が簡単であり、出品も手軽にできる。出品してから売却されるまで、どのくらいの日数がかかるか分からないが、希少性の高い黒龍 無二を欲しがっている人は多いため、いつまでも売却できない事態にはならないだろう。
商品を出品する際は、商品撮影や商品説明などがあるので、売却する商品の状態が分かるようにすれば落札者が表れるはずだ。ただし、ボトルの傷や付属品の破損、紛失があるのならば、正直に記載する必要がある。商品説明の際、傷などについて記載していないとクレームとなり、トラブルが発生してしまう。
クレームが発生した際の対応は全て自分一人で対処することになるため、ネットオークションやフリマアプリでの売却を検討するのならば注意すべき点だ。こういったトラブルが発生する可能性はあるものの、ネットオークションやフリマアプリでは買取業者に出すよりも高値で売却できることがあるので、売却する手段としては有効な手段と言えるだろう。
黒龍 無二のおすすめ買取業者
希少性が高く、入手が困難な黒龍 無二を買取してもらえる買取業者は多いが、全ての買取業者が適正な価格で買取ってくれるわけではない。買取業者の中には、買取価格が低い業者や対応の悪い業者も存在しており、そういった買取業者に売却してしまうと損をしてしまう。黒龍 無二を安心して買取に出せる業者を紹介するので、売却を検討するのならば、参考にしてもらいたい。
お酒買取のTAMAYA
買取価格
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手数料
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対策
TAMAYAは幅広いお酒の買取をおこなっているお酒専門の買取業者だ。査定方法はオンライン査定・LINE査定・電話査定・FAX査定に対応している。査定に関しては、お酒のベテランスタッフが適正な価格つけてくれるため、安心して査定を依頼できる。
オンライン査定は24時間受付しており、必要事項を入力して送信するだけなので手間がかからない。LINE査定は、買取を希望するお酒の写真を撮ってLINEで送るだけであり、査定する写真を撮る時のポイントも載っているので参考にすると良いだろう。電話査定は、商品名・商品の形状や状態・箱付属品の有無を伝えることで、その場で査定額が分かるので便利であり、受付時間も8時~22時で年中無休なので都合の良い時間に電話することができる。FAX査定では、査定を依頼するお酒の銘柄と本数を記入するだけなので手間がかからない。
買取方法は、宅配買取・出張買取・店頭買取などに対応しているので、自分に合った買取方法を選択できるだけでなく、見積料・往復送料・梱包キット・キャンセル料、振込手数料が無料だ。宅配買取では、梱包材がなくても無料宅配キットを送ってくれるので自分で用意することがなく、宅配買取で送った商品は到着後すぐに検品と入金をおこなってくれるので、すぐに現金化したい人にはおすすめである。
出張買取は、全国に対応しており、手間がかかる梱包や運び出しはTAMAYAのスタッフがおこなってくれるのだ。日程は当日でも対応しており、TAMAYAの受付外の時間帯でも対応してくれるので、気軽に相談できるだろう。
店頭買取では、お酒の本数が1点からでも査定がおこなってもらえるだけでなく、予約がなくても都合の良い時間に持ち込むことが可能だ。売却する商品を持ち込んだらその場で査定がおこなわれ、買取金額に納得できれば支払いもすぐにしてくれるので手間がかからない。黒龍 無二の買取先に悩むのならば、一度無料査定だけでも利用してみよう。
ブランド風月
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対策
ブランド風月はブランド品、時計、宝石などの買取もおこなっているが、お酒の買取に力を入れていることでも知られている買取業者だ。査定に関しては、メール査定とLINE査定に対応しており、どの程度の価値があるのか知りたい場合でも気軽に確認することができるだろう。買取方法は、店頭買取・出張買取・宅配買取に対応しているので、自分に合った買取方法を選択できるだろう。
店頭買取は、予約不要で持込ができ、熟練の鑑定士が売却する商品を丁寧に査定してくれるが、1点の査定にかかる時間は2分から10分程度なので待たされることがない。また、最新の相場状況を把握しながら1点毎に最適な値段を提示してくれるだけでなく、買取価格に納得すればその場で支払い、納得できなくても無料でキャンセルできる。
出張買取では、買取の担当者が全員店長の経験を経たマネージャークラスの鑑定士であるため、査定を安心して依頼できる。申込みは電話やメール、オーダーフォームから可能であり、相談した上で訪問日時を決定するが、現在出張買取は査定金額5万円以上の場合のみ受付けているため、その金額に満たなければ利用できない。黒龍 無二であれば、1本でもこの金額を上回る可能性があるため、出張買取を利用することもできるだろう。出張買取時の車両は社名などが入っていないので、近所に知られたくない場合でも安心だ。
査定は、ベテランの鑑定士がおこなうので、査定時間は1点当たり5分ほどしかかからない。提示された金額に満足できれば、その場で支払いがおこなわれる、満足できなければキャンセルも可能である。出張料・査定料は無料なので、気軽に依頼できるだろう。
宅配買取は、査定・送料・振込手数料・キャンセル料・キット代が全て無料だ。最短で即日に査定結果の連絡や買取金額の振り込みが可能であるなど対応が早いのが特徴である。そのため、ブランド風月の店舗が近くにない、忙しくて売りに行く時間がないなどの理由で困っているのならば宅配買取がおすすめだ。
ブランド風月では黒龍を買取強化の日本酒として挙げているため、高価買取が期待できる。買取価格にも期待でき、サービスも充実しているブランド風月に黒龍 無二の買取依頼を検討してみても良いだろう。
まとめ
本コラムでは、黒龍 無二の買取相場や査定情報について紹介してきた。ここで紹介してきたように、黒龍 無二は全国にその名が知られる黒龍酒造が製造している日本酒だ。希少性が高く、品質も評価されているが入手が困難であり、次回の入札会の予定も未定だ。 そのため、状態が良ければ高価買取が狙える日本酒である。
買取をおこなう際には、複数の買取業者で無料査定を実施しながら、買取価格の比較をおこない買取価格の高い業者を選ぶようにしよう。また、買取業者の中には条件次第で査定額がアップする特典のある業者、期間限定でキャンペーンをおこなっている業者もあるので、確認してみよう。
お酒の品質が悪化しないように保管に気を配ることも忘れないで欲しい。いくら価値のあるお酒でも品質が悪化すれば、減額されてしまう。付属品に関しても破損や紛失しないように保管しておこう。ここで紹介したような知識を活用しつつ、黒龍 無二の高価買取を目指して欲しい。