ソファやベッドなどの家具や炊飯器や電子レンジなどの家電をごみとして出す場合は粗大ごみに該当することが多いが、自治体ごとに出し方が異なるのを知っているだろうか。粗大ごみを出すのにかかる費用が異なるだけでなく、申込先や申込手順なども異なる。
そこで、本コラムでは大阪市で粗大ごみを出すのにかかる費用や申込手順について徹底解説していく。大阪市の方で粗大ごみを出す機会があれば参考にしてみてほしい。
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粗大ごみの品目と費用
大阪市では粗大ごみを、家庭から出るごみで最大辺もしくは径が30cmを超えるもの。また、棒状で1mを超えるものとしており、具体的な品目については下記の通りだ。
| 品目 | 手数料 |
|---|---|
| 加湿器 | 200円 |
| ガスコンロ | 400円 |
| 炊飯器 | 200円 |
| 電子レンジ | 400円 |
| 衣装ケース | 200円 |
| ランニングマシーン | 1000円 |
| ベビーカー | 200円 |
| ソファ（二人掛け） | 1000円 |
| キーボード | 200円 |
| スーツケース | 200円 |
上記で紹介しているのは一部の品目だけであり、そのほかの品目については大阪市 粗大ごみ処理手数料一覧表で確認するとよいだろう。
大阪市で粗大ごみを出す場合は有料となっており、自ら処理施設へ搬入する場合は10kgにつき90円。市から委託された業者に収集してもらう場合は品目に応じて費用が異なる。
大阪市で粗大ごみを出すときの申込先
大阪市における粗大ごみの出し方は2通りあり、1つは自ら処理施設へ持ち込む方法。もう1つは、市から委託された業者に収集してもらう方法がある。
どちらも利用する際には事前に予約が必要となっており、持ち込む場合は該当する区の処理施設。収集してもらう場合は粗大ごみ受付センターが申込先だ。なお、破砕処理が必要な品目を持ち込みする場合は、破砕設備がある舞洲工場へ問い合わせる必要がある。
持ち込む場合
| 処理施設 | 電話番号 | 該当する区 |
|---|---|---|
| 鶴見工場 | 06-6912-4700 | 中央・東成・城東・鶴見 |
| 西淀工場 | 06-6472-3000 | 北・西・港・大正・浪速・西淀川・住之江・西成 |
| 舞洲工場 | 06-6463-4153 | 福島・此花 |
| 平野工場 | 06-6707-3753 | 天王寺・生野・阿倍野・住吉・東住吉・平野 |
| 東淀工場 | 06-6327-4541 | 都島・淀川・東淀川・旭 |
| 八尾工場 | 072-923-4226 | ほかの処理施設の状況次第 |
収集してもらう場合
- 申込先
- 粗大ごみ収集受付センター
- 電話番号
- 0120-79-0053（固定電話） 0570-07-0053（携帯電話）
- 受付日時
- 月曜日～土曜日（12月29日～1月3日を除く） 9時～17時
- インターネット
- 大阪市粗大ごみインターネット受付
- FAX
- 0120-53-4153 （通話料無料） 06-7639-1432（有料）
申込手順
ここでは、大阪市で粗大ごみを出すときの申込手順を、自ら処理施設へ持ち込む方法と大阪市から委託された業者に収集してもらう方法に分けて紹介していく。
自ら処理施設へ持ち込む
粗大ごみを自ら処理施設へ持ち込む場合の申込手順は、まず処理施設に電話をかけて予約する。予約が完了したら、予約した当日に処理施設へ粗大ごみを持ち込み、計量して重さに応じた処理費用を支払う。
- 受入曜日
- 火曜日～金曜日（祝日・年末年始を除く）
- 受入時間
- 9時～11時 13時～17時
大阪市から委託された業者に収集してもらう
粗大ごみを市から委託された業者に収集してもらう場合の申込手順は、まず電話やインターネットなどで粗大ごみ受付センターに申し込みをする。
次に、粗大ごみ処理手数料券を確認した手数料の分だけ大阪市内にあるコンビニやスーパーなどで購入し、受付番号または氏名を記入して粗大ごみに貼っておく。収集日当日の午前9時までに指定された場所へ粗大ごみを出しておけば、順次業者が回収してくれる。
大阪市で粗大ごみとしては収集できないもの
自治体では粗大ごみであっても収集できないものが定められており、大阪市の参考例は以下の通りだ。
- ・家電リサイクル法対象品目《エアコン・テレビ・冷蔵庫（冷凍庫）・洗濯機（乾燥機）》
- ・蛍光灯管
- ・ミニバイク
- ・ガスボンベ
- ・金庫（手提げ金庫を除く）
- ・ピアノ
- ・バッテリー
- ・パソコン
- ・タイヤ（自動車用）
- ・消火器
上記に記載されているほかにも、有害な薬品類やガソリン・灯油などの引火性があるものは大阪市で収集できない。なお、下記にあるコラムでは家電リサイクル法で対象となっている品目の処分方法について記載されているので、参考にしてみてほしい。
粗大ごみ以外のごみの出し方
大阪市には指定収集袋がないので、家庭ごみ（普通ごみ・資源ごみ・容器包装プラスチックなど）を出す際は基本的に中身の見える透明や半透明の袋に入れて出さなければならない。
ごみの収集日は収集カレンダーでも確認できるが、大阪市にはごみの収集日や分別方法が分かるアプリ「さんあ～る」があるので、スマートフォンを持っている方は活用してみるとよいだろう。ちなみに、大阪市はごみの分別する種類が少ないため、全国の中でも分別に関しては優しい方である。
さんあ～る：App Store Google Play
まとめ
大阪市で粗大ごみを出すのにかかる費用や申込手順などについて、徹底解説した。大阪市で粗大ごみを出す方法は、自ら処理施設へ持ち込む方法と市から委託された業者に収集してもらう方法があり、利用する際はどちらも事前に申し込みが必要だ。
粗大ごみの処分にかかる費用は、自ら処理施設へ搬入する場合だと10kgごとに90円。市から委託された業者に収集してもらう場合は、品目に応じて費用がかかる。品目によっては粗大ごみに出す以外にも処分方法があるので、下記にあるコラムを参考にしてみるとよいだろう。
【参考リスト】
