不要になった家電製品や家具などを処分する方法の1つに粗大ごみとして処分する方法がある。ただ、粗大ごみの処分方法は、自治体によって方法が異なることが多い。
そのため、居住している自治体の処分方法を把握しておくことが大切といえる。本稿では、東京都府中市の粗大ごみの処分方法や費用などについて記載する。
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粗大ごみの基準
府中市では、粗大ごみの基準を以下のように定義している。
粗大ごみの基準
- 品物の最大辺(最も長い1辺)が40cm以上のもの
- 電気製品は最大辺が30cm以上のもの
- 棒状のものは長さ80cm以上のもの
また、収集できないものは以下のものがある。
粗大ごみとして収集できないもの
- 家電6品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機)
- パソコン
- オートバイ
- 市の指定処理困難物(プロパンガスボンベ、消火器、ピアノ、金庫、タイヤなど)
このうち家電6品目の処分や使用可能なものについては以下のコラムが参考になるだろう。
粗大ごみの申込み先
府中市では粗大ごみを収集してもらう方法と持ち込む方法の2つから選択できる。申込み方法は、電話とインターネットの2つで、概要は以下の通りだ。
電話申込み
- 申込み先
- 府中市粗大ごみコールセンター
- 電話番号
- 03-6424-4645
- 受付時間
- 月曜日~土曜日:午前8時~午後7時(年末年始を除く)
インターネット申込み
- 申込み先
- 府中市粗大ごみインターネット受付
- 申込みリンク
- 粗大ごみインターネット受付
- 受付時間
- 24時間(メンテナンス時を除く)
収集でも持込みでも1回に排出できるのは15点までとなるので、注意してほしい。
申込み方法
電話で申込む際、住所や粗大ごみの品目、数量など必要事項を聞かれるので答えていく。回答を元に担当者から受付番号や手数料(必要な粗大ごみシールの枚数)および、収集日を知らせてくれるのでメモを用意しておこう。
インターネット申込みの場合は、受付ページにある収集か持込みかの「手続き方法」を選択して、ページの案内に沿って入力していくだけで完了する。
その際、メールアドレスなどが必要になるので、手元にメールアドレスが確認できるメモなどを用意しておくと良いだ。また、持込みを利用する場合は、持込み日時は以下の時間内から選択する必要があるので決めておこう。
- ・月~金:午前9時~午後4時(年末年始除く)
- ・第2・第4土曜日:午前9時~午前11時30分
手数料の支払い方法
粗大ごみの処分には手数料がかかる。収集を利用する際は、粗大ごみに貼る「粗大ごみシール」を購入することで支払われる。粗大ごみシール取扱場所は、以下の通りだ。
粗大ごみシール取扱場所
- 市役所6階ごみ減量推進課
- 府中市リサイクルプラザ
- 各文化センター
- 市政情報センター
- 市内のコンビニエンスストア、小売店
取扱い店については、府中市の粗大ごみの出し方のページ内にある一覧表で店名などを確認できる。また、直接持込む際の手数料は、府中市リサイクルプラザでの受付時に現金で支払う。
主な粗大ごみ品目ごとの手数料
主な粗大ごみの手数料について記載していく。
品目 | 料金 |
---|---|
掃除機 | 500円 |
衣装ケース | 200円 |
レンジ/電子レンジ | 1000円 |
ベッド | 2000円 |
ふとん | 500円 |
自転車 (三輪車、電動自転車は除く) | 500円~1000円 |
ビデオデッキ | 500円 |
空気清浄器 | 500円 |
アイロン(収納箱含む) | 200円 |
収納家具 | 200円~3000円 |
机・テーブル | 200円~3000円 |
電気ポット | 200円 |
詳細は、府中市の粗大ごみの出し方のページにある粗大ごみの料金表からも確認できる。手数料をできるだけ抑えたい人などは以下のコラムもチェックしてほしい。
粗大ごみの出し方
収集を利用する場合は、購入した粗大ごみシールに受付番号、収集日を記載して粗大ごみに貼り、収集日の朝8時半までに家の前など分かりやすく、邪魔にならない場所に出しておこう。
直接、持込む場合は、申込み時に選択した時間に府中市リサイクルプラザに行き、受付をおこなう。その際、本人・住所確認をおこなうため、免許証や保険証などが必要になる。
- 持込み先
- 府中市リサイクルプラザ
- 住所
- 府中市四谷6丁目58番地
府中市の家庭ごみ事情
府中市はごみ分別を非常に細かく設定しており、府中市が公開しているごみ・資源物分別表によると、同じような製品でも素材によって別に分別しなければならない。
また、正しく分別されていないごみは収集を拒否され、正しく分別して再度出すこともあるようだ。このことから府中市は、ごみに対して厳しいといえるだろう。
府中市では燃やすごみ、燃やさないごみ、容器包装プラスチックを捨てる際には、府中市が指定する有料袋を使用する必要がある。袋の価格は以下のようになっている(価格は10枚1組の場合)。
種類 | SS袋(5L) | S袋(10L) | M袋(20L) | L袋(40L) |
---|---|---|---|---|
燃やすごみ | 100円 | 200円 | 400円 | 800円 |
燃やさないごみ | 100円 | 200円 | 400円 | 800円 |
容器包装プラスチック | 50円 | 100円 | 200円 | 400円 |
府中市のL袋(40L)1枚あたり80円という価格は、京都市の45L1枚あたり45円、千葉市の45L1枚あたり36円と比べても高い方といえるだろう。
ごみ資源物分別アプリ
分別に厳しい府中市では、ごみカレンダーや分別方法などごみに関する情報を確認できるふちゅうごみ資源物分別アプリを配信している。ダウンロードは以下からも可能だ。
ごみカレンダーは、府中市ホームページのごみ・資源の出し方カレンダーからも確認できる。
まとめ
府中市の粗大ごみ処分方法と費用、家庭ごみ事情などについて記載した。粗大ごみは、収集と持込みから選択できるが、申込み方法の内容や粗大ごみの出し方などが異なるので、事前に把握しておいたほうが良いだろう。
利用可能なものはリサイクルショップなどに売却して、費用をかけずに粗大ごみを減らすなど、計画的に利用していくことが大切といえる。
参考サイト