粗大ごみは燃えるごみと違い、ひんぱんに排出しないので排出方法を知らない場合や忘れることも多い。また、自治体によっても排出方法や費用が異なるため、難しいと感じる方も少なくないだろう。
ここでは、初めての人でも簡単にわかるように富士市で粗大ごみをどのように処理すればいいか、費用や申込み手順に焦点をあてて解説していく。
CONTENTS
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粗大ごみの処分方法
富士市で粗大ごみを処分するためには、集積所に出す・持ち込み・戸別収集の3つが利用可能だ。それぞれの方法について解説していく。
集積所に出す
粗大ごみを集積所に排出する場合は、申込みの必要はない。月1回の資源物収集日(ごみカレンダー上の埋立等の日)に合わせて、集積場に出しておこう。その際、指定のごみ袋に入れる必要はなく、むき身のままで問題ない。
判断に困るものや自分で運び出せない場合は、以下の担当部署に問い合わせてほしい。
判断に困った場合
- 問い合わせ先
- 新環境クリーンセンター収集担当
- 電話番号
- 0545-35-0081
自分で運び出せない場合
- 問い合わせ先
- 富士市一般廃棄物協同組合
- 電話番号
- 0545-72-5353
富士市一般廃棄物協同組合にお願いする場合は、有料になるので問い合せ時に確認しておこう。
持ち込み
集積所に排出すると通行の妨げになる場合など、新環境クリーンセンターに直接持ち込みできるが事前に申込みが必要になる。施設の受入れ終了時間の30分前までに持ち込むようにしよう。
- 持ち込み先
- 新環境クリーンセンター
- 住所
- 富士市大淵676番地
- 受付日時
- 平日:8時30分~12時00分、13時00分~16時00分、土曜日:8時30分~11時00分
戸別収集
富士市には戸別収集制度があるが、利用する対象者には条件がある。対象者は以下の条件をすべて満たす方だ。
- ・家族の協力が得られず、粗大ごみの排出が困難なもの
- ・65歳以上の高齢者、または重度身体障害者のみで構成される世帯
また、戸別収集を利用する際には事前に担当課に相談、もしくは申込みが必要になる。
申込み先と申込み手順
ここでは、持ち込みと戸別収集を利用する際の申込み先と手順について触れていく。
持ち込みの申込み先
持ち込みを利用する場合、電話かインターネットで申込みできる。
- 申込み先
- 新環境クリーンセンター
- 電話番号
- 0545-35-0081
- 受付日時
- 月曜日~金曜日:8時30分~17時00分、祝日:8時30分~16時00分
- インターネット申込み
- 公共施設案内・予約システム
- 予約受付期間
- 利用日1ヶ月前から利用日の3日前まで
インターネットで申込む際は、公共施設案内・予約システムのトップ画面から「利用目的で探す」をクリックし、利用目的「文化」を選択すると「集積所排出困難等ごみ持込み」がある。そこをクリックすると予約画面になるため、ページの案内に沿って予約できる。ただし、利用するには、事前の利用者登録が必要になるので注意してほしい。
戸別収集の申込み先
戸別収集を利用する際の申込み先は、次の通りだ。
65歳以上のひとり暮らしの高齢者
- 申込み先
- 富士市役所高齢者支援課
- 電話番号
- 0545-55-2741
重度身体障害者のみで構成される世帯
- 申込み先
- 富士市役所障害福祉課
- 電話番号
- 0545-55-2761
粗大ごみの品目と手数料
富士市では、粗大ごみを無料で廃棄できる。新環境クリーンセンターに直接持ち込む場合も、事業用に排出したものでない限りは無料だ。また、粗大ごみの定義はホームページ上に記載されていないため、品目ごとに判断していく必要がある。具体例としては以下の通りだ。
品目 |
---|
タンス |
ベッド |
ソファー |
座椅子 |
マットレス(スプリング入り) |
ホットカーペット |
マッサージチェア |
ベビーカー |
富士市で収集・回収できないもの
富士市で処分できない品目は、次の通りだ。
- ・可燃ごみのうち、一辺の長さが50cm、厚さまたは直径10cmを超える棒状のもの
- ・家電リサイクル法の対象機器(テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機、エアコン)
- ・産業廃棄物、事業系ごみ
- ・自動車部品、ピアノ、タイヤ、耐火金庫など
処分できない品目は、有料でごみ収集を依頼しなければならない。お金をかけずに処分したい場合には、売却も有効な手段だ。次のコラムに掲載されているものは、売却しやすいので参考にしてほしい。ものによっては販売店に引き取りを依頼できるため、活用するとよいだろう
富士市のごみ分別
富士市では、燃えるごみと資源物を廃棄する際の指定ごみ袋がある。指定袋は製造元によって値段が異なるが、大体1枚あたり4円〜5円で販売されており、サイズは15L、30L、45Lだ。また、燃えるごみ指定袋は中身が確認できる黄色で、資源物指定袋は無色透明。
富士市では、クーラーボックスや硬化プラスチックなどほかの自治体では分別が必要になるごみも燃えるごみとして排出できるため、分別に対しては比較的厳しい印象は受けない地域だ。
しかし、慣れていない人には分別の詳細がわかりにくいだろう。そこでおすすめしたいのが、富士市がリリースしているごみ分別アプリのさんあ~るだ。ごみの分別検索やごみカレンダーが簡単に確認できて、ごみ出し通知機能もあるので利便性が高い。ダウンロードは富士市の公式ホームページから可能だ。
まとめ
富士市では、粗大ごみの処分にお金はかからない。処分方法は月1回の集積所への排出、戸別収集、新環境クリーンセンターへの持ち込みの3種類が可能だ。戸別収集は条件が厳しく利用できる人が限られてくるため、月1回の集積所への排出か新環境クリーンセンターへの持ち込みを利用するとよい。富士市で収集できないごみは、売却を検討しても良いだろう。
参考サイト:富士市ホームページ