今大人気のスマホアプリ「メルカリ」。数多くのフリマアプリの中でも、特に人気がある。ワンタッチで写真が撮れてアップロードもスピーディ。ユーザー数が多くレスポンスが早いのが魅力だ。なんと出品した5分後には売り切れることもある。
オークションとは違い、自分で価格設定をするため、不用品を高く売ることも可能だ。そこで、メルカリを賢く利用するためのポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてほしい。また、以下のコラムも合わせて確認することで、より効率良く利用できるようになるだろう。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
写真を撮る前に
White Fabric / shaire productions
メルカリで特に重要なのは、写真の撮り方だ。対面販売のフリマとは違い、ネットフリマは手に取ることができない。写真にこだわればこだわるほど、高値で売ることができるのだ。
まず必要なのは、敷布だ。商品をじかにテーブルに置いて撮影すると、生活感が出てしまう。どんなに状態のいい品物でも、一気に手垢がついた印象を植え付けてしまうのだ。商品によって使い分けることができるよう、白系の明るい敷布と黒系のダークな敷布を用意しよう。
また、撮影時はライトにも気を配ろう。太陽光と室内灯が交差すると、実際の商品の色と異なるばかりか、写りが悪くなることがある。そこでおすすめしたいのは、太陽光を使った撮影だ。柔らかい日差しが商品を自然体に見せてくれるので、天気の良い日に撮影しよう。
写真の撮り方とアップロード
Samsung Galaxy K Zoom / Janitors
メルカリでは、一度に10枚の写真をアップロードすることができる。しかし、10枚だけでは商品の魅力が伝わりにくいこともあるだろう。そんなときは画像加工アプリを使おう。
あらかじめあらゆる角度から商品を撮影しておき、アピールしたい箇所をクローズアップするなどして切り取り、一枚の写真に編集する。細部にわたり撮影された商品は、商品を丁寧に扱っていると好印象を持ってもらえる。じっくりと細部まで商品を見て購入してもらえるため、写真と違った、といったトラブルが起きにくくなるのもメリットと言えるだろう。
また、メルカリの写真編集機能を使って、色調の調整をすることも大切だ。より実物の色に近づけたり、背景にある不要物を取り除くことで、商品の魅力がアップする。ただし、色合いを変えすぎたり、ダメージの個所などが隠されたあまりにもきれいな写真にすると届いた時に写真との相違があるとして返品を申し込まれる可能性もある。中古品だからこそ気をつけて出品しておきたい。
上級者編としては、背景に気をつけたい。背景がしわくちゃのベッドの上であったり、柄の入ったテーブルの上など家庭の雰囲気丸出しだと買いたくなくなるのだ。髪の毛やごみの映り込みにも注意したい。真っ黒、真っ白な布の上で撮影する、撮影ボックスを用いるなどして一色の背景におさめるような撮影の仕方などが望ましい。自宅の中でもきれいに撮影できる箇所を探してみよう。背景で家の様子がわかるようになっていると少し購入意欲が削がれてしまう。
タイトルを目立たせよう
write down my name ... / josef.stuefer
メルカリのタイトルは40文字まで。ほかの出品物より目立たせるため、趣向を凝らそう。商品の「状態」と「ブランド」を盛り込むだけではなく、商品がどんな年齢層の人におすすめなのかも付け加えると、購入者の興味が増す。
商品によっては、商品の素材などの特徴も入れるといい。また、「★」や「☆」、「♪」や「!」などの記号をうまく使うと、差別化を図れる。なお、購入者にとってマイナスになる事柄は、タイトルに盛り込まず商品説明欄や写真を使って説明しよう。
例えば、いらなくなった絵本を売りたいのであれば、「中古絵本 シミ有」などの簡素なタイトルではなく、「☆生後6ヶ月から☆赤ちゃん用フェルト絵本☆口に入れても安心♪消毒済」として、商品説明欄に「シミがありますがご理解ください」と書き添えるといい。
更なる上級者編としては、タイトルに記載するような情報を商品の写真にも目立つように文字で入れてしまうという手がある。多少ダサくなっても、この手法は埋もれやすいカテゴリ、同じような出品が多いカテゴリでは特に目立ちやすくなり、売れやすくすることができる。
より具体的な説明文を心がけよう
Ask Participants To Give Me Their Definition of ROI / cambodia4kidsorg
次に気をつけたいのが、説明文だ。購入者が知りたい情報を、余すことなく記載するよう意識しよう。例えば、服を出品する場合なら、ブランド名やサイズ、素材などを必ず記載しよう。また、スカートやズボンなどの場合、ウエストサイズは必須だ。普段自分がどのようなサイズを着用しているのかも合わせて書くと、購入者が参考にしやすくなる。
購入者によっては、出品者が実際に商品を着た写真=「着画」のアップロードを希望するメッセージを送ってくることもある。これは、実際の商品のイメージをより掴みやすくする、という意図によるものだ。もし抵抗がないようであれば、写真を撮ってアップロードしよう。もし嫌であれば、「着画はできません」とあらかじめ書いておいてもいいだろう。新品販売をしている通販などがあれば、そこの写真を流用するのも手ではあると考えてやっている人はいるが、無断使用は写真の権利問題的によろしくないので、お勧めできない。
また、トラブル防止のためにも、商品の使用回数やシミ・シワなどの有無も書き添えることが大切だ。そのほか、送料込みで出品している場合や、まとめ買いによる値引きに対応しているなどのアピールポイントは、強調して書くと良いだろう。
出品するものがポケモンカードであれば、表裏の状態が分かりやすいように複数枚の写真を掲載しよう。その他、家具などの大型商品は着払いではなく送料込みの設定にする方が良い。ブランドバッグや時計であれば、どこのお店で購入したものかという情報も記載することで、信用して貰いやすくなる。
21時以降が出品のチャンス
メルカリは、日常の生活が一段落した頃に賑わう。晩御飯を食べ終わりお風呂に入って一息つく頃、21時以降に出品しよう。重要とニーズが一致すれば、その日のうちに購入されるばかりか、入金から発送まで終えることもできる。この時間に「タイムサービス」としていっきに出品物の値下げを行うと、まとめ買いをしてくれることもある。より効率よく高値で取引するため、何日か動向をうかがうのもいいだろう。複数購入で50円オフ、100円オフ、フォローで100円オフなどのキャンペーンを実施するのも手だ。ただし、値下げを連続的に行うと「まだ下がるのではないか」と思われてしまい、売れにくくなることもあるので、ほどほどの頻度にしよう。
評価アップのため送料込300円商品を増やそう
メルカリのシステムとして、売買が完了した際につける「評価」がある。一般的には、取引が丁寧でスムーズにおこなわれた場合はいい評価が、イマイチだった場合は悪い評価が下される。この評価によってユーザーの信頼度が図れるため、商品購入を検討する際に過去の評価履歴をチェックする人も多い。同じ条件の商品が複数あったとしたら、購入者はより「評価」の高い出品者を選ぶだろう。
そこで、購入者に安心してもらうためにも、まずは複数の取引をして実績を作っておくことが大切だ。しかし、いきなり高価な商品を出品しても買い手がつきにくいので、メルカリ最安値である「送料込みで300円」の商品を増やそう。最初のうちはあまり儲けはないが、高評価が溜まってくれば、より金額の高い商品を出品しても購入してもらいやすくなるだろう。この手間を受け入れられない場合は、買い手としていろんなものを購入して評価を蓄積する方法もある。