タンスを粗大ゴミとして処分するときの費用は？出張引取り業者を探してみた

タンスは、なかなか捨てる機会は少ない。しかし、引越しや模様替え、壊れてしまったなどの理由で処分しなければならない事態も起こってくる。そんなとき、適切な処分方法は把握できているだろうか。

タンスは大きくて重いので、処分するのもひと苦労だ。そこで今回は、タンスを処分する方法を紹介していく。手間をかけずに処分する方法や、買い取ってもらうことで処分する方法なども紹介していくので、参考にしてもらいたい。

タンスの処分方法は何がある？

タンスは大きいので、分類としては大型のごみで、一般的なごみを捨てる方法とは少し異なる。そのため、処分方法を知ることから始めなければならない。以下では、タンスの処分方法をいくつか紹介していくので、自分のケースに合った方法で処分してもらいたい。

粗大ごみとしてタンスを出す

タンスを処分しようと考えたときに真っ先に思い浮かべる方法は、粗大ごみとして出す方法ではないだろうか。粗大ごみに出す方法は、私たちの生活で一番身近で確実な処分方法だ。もしかしたら、過去に経験したことがある人もいるかもしれない。利用経験があるとやり方も大方わかるので、取り組みやすい方法ともいえる。

粗大ごみの運び出しは想定外に困難で大変

粗大ごみは身近な処分方法とは言っても、意外と大変だ。なぜなら、指定された場所まで運び出さなければならないからだ。小さめのタンスであれば何とかなるかもしれないが、大きいタンスを処分する場合は、何人かの手を借りなければ運び出すことは難しいだろう。

さらに、ほかの家具に邪魔されて部屋から出せないといった事態も発生している。階段やエレベーターの関係で運び出しが非常に困難であったり、高齢の方や女性の方が1名で運び出すことは難しいケースがあるだろう。

そのため、まずは家から出せるのか、マンションに住んでいる人は階段などで引っかかってしまわないか、しっかり確認してから粗大ごみの依頼をすべきだろう。そして、重さもしっかり確認しておくべきだ。あまりにも重いと運び出す際に腰や手足など体を痛めてしまう可能性も考えられる。

粗大ごみに出す費用も300～2,000円かかる

粗大ごみとして処分する際は、費用もかかってくる。基本的にタンスの大きさで値段が変わってくるので、幅、高さ、奥行きなどは計っておくといいだろう。約300円～2,000円ほどの料金設定がされている。自治体ごとに異なってくるので、ホームページなどを確認してもらいたい。

自治体ごとの粗大ごみ費用情報

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不用品回収業者に依頼する

タンスを手軽に処分したいのであれば、不用品回収業者に依頼するといいだろう。不用品回収業者はタンス以外にも様さまざまなものを回収してくれる。そのため、タンス以外にも不要なものがあるのであれば一石二鳥だろう。さらに、粗大ごみのように家の外に運び出す必要がない点がメリットだ。

タンスなどの大型家具は素人では運び出すのが危険な場合がある。不用品回収業者がタンスを家の中から運び出してくれるので、素人にも安心だ。しかし、運び出しなどをおこなう関係上、費用は粗大ごみのときよりも高くなる。

特に、不用品回収業者は業者ごとに値段の設定が違うため、1社だけに依頼してしまうとその値段が妥当なのか判断が付きにくい。そのため、いくつかの業者に依頼して相場を確かめておくといいだろう。中には悪徳業者もいて高い費用を請求されてしまった人もいるので、業者は慎重に選ばなければならない。

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引越しで不要になった場合は引越し業者に処分してもらう

引越す関係で、今使っているタンスが不要になったり、持って行けなくなって処分したいのであれば、引越し業者にタンスの処分を依頼してみてはいかがだろうか。

引越し業者の中には、引越しの際に出てきた不要なものを無料ないし、有料で回収してくれる会社もある。しかし、すべての引越し業者がそのサービスをしているわけではないので、事前に確認しておいてもらいたい。

引越し業者にタンスの処分を依頼する場合は、家から運び出してもらえるので労力は必要ない。しかし、この方法も処分費用はかかってくる場合が多い。粗大ごみに出すよりは割高になってくるので、事前にいくらかかるのか確認しておくといいだろう。

費用をかけずにタンスを処分する方法とは？

上記で紹介してきたように、タンスを処分するためにはどうしても費用がかかってくる。高い不用品回収業者では10,000円もかかるケースがあるので、少しでも費用を抑えられるなら抑えたいところだろう。

そこで、下記では費用をかけずにタンスを処分する方法を紹介する。

友人に譲る

タンスを処分するときに費用が掛かってしまうのは、どうしても業者に任せなければならないからだ。そのため、友人や知人に譲る方法を取れば、そうした費用はかからなくなる。

家から運び出せるかということと、友人宅に運び入れられるかという点は確認しておかなければならない。運搬は車でできるはずなので、タンスの出し入れの確認はおこなってから運び出そう。また、友達だからといって信頼しすぎると受け取り拒否などをされる場合もあるので注意しよう。

ジモティーに出品する

地域別に要らないものを譲り合うフリマサイトとしてジモティーの存在がある。無料で利用でき、自宅の外に出しておいて回収して貰うという方法をとることができる。この方法であれば無料で処分できる場合があり、家の中から搬出してくれる人が見つかる場合もある。

買取業者に売却して処分！おすすめの買取業者

タンスを処分しようとなると捨てることばかり考えがちだが、業者に買い取ってもらうことも検討してみてもらいたい。なぜなら、ごみとして処分するとその費用がかかるが、買取を依頼すると運び出し+お金に換金が可能になる。

いいこと尽くしなので、まずは試してもらいたい。下記では、タンスの買取をおこなっている業者を紹介するので参考にしてもらいたい。高価買取を目指している方は、以下のコラムも参考してほしい。

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豊島区のサルル

サルルは家具専門の買取業者だ。買取パターンが3種類あり、出張買取、宅配買取、持ち込み買取がある。タンスの場合は、出張買取を選択するといいだろう。ただし、関東エリアのみになっているようなので、そのほかの地域の人は、違う方法か他社に依頼した方がいいかもしれない。

流れとしては、ネットや電話で依頼して約束の日時に訪問にくる。そこで査定をおこない、見積もりに納得すればその場で現金と引き換えになる。身分証明書が必要なので、用意を忘れないようにしてもらいたい。

出張買取のエコプライス

エコプライスでは、タンスや和箪笥などの買取をおこなっている。依頼する際はネットや電話で申し込み、訪問日時を決めてから査定がおこなわれる。出張費や査定料は無料になっているので安心してもらいたい。査定額に不満が無ければ、その場で現金払いとなる。エコプライスでも身分証明書が必要になるので忘れないようにしてもらいたい。

大阪のトレジャーファクトリー

トレジャーファクトリーは、さまざまな製品の買取をおこなう総合リサイクルショップだ。タンスなど家具の買取にも対応しており、ニトリ・無印良品・ノーブランドでも買取OKとしている。

タンスの買取は店頭と出張で対応しており、費用は無料だ。ただし、出張買取は購入から10年以内の家具、または製造されてから10年以内の家電が3点以上ある場合という条件があるので、事前に確認しておくと良いだろう。

広島のセカンドストリート

セカンドストリートはアパレルや家具・家電を取り扱っている大手の買取業者だ。さまざまなブランドのタンスの買取に対応しており、IKEAや無印良品のタンスも買取対象となっている。

タンスの買取は、店頭と出張の2つの方法から選択可能で、費用は無料だ。しかし、家具の場合は購入から15年以内のもの・三辺の合計が350cm以内のものといった条件がある。また、タンスの買取に対応している店舗は限られているので、事前に確認しておこう。

買取実績

以下は2021年9月時点で確認できた参考買取価格となる。

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東京のチェリーズマーケット

チェリーズマーケットは、年間買取件数が20,000件を越える家具専門の買取業者だ。タンスの市場相場だけでなく、タンスが持つ本来価値を正確に見極めることが可能。また、さまざまな家具を買取してきた経験から得たノウハウと信頼できる販路があり、高額買取につながっているのだ。

タンスの買取は、店頭・出張・宅配に対応しており、出張買取は東京都とその近郊が対応エリアとなっている。宅配買取の送料は依頼者負担となるが、そのほかは無料で利用可能だ。

横浜の買取ドットコム

買取ドットコムは、さまざまなジャンルのアイテムを取り扱っている買取業者だ。とくに、家電やデザイナーズ家具、ブランド品、高級時計などの高級嗜好品の買取を得意と謳っている。なかでも、岩谷堂や松本民芸家具、松創などの高級ブランドのタンスは高額買取の対象だ。

タンスについては出張買取、宅配買取、店頭買取をおこなっているが、宅配買取はデザイナーズ家具のみ、出張買取も一部地域は高級家具のみとなっている。また、婚礼ダンスやワードローブ、クローゼット、10年～40年ほど経過したタンスは買取が難しいとしているので、事前の確認がおすすめだ。

買取実績

北海道のハードオフ

ハードオフは、全国に800店舗以上展開している日本有数の買取業者だ。タンスの買取については、ノーブランドでも喜んで買取をおこなうとしている。ただし、古いタンスについては値段がつかないこともあるので留意しておこう。

タンスの買取は、店頭・出張で対応しており、費用は無料としている。ただし、店舗によってはタンスなどの家具買取に対応していないところもあるので、最寄りの店舗に問い合わせておくと良いだろう。

タンスの買取価格について

タンスは実際にどれくらいの価格で買取されているのか、業者が公表している買取価格から調べてみた。ここに記載している買取価格は、2021年8月28日に調査した時点の価格となる。買取価格はさまざまな要因により変動するため、あくまで参考としてチェックしてほしい。

岩谷堂箪笥

岩谷堂箪笥は、岩手県で伝統的な和箪笥を制作している会社だ。販売価格が数十万円するものも珍しくないことから、、10,000円～190,000円と全体的に高額の買取となっていた。

ウニコ（unico）

ウニコは、デザインを重視した家具で人気のメーカーだ。販売価格も比較的高めであり、買取価格も5,000円～13,000円と高めのものが目立った。

ニトリ

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IKEA

ニトリやIKEAは販売価格が安い分、買取価格も500円～3,000円と低い傾向が多い。また、IKEAの組み立てのチェストが0円で引き取られた場合もあり、組み立て家具は、高価買取が難しい場合が多くみられる。

和箪笥

和箪笥は、販売価格が高いこともあるが、12,000円～30,000円と比較的高額で買取される場合が多かった。

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チェスト

チェストについては、アルフレックスやローラ・アシュレイ、ダニエルといった高級志向の家具を製作するメーカーのものは、38,000円～73,000円と総じて買取価格が高めとなっている。

上記高級メーカー以外では、500円～6,000円となっていた。チェストはメーカーによって買取価格に差が出やすいことから、買取を依頼する前にどこのメーカーのタンスか確認した方が良いだろう。

タンスを少しでも高く売る方法とは？

タンスは基本的にいい値段で購入しているはずだ。そのため、売るのであれば少しでも高く売って元を得たいはず。そのためには、高く売るためのコツを知り実践しなければならない。では、どのようなことをすれば高額買取になるのだろうか。下記でそのコツを紹介していく。

付属品をそろえておく

タンスなどを買うと必ず付属品がついてきているはずだ。たとえば、取扱説明書などが付属品に該当する。こう言った付属品があるかないかで査定額にも変動が出てくるので、付属品をしっかりそろえたうえで査定を依頼した方がいい。

ブランド物やアンティーク品は高額買取になり得る

高額買取になりやすいのは、ブランド品やアンティーク品だ。ブランド品は製造年から年月が経っていても買取手が見つかりやすいので、高額買取になりやすい。アンティーク品も近年需要が増してきているため、売りに出すといい値を付けてもらえる可能性が高い。

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オークションサイト「ヤフオク!」やフリマアプリ「メルカリ」に出品するのもあり

買取業者に依頼したものの納得できる値段でなかった場合は、ヤフオク!やメルカリといったオークションやフリマサイトに出品するのもいいだろう。

個人取引の場合は自分で価格を設定できるので、希望額よりも低くはならない。しかし、買取手がなかなか見つからないと、ずっとタンスを部屋に置いておかなければならないので、早く処分しなければならない人には不向きな方法といえる。

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まとめ

タンスは粗大ごみとして処分できるが、自分で所定の場所まで持って行かなければならない。自分で持ち出せない人の場合は、不用品回収業者などに依頼するといいだろう。さらに、費用をかけずに処分したいのであれば、友人に譲ったりする方法がおすすめだ。

また、買い取ってもらう方法では、持ち出しもおこなってくれるだけでなく、お金に変えることができる。ブランド品などのタンスや和箪笥を処分するのであれば、捨ててしまうよりも買い取ってもらった方が高額買取になるので、メリットの方が大きいといえるだろう。

資源を無駄にしないためにも、まずは買取を依頼して、それが叶わなかったら処分するといった流れを試してもらいたい。