街の喫煙所でアイコスユーザーをちらほらと見かけるようになってきた。飲み屋にしてもそうだ。少し前まではもくもくと煙草の煙が満ちていた赤提灯系のお店でも、アイコスを吸う人が増えたせいか若干「煙たくなくなった」ような気がする。禁煙ブームと合わさって普通のタバコを吸う人が少なくなってきたということなのだろう。
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加熱式たばこ(電子たばこ)とは
加熱式たばこ(電子たばこ)とは、乾燥葉や、液体を電熱線の発熱によりエアロゾル(霧状)化する装置のことを指す。
近年、日本でも人気が高まってきており、ファッション感覚で吸う人も多くなってきている。人気のある加熱式たばことして、iQOS以外にも下記のブランドがあげられる。
glo(グロー)
当初は宮城県の仙台限定で発売されていた加熱式たばこ。その後、全国で発売が開始され、ユーザーが増えてきている。発売元はブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン。
iQOSは加熱ブレードをカートリッジの中止に刺すことで加熱するのに対し、グローはカートリッジの周囲から加熱する方式をとっている。
また、本体とバッテリーが一緒になっているのも特徴だ。カラーも様々で、ゴールドやピンクなど女性でも持ちやすいデザインも発売されている。
プルーム・テック
日本たばこ産業(JT)が発売している加熱式たばこ。ニコチンを含んだリキッドを水蒸気にして吸うスタイルだ。2018年上期には全国で発売される予定だ。
iQOSと比較すると軽くてスリムな点を好んで愛用している人も多い。また、ほぼ無臭なためニオイが気になる方々におすすめだ。
大人気!加熱式たばこ iQOS(アイコス)
2015年に発売されて以降、バラエティ番組でも取り上げられるほどの人気を博しているiQOS(アイコス)。煙草、いわゆる紙巻きタバコとは違い専用のヒートスティックを加熱することで蒸気を発生させて吸引するという仕組みになっている。
煙草とは違い、火をつけず草を燃やさないため副流煙もなく、有害成分がおよそ90%カットされているとのこと。アイコス独特の匂いはあるが、タールが発生しないので煙草臭さが気にならない。これらのことが近年の健康意識の上昇とマッチし、アイコスのヒットへと繋がったのだろう。
モデル別スペックの違い
2017年には新型のアイコス「IQOS 2.4 Plus」が発売された。2017年9月27日現在、発売から半年ほど経過したが未だに品薄状態が続いておりインターネットオークションサイトでは高値で取引されているようだ。
そんな旧型と新型のアイコスのスペックが公式サイトで公開されていたので比べてみた。尚、モデル名は旧型がIQOS 2.4、新型がIQOS 2.4 Plusである。
IQOS 2.4(旧型) | IQOS 2.4 Plus(新型) | |
---|---|---|
チャージャーサイズ | H111mm/W50mm/D15mm | H111mm/W50mm/D15mm |
ホルダーサイズ | H94mm/W14mm | H94mm/W14mm |
チャージャー重さ | 100gほど | 100gほど |
ホルダー重さ | 20gほど | 20gほど |
チャージャー充電可能回数 | 約7300回 | 約7300回 |
ホルダー充電回数 | 約365回 | 約365回 |
ホルダーの充電時間 | 約5分 | 約4分 |
旧型→新型アイコスで変わったこととは
旧型と新型のiQOS(アイコス)は、サイズ、重さ、充電可能回数に違いはないようだが、機能性が上がり、ホルダーの充電時間がおよそ1分短くなったようだ。
チェーンスモーカーの方のなかにはアイコス二台持ち、もしくは紙巻きたばこを併用している人もいるので充電時間が短くなった分、続けて吸うことができるというのはとても大きなメリットと言えるだろう。
新型は旧型の問題点が改善されている
従来のアイコスでは、
- ・チャージャーにさしてから充電が長い
- ・ホルダーの点滅が消える(吸える)まで時間がかかる
- ・アイコスのチャージャーが閉まりにくくなる(または閉まらない)
- ・清掃中に加熱ブレードが折れやすい
などといった点が不便だと言われていたが、新型アイコスでは改善されているようだ。新型アイコスの主な変更点は以下の4点。
- ・バイブレーション機能が追加
- ・加熱ブレードが進化したため早く吸えるようになった
- ・ホルダーの充電が短縮された
- ・ライトがLEDに変更
故障しにくく、美味しく吸えるように改良されたのだ。
細かい部分を見てみよう。まずバイブ機能が搭載されたことにより、吸えるときと終わったタイミングがわかりやすくなった。そして壊れやすいと言われていたチャージャーの蓋の部分(ツメの部分)が閉めやすく、壊れにくくなったため故障の心配が減った。
また、加熱ブレードのコーティングが改良されたので折れにくくなり、旧型のアイコスよりもタバコの味に近づいたとのこと。美味しく吸うための改良といったところだろう。
アイコスの型番とは?製品識別番号って?
JTのPloom TECH(プルームテック)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンのglo(グロー)など続々と加熱式タバコが発売されているなか、圧倒的なユーザー数を誇るアイコスだが、購入したときにまずしなければならないことがある。それは製品識別番号の登録だ。
製造識別番号=シリアルナンバー
製品識別番号とは一見聞きなれない単語かもしれないが、いわゆるシリアルナンバーだと思っておこう。アイコスのシリアルナンバーを登録しておくと故障時の交換がスムーズになったり、キャンペーンに応募できたり、保証期間が延長されたりといった様々なメリットがあるのだ。
とくに故障したときは会員登録が必要になるため、あらかじめアカウントを作る時はアイコスの製品識別番号も登録しておくとかなり便利だろう。
チャージャー・ホルダー・箱などに記載されている
アイコスの製品識別番号は購入時にアイコスが入っていた箱、またはチャージャーとホルダーそれぞれの本体に記載されている。ナンバーに一貫性はないが、14桁の英数字の組み合わせで記載されているので確認してみてほしい。もしくは公式サイトのマイアカウントから製品識別番号や購入時期を確認することができるのでチェックしてみよう。
明確な型番・品番があるわけではない?
スマホやパソコンには製造番号(シリアルナンバー)だけでなく、型番・品番が存在する。例えば、パナソニックから発売されている洗濯機《◯◯ - ◯◯》のように、型番や品番は製品の型ごと、または同じ種類の製品ごとでつける英数字・記号なのだが、アイコスには存在しない。
アイコスにつけられているのは上記で紹介した製造識別番号であるため、明確な型番・品番が存在するわけではない。だが「Model」はチャージャーや箱に記載されているので、これが一般的な型番・品番になるだろう。
アイコスを売却するときに知っておきたいこと
アイコスは中古品でも買い取ってもらうことができるため、新型への買い替えや禁煙などをきっかけに売却を検討している方もいるのではないだろうか。主な売却先はフリマアプリ、ネットオークション、買取業者といったところだろう。
フリマアプリやネットオークションに出品するとき、買取業者に査定を依頼するときに必要になるのが”どのアイコスか”ということ。
限定品ほど高値で取引される
現在、一般発売されているアイコスはネイビーとホワイトの二色だが、プレゼントキャンペーンや抽選品などの限定品も多数存在する。
- ・ボルドーレッド
- ・サファイアブルー
- ・ミッドナイトブルー
- ・ゴールド
- ・シルバー
- ・ダークデニム
- ・バーガンディ
- ・ローズピンク
- ・ブラック
このように様々なカラーバリエーションが展開されているが、あくまでも限定品であるため普通に購入することはできない。そのためフリマアプリやネットオークションではネイビーやホワイトよりも高値で取引されており、10万円以上で取引されているものもあった。
製造識別番号を登録解除しておく
フリマアプリやネットオークションでアイコスを売るときは、製品説明として、モデル名や色、セット内容などを記載しなくてはならない。本コラムで紹介してきた通り、アイコスには旧型と新型が存在し、それぞれモデル名は旧型がIQOS 2.4、新型がIQOS 2.4 Plusである。
そして出品する際はアイコスの製造識別番号の登録を解除しておこう。製造識別番号を登録したままにしていると、次の持ち主が本体を登録することができず面倒な手間がかかってしまうため、「デバイス削除」をした上で出品するようにしよう。
付属品が揃っていると査定額がアップしやすい
ちなみにオークションサイトなどでは「未登録」のアイコスの方が高値で落札されやすい傾向にあるようだ。もしも使っていない・使わないアイコスがあるなら、登録する前に売却するといいだろう。
また、買取業者によっては新品・未使用品、中古品、ブレード折れ・破損などによって買取価格が異なる。もちろん未使用品ほど高値で買い取られやすいのだが、本体と箱、その他の付属品(ACアダプタ・専用USBケーブルなど)が揃って入れば高額買取が期待できるだろう。
出来る限り早く売るようにしよう
現在はiQOSだけではなく、電子タバコのブームがきているため、各社から最新の電子タバコが発売されている。iQOSについても、新型が発売された後は、旧型の買取価格は低くなる傾向がある。
新モデルが出てしまうと高額買取が期待できにくくなるため、手持ちのiQOSを必要ないと感じたらすぐに売ることをおすすめしたい。
複数の買取業者に査定を依頼する
iQOSを売りたいと思った際には、複数の買取業者に査定をお願いしたほうが良い。例えば一社に査定を依頼して8,000円で買取となった場合にも、他店ではそれよりも高い査定額を提示されることもある。オンライン査定なども利用できるため、気軽に複数の業者に依頼すると良いだろう。
IQOSを売りたい場合におすすめの買取業者
ここでは電子タバコの買取を積極的に行っている買取業者をいくつか紹介したい。
カウモバイル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
電子タバコ等の買取サイトである。スマホやパソコンから無料で査定を行ってくれる。また、業界最高値級の買取価格を謳っており、他店にほとんど負けない買取価格が支持されている。
買取マクサス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
セルライブというビデオチャットのサービスを用いて、家にいながら電子タバコを売ることが可能な買取業者である。最短30分で家まで商品を取りに来てくれるスピードの速さと、ビデオチャット査定を導入したことでコストダウンができ高額買取が期待できるところも強みだ。
買取専門店「大吉」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド品を主に扱っている買取業者だが、電子タバコの買取も積極的に行っている。
アップルラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
スマホやPCをメインで取り扱っている業者。最近は、買取業者だけではなく、アップルラボのような携帯の修理販売をメインで行っている業者もiQOS買取に参入してきている。それだけiQOSの需要が高まっていることが分かる。iQOSについても、高額買取を謳っており積極的に買取を実施している。
買取品目に記載のない買取業者が多いため、一旦業者にiQOSの買取を行っているか聞いたほうが良い。ブランドや貴金属の買取店や、総合買取業者で取り扱っていることが多い。リキッドや葉については衛生面も考えて買取しない方針の業者も多い。
また、買取業者以外にもネットオークションやフリマアプリでの売買も活発である。ヤフオク、メルカリ、ラクマ、PayPayフリマなどのフリマアプリでも、iQOSの出品は増えてきており高額で売れる可能性も高い。
まとめ
iQOS(アイコス)の型番・品番・モデル名の調べ方と買取時に知っておきたいことを紹介した。あらためておさらいしておこう。
- ・アイコスは型番・品番ではなく製造識別番号(シリアルナンバー)
- ・製造識別番号は14桁の英数字
- ・モデル名は旧型がIQOS 2.4、新型がIQOS 2.4 Plus
- ・買取時に製造識別番号は必要ない
- ・箱や付属品が揃っていると高値で買い取られやすい
新型アイコスの価格は旧型よりも少し高めだが、諸問題が解決され進化した分、使いやすさもアップグレードしたと言えるだろう。お持ちのiQOSを買取に出したい場合には、複数の買取業者に査定を依頼し、自分の納得のいく価格で買い取ってもらえるようにしよう。ネットオークションやフリマアプリもおすすめだ。
2017年の9月には裏原宿系ブランドの火付け役であるNIGO(ニゴー)氏とのコラボレーションが発表された。原宿の文化を作ってきたNIGO氏と次世代タバコiQOS。詳細情報などはまだ公開されていないが、新しいカルチャーに今後も期待だ。
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