冷蔵庫の処分は、買取業者で引き取ってくれる「買取サービス」の利用がおすすめだ。今回は、多くの人が混同してしまう「不用品回収サービス」と「買取サービス」の違いを含めて、現金化に繋がる処分法を提案していく。
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「回収サービス」と「買取サービス」の違いを比較
冷蔵庫の処分を行う際には、「回収サービス」と「買取サービス」の違いを抑えておくべきである。
依頼者がお金を払う「回収サービス」とは何か
「新しい冷蔵庫を購入したお客様に対して、古い冷蔵庫の処分をサポートする」という、いわゆる下取りなどの回収サービスは、コジマ電気やビッグカメラなどの家電量販店や小売店で行われている。ただこれはキャンペーン的な物であり、本来は例えば冷蔵庫であれば170㎝以下の小さいものであっても6,000円ほどリサイクル料金を別途とられるケースもある(筆者のnojimaでの体験談)。また、家電の販売店では下取りという形でお金を払うことなく回収してもらえることもあるが、なかなか現金化には繋がらない。
家電リサイクル法に基づく回収サービスとして、もう一つあるのが市区町村の家電リサイクルである。こちらは依頼者がお金を払って家電リサイクル券を購入し、小売店に冷蔵庫の引き取り依頼をするというシステムだ。各社が定めたリサイクル券と収集運搬料金の支払いが必須となる回収サービス利用時には、どんなに状態の良い冷蔵庫であっても「依頼者がお金を支払い、小売店に回収しに来てもらう」という流れとなる。
また、もう一つの方法は再販売前提で不用品回収を専門的に行っている業者に有料で回収して貰うという手がある。よくポストにビラで入っている広告を見たことはないだろうか。こちらは冷蔵庫だけでなくまとめてトラック1台分で2万円～などの費用が設定されており、単体で見ると一般的な家電リサイクルよりも高い値段になっているケースが多いが、粗大ごみをまとめて処分できる且つ最短30分で駆けつけてくれるという利便性があり、数によっては家電リサイクルで個別に処分するよりは不用品回収の方が安く収まることもある。また値段が付くような価値のある商品であった場合は「買取扱い」となり、費用が0になったりプラスになることもある。家電リサイクルでは価値に関係なく処分されてしまうので費用発生は免れず、メリットデメリットが分かれてくる所である。
現金化するなら「買取サービス」の方が良い
国内でリユースできる状態の良い冷蔵庫は、家電買取専門店やリサイクルショップで行われている買取サービスを利用するのがおすすめだ。
店舗販売を目的とする買取サービスは、愛用の冷蔵庫を現金化することができるため、「回収サービスのように依頼者がお金を払う必要がない」という点が大きな違いと考えて良いだろう。うまくいけば高額買取も期待できる。
それなりに価値のある冷蔵庫を処分する際には、現金化のできる買取サービスの利用がおすすめとなる。冷蔵庫の価値判断ができない場合は、リサイクルショップなどの出張サービスを利用した後に、最後の手として回収という選択肢を候補に入れてみて欲しい。
高値で買取してもらえる冷蔵庫の特徴
May 6, 2013 / osseous
ここでは、買取業者で高値査定が期待できる冷蔵庫の特徴を紹介していく。
国産メーカーで1年以内に購入した最新モデル
状態の良い冷蔵庫に最新モデルという付加価値を付けるためには、購入から1年以内に査定依頼をするのが理想となる。国産メーカーの冷蔵庫は1年に1回のモデルチェンジを行っているため、周期的なものを頭に入れておくことも賢い買い物や高値査定に繋がると言えるだろう。
臭いのない状態の良い冷蔵庫
冷蔵庫の買取を想定している場合は、掃除や防臭剤の活用を行い「庫内に臭いを残さないこと」を心掛けて欲しい。どんなに状態の良い最新モデルの冷蔵庫であっても、庫内からニンニクや腐敗臭がする時点で買取不可になることも多いため、普段のメンテナンスを通して臭い対策をすることが、高値査定に繋がる大事なポイントとなる。
単身者向け小型冷蔵庫
120リットル～140リットルの小型冷蔵庫は、大学生や新社会人の新生活家電としてのニーズが高い存在となっている。内容量が100リットル以下になってしまうと、用途が少ないという理由で買取額が一気に下がってしまうため、大学卒業後の売却を想定している場合は、サイズやメーカーなどにもこだわって冷蔵庫選びをした方が良いさそうだ。
ファミリータイプの大きな冷蔵庫
200～400リットルというファミリー向けの冷蔵庫は、同棲や新婚生活を始めるカップルが将来を見越して購入する傾向の高いクラスとなっている。これに対して150～200リットルという中途半端な冷蔵庫はあまり需要がないため、2人暮らしをする際には少し大きめの商品を購入するようにして欲しい。
業務用冷蔵庫
業務用の冷蔵庫は、飲食店経営者などによってリユースされやすいカテゴリである。一般家庭でニーズがないと思われがちな巨大冷蔵庫でも、業務用である時点で厨房用品の買取専門店で査定することも可能となっている。
買取できないのはどんなものか
IMG_5456 / Travis Hornung
高値査定を狙うためにも、買取が難しい冷蔵庫の特徴も抑えておいた方が良いだろう。
製造から3年以上経過
日々食材を入れて稼働し続ける冷蔵庫にそれなりの価値を付けるためには、3年～4年以内に買取してもらうべきと断言できる。数年間の学生生活や単身赴任用として購入した冷蔵庫がある場合は、きちんと動くうちに買取してもらうことが理想と言えそうだ。
知名度の低いメーカー製
どんなに新しいモデルでも、AQUAやハイセンス、ハイアールなど知名度の低い、もしくは単価の低いメーカーの冷蔵庫は「国産品と比べて品質が劣る」と捉えられる、もしくは最繁時の値段も安くなるので買取額も望みにくいのが冷蔵庫買取の基準となっている。筆者の体験としてAQUAの独身向けの小型冷蔵庫（購入金額2~3万円程度）の2016年製を2020年に出張査定を依頼した所、事前査定で1,000円だったが本査定で0円となり、無料回収となった。状態は良かったが小型なのと既に3年ほど発売から経過しているという点が厳しかったようだ。
高く売れる冷蔵庫メーカー
リサイクルショップなどでも高値が期待できるメーカーは、TOSHIBA（東芝）、MITSUBISHI（三菱電機）、Panasonic（パナソニック）、SHARP（シャープ）、HITACHI（日立）が中心となるため、購入時のブランドやメーカー選びも高い買取額に直結するので、購入の際には意識してほしい。
査定基準・高く買取してもらえる冷蔵庫
冷蔵庫の査定は、「国内でリユースできるか？否か？」という基準を軸に行われている。新生活を始めるひと達が「この冷蔵庫を使いたい！」と感じるようなメーカーやモデル、状態であれば、間違いなく高値査定が付くと考えて良いだろう。
また業者の中には海外リサイクル向けの買取を行っているところもあるため、タダ同然の安値が付いた場合は、国内向けとは違う基準で査定されたと考えても良さそうだ。
冷蔵庫の買取に適した売り時
Kelvinator Foodarama ca. 1955 / Mike Licht, NotionsCapital.com
冷蔵庫の売却は、下記2つのタイミングで行うのが理想となる。
冷蔵庫の需要は夏前に高まる
冷蔵庫の強化買取キャンペーンは、さまざまな食材を冷やす必要のある「夏前」の時期にスタートされる。これに対して秋～冬のシーズンはリサイクルショップ側でも在庫過剰になる傾向が高いため、季節的なものを考慮して買取するのが業者から歓迎してもらえるポイントと言えるだろう。
小型冷蔵庫なら2～3月の買取もおすすめ
小型冷蔵庫の需要は、学生や新社会人の新生活がスタートする「春前」の時期に一気に高まる。もし自分が春で学生生活を終える場合は、新入生のニーズがあるうちに冷蔵庫を買取してしまった方が良いかもしれない。
買取業者紹介
高値での買取が期待できる業者を紹介する。
家電高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
家電、電化製品の買取を専門に行っている業者。累計利用者数が100万人を突破した人気業者だ。事前査定を無料で行っており、多くの買取実績と相場から仮査定額を見積もってくれるので、相場がすぐわかる。ホームページには冷蔵庫の買取相場と買取目安が掲載されているので、自分の冷蔵庫と照らし合わせてチェックしてほしい。
業務用の冷蔵庫、冷凍庫、保冷庫なども買取可能なので、企業からも買取を行っている。また、ほかの家電と一緒に買取してもらうことでより高額な査定になることもある。購入から5年以上経っていても買い取ってもらえる場合もあるので、まずは連絡してみよう。
買取方法は、店頭買取、宅配買取、出張買取がある。店頭買取は電話かホームページから問合わせて予約し、予約日に品物を持って店頭に行く。その場で査定してもらい、査定金額を提示してもらう。その際に相場を元に交渉も可能なので、事前に調べておくとよいだろう。取引が成立するとその場で現金が支払われる。
駐車場も完備されているので、冷蔵庫を運べる余裕があるなら、店頭買取が一番早く現金化できるだろう。宅配買取も電話かホームページから予約すると宅配キットが届く。それで商品を梱包して発送する。商品が届くとスタッフが査定をしてくれ、査定金額を連絡してくれる。取引が成立すると口座に代金が振込まれる。もしキャンセルすることになっても返送料を負担してくれる。
出張買取も電話で予約が必要だ。商品の状態などを事前に連絡しておく。予約日にスタッフが自宅まで出張してくれ、査定を行ってくれる。査定額を提示してもらい、取引が成立したらその場で現金支払いとなる。
中古家電の専門店 買取販売ハッピー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
中古家電の買取、販売、レンタルなどを行っている業者。販売も行っているので買取にも力を入れている。ホームページには高価買取リストがあるので、確認してみてほしい。
買取方法によっては買取額アップのキャンペーンをやっていることもあるので、随時ホームページで確認しておこう。フリーダイヤルやホームページのお問い合わせフォームから簡単に問い合わせをすることができるので、まずは問合わせてみよう。最新の冷蔵庫の買取価格表がホームページに掲載されているので、自分の手元の冷蔵庫と比較してみよう。海外製品も買い取ってはくれるがワンランク下がるので注意してほしい。
買い取ってもらえる目安は5年以内のものとなる。5年以上のものでも買い取ってもらえる場合もあるので、相談してみよう。取扱説明書が残っている場合はそれもつけて買い取ってもらうと高額査定が期待できる。
買取は出張買取、店頭持ち込み買取、郵送買取がある。出張買取はエリアが限定されており、東京23区、神奈川県川崎市周辺、千葉県北西部、埼玉県南部となっている。このエリア内であれば出張料が無料となるので利用してみよう。
フリーダイヤルかお問い合わせフォームから連絡し、大体の見積もりをもとに予約する。予約日にスタッフが家に来てくれて査定をしてくれる。その際に電源を入れたままでおく。査定額を提示してもらい、取引が成立したらその場で現金での支払いとなる。
店頭持ち込み買取は、店頭に10時から18時の間に持ち込んで査定してもらう。軽トラックの無料貸出も行っているので、利用するのもいいだろう。冷蔵庫は動作確認のために1日預かられて確認が行われる。
郵送買取はフリーダイヤルかお問い合わせフォームで予約をし、梱包し発送する。届き次第スタッフが動作確認、査定を行う。査定結果を提示してもらい、取引が成立すると振込で代金が支払われる。
アスタート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アスタートは冷蔵庫などの家電の買取・回収業者。北海道札幌市エリアで出張サービスをおこなっている。家電だけではなく、家財整理、遺品整理、引越しなどで出た不用品をまとめて回収している便利屋でもあるので、なんでもおまかせできる。無料見積もりから始めよう。
まとめ
入学や就職、結婚というさまざまなシーンでニーズのある中古冷蔵庫は、買取専門店に査定依頼をするのが最も効率の良い処分方法となる。
最初に回収サービスに問い合わせをしてしまうと、手に入るかもしれない現金を逃すことにも繋がるため、まずはヒカカク！で紹介している冷蔵庫の買取査定業者一覧を活用して買取業者の比較検討をしてみて欲しい。
