冷蔵庫を買い替える際に気になるのが、それまで使っていた冷蔵庫の処分方法ではないだろうか。買い替えと同時に古い冷蔵庫を引き取ってもらうというのも一つの手だが、ヤマダ電機に相談すれば、条件付きながらそれまで使っていた冷蔵庫を下取りしてもらうことも可能だ。
そこで今回は、ヤマダ電機で下取りしてもらう方法を解説するとともに、冷蔵庫を処分する際に気をつけておきたい、基本的な事柄について詳しく紹介していくことにする。
Samsung refrigerator / Janitors
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ヤマダ電機の下取り
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ヤマダ電機では冷蔵庫、テレビ、洗濯機を買い替える際に、一定の条件を満たしていれば、店頭もしくは配送時に下取りを行ってくれる。どのような条件であれば、下取りをしてくれるのかチェックしよう。
ヤマダ電機で冷蔵庫を下取りしてもらうための条件
冷蔵庫をヤマダ電機で下取りしてもらう場合、2012年以降に販売された製品（年式として9年以内を意味する）が下取り対象となっている。ただし、本体に破損、変色、色あせ、サビがあったり、電源コード及び、製品ごとに指定された付属品がない冷蔵庫は下取り対象外となるので注意が必要だ。ただし、冷えなくても10円で買取可能な場合がある模様だ。
ただ、下取り条件のハードルはそれほど高くはない。基本的には2012年以降の製品で、目立ったトラブルがなければ下取りしてもらえると考えて良いだろう。下取り価格は冷蔵庫のサイズや年式によって変わる。以下は下取り条件と定額買取金額の例である。
- 500リットル以上／2018〜2019年製 →30,000円
- 400〜499リットル／2016〜2017年製 →10,000円
- 300〜399リットル／2014〜2015年製 →2,000円
- 200〜299リットル／2013〜2012年製 →100円
また、下取りに必要なものは本人確認書類・身分証明書のみとなっている。このサービスは商品の購入が買取の条件とはなっていないので、単純に現在ある冷蔵庫を処分したいだけの人にとっても便利なサービスだと言えるだろう。
本人確認資料として使えるもの一覧
- 運転免許証・健康保険証・健康保険被保険者証・住民基本台帳カードBタイプ(顔写真入りのタイプ)・パスポート・顔写真入りの学生証・住民票の写し(発行後3ヶ月以内のもの)・残留カード
- ※マイナンバーカード及びマイナンバー通知カードは、本人様確認書類として取り扱い不可
ヤマダ電機の下取りサービスを利用するメリット
通常、冷蔵庫といった大型家電を処分する際には、家電リサイクル料と収集運搬料金が必要となる。家電リサイクル料や収集運搬料金は処分する冷蔵庫のサイズによって変わるが、300Lクラスの冷蔵庫を処分しようとする場合、家電リサイクル料と収集運搬料金を合わせて7,940円の費用が必要だ。
家電リサイクル法で指定された大型家電であるため、粗大ごみで捨てることはできない。
しかし、ヤマダ電機の下取りサービスを利用すれば、この家電リサイクル用途収集運搬料金を支払う必要がなくなる。例えば、2013年製の冷蔵庫を下取りしてもらった場合、定額買取価格が100円、家電リサイクル料と収集運搬料金の合計が5,924円となっているので、総合すると普通に廃棄するよりも5,824円(2019年時点)も得する計算だ。
このように、ヤマダ電機の下取りサービスを利用すれば、不要となった冷蔵庫を買取してもらえることに加え、廃棄にかかる費用も節約することができる。これから冷蔵庫を買い替える人や廃棄を考えている人は、ヤマダ電機のホームページで条件をチェックして、条件に合っているようであればサービスの利用を検討してみると良いだろう。
冷蔵庫の処分する際の注意点
冷蔵庫を処分したい人は基本的に早めに処分したいと思っているだろう。しかし早めに処分したいあまり、注意を怠ることでトラブルに巻き込まれることは避けたい。
安易に廃品回収業者に回収を依頼するのは危険
不要になった冷蔵庫を処分するには、街を周回している廃品業者に回収を依頼するといった方法もある。こういった業者に依頼すれば無料で冷蔵庫を処分してもらうことができるので、処分費用の節約を考えると有難い存在だと言えるだろう。
しかし、業者の中には自治体から許可を得ていない、不法な廃品回収業者も数多く存在するので注意が必要だ。こういった不法業者の中には、後から高額な費用を請求してきたり、適切な処分を行わずに山中などに不法投棄したりするものも少なくない。
こういったトラブルを避けるためにも、安易に廃品回収業者に依頼したりはせず、処分する際には家電リサイクル法に沿った方法で処分するようにしよう。
自分で不要になった冷蔵庫を処分する方法
冷蔵庫のような大型家電製品は粗大ごみとして出すことはできない。したがって、使わなくなった冷蔵庫を処分する際には、自治体が定める所定の方法に従って適切に処理する必要がある。冷蔵庫のような大型家電は自治体が指定している取引場所にもっていけば引き取ってもらうことが可能だ。
手続きは最寄りの郵便局で備え付けの家電リサイクル券に必要事項を記入し、窓口でリサイクル料を支払うだけで完了する。支払いが済んだらリサイクル券を受け取り、あとは指定の取引場所に冷蔵庫を持ち込む。そうすれば後は業者が家電リサイクル法にのっとって適切に処分を行ってくれる。
処分後に受け取るリサイクル券に記載された番号を調べれば、適切に処分されたかどうかを確認することができるので、引き渡し後も一定期間はリサイクル券を手元に残しておくことも忘れないようにしたい。
家電量販店に処分を依頼する方法
家電リサイクル法によってメーカーは回収した冷蔵庫の適切な処理を、家電販売店には収集と運搬が義務付けられている。そのため、指定の取引場所に自分で冷蔵庫を持ち込むことが困難な場合には、家電量販店に相談すれば冷蔵庫を回収してもらうことが可能だ。
冷蔵庫のリサイクル費用は、170L以下が3,740円、171L以上が4,730円となっている。また、取引場所に持ち込むのではなく、家電量販店に回収を依頼する場合は、別途で数千円程度の収集運搬料金が発生するので、それらの費用も用意しておく必要がある。尚、ヤマダ電機では訪問回収に対応していないので注意が必要だ。
以上が基本的な冷蔵庫の処分方法だ。冷蔵庫の処分が必要となったときは、自治体のホームページで詳しい処分方法をチェックするか、最寄りの家電量販店で相談すると良いだろう。
買取での査定額UPの方法
ヤマダ電機や自治体で処分する方法以外にも買取専門店で買い取ってもらうことも可能である。その際に、すこしでも査定額をあげる方法について紹介しよう。
買取専門店に持ち込んで査定するのも一つの方法
ヤマダ電機の下取りサービスを利用できない人や、できるだけ冷蔵庫の処分費用を抑えたいと考えている人には買取専門店の利用もおすすめとなっている。
もし、買取専門店の査定で買取金額がつくようであれば、リサイクル料や収集運搬料金の支払いをする必要がなくなるので、お得に冷蔵庫を処分することも可能だ。
5～8年前までの冷蔵庫は買取可能だが10年前の年式は微妙な所
原則として買取金額は年式が新しいほどアップすると考えて良い。5～8年前程度の年式は確実に売ることができ、10年以上前の年式になると買取不可となる可能性が高い。ただし、家電の中では冷蔵庫の寿命は長く、比較的ギリギリまで売ることができるイメージでいて大丈夫ではある。
内部の汚れや外部のシールなどは査定時に減額となる
査定を受ける前には冷蔵庫の外側や内部をきれいに掃除し、清潔感のある状態で持ち込むことも大切なポイントだ。説明書や保証書といった付属品も買取金額に大きな影響を及ぼす部分となっているので、査定を受ける際には忘れずに持ち込むようにしよう。
冷蔵庫を少しでも高く売るためのコツを紹介
基本的なメンテナンスや付属品の準備といったポイント以外にも、冷蔵庫を高く売るためのコツは数多くある。買取専門店で査定を受ける際には、以下で紹介するコツを一つでも多く実践して高価買取を狙ってみよう。
まず、冷蔵庫を売却する際には持ち込む専門店を選ぶことが大切だ。なぜなら、冷蔵庫はCDや本などとは違い、気軽に店頭まで持ち運ぶのは難しいからだ。したがって査定を受ける店舗は、出張買取などを実施している専門店の中から選びたい。
多くの買取専門店では無料の出張査定を行っているので、そのようなサービスを実施している専門店を探してみるようにしよう。また、一つだけではなく複数の専門店から相見積もりを取って、最も高額査定を提示してくれる専門店を探すことも大切だ。
査定額はキャンペーン期間中や時期などによっても変動するので、ホームページ内などに買取価格表が表示されているようであれば、忘れずにチェックしておくことも大切だ。
以上が冷蔵庫の売却時に査定額をアップさせる基本的なテクニックとなる。場合によっては買取金額に大きな差が出ることもあるので、冷蔵庫の売却を検討する際には忘れずに実践するようにしよう。
オークションやフリマアプリ
冷蔵庫を処分する場合にはオークションサイトやフリマアプリなどを利用するのもおすすめの方法となっている。冷蔵庫のタイプによっては高値で買取してくれる人もいるので、忘れずにチェックしておくようにしよう。
ヤフオク
ヤフオクは幅広い品目の取引を仲介している老舗のオークションサイトだ。取引の歴史も長く参加者も多いので、安心して利用することができる。
ヤフオクを利用するためには、事前登録や利用料が必要なサービスではあるが、買い手がたくさん集まれば、どんどん入札額が上昇していくので、買取専門店で売るよりも高値で売却できる可能性がある。
特に、人気のある冷蔵庫やオシャレ度の高い冷蔵庫などは入札者がたくさん現れるので、冷蔵庫の処分を検討する前にはぜひとも登録しておきたいサービスだ。
メルカリ
メルカリはスマホアプリを経由して参加するシステムが特徴だ。オークション形式のヤフオクとは違って、自分で価格を設定して買い手を募ることになる。メルカリでは、事前に利用手数料を支払うことなく出品することが可能だ。
手数料は売買成立後に商品価格の10%を支払えばよい。メルカリは中古品の売買市場として中心的なサービスを展開しており、家電製品などの出品も数多く見られる。売買の成約率も高いサービスとなっているので、冷蔵庫の売却にも最適なサービスだと言えるだろう。ただし、送料等は意外と高くつくので、手残りのお金はかなり小さくなってしまう可能性がある。梱包の手間も大型商品なので運んだりすることも大変ではあるだろう。大型家財便を利用するケースで、ヤマト運輸も家の前までしか取りに来てくれない。尚、メルカリでは以外にも一応対面受け渡しが可能なので、引き取りに来れる人限定で取引することも出来る。
ラクマ
楽天が運営しているフリマアプリラクマもおすすめである。このフリマアプリの強みは、楽天会員IDをそのまま使用できるということと、販売手数料が3.5%と安価であるということである。
販売手数料としてはメルカリが10%かかるため、その差は歴然。より販売手数料を安く売りたいということであれば、ラクマがおすすめだ。
ジモティー
地元の人同士で譲り合う掲示板がコンセプトのウェブサイトであるが、売買することも可能だ。送料や梱包費用などがかからないため、高い価格で譲渡することができるケースもあり、相手が見つかればお得である。ただし、直接対面での個人間取引となるため、トラブルのリスクがあったり、実際には個人と見せかけて買い手の業者が仕入れに来るケースもあるので注意が必要。外に出しておいて回収して貰うなどの取引方式で対面しない方法もある。
まとめ
冷蔵庫の処分方法にはさまざまな方法がある。まず、チェックしておきたいのは下取りを実施しているヤマダ電機のサービスだ。下取りにはいくつかの条件があるが、条件を満たしていれば、売却して手軽に冷蔵庫を処分することができる。
家電リサイクル料や運搬費用も収集運搬費用も節約できるので、かなりお得度の高いサービスだと言えるだろう。買取専門店、オークションサイト、フリマアプリなどのサービスもおすすめとなっている。
これらのサービスを利用する場合には高値で売却するコツがある。こちらのサービスを利用する場合は、査定額を少しでも上げるためにチェックポイントは押さえておきたいところだ。冷蔵庫を処分する際には以上のようなポイントを踏まえ、自分に合った賢い方法で処分すると良いだろう。
