近頃人気の高まる格安スマホは、ビックカメラやヤマダ電機といった家電量販店でも買うことができる。MVNO会社の直営店や中古スマホ販売店とは少し異なる存在となる家電量販店についても、利用のメリットはいくつかある。
また最近では格安スマホだけでなく格安SIMに力を入れる家電量販店も増えているため、従来と比べるとサービスの拡充が図られていると捉えて良いだろう。今回は、これから家電量販店で格安スマホを買おうと考える皆さんと一緒に、こういった店舗を利用するメリット・デメリットや、おすすめ店の特徴を確認していきたい。
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家電量販店で格安スマホを買うメリット・デメリット
格安スマホの購入先として選択される家電量販店には、下記5つのメリット・デメリットが存在する。
入りやすい
家電量販店における最大のメリットは、入店しやすい点だ。フロアの一角に設けられている格安スマホコーナーは、家電やパソコンを見に来たついでに立ち寄りやすい場所にある。
またMVNO会社が運営する独立店舗と異なり、わざわざドアを開けて入店する必要もないため、「格安スマホがどんなものが気になる」とか「将来の購入に向けてパンフレットをもらいたいだけ」といった皆さんにも利用のしやすい存在となるだろう。
地方都市にも店舗がある
地域の人に「電気屋さん」と呼ばれることもある家電量販店は、地方都市にも出店している。また人口10万人ぐらいの地方都市であれば、市内に複数の家電量販店が参入する傾向があるため、いくつかの店舗をまわることで地方在住の皆さんでも格安スマホの比較検討がしやすくなると言えるだろう。
品揃えが豊富
品ぞろえについては賛否両論ある。例えば、秋葉原や新宿、横浜などにあるビルタイプの大型店舗には、多彩な格安SIMの契約ができる専用カウンターとともに、国産・海外製両方のSIMフリースマホが販売されている。これに対して地方都市に存在する店舗の場合は、SIM・スマホ端末両方において若干種類が少ないこともあるようだ。
こうした形で立地環境や店舗のコンセプトによって販売商品が変わってくる家電量販店は、どのお店を利用するかが重要になるとも考えられる。
ポイントがつく
ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ノジマ、ケーズデンキ、エディオンといった大手家電量販店には、何らかのポイントサービスが用意されている。これらの店舗で格安スマホを購入すれば、次回以降の買い物や割引特典として使えるポイントがつく。
また商品によっては購入代金の10%もの高いポイントがつくこともあるため、家電やパソコンなどを買う機会の多い人には特に家電量販店利用がおすすめとなるだろう。
専門店と比べると店員の知識が低いことがある
口コミなどを見ていると、家電量販店はスマホ専門店と比べて店員の知識が若干低いと感じるユーザが多い実態に気付かされる。
しかし、家電量販店各社が競うように格安SIMや格安スマホの新サービスを始めている今の時代は、スマホ専門店と家電量販店における店員やサービスの質の違いについても、少しずつ開きが少なくなってきていると捉えて良いだろう。
修理交換、操作方法などのサポートに劣る部分もある
格安スマホとMVNOのセット販売を目的とした家電量販店は、初心者向けの各種設定や取扱い説明といった有償サービスにあまり重きをおかない傾向もある。
これに対して中古・新品両方を取扱うSIMフリースマホ専門店では、その場で仕上がるiPhone修理などの受付も行っているため、万が一壊れた時の対応に不安がある場合は、購入前に保証やサポート内容について確認しておくようにして欲しい。
ヨドバシカメラ
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国の店舗に専用カウンターを設けるヨドバシカメラは、格安スマホの販売力の高い家電量販店だ。通信なんでも相談カウンターと呼ばれるコーナーでは、格安スマホの販売だけでなくセット契約のできる格安SIMの提案、相談受付などもおこなっている。
また各種SNSアカウントの設定や修理受付といったアフターサービスもできる体制としているため、ヨドバシカメラは初めて格安スマホにチャレンジする皆さんでも安心の家電量販店になるだろう。
ホームページから店舗在庫を調べられる
ヨドバシカメラの最大の魅力は、ネット通販も可能なホームページから検索した商品の店舗在庫や受取状況を確認できることだ。このシステムを活用すれば、「WEBサイトに載っていた格安スマホが店舗に行ったら販売されていなかった!」などのトラブルを防げる。
また受取状況では、「30分以内にご用意できます」といった明確な表示が行われているため、ヨドバシカメラを利用すれば店舗で無駄な待ち時間も生じにくいと捉えて良いだろう。
ビックカメラ
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対策
各MVNO会社の専用カウンターを設けるビックカメラも、格安スマホ販売に力を入れる家電量販店だ。ASUS、FREETEL、HUAWEI、モトローラ、ZTE、COVIAといった幅広いメーカーを取扱うビックカメラは、なるべく多くのSIMフリースマホを手に取りたいと考える皆さんにもおすすめ度の高い家電量販店となる。
またヨドバシカメラと同様にホームページから在庫のある店舗を探すこともできるため、確実に商品を入手可能といった意味でも利用のしやすい存在になりそうだ。
BIC SIMによる割引特典やキャンペーンが多い
自社ブランドの格安SIM「BIC SIM」を取扱うビックカメラでは、この商品とセットの格安スマホを安く売る傾向がある。BIC SIMというのは、IIJmioとビックカメラの提携商品だ。
2017年2月には初期手数料を1円、通信容量を半年間2倍にするキャンペーンなども実施しているこのブランドは、安くお得に格安スマホを使いたいと考える皆さんにとっては、高いメリットがあると言えそうだ。
コジマ
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対策
ビックカメラの傘下であるコジマにも、格安スマホやMVNOの相談ができるBIC SIMカウンターが新規設置され始めている。
格安SIMとのセット販売
コジマのデジタルチラシでは、FREETELの格安スマホとY!mobileのSIMとのセットがたったの100円で販売されている。またコジマでもビックカメラグループのポイントが付く形となるため、安くお得に格安スマホを手に入れたいと考える方々には利用のメリットの高い家電量販店になるだろう。
ちなみにコジマではAndroidスマホ・iPhone・iPad購入のお客様向けに現金買取10%増額チケットもプレゼントしているため、MNPの際に古いスマートフォンを売却すれば更に安値で新しい端末が入手できると言えそうだ。
ジョーシン(上新電機)
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対策
関西を中心に展開しているジョーシンは、MVNO会社との提携キャンペーンやポイントサービスで定評のある家電量販店だ。
携帯電話会社のポイント利用ができる
ジョーシンでは、格安スマホの購入時にdocomo、au、SoftBankなどのキャリア会社で貯めたポイントも使用可能としている。
またジョーシンカードとの併用で、楽天ポイントやdポイントを使う・貯めるといったこともできるため、家電量販店から付与されるポイントの使い道のない皆さんでも、効率よく消費や活用が可能と言えるだろう。
おまかせ訪問サポートも大人気
アフターサービスを重視するジョーシンでは、格安スマホの設定に悩むお客様向けに、大変便利な「おまかせ訪問サポート」という有償サービスを用意している。
基本設定とスマートフォンの操作方法の説明を行うこのサービスは、30分6,800円で提供されている。30分の追加料金を払えば人気アプリLINEのインストールやアカウントの取得設定作業などもしてもらえる。
エディオン
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ウイルス
対策
スマホ乗り換えのテレビCMを放映するエディオンも、おすすめ度の高い家電量販店だ。
エディオン セレクトスマホ
エディオンの「セレクトスマホ」は、格安SIMと端末をセット契約することで月額1,934円〜SIMフリースマホを使える独自のサービスだ。過去のプレスリリースを見てみると、CoviaやHUAWEIのAscend G6などがプランの対象機種となっているようだ。
エディオンの店舗には腕章を付けたMNPアドバイザーも在籍しているため、セレクトスマホを含めてわからないことがあれば気軽に質問をしてみて欲しい。
ケーズデンキ
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対策
※買取は実施していない。
楽天モバイル、UQmobile、Y!mobileといった人気MVNOを多数取扱うケーズデンキでも、話題の格安スマホプランを用意している。
ケーズデンキスマホ
この家電量販店で用意しているケーズデンキスマホは、ワイモバイルとセット契約することで月々1,980円〜格安スマホを使える人気プランだ。プラン専用に6つの機種を用意するケーズデンキスマホは、選択肢の豊富さといった意味でも多くのユーザから注目されている。
また2017年3月中旬には200店舗まで取扱店を拡大しているため、地方都市に住む方々でも利用のしやすい格安スマホ購入先になりそうだ。
あんしん電話サポート
ケーズデンキでは、格安スマホやパソコン、デジタル機器などの使い方や困り事のアフターケアを行う「あんしん電話サポート」というオプションサービスを販売している。
9時〜21時まで使い放題のこのサービスは、月々300円で加入できる。サポート料金の分割払いは業界初となるため、月々の負担を少なくアフターフォローを受けたいと考える方々でも加入のしやすいオプションになることだろう。
ヤマダ電機
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対策
47全都道府県に店舗を構えるヤマダ電機は、地方都市で暮らす皆さんでも利用のしやすい家電量販店だ。東京都中野や神保町にあるヤマダモバイルでは、格安スマホを中心とした携帯電話端末の販売や買取、格安SIMの契約などが行われている。
ヤマダニューモバイル
「スマートフォンの利用料金を安く提供すること」をコンセプトにするヤマダニューモバイルは、格安料金とシンプルなプランで定評のあるヤマダ電機独自の格安SIMだ。ヤマダニューモバイルのサイトでは、HUAWEI、FREETEL、富士通、Alcatelといった人気ブランドの格安スマホが紹介されている。
またこの店ではヤマダ電機オリジナルモデルのAndroidスマホやWindowsスマホも販売されているため、少し個性的な端末に興味のある人はサイトを覗いてみると良いだろう。
格安スマホにするならY!mobileがおすすめ
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対策
大手キャリアのソフトバンク回線を使用するY!mobile。キャッシュレス時代の現在、注目されているPayPayボーナスが付与されるキャンペーンやYahoo! JAPAN IDと連携するとバックアップ容量が無制限になる。
さらにヤフオクやをよく利用するという方にも月額462円のYahoo!プレミアム特典が使い放題になるのもメリットが大きいだろう。全国のソフトバンクショップにも併設されていることが多いので、トラブルの際に実店舗に行って相談することも可能だ。
中古スマホもチェックしてみよう
上記で紹介した家電量販店でお気に入りの格安スマホが見つからなかった方は、中古のスマホを個人で売買できるスマホのマーケット(スママ)を利用してみてはいかがだろうか。
スママはスマホ専用のフリマサイト。出品者と購入者の間に運営会社であるスママが入るので、トラブルなく安心してスマホを購入することができる。また、中古端末の種類も大変豊富なので、お気に入りのスマホを見つけることができるだろう。
買い手向けには端末の動作チェック、除菌、購入端末に適合する格安SIMカード購入の申し込みなどのオプションサービスが充実している。もし購入後に動作不良などがおこっても、返金保障があるので安心して利用できるのもポイントだ。
格安スマホ購入の際には中古スマホもぜひ視野に入れてみてはいかがだろうか。