現在、中古市場のスマホ・携帯電話の需要は高まりつつある。皆さんのなかにも中古端末を使用している方も多いのではないだろうか。そんな注目されはじめた中古端末だが、ドコモやauなどのキャリアに中古端末を持ち込んで契約すれば、そのキャリアの回線を利用できることはご存知だろうか。
今回は中古スマホ・携帯をドコモに持ち込んで契約する方法、中古端末の初期設定について調べたので、ぜひ参考にしてみてほしい。
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中古端末でキャリア契約するメリット
最近は、中古端末を持ち込んでキャリアと契約する人が増えているらしい。docomo、au、ソフトバンクの有名キャリアでも持ち込み乗り換えに対応している。まずは、この契約方法にどのようなメリットがあるか紹介していこう。
月額利用料金が安くなる
中古端末を購入する場合、端末代金を一括で支払うことがほとんどだ。キャリアで端末を購入して新規で契約すると、月々の利用料金の中に端末代金が含まれてしまうので、どうしても値段が高くなってしまう。しかし、中古端末は一括で支払うので月額の端末料金を払わなくて済み、結果として月額利用料金が安くなるのだ。
たとえばiPhoneの場合、本体代金が高価なため月の支払額も馬鹿にならない。しかし、中古品であれば、2~3割引き、状態によっては半額以下とかなり安く手に入るので、月額利用料金を抑えることができるだろう。
端末を複数台使うことができる
現在はiPhone、Android問わずさまざまなモデルが発売されており、レアなものやデザインが魅力的なものまで、とにかく色々な端末を使うことができる。
ソフトバンク契約したSIMカードは、端末に差し込めばすぐに使うことができる。さらに、端末をいくつ持っていようが、月々の支払い額は使用しているSIMカード分の値段しかかからないので端末1台分の支払いとなるのだ。
ドコモで契約する方法と流れ
まずは、中古端末を持ち込んでドコモと契約する方法を紹介する。手続きは簡単なので以下の手順を踏んで契約を行おう。
中古端末を購入する
最初に、使いたい中古端末を選んで購入しよう。購入方法は、中古スマホ販売店かネットオークションが主となるが、きちんと信頼できるところで購入することをおすすめする。
一つ注意しなければならないのが、ドコモが提供している通信方式に沿った端末でなければ契約できないということだ。たとえば、”au独自ブランドの端末”を持ち込んでも、ドコモの回線を使うことができないので利用不可となってしまう。また、中古端末を持ち込んで契約するには、SIMロックを解除しておくことを忘れないようにしよう。
専門フリマという選択肢もある
中古スマホを購入する際にぜひおすすめしたいのが、弊社が運営するスママという、スマホ専門のフリマサイトである。スママでは実に多種多様な端末が出品されており、予算に合わせて選びやすい特徴があるのだ。
中古品だけでなく新品未使用のスマホも多く出品されている。普通にお店で購入するよりもリーズナブルな価格で人気端末をゲットできる場合もあるので、ぜひとも参考にしてみてほしい。
ショップで契約する
中古端末を持ち込んでドコモの回線を契約するには、ドコモショップに行かないと契約ができない。家電量販店では受け付けていないので注意しよう。
ドコモの回線を持っていない場合は、使いたい端末を持って店頭に行き、契約をする。契約時に必要な持ち物は以下の通りだ。
ドコモの回線契約がない場合
ドコモに新規契約する方が必要な持ち物は以下の通りだ。ドコモの回線を契約していない場合は、代理人申請はできず、契約者本人のみしか契約できないので注意しよう。
- ・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- ・毎月の支払いに必要なもの(クレジットカード、キャッシュカードなど)
- ・SIMロック解除済みの使いたい端末
- ・新規契約事務手数料:3,000円
ドコモの回線契約がある場合
- ・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- ・毎月の支払いに必要なもの(クレジットカード、キャッシュカードなど)
- ・「FOMAカード/ドコモUIMカード」から「ドコモminiUIMカード」「ドコモnanoUIMカード」への変更をする場合は、「FOMAカード/ドコモUIMカード」が必要となる
- ・現在使用中の端末
- ・カード発行手数料:2,000円
本人確認書類は、組み合わせによって必要な書類が変わってくるので、公式サイトを参考にして間違いのないように用意しよう。
中古端末を手に入れたら初期設定しよう
中古端末を購入し、ドコモと契約をしたら初期設定しよう。初期設定に関して、いくつか手順があるので以下の点を参考に行ってみよう。
SIMカードを差し込もう
まずはSIMカードを差し込もう。基本的に中古端末は、SIMカードを差し込めばすぐに使えるようになる。しかし、なかにはSIMカードがロックされているものもあり、その場合はSIMロック解除を行わなければならない。
ただし、ドコモでSIMロックを解除できる機種は限られているので、お手持ちの端末は解除できるのかあらかじめ公式サイトで確認しておこう。
SIMロックを解除する方法
SIMロックを解除するには、ドコモショップに持っていく必要がある。お店の混雑状況にもよるが、スムーズにいけば10分程度で完了するようだ。このとき、解除したい端末と免許証などの本人確認書類が必要となる。また、手数料として3,000円かかるが、これは翌月利用料金で請求される。
必ずデータの初期化をする
中古携帯ショップで購入した端末であれば、基本的にどの端末もデータの初期化はきちんと行われている。しかし、ネットオークションやフリマアプリなどで購入したものに関しては、稀にデータが残っているケースがある。
データが残っていても問題ないと感じる方もいるだろうが、なかには不正アプリがダウンロードされたままになっていることもあるので、購入したらデータの初期化は行っておいた方がよいだろう。
端末別の初期設定の流れ
では、中古端末を購入してドコモと契約した後の流れについて紹介しよう。端末機種によって、初期設定の流れは異なるので、よく注意してほしい。
iPhoneの場合
- 1.SIMカードを差し込んで、電源を入れる
- 2.データを初期化する
- 3.サインイン画面で、自分のアカウントを入力
- 4.バックアップからデータを復元する場合は復元し、新規の場合は先に進む
- 5.設定からソフトウェアバージョンを確認して、最新のものにアップデートする
Androidの場合
- 1.SIMカードを差し込んで、電源を入れる
- 2.データを初期化する
- 3.Googleアカウントなどの情報を入力
ガラケーの場合
- 1.SIMカードを差し込んで、電源を入れる
- 2.暗証番号を入力(ドコモの場合は「0」「0」「0」「0」)
- 3.データを初期化する
以上の流れで中古端末の使用ができるようになる。
中古端末を持ち込んでドコモと契約する際の注意点
ドコモの中古端末を持ち込んで契約すると、月額利用料金が安くなったり、使いたい端末を好きなタイミングで使えるようになったりと何かと便利であるが、この契約にはいくつか注意しなければならないこともあるようだ。
ドコモの保証プランに加入するためには条件がある
ドコモは契約したSIMカードの種類によって、保証サービスが異なるようだ。キャリアのSIMカードを使っている場合は、基本的にドコモのサポートを受けることができるのでショップに問い合わせてみよう。
ただし、ドコモの保証プランに加入するには、契約時か契約から限られた期間内でないとサービスを受けることができない。また、月々の利用額から加算されるので、利用料金もいくらか高くなってしまうので注意しておこう。
赤ロムになると端末を新しくするしかない
中古携帯ショップにも保証サービスがある。内容や保証期間はお店ごとに異なるので確認してほしいが、中古端末を購入する上で誰にでも起こり得る可能性のあるものが「赤ロム」といわれるものだ。
赤ロムとは、月々の端末の分割支払いがしばらく滞ってしまうと、キャリアが遠隔操作によって端末を使用できないようにロックしてしまうこと。一度赤ロムになってしまうと、基本的に解除はほぼ不可能となり、新しく端末を購入しなければならなくなる。
中古iPhoneはアクティベーションロックに要注意
アクティベーションとは、iPhone独自の盗難防止システムだ。アクティベーションロックがかかっているとiPhoneを初期化しても、元所有者の「Apple ID」「パスワードの入力」が必要になり、ロックを解除しなければ使用することができない。
特にネットオークションでは出品者が「初期化さえしておけば大丈夫」と考えて、このロックを解除せずにiPhoneを出品してしまい、落札者が困るというケースが多いようだ。そのため、購入する際には必ず出品者にアクティベーションロックがオフになっているか確認することを忘れないようにしよう。
アクティベーションロックを解除するには、元所有者に連絡をとって、「Apple ID」「パスワードの入力」を聞き出すか、iCloud.comから「iphoneを削除」してもらうしか方法はない。このロックを解除するには、少々手間がかかるので、購入する際の確認を怠らないようにしよう。
中古携帯ショップによっては保証サービスがある
中古携帯ショップによっては、赤ロムになってしまった端末に対して、同じ機種か同等品に交換してくれるといった保証サービスが用意されている。これは、購入してからの期間は関係なくいつでも行ってくれるので、赤ロム保証のあるショップで中古スマホ・携帯を買うのが安心といえるだろう。
一方で、ネットオークションやフリマアプリで購入したスマホは、基本的に保証がついていない。そうなると赤ロムの端末は使用が不可能。お蔵入りとなってしまう。
中古端末を購入するときは慎重に
上記で紹介したように、中古端末はどのような機種でも赤ロムになってしまう可能性がある。そのため、中古端末を購入する際は十分に気をつけて買いたいものだ。
中古携帯ショップで購入する際には、赤ロム保証サービスが付いているか、しっかり確認すること。そしてネットオークションやフリマアプリなどで購入する場合は、「分割支払い中」と記載されている出品者に要注意しよう。
さきほど紹介したスマホのマーケットでは、赤ロム保証があるので、万が一購入した端末が赤ロムになってしまっても安心。徹底したサポート体制が整っているのだ。
格安SIMという選択肢も
スマホの価格を全体的に安く抑えたい場合の選択肢のひとつに格安SIMという方法もある。中古の端末を購入するもよし、旧型端末の新品を同時に契約するのもいいだろう。キャリアにこだわりが無いのであれば月々の支払い額は格段に抑えられるのだ。
格安SIMの中でも、知名度・人気ともに高まっているのがY!mobileだろう。旧型端末+SIMで契約すれば、赤ロムだった、アクティベーションロックがかかっていたという心配もなく、利用料が抑えられるのだ。
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まとめ
今回は中古スマホ・携帯をドコモに持ち込んで契約する方法、中古端末の初期設定について紹介した。中古端末を持ち込んで契約すると、月額利用料金が安くなったり、好きな端末を好きなタイミングで使えるようになる。しかし、慎重に購入しないと赤ロムになり、使用できなくなってしまう可能性もある。
どうせ使うものなら、信頼できる業者で端末を選びをすることをおすすめする。また、格安SIMを利用するという手段も検討してみてもいいだろう。