2020年に行われる第32回の夏季オリンピックが東京での開催が決定されることが決定し、日本中で大きな盛り上がりを見せている。2017年現在、急ピッチで準備が進められており、日本を含め世界中の人々の期待が高まっている。
東京オリンピックは今回で2回目。1964年に東京オリンピックが開催された際には、「オリンピック記念硬貨」が記念品として製造された。今回も2020年の東京オリンピックに伴って発行される記念コインがコレクターたちの間で話題になっているようだ。
そこで当コラムでは、そんなオリンピック記念コインの価値はどれくらいのものなのかを調べてみた。ぜひ1964年や2020年の東京オリンピックの記念コインをお持ちで買取を考えている方は、参考にしてほしい。
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記念コインとは?
記念コインとは「記念硬貨」とも呼ばれ、国家的行事や出来事があった際に記念として作られるコインのことである。たとえば、オリンピック開催、戦争の勝利、万博開催、W杯など行事や時代の象徴として作られる。そんな記念コインの価値はどれくらいなのか、今回調べてみたので紹介していく。
日本の記念コイン
日本の記念コインの歴史はまだ浅く、初めて作られたものは1964年に開催された「東京オリンピック記念コイン」である。
2016年時点で日本で発行された記念コインは、20種類程度だ。日本の記念コインは比較的新しいものが多いため、現存数もあり、手に入りやすいことが特徴だ。以下に日本で作られた記念コインをいくつか紹介する。
「2020年の東京オリンピック・パラリンピック記念硬貨」
東京2020競技大会記念貨幣は造幣局の公式サイトで紹介されている。
東京2020オリンピック競技大会記念千円銀貨幣(リオ2016-東京2020 オリンピック競技大会開催引継記念)は9,500円で販売されたようだ。それ以降、一万円金貨幣、千円銀貨幣、百円クラッド貨幣、千円銀貨幣、五百円バイカラー・クラッド貨幣などが第一次、第二次、第三次、第四次と再販されている。東京2020パラリンピック競技大会記念貨幣なども販売された。1万円金貨は第1次発行分のみとなっている。
金貨買取本舗という買取店の価格相場は以下となっていて、額面の4~6倍程度で買取されている。
- リオ2016-東京2020 オリンピック競技大会開催引継記念 千円銀貨:6,000円
- リオ2016-東京2020 パラリンピック競技大会開催引継記念 千円銀貨:4,600円
引用:金貨買取本舗
「1964年の東京オリンピック記念硬貨」
日本で初めて1964年に開かれたオリンピックとして、多くの国民から注目を集めた東京オリンピック。この東京オリンピックを記念して発売された硬貨は、日本で初めての記念コインである。
100円銀貨、1,000円銀貨の2種類で、記念硬貨収集ブームのきっかけになったコインなのだ。中でも1,000円コインは、収集ブーム最盛期で20,000円もの価値がつくほどだったそうだ。
「天皇陛下御在位六十年記念硬貨(10万円硬貨)」
天皇陛下御在位六十年記念硬貨は、1986年に昭和天皇の在位60年を記念して作られたコインだ。
500円、1万円、10万円硬貨がある。これは、日本で初めて1万円以上の記念硬貨が作られたことでも知られている。
さらに日本画家の平山郁夫がデザインを担当しており、日本で大変注目を集めた硬貨となっている。
「新幹線鉄道開業50周年記念貨幣」
新幹線鉄道開業50周年記念貨幣は、その名の通り、新幹線の開業50周年を記念して2014年に作られた貨幣である。
特殊な加工が施されたプルーフ仕様の1,000円銀貨、初のバイカラークラッド技術が用いられた100円硬貨がある。特に箱付きの1,000円銀貨やプラスティックケースに入ったミントセット100円硬貨は希少性が高く、高額で取引されているようだ。
世界の記念コイン
アメリカの記念コインの歴史は古く、沢山の種類のコインがある。
特に、ファーストレディ10ドル金貨は、コレクターたちに人気の硬貨である。2016年に発行されたもので18万円の値がつけられるなど、製造年が新しいものでも高額となっている。
コインは素人目ではなかなか判断が付きにくいので、記念コインをお持ちの方は専門の査定士に鑑定してもらうことをおすすめする。
東京オリンピック硬貨の買取相場
日本の記念硬貨の歴史はまだまだ浅い。しかし、実際の買取相場はどのようになっているのだろうか。2020年の東京オリンピックに向けて話題殺到となるであろう1964年の東京オリンピック硬貨の買取相場を、調べてみた。ぜひ、下記の参考買取相場を参考にしてみてほしい。
ネットオークション
ネットオークションには、記念硬貨のほかにも古銭やレア紙幣を含む多くのアイテムが出品されている。もちろん、東京オリンピック記念硬貨も出品している。そこで、ネットオークションでの東京オリンピック記念硬貨の落札相場を調べてみた(2017/05/23調べ)。
- ・東京五輪記念硬貨 千円銀貨 A級品位・・・2,200円
- ・昭和39年 東京オリンピック 1,000円硬貨・・・1,300円
- ・東京オリンピック 記念硬貨 100円 昭和39年・・・(ケース付き)…710円
- ・東京オリンピック 昭和39年 100円硬貨・・・180円
- ・昭和39年 東京オリンピック 記念硬貨1000円&100円セット・・・1,800円
上記で記載している通り、硬貨は1枚での出品よりも、10枚などのセットで買取してもらう出品が多かった。
買取業者
次に、買取業者の買取相場を紹介しよう。東京オリンピック硬貨の参考買取価格を100円硬貨、1000円硬貨に分けてまとめてみたので参考にしてみてほしい(2017/05/23調べ)。
- ・東京オリンピック記念 100円銀貨・・・100~140円
- ・東京オリンピック記念 1000円銀貨・・・1,110~1,410円
買取業者での東京オリンピック硬貨の買取は、各社あまり差がない。そのため、セットでなくても満足のいく価格で買い取ってもらうことができるのではないだろうか。
また、買取業者には目利きがあるため、東京オリンピック硬貨の正確な価値を見出してもらうことができるだろう。
東京オリンピックの記念硬貨買取におすすめの業者
東京オリンピック記念硬貨の「ネットオークションでの落札相場」と「買取業者での買取価格」を比較してみた結果、どちらで買取してもらったとしてもあまり大差はないように思えた。
ネットオークションで買取してもらうとなると、落札者とのやりとり・配送・手数料など手間と時間がかかってしまう。これらのことを考えると、買取業者で買取してもらった方がスムーズかつ負担が少ない買取方法と言えるだろう。
下記では、東京オリンピック記念硬貨の買取に対応している買取業者を紹介していくので、買取業者選びの際には参考にしてみてほしい。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
おたからやは、貴金属、宝石、ブランド時計、ブランドバッグ、切手、骨董品、絵画等の買取を行っている買取業者だ。店舗は全国規模で展開しており、買取店舗件数は全国1位になるほどだ。
買取方法は店頭買取、宅配買取、出張買取の3種類がある。梱包キットの送付、査定料、キャンセル料、買取額の振込手数料などがすべて無料となっているため、利用しやすいだろう。実際の支払いも即日現金払いのため、買取金額の振込をいつまでも待たなくて良い。突然現金が必要になった際などには、ありがたい支払い方法だと言える。
すべてのアイテムに専門の査定士がついているので、東京オリンピック記念硬貨の買取も安心して任せられるであろう。また、他社を圧倒する高額買取を売り文句としているため、高額買取を期待できると言えるのではないだろうか。
ボストン商会
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ボストン商会は、贈答品、アンティーク家具、家電、コレクター物、家具、書画、骨董の買取を行っている買取業者である。
八王子、あきる野市を中心に、東京都23区を含めた関東全域で展開している。出張買取は関東全域に対応しており、高価なものでなくても買取可能なので、大量に買取してもらいたい方におすすめだ。
ホームページでは、ボストン商会での買取の流れを細かく掲載されているため、ボストン商会で初めて買取してもらう際にも安心だ。
さらに、各地のお客さんから買取した商品の紹介などと言った買取実績の記載も多くあるため、自分の買取してもらいたいものがないかどうか探してみても良いだろう。そうすることで査定を受けずとも、おおよその買取価格を把握することができる。
リサオク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサオクは、携帯スマホから家電、楽器など幅広い商品の買取を行っている買取業者だ。ホームページに取扱商品を掲載しているので、ぜひお持ちの東京オリンピック記念硬貨も取り扱われているかどうか再確認していてほしい。
さらに、どのようにしたらより高額買取してもらえるのかのコツやポイントの掲載もあるため、ぜひ確認しておいてほしい。東京オリンピック記念硬貨の買取だけでなく、今後何か買取してもらいたいものがある際に役立つこと間違いなしの情報であろう。
買取方法は、店頭買取・宅配買取・出張買取の3種類の他、オークション買取という買取方法もる。
オークション買取とは、オークションで販売代行してもらい、その落札価格に応じて売却価格を決めることができるサービスだ。
発送料、返送料、出張費などは全て無料で買取してもらうのに費用がかからないので、一度査定の依頼をしてみてはいかがだろうか。
記念コインを少しでも高く買取してもらうためのコツ
東京オリンピック記念硬貨は比較的新しい硬貨なため、現時点では原価か、それより少し高値がつくほどである。しかし、状態の良いものである場合になると100円ほど査定額も変わってくる。
記念コインを少しでも高額で買取してもらえるようにポイントを紹介していく。
記念硬貨の保存状態を確認する
買取してもらいたい場合、まず査定前にアイテムの状態を綺麗に掃除するのは常識だ。
硬貨もまた、少しでも綺麗な方が見栄えは良いと思われる。しかし、下手に磨いてしまうと傷がついてしまう可能性があるので注意が必要となるのである。極力自分で磨かず、ジップロックやケースに入れて保管するようにしよう。
どうしても磨きたい場合は、重曹と水を入れた鍋にコインを入れ、15~20分ほど煮た後、布でやさしく汚れを落とす方法がある。
付属品はそろえるようにする
ケースなどの付属品がある場合は、買取してもらう際に一緒に出すと高く買取してくれるので、捨てずに保管することをおすすめする。
特に、記念硬貨を購入した際にもらったであろう保証書などがプラスで一緒に持ち込まれると買取金額アップに繋がることがある。なぜなら、保証書はその硬貨を正規ルートで購入した証明となるため、本物であるという証明になるからだ。もしない場合は、見つけてから買取してもらった方がより良い条件での買取に成功することができるだろう。
タイミングを見極めて買取してもらおう
東京オリンピックの記念コインは、日本で初の記念硬貨とされ、収集ブームが起こり2万円近い値段で取引されていた。しかし、現在はその収集ブームも去り、大体元値で取引されていて、高額値はあまり見込めないようだ。
記念硬貨は行事があると発行される。2020年に東京オリンピックが開催されるということで、その東京オリンピック記念硬貨もまた製造されるようだ。
その製造と出回りの際に、1964年開催の東京オリンピック記念硬貨も再び注目され、価格も高騰してくると予想できる。そのため、1964年東京オリンピック硬貨を買取してもらうことを考えている方は2020年の東京オリンピック開催前後が買取してもらうには良いねらい目だといえるだろう。
まとめ
今回、東京オリンピック記念硬貨の価値をまとめてみた。この硬貨は比較的新しく、手に入りやすいため、まだ高額での買取は見込めないようだ。
しかし、この東京オリンピック記念硬貨は2020年に開催される東京オリンピックの際に再び注目されること間違いなしだろう。保存に気をつけ、より高額で買取してもらえるタイミングを見計らって、高額査定を目指すと良いかもしれない。
実際に買取業者を探す際には必ずいくつかの買取業者にお持ちの東京オリンピック記念硬貨の価値を聞きに行ったり、査定をしてもらうようにしよう。