「引っ越しが決まって不要品を処分したい」「子供の成長に合わせ模様替えをしたい」「ぜんぜん使ってない」などの事情があり、モノを捨てて処分したいと考えたとき、「もしかしたら、お金になるのかな」なんて考える人も多いはず。また、大きなゴミだと処分に余計な費用が掛かってしまう。処分するのでなくできれば買取依頼を申し込むなど、売ってお金に換えたほうがいいだろう。
そう考えたところで、どこでどのように買取依頼をすればいいのかわからないこともあるだろう。ジョン記事では、その方法とポイントについて紹介しよう。今回は特に、処分に困るものの高値になりやすい「仏像」に関しての買取知識を紹介。ポイントについては、しっかり押さえておくといいだろう。
本記事のポイント
- 三越が12億円越えの仏像を落札したことがある
- 仏像にも流行があり様式などで時代を見極められる
- 同じ時代でも作家ごとに特徴が出やすいパーツとは?
CONTENTS
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どのような仏像が高い買取金額になるのか?
では、次に仏像の買取査定のポイントについて紹介をしておこう。仏像はどのようなところが査定対象になるのかを知っておくことで、損するリスクを減らすこともできるだろう。買取査定のポイントは掴んでおくべきだ。
仏像に使われている素材は買取金額に影響する
まず、仏像に使われている素材によって買取金額は変わるだろう。仏像に使われている素材は、金属、石、土、木、翡翠、漆、象牙など様々だ。当然、希少価値の高い素材であれば、それだけで買取金額は高いものとなる。
ただし、素材が安価であっても、古い年代の仏像でレアなモノもある。つまり、仏像に使われている素材で年代や時代が特定できる理由から、仏像の買取査定やプロの鑑定士の鑑定では、素材が重要な査定ポイントとなる。
仏像の様式も買取金額に影響する
仏像の様式も買取金額に大きく影響してくるものだ。先述した仏像の素材によって年代や時代を特定できると紹介したが、仏像の様式によっても、年代や時代は特定できる。様式も買取査定では重要なポイントとなってくるものだ。
奈良時代から平安時代にかけて胸にも厚みが出てきます。平安時代になるとさらに太り、縦・横が同じくらいの太さになります。平安時代の後期になると、中国の影響を受けていた時代から打って変わり、日本独自に発展していき、仏像が奈良時代よりもすらっと痩せます。そして、飛鳥時代のように再び、胸を引いてお腹が少しでた形になりました。鎌倉では再び縦に太り、奥行きが作られるようになりました。中国を意識した宋風の彫刻様式も、鎌倉地方で生まれています。
その様式は仏像の手の組み方、顔の細かな表情、衣装など様々なもので特定できる。また、その年代や時代では珍しいポーズだった場合、レアなモノとして高価な買取金額になる可能性もあるだろう。また、仏像は、仏以外にも、如来、菩薩、明王、天部、七福人などその種類は多く、そういった種類においても、買取金額は大きく変わってくるものだ。
このような査定は多くの知識や教養などが必要なため、素人には判断しにくいものではあるが、ある程度ポイントを掴んでおくことは、買取で損をしないために大事なポイントだろう。
仏像の状態が大事
ここまで、仏像の買取において高価な買取金額になる可能性のある仏像について紹介してきた。やはり、どんな仏像であっても「状態」は買取査定で大事なポイントだ。どんなに珍しい仏像であったとしても、保存状態が悪いものであれば、買取金額は減額するだろう。
例えば、仏像に汚れ、傷、割れ、欠けなどの部分があれば減額となってしまう。買取依頼に申し込む前、できればキレイな状態にしておくべきだろう。このような「状態」に関しては仏像のみならず、買取全般で、最も大事なポイントである。
仏像は作家によっても買取金額が変わる
この仏像の買取では、「誰が作ったものなのか」というところも、査定基準となっており、高価で買取をされる作家の作品もある。
付属品があれば、買取査定でプラス評価になる
よく、箱やケース、保証書があれば買取金額がプラスになると言われるが、この仏像の買取においても同じことが言える。では、仏像の買取での付属品とはどういったものなのかということだが、仏像が入れてある箱、箱ではなく包むための布、また作家の銘、刻印などを証明するようなものがあれば、買取金額もプラスとなる。付属品が手元にある場合は忘れないようにしておこう。
買取依頼を複数で行うべき
ここも、買取における基本的なポイントである。買取依頼を申し込むなら、一つだけではなく、複数で買取依頼の申し込みをしたほうがいい。なぜなら、店舗やショップによって買取金額には大きな違いがあるからである。
その店舗やショップの在庫状況などや売れゆきにより、買取に力を入れているモノには違いがある。もしも、仏像の買取を強化したい店舗であれば通常よりも、高い金額で仏像を買い取って貰える可能性がある。必ず複数で買取査定をして、出来るだけ高い金額で買い取って貰える店舗やショップに売ったほうがいいだろう。
仏像の買取相場はどれくらいの金額?
仏の買取金額をどれくらいなのだろうか? ショップや店舗によって大きく変わるというのが正直なところではあるが、いくつかのショップでの仏像の買取実績を参考にして下調べをしてみた。
仏像の買取実績での金額は、数千円から高い値のもので1,000万円くらいまでの金額で買取されているようだ。ただし、古美術などの芸術に関わる買取相場は非公開のところも多く、公開されている情報が多くないため、目安とはならないかもしれない。例えば、著名な運慶が作ったとされる木彫りの仏像「大日如来座像」は、約12億7800万円で大手百貨店・三越が落札したことが報じられている。あくまで、参考までにしておくのがいいだろう。
査定・買取相場例
- 作家不詳「仏像」520万円(八光堂)
- 作家不詳「金の仏像とおりん」381万円(おたからや)
- 作家不詳「純金の仏像」325万円(おたからや)
- 作者不詳「24金(純金) 仏像 総重量450.6g」185万円(なんぼや)
- 作家不詳「ブロンズ仏像 明王坐像」170万円(八光堂)
- 高村光雲「木彫仏像」35万円(八光堂)
仏像はどこで売るのがいいのか?
まず、そもそも「仏像は売れるのか」「仏像は売っていいものなのか」と思っている方も多いと思うが、仏像は売れるものだ。仏像は古美術・仏教美術として価値が高いものもあり、需要がある。絵画や骨董品などと並んで、仏像は高額で売買されることがあるモノと言える。
仏像を売る手段とメリット・デメリット
ひとえに仏像を売るといっても、さまざまな手段がある。それぞれの手段にメリット・デメリットがあるため、特徴をしっかりと把握した上で仏像を売りに出すことをオススメする。ここでは、「ネットオークション」「フリマアプリ」「専門の買取業者」のメリットとデメリットを挙げていく。
ネットオークションのメリット・デメリット
ネットオークションとは、インターネットサイト上で物の売買ができるオークションサービスだ。一般人も商品の出品に参加できるため、「物を売って現金化したい」「いらない商品を処分したい」といった方からも人気がある。国内の有名なネットオークションサービスは、Yahoo! JAPANが運営している「ヤフオク!」であり、1999年に提供を開始して以降、利用者が増え続けている。
そんなネットオークションのメリットとして挙げられるのが、時間や場所関係なく、商品を出品できる点である。インターネットの特性上、ネット回線に繋がっていれば、いつどのような場所にいたとしても、商品の出品作業ができる。「買取を行っている店舗が近くにない」「昼間は時間が取れないため店舗に行けない」といった事情を抱えている方にもぴったりなサービスである。
一方、ネットオークションのデメリットとして挙げられるのは、出品作業を行うのに手間がかかる点だ。ネットオークションサイトに登録して、掲載する用の商品を撮影し、商品の説明文を入力するなど、さまざまな作業が発生する。初心者は出品が完了するまでに時間がかかる恐れがあるため、時間に余裕があるときに利用することをオススメする。また、仏像は特殊な配送物のため、安価な宅配サービスは使えない。その結果、送料が高くなってしまうデメリットもある。
フリマアプリのメリット・デメリット
フリマアプリとは、インターネット上で一般人同士の物の売買を可能にしたフリーマーケットのようなサービスだ。現在、フリマアプリは急速に普及しており、利用者・出品数ともに伸ばし続けている。国内最大のフリマアプリ「メルカリ」は2013年7月にサービス提供を開始し、急速に普及している。このことから、人々のニーズが大変高いことが伺える。
そんなフリマアプリのメリットは、ネットオークションと同じように、出品する時間や場所を問わない点だ。昼間に買取店舗にいく時間がなくても、仏像を販売できる。また、ネットオークションと違って、出品作業が簡素化されているのもメリット。速いと5分ほどで出品が完了するだろう。そのため、電車の待ち時間などの空いたタイミングや、都合の良いタイミングを見つけて出品作業が行える。
一方、フリマアプリのデメリットとして挙げられるのが、値段が安価になりやすい点だ。専門の買取業者とは違ってフリマアプリにはプロがいないため、仏像の価値を理解してもらえずに高値で売れない可能性がある。また、ネットオークションで先述した通り、送料を自分で負担するとなると、(仏像によるが)大きく重いため送料が高くなる。
専門の買取業者のメリット・デメリット
専門の買取業者のメリットは、何と言ってもプロが査定してくれることにある。プロが仏像の価値を理解した上で買取査定額を提示するため、高値で売れやすい。また、買取業者には日々多くの商品が持ち込まれる。査定や買取手続きも慣れていてスムーズであることから、トラブルは発生しにくい。
一方、専門の買取業者のデメリットは、店舗が近くにない可能性がある点だ。大きくて重い仏像を査定してもらいたい場合は、遠い店舗まで持ち込みをしなくてはならない。しかし、メール査定や電話査定など、店舗に行かなくても買取査定をしてくれる業者もあるため、検討してみてはいかがだろうか。
仏像は買取・鑑定業者を検討すべき
仏像を現金化するにあたって、「どこで売ればいいのか」「買取依頼に申し込めばいいのか」という疑問があるだろう。結論から言うと、それぞれの手段のメリットとデメリットを踏まえ、仏像は仏像専門で買取を行っている買取業者へ買取依頼を申し込んだほうがいい。
もちろん、現在人気のネットオークション・フリマアプリなどで出品して売る方法も一つの手段だと言えるが、あまりオススメはしない。なぜならば、個人間でのやり取りとなると、市場価値がわかっている場合は少なからだ。出品側、入札側で相当な知識や真贋の能力があれば話は別ではあるが、そのようなケースはネットオークション・フリマアプリの市場では、かなり稀で、損をしやすいと言える。
やはり、仏像といった古美術、仏教芸術品は、プロに鑑定してもらうことで、もしかしたら、思っている以上の高額な金額での買取となる可能性が高い。つまり、それだけ仏像の鑑定、買取査定は素人には難しいものなのである。
仏像の買取を行っている買取業者を紹介
ネットオークション・フリマアプリであれば、損をしてしまうリスクも高まるため避けたい。そして、できれば仏像を専門に買取を行っている買取業者へ依頼の検討をすべきだろう。仏像の査定をして貰うなら、以下の買取業者がおすすめだ。
総合美術買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
各ジャンルに特化した専門の鑑定士が在籍している。確かな眼で高額査定を実現しているようだ。日本全国、さまざまな買取方法で対応している。
岩田美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
岩田美術は、兵庫県姫路市周辺で骨董品や美術品を高額で買い取っている業者だ。不要になった骨董品や陶磁器、美術品や絵画など幅広く買い取りに対応している。初めての人にもおすすめ。
浅草 蓬莱洞(ほうらいどう)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
業界屈指の鑑定歴40年以上を誇る鑑定士が価値を見出してくれる。仏像鑑定に特化しているため全国の自治体や企業からも依頼が度々あるようだ。
金・銀・プラチナ買取110番
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
金や銀、プラチナ製のおりんや仏像、茶釜、線香差し、ロウソク立て、仏飯器、香炉、鈴台、仏鈴、仏膳腕など仏具品の買い取りに対応しているようだ。
LINE査定に対応している買取業者
古美術 永澤
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
専門スタッフが丁寧に高価買取を実現。出張買取や持ち込み鑑定会はもちろん無料。買取専門の美術商に鑑定してもらう価値あり。
ますけん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
骨董品・中国骨董・古美術・コレクションなどなど、幅広いジャンルの買い取りに対応。見積もりももちろん無料であるため、依頼しやすい。
出張買取に対応している買取業者
古美術 山水
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
豊富な知識と確かな鑑定力で、他店よりも高く評価してくれるようだ。さらに日本全国の出張買取に対応。
古美術廻(めぐる)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
無料の出張買取と宅配買取をおこなっている古美術廻は、仏像のほか、甲冑や日本刀、刀装具、火縄銃、茶道具、煎茶道具、掛け軸、絵画といった多様な古美術を買い取っている業者だ。
まとめ
ここまで、仏像を高く売るためのポイントについて紹介してきた。まず言えることは、買取市場で仏像の需要度は高いということだ。仏像の処分に困って知人に無償で譲るという手段もいいが、仏像を買い取っている買取業者は多く、モノによっては非常に高い金額で買い取って貰えるものであるため、覚えておこう。
もしも、買取依頼に申し込むのであれば、仏像の「状態」に気を配り、供箱、供布、台座などの付属品は忘れないようにしておくべきだろう。
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買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策